エンジニアとして、勉強をしないとどうなるかを徹底考察
「エンジニアとして勤め始めたけど、なかなか勉強のやる気が起きない」
「学習の意欲が湧いてこない」
と思うことはありませんか?
空いている時間で自分のために学習しようとしても、本当に時間を割いてまでやるべきなのかと迷ってしまいますよね。
では、エンジニアがそもそも学習するべきなのは、どのような理由があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 新人エンジニアが勉強しなければならない理由
- エンジニアがスキルアップするためのコツ
- エンジニアとして環境を変えるべき人の特徴
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニアにはなぜ学習が必要で、どのように学習するのが良いのかがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
新人エンジニアが勉強しないといけない理由5選
こちらでは、新人として勤め始めた方が、なぜ勉強しないといけないのかの理由をお伝えしていきます。
継続的に勉強を続けるのは大変なので、なぜ勉強するのかを明確にしましょう。
- 情報の入れ替わりが激しい
- 覚える量が多い
- 仕事をしながら学べるとは限らない
- 知識は経験を積むための土台である
- できるようにならないと楽しく感じられない
ひとつずつ見ていきます。
1.情報の入れ替わりが激しい
勉強をなければならない理由として、情報の入れ替わりが激しいことが挙げられます。
情報の入れ替わりが激しいため、勉強を怠ると、すぐにわからないことだらけになってしまうのです。
仕事で教わることももちろんですが、自ら最新の情報を取ってくるようにしなければなりません。
情報が常にアップデートされるエンジニア業界で、新しい知識を入れ続けるための学習は必須です。
2.覚える量が多い
覚える量が多いことも、勉強しなければならない理由のひとつです。
職場で覚えた気になっていたことも、休みの間に忘れてしまう場合もあります。
一日のうち、たくさんの時間を割く必要はありませんが、一定時間学んだことを見返すようにしてください。
覚えたことを忘れないために復習しましょう。
3.仕事をしながら学べるとは限らない
仕事をしていれば、必ず学べるという訳ではありません。
仕事によっては、作業系の業務で、同じことを繰り返しおこなわなくてはいけないこともあるからです。
とくに新人であれば、できる業務も少ないと判断され、コーディングなどの作業系の仕事が多いことが想定できます。
インプットする機会を別に作らなければ、学べないことも多くあるのです。
4.知識は経験を積むための土台である
知識がなければ、経験を積む機会がもらえません。
なぜなら、経験は業務から得ることになり、まったく知識が無い方は任せてもらえないことが多いからです。
勉強を怠らないことで、任される業務の幅が広がり、さらに経験値を上げられます。
たくさんの経験を積むためにも、知識は最低限つけなければならないのです。
5.できるようにならないと楽しく感じられない
勉強を継続しておこなう理由として、わかるようになると楽しくなってくることが挙げられます。
なぜ楽しくなるかと言うと、自分の成長が実感できたり、仲間の社員はもちろん、クライアントに役立てたりすることを身にしみて感じられるから。
わからないことをわからないまま放っておいても、失敗ばかりでつまらないのです。
学習し知識レベルが上がれば、その分今の仕事を別の角度から楽しめるようになるでしょう。
【2022年10月最新】エンジニアあるある24選を徹底紹介エンジニアとしてスキルアップをするためのコツ7選
エンジニアとしてスキルアップするためのコツをご紹介します。
ただやみくもに学習するだけでは、効率良い勉強方法とはいえません。
ひとつずつ、確認しながら正しく学習を進めましょう。
1.業務外の時間を活用する
休みや夜間などの業務外の時間を上手く活用しなければなりません。
なぜなら、仕事中は目の前の業務に集中しなければならないからです。
業務時間外では以下のようなことにチャレンジできます。
- 技術書で学ぶ
- 無料サイトを活用する
- プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールでも、仕事をしている方向けに、夜間や休日に対応可能なものもあります。
独学の学習に行き詰まってしまった方は、検討しても良いでしょう。
2.アウトプットの機会を作る
スキルアップするには、インプットだけでなく、アウトプットの機会を作りましょう。
アウトプットすることで、記憶に留めておきやすくなったり、情報が整理できたりするからです。
例えば、以下のようにアウトプットの場を作ります。
- ブログを書く
- 解説動画を作る
- プログラミング講師などの副業を始める
- 知人や家族に教えてみる
インプットしたことをアウトプットする習慣がつけば、成長のスピードも大きく向上します。
3.目標を明確にする
エンジニアとしてのスキルアップを目指すなら、目標を明確にしましょう。
目標を明確にすることで、現状で何をしなければならないかがはっきりするのです。
漠然と勉強するのではなく、目的意識をもって、学習に臨みましょう。
4.相談相手を見つける
相談相手を見つけることで、あなたのスキルアップを図れます。
なぜなら、わからないことを即座に聞けたり、次に何をすべきかを的確にアドバイスしてくれたりするからです。
相談相手には以下のような人たちが妥当と言えます。
- エンジニアとして経験がある知人
- 勤め先の先輩
- プログラミングスクール講師
- プログラミングスクールアドバイザー
親身になって相談に乗ってくれる人を見つけましょう。
5.ポートフォリオを作る
スキルアップするためには、自分のポートフォリオを作ることも大切。
その理由は、今何ができるのかが明確になるからです。
ポートフォリオを作ると、自分のスキルを客観的に見れます。
手間と時間はかかりますが、定期的にポートフォリオを作るのをおすすめします。
6.副業で案件を受注する
エンジニアとしてスキルアップするなら、副業で案件を受注してみるのも良いでしょう。
副業でできる案件では、今の仕事で任されている仕事以外のことにも携われるからです。
アウトプットの機会にもなり、学んだことを存分に発揮できます。
勤め先で問題にならない範囲で、副業を始めてみるのもおすすめです。
7.健康に気を使う
エンジニアとして長く働き、スキルアップがしたいなら、健康に気を遣う必要もあります。
健康を損なってしまえば、それまで積み重ねた経験やスキルを失うことにもつながるからです。
目的は今無理をするのではなく、長く働き、成長し続けること。
がむしゃらに勉強するだけではなく、自分の体調管理もしっかりとおこないましょう。
エンジニアの副業の探し方5選とは。おすすめの副業やエージェントも紹介エンジニアとして環境を変えるべき人の特徴5選
こちらでは、エンジニアとして環境を変えるべき人の特徴について紹介していきます。
自分のやる気が大切とはいえ、環境が良くなければ成長スピードも遅くなるのです。
- 作業が多く、エンジニアのスキルが向上していない
- 労働環境が辛く、勉強する気力がない
- 給料が上がらず、モチベーションが下がってきた
- 新しいものを学ぶワクワク感が減ってきた
- 仕事ではなく、人間関係でストレスを感じることが多い
ひとつずつご覧いただき、当てはまるところがないか確認しましょう。
1.作業が多く、エンジニアのスキルが向上していない
作業が多く、エンジニアのスキルが向上していないと感じる人は今の職場を離れるべきです。
仕事を作業と感じてしまうのは、学びが少ないということ。
新人のうちに作業は必要なものの、あまりにも長くさせられているのなら、環境を変えることも視野に入れましょう。
2.労働環境が辛く、勉強する気力がない
環境を変えるべき人の特徴として、労働環境が辛く、勉強する気が起きない方も挙げられます。
勉強しなければという気持ちはあるものの、残業が続いて、体力的・精神的に、その余裕がなくなってしまっているのです。
身体が壊れてしまっては元も子もありません。
勉強したいのにできないのなら、できる環境に身を移しましょう。
3.給料が上がらず、モチベーションが下がってきた
成果が正しく給与に反映されず、モチベーションが下がってきたという方も環境を変える方が良いでしょう。
なぜなら、モチベーションが下がってしまうと、プライベートでの時間の使い方などにも影響してしまうから。
モチベーションが下がっているのは環境が大きな原因のひとつです。
勉強したいという気持ちがあるのなら、勉強のモチベーションを維持しやすい環境へ移ることをおすすめします。
4.新しいものを学ぶワクワク感が減ってきた
環境を変えたほうが良い人の中で、ワクワク感が減ってきた人もいるでしょう。
なぜワクワク感が減っているかというと、以下のような理由が考えられるからです。
- 成長が感じられない
- 自分の限界や将来が見えてきてしまっている
- 失敗が怖い
いい意味では安定している状態ともいえますが、多少不安な状態にいてこそ、成長しようと思えるのです。
成長を臨んでいるのなら、ワクワク感が減ってきた時点で環境を変えようとしても良いかもしれません。
5.仕事ではなく、人間関係でストレスを感じることが多い
仕事ではなく、人間関係でストレスを感じてしまう人も、環境を変えたほうが良いでしょう。
ひと目ばかり気にしていても、自分のスキルやキャリアが向上していきません。
もちろん会社に所属しているからには、役に立つことも大切です。
ただし、周りばかり気になって、自分の成長に集中できないのであれば、環境を変えてみるのもひとつといえるでしょう。
プログラミング以外で将来のために身につけるべきスキル5選
こちらでは、プログラミングスキル以外で、将来のために身につけるべきスキルを紹介していきます。
なぜなら、エンジニアとして働くとしても、プログラミングスキルだけでは、キャリアが積み上がっていかないからです。
- マネジメント力
- コミュニケーション力
- ロジカルシンキング
- 自己管理能力
- 語学スキル(英語)
それぞれのスキルがどのように役立つのかも含めて、見ていきましょう。
1.マネジメント力
エンジニアとしてキャリアを積み上げるのなら、マネジメント力を身に付けましょう。
なぜなら、プログラマーをまとめるチームリーダーやプロジェクトリーダーへの道が開けるからです。
プロジェクトリーダーはより需要が高いので、収入アップにも繋がります。
マネジメント力を身につけて、より需要の高い立場を目指してください。
2.コミュニケーション力
コミュニケーション力も、エンジニアには必要不可欠な能力です。
その理由として、チームでプロジェクトを進めることが多いことが挙げられます。
どれだけスキルがあったとしても、チーム内でのコミュニケーションが円滑に取れなければ、評価が下がることもあるでしょう。
コミュニケーション力を身につけて、スキルにふさわしい評価を得られるように努めてください。
3.ロジカルシンキング
エンジニアとしてキャリアを積んでいくのなら、ロジカルシンキングを身につけておく必要があります。
ロジカルシンキングを身につけることで、以下のようなことが期待できるからです。
- 目標達成率が上がる
- チームの組織力を向上させる
- 問題解決力が上がる
ロジカルシンキングにより、現状から目標までの道筋を正しく組み立てられるようになります。
なので、ロジカルシンキングを身につけることはおすすめです。
4.自己管理能力
自己管理能力も身につけておくと、良いでしょう。
なぜなら、新人のうちは人に管理してもらえても、立場が上がれば、自分で自分を管理しなければならないから。
スキルがあっても、管理能力が低ければ、立場が上がりにくくなります。
自己管理能力を身につけて、早い段階でのキャリアアップを狙ってください。
5.語学スキル(英語)
語学スキル(とくに英語)を身につけておくと、エンジニアとしてのスキルアップにも繋がります。
その理由は、英語が読めれば、情報収集ができる媒体が広がるからです。
海外のサイトや参考書などにも、たくさんの有効な情報が出ています。
少しずつでも英語で情報収集して、英語力も上げることをおすすめします。
ロジカルシンキングを身につける5つのメリットを解説!フレームワークや注意点も紹介まとめ:エンジニアが勉強しないのは、自分のためにならない
当記事では、新人エンジニアが勉強しないとどうなるのかや、勉強するとしたらどんなことを学べば良いのかについて解説してきました。
- 新人エンジニアは、勉強することで仕事が楽しくなってくる
- エンジニアがスキルアップするには、アウトプットを意識する
- エンジニアとして環境を変えるべき人の特徴は、成長が感じられていない人
エンジニアとして働き始めると、日々が大変で、なかなか休みに勉強する気も起きないでしょう。
ただし勉強しないと、できることが制限されて、どんどんつまらなくなってしまう可能性があります。
自分の仕事をより楽しくし、キャリアもあげていくために、少しずつでも良いので勉強を継続するのがおすすめです。