プログラマーはどんな仕事?具体的な業務内容、やりがいを紹介

公開日: 2022.11.27
更新日: 2024.01.29
プログラマーはどんな仕事?

「プログラマーは、どんな仕事をするんだろう」
「具体的な業務内容や、やりがいが知りたい」

と思うことはありませんか?

プログラマーの仕事内容を知りたいと思っても、専門的内容が多くわかりづらいですよね。

では、プログラマーは実際にどのような仕事をおこなうのでしょうか?

そこで今回は、

  • プログラマーの具体的な仕事内容
  • 業務のやりがいや厳しさについて
  • プログラマーに向いている人の特徴

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プログラマーの仕事内容が具体的にわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーは何をする?業務内容を紹介

プログラマーを目指す男女

ここでは、プログラマーの具体的な仕事について紹介していきます。

  1. プログラマーの具体的な仕事内容
  2. プログラマーの種類

プログラマーとは、どのような業務をおこなうのか気になる方は、ぜひ参考にしてください。

順番に紹介していきます。

1.プログラマーの具体的な仕事内容

プログラマーとは、仕様書に基づいてプログラミング言語を活用し、サイトやシステムなどに関する業務をおこなう方のことです。

使用する言語は、下記のように案件によって変わり、専門的知識を常に求められます。

プログラミング言語

主に利用する分野

HTML/CSS

  • Webサイト

Java

  • Web・スマホアプリ
  • 業務システム
  • 組み込みシステム

JavaScript

  • Webアプリ
  • Webゲーム

PHP

  • Webアプリ
  • グループウェアシステム

Ruby

  • Webアプリ

Python

  • Webアプリ
  • AI(人工知能)

C言語

  • 電子機器
  • 家電製品
  • ロボット
  • ソフトウェア
  • OS開発

コンピュータを使って、

  • プログラミング言語を書き込む
  • バグを見つける
  • 修正をおこなう

など、1人でおこなう仕事もあれば、チームで連携することも。

つまり、プログラマーはただ業務を淡々とおこなうだけでなく、日々考えながら業務に取り組みます。

2.プログラマーの種類

取り組む仕事内容によって、プログラマーの名称が変わり、多種多様なプログラマーが存在します。

プログラマーの名称 仕事内容
Web系プログラマー Web制作やSNSのページ作成
組み込み系プログラマー 電子機器・家電製品の制御
アプリケーションプログラマー 幅広いアプリの開発
汎用系プログラマー 金融機関やクレジットカードが用いる機能の開発
通信系プログラマー 通信状況に関する機能の開発
ゲーム系プログラマー ゲームに関する構築・開発
オープン系プログラマー 複数からアクセスできる仕組みの構築
セキュリティ系プログラマー 情報漏洩やサイバー攻撃を防ぐ

仕事内容によって、仕事量や責任感も大きく変わるので、収入面や働き方の差があることも。

どのプログラマーも、現代では必要不可欠な存在です。

プログラマーの職種とはプログラマーの職種とは?仕事内容や言語・年収・おすすめ試験を徹底解説

プログラマーの仕事のやりがい3つ

プログラマーの仕事にやりがいを持つ男女

ここでは、プログラマーの仕事のやりがいについて、解説していきます。

  1. 人の役に立てる
  2. 自分の市場価値が高まる
  3. 年収が上がる可能性が高い

どのような仕事の楽しさが存在するのか、気になる方は見ていきましょう。

1.人の役に立てる

プログラマーの仕事のやりがいは、人の役立つ業務をおこなっていることです。

人々の生活を支えているという事実が、自己肯定感の高まりに繋がります。

プログラマーは、

  • テレビ
  • パソコン・スマートフォンなどの電子機器
  • 冷蔵庫・電子レンジなどの家電製品

など、日常茶飯事に活用するものにも、プログラミングを構築しています。

自身が携わったものが、多くの人々の役に立つので、大きなやりがいと言えるでしょう。

2.自分の市場価値が高まる

業務をおこなうことで、市場価値が向上することが挙げられます。

なぜかというと、プログラマーの仕事に取り組むことで、自分の成長もできるからです。

自己成長をしながら能力を発揮できることで、市場価値も高められます。

成果が認められることで、実績も積み重ねられるので、プログラマーのやりがいとなります。

3.年収が上がる可能性が高い

プログラマーの仕事のやりがいは、給料が上がる可能性が高いことです。

収入面が増えることで、生活の質も向上し、心に余裕が持てます。

また、プログラマーのスキルは副業としても活用しやすいので、Wワークやフリーランスの道も切り拓きやすいでしょう。

年収アップを目指せることは、プログラマーのやりがいに繋がります。

プログラマーの仕事のきつさ3つ

仕事に追われるプログラマー男性

ここでは、プログラマーのやりがいの裏にある大変さについて、紹介していきます。

  1. 納期に追われる
  2. 生活習慣病になりやすい
  3. 常に学ぶ姿勢を忘れてはいけない

ひとつずつ見ていきましょう。

1.納期に追われる

プログラマーの大変さとして、納品日までに追われることです。

締切厳守の仕事のため、業務中は常に緊張感やプレッシャーを抱えてしまいます。

例えば、チームで業務をおこなっている際に、自分の分の仕事を終わらせても周りの方が完了していなければ、サポートをしなければいけません。

仕事量によっては残業が続いたり、徹夜をしたりするケースもあるので、体力がなければ苦痛に感じてしまうでしょう。

2.生活習慣病になりやすい

プログラマーは、生活習慣病になりやすいことが挙げられます。

その理由は、常にパソコンと向き合い、座っておこなう業務が多く、運動不足になりがちだから。

長時間のデスクワークによって、

  • 眼精疲労
  • 血流の流れの悪化
  • 腰痛や肩の疲労

など、健康への悪化を引き立てることも。

運動不足によって生活習慣病になりやすいことが、プログラマーのきつさと言えるでしょう。

3.常に学ぶ姿勢を忘れてはいけない

プログラマーのきつさとして、常に学ぶことを継続しなければいけないことです。

IT業界では、新しいトレンドや流行をいち早く吸収しなければいけないため、学習意欲を怠ってはいけません。

最新の技術だけでなく、新しいプログラミング言語への理解を求められるケースもあります。

業務外でも、学ぶ姿勢を忘れてはいけないことに大変さを感じるプログラマーは、少なくないでしょう。

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プログラマーの業務内容に向いている人3選

プログラマーに向いている男女

プログラマーの仕事は、楽しさだけでなく厳しさもあるため、プログラミングの知識以外にスキルも求められます。

ここでは、大変な仕事を乗り越えるために必要なスキルについて、紹介していきます。

  1. 新しいトレンドに敏感
  2. 論理的思考で物事を考えられる
  3. コミュニケーション能力が高い

自分にも当てはまるものがあるか、見ていきましょう。

1.新しいトレンドに敏感

プログラマーの仕事に向いている人の特徴として、新しい流行にいち早く知れる方です。

なぜかというと、IT業界では常に新しい情報や技術が生まれるため、すぐに理解しなければいけないからです。

新しいトレンドを知らなければ、

  • 他社にクライアントを取られてしまう
  • 仕事を任せてもらえなくなる
  • 給料アップが厳しくなる

といった、デメリットが発生することも。

このようなことから、新しいトレンドを敏感に知れる方がプログラマーに向いていると言えるでしょう。

2.論理的思考で物事を考えられる

論理的思考、別名・ロジカルシンキングで、順序を立てながら物事を考える方はプログラマーに向いています。

その理由は、エラーやバグに対しての原因の追求や、目的のための思考回路が求められるからです。

プログラミング言語を用いるエラーやバグでは、何かしらの理由が存在するので、物事をひとつずつ理解しなければいけません。

そのため、プログラミングの技術を用いるためには、論理的思考は必要となるスキルです。

3.コミュニケーション能力が高い

プログラマーの仕事に向いている人の特徴として、人との円滑な会話ができる方です。

なぜかというと、プログラマーの業務は1人ですべてをするのではなく、チームプレイで取り組むことが多いから。

仕事をおこなう際は、

  • Webサイトやアプリのデザインを考える、Webデザイナー
  • 全体の流れを確認する、システムエンジニア
  • 統括をおこなう、プロジェクトマネージャー

など、さまざまなスキルを持った方たちと案件やプロジェクトに関わります。

仕事を1人でおこなうわけではないため、コミュニケーション能力を持っている方はプログラマーに向いています。

プログラマーの仕事に対しておすすめの試験3選

試験勉強をするプログラマー

ここでは、プログラマーの業務を円滑に進めるためにおすすめできる資格について、解説していきます。

資格の有無でもプログラマーの仕事は可能ですが、持っていることで有利に働くことが多いです。

  1. ITパスポート試験
  2. 基本情報技術者試験
  3. 情報セキュリティマネジメント試験

順番に解説していきます。

1.ITパスポート試験

ITパスポート試験は、プログラマーとして働く上で最初に取るべきおすすめの資格と言われています。

その理由は、経済産業省が認める国家資格だからです。

資格を持つことでITに関する知識だけでなく、下記のスキルも習得するため、将来エンジニアになる方にもおすすめできます。

  • 企業の活動
  • 経営の戦略
  • 会計や法務

そのため、どんな資格を目指すべきか悩んでいるプログラマーに、おすすめできる資格です。

2.基本情報技術者試験

プログラマーにおすすめの資格として、基本情報技術者試験が挙げられます。

学ぶことによって、IT業界に関連する技術の基礎や仕組みを理解できるからです。

コンピュータだけでなく、

  • システム
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ

など、さまざまな基礎も学習できるため、プログラミング初心者にもおすすめできます。

基本情報技術者試験の習得は、プログラマーとしての基礎を理解しているとも言える証明になるでしょう。

3.情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、プログラマーにおすすめの資格です。

なぜかというと、情報セキュリティに関する企業・会社への就職や転職に有利になるから。

出題内容は、以下の内容が上げられ、難易度がやや高いと言われるものの合格率は半分以上を超える試験です。

  • 情報セキュリティの対策や管理
  • テクノロジ
  • マネジメント

資格を取得することで、セキュリティに関連する知識を持つ証明となります。

ですので、今後のキャリアアップや年収アップを目指したいプログラマーにおすすめです。

プログラマーに資格はいらない?プログラマーに資格はいらない?資格を取るメリット5選と取得するタイミングを徹底解説

プログラマーのキャリアプラン

プログラマーの仕事内容を考える男性

ここでは、プログラマーのキャリアプランについて紹介していきます。

  1. エキスパート系プログラマーを目指す
  2. システムエンジニアを目指す
  3. プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを目指す

プログラマーとして、実績を積んだ後のプランを見ていきましょう。

1.エキスパート系プログラマーを目指す

プログラマーのキャリアプランとして、エキスパート系プログラマーを目指すこともおすすめです。

その理由は、近年ではシステムが多様化・複雑化したことで、需要が高まっているから。

エキスパート系プログラマーとは、

  • 医療
  • 建築
  • 金融

など、幅広い特定分野の経験を積み、熟練となった方を指します。

プログラマーの専門的スキルを極めて、エキスパート系プログラマーになるのも良いでしょう。

2.システムエンジニアを目指す

よくあるキャリアプランでは、プログラマーからシステムエンジニアを目指すことです。

なぜかというとシステムエンジニアは、プログラマーよりも多くの業務をおこなう上位職だから。

システムエンジニアになることで、

  • クライアントとのヒアリング
  • 仕様書や設計書の作成
  • プロジェクト管理

といった、開発の全般にかかわる業務に取り組むため、スキルを伸ばせるでしょう。

プログラマーに比べて年収も上がるため、システムエンジニアを目指す方は多いです。

3.プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを目指す

プログラマーのキャリアプランとして、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを目指す方もいます。

プロジェクトを完遂させるためにチームの統括をする、責任者を目標とすることで仕事に対しての意識が向上します。

プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーになるためには、

  • データベースを扱う技術
  • 品質管理に携わる知識
  • サーバーの設計や構築、セキュリティに関するスキル

など、さまざまなスキルが必須になりますが、仕事のやりがいも大きくなるでしょう。

プログラミングに関する上位職を目標とする場合、おすすめできるプランです。

まとめ:プログラマーの仕事内容は職種別に変わるが、やりがいがある

本記事では、プログラマーの仕事内容や厳しさ、やりがいについて解説しました。

  • 関わる業務によって、学ぶべきプログラミング言語は変わる
  • プログラマーの仕事は、人々だけでなく社会貢献にも繋がる
  • 納期に追われたり、体を酷使したりする場面も少なからずある

プログラマーの職種によって、必要な知識や業務内容は変わりますが、充実感や達成感を得られる仕事です。

社会の役に立てることから、楽しさだけでなく常に成長を感じられる仕事です。

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