ITパスポートの試験日はいつ?合格するメリットや注意事項も合わせて解説
「ITパスポートの試験日が知りたい」
「ITパスポート試験で気を付けるべき点は何だろうか」
と思うことはありませんか?
ITパスポート試験に向けて勉強をしようとしても、その試験日や申し込み方法などで迷ってしまいますよね。
では、ITパスポート試験での注意点にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- ITパスポート試験についての基本事項
- ITパスポートに合格するメリット
- ITパスポート試験の申し込み方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、ITパスポート試験に向けた準備方法が理解できます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ITパスポート試験で知っておくべき基本事項5選
ITパスポート試験で知っておくべき基本事項についてご紹介します。
試験日も含めた基本的なことを知っておけば、準備がスムーズに進むでしょう。
- ITパスポート試験とは
- ITパスポート試験の合格基準
- ITパスポート試験の受験日
- ITパスポートの試験会場
それぞれ見ていきます。
1.ITパスポート試験とは
ITパスポート試験とは、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構が主催するITの基礎知識を測る国家試験です。
12ある情報処理技術者試験の中でも、1番基礎的な資格で、すべての社会人や学生を対象にしています。
ITパスポートに向けた学習をすることで、以下のような知識が身につきます。
- 情報システム
- ネットワーク
- データベース
ITパスポート試験は、ITに関わる人はもちろん、関わらない人でも身につけるべき基礎的なことが問われている試験といえるでしょう。
2.ITパスポート試験の合格基準
ITパスポート試験の合格基準は、全体で1,000満点中600点以上、かつ、出題される分野ごとの評価点が1,000点満点中300点以上です。
問題数は全部で100問あり、出題される分野は以下の3つです。
- ストラテジ系:経営戦略について
- マネジメント系:経営管理について
- テクノロジ系:科学技術について
全体では60%で合格とされますが、各分野の幅広い知識が必要になります。
3.ITパスポート試験の受験日
ITパスポートの試験日は、週に1〜2回設けられています。
なぜそれだけの頻度があるかというと、コンピュータを利用して実施できるCBT方式を採用しているからです。
例えば、東京の会場では以下の曜日のうち、週1〜2回試験日が設けられていることが多いです。
- 水曜日
- 土曜日
- 日曜日
ただし各会場で正確な試験日は異なりますので、申し込み時に希望の会場での日時を必ず確認してください。
4.ITパスポートの試験会場
ITパスポートの試験会場は、47都道府県それぞれに用意されています。
少なくとも各都道府県に一会場はあり、東京都になると16会場が準備されています。(2022年12月時点)
会場ごとに試験日が異なるので、最寄りの会場がわかったら、日付けも頭に入れておくと良いでしょう。
ITパスポートの難易度は?勉強時間や合格率を詳しく解説ITパスポート試験に合格するメリット5選
ITパスポート試験に合格するメリットを見ていきましょう。
メリットを理解すれば、試験を受けるかで迷っている方も、判断しやすくなります。
- ITの基本が身につく
- 就職で有利になる
- 収入アップの可能性がある
- 大学で単位が取得できる
- 幅広い分野に詳しくなる
ひとつずつご覧ください。
1.ITの基本が身につく
ITパスポート試験に合格すると、結果としてITの基本が身につくというメリットがあります。
なぜなら、ITパスポート試験は、基本が身につくように作られているからです。
IT分野での詳しい出題範囲を見てみると、以下のとおり。
- システム開発技術
- ソフトウェア開発管理技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
ITの知識がないという方でもチャレンジすることができ、合格に向けて勉強すればITの基本が身についています。
2.就職で有利になる
就職で有利になるのも、ITパスポート試験に合格するメリット。
なぜ有利になるかというと、募集要項にITパスポート合格者を歓迎するという要件が入っている会社があるからです。
ITパスポートに合格することで、知識があることを客観的に示せるのです。
就職や転職を考えているなら、実績だけでなく、客観的な根拠としてのITパスポート試験合格を目指しても良いでしょう。
3.収入アップの可能性がある
ITパスポート試験に合格すれば、収入アップの可能性があります。
ITパスポート試験の合格を、昇給の条件にしている会社もあるからです。
転職する気がないとしても、ITパスポートを取得すれば、知識が付くだけでなく、収入が上がる可能性があります。
情報処理技術者試験の登竜門とも言われる試験で、一般企業など、どの業界でも活かせる資格なのです。
4.大学で単位が取得できる
大学での単位が取得できるのも、ITパスポート試験合格のメリットといえます。
すべての大学ではありませんが、単位として認めている大学もあるのです。
例えば、以下のような大学です。
- 駒澤大学
- 関東学院大学
- 中京大学
大学生であれば、単位として認めてもらえるか、通っている大学を一度調べてみてください。
5.幅広い分野に詳しくなる
ITの中でも幅広い分野に詳しくなれるのは、ITパスポート試験の特徴です。
試験の難易度が低い分、どの分野にでも役立てられる初歩的なことを学べる形式になっています。
学べる分野の例は以下のとおり。
- ITの基礎知識
- 経営戦略
- 企業コンプライアンス
- 情報セキュリティ
- 財務
さまざまな分野が学べるので、とくに初心者の方におすすめです。
大学生におすすめのプログラミング資格5選|取得のメリットやその方法も解説ITパスポート試験に申し込む方法
こちらでは、ITパスポート試験に申し込む方法を説明していきます。
申し込み方法を事前に理解しておけば、決断したときにすぐに行動に移せるでしょう。
- 試験の申し込み方法
- ITパスポート試験でかかる費用
- ITパスポート試験の持ち物
- ITパスポート試験で使用禁止のもの
それぞれ見ていきます。
1.試験の申し込み方法
試験の申込方法は、以下の手順です。
- ITパスポート試験公式サイトの受験申し込みページへアクセス
- 利用者メニューへログイン
- 受験関連メニューから受験申し込み へ進む
- 受験の地域と会場を選択
- 試験日・試験開始時刻を選択
- アンケート回答・内容の確認
- 支払方法の選択と手続き
申し込みが完了すると、その旨を記載したメールが届きます。
メールを確認し、確認票をダウンロードできれば、申し込みは完了です。
2.ITパスポート試験でかかる費用
ITパスポート試験でかかる費用は、受験費用の7,500円(税込)です。
支払方法は以下の3つ。
- クレジットカード払い
- コンビニ払い
- バウチャー(チケット)利用
コンビニでは、別途払込手数料がかかることも頭に入れて準備します。
受験料のほかに参考書を買ったとしても、費用がそこまで高くない点は、ITパスポート試験の魅力でしょう。
3.ITパスポート試験の持ち物
ITパスポート試験の持ち物はこちらになります。
- 確認票
- 有効期限内の写真付き身分証明書
- 鞄(試験で使わないものをしまうため)
忘れると試験が受けられませんので、事前に準備をしておきましょう。
パソコンの画面上で解答を選択していくCBT試験なので、筆記用具を持参する必要はないです。
一応、メモ用紙やペンは会場で用意する備品となっています。
4.ITパスポート試験で使用禁止のもの
会場で使用禁止なものは、前もって確認しておきます。
以下のものは持ってきたとしても、使用することや机上に置いてはいけないからです。
- 電卓
- スマホ・携帯電話
- 腕時計
時間はパソコン上でわかりますので、不要なものは持っていかないようにしましょう。
IT業界に入るには!5つのポイントや業界の知識・資格についても解説ITパスポート試験での受験時の流れ
こちらでは、ITパスポート試験での受験時の流れをご説明します。
当日にやることがわかっていれば、試験に集中できるでしょう。
- 受付を済ませる
- 与えられたPCにログインする
- 試験結果を確認する
- 合否発表を見に行く
- 合格証明書を発行する
ひとつずつご覧ください。
1.受付を済ませる
当日、会場に到着したらまずは受付を済ませます。
開始30分前から入館可能で、受付では以下の2つを使用します。
- 確認票
- 本人確認用の身分証明書
できるだけ時間に余裕を持って、受付を済ませましょう。
2.与えられたPCにログインする
受付を済ませると、座席がわかりますので、使用するPCにログインします。
ログインには、以下の情報を入力が必要です。
- 受験番号
- 利用者ID
- 確認コード
注意点としては、5回以上間違えるとロックがかかり、受験者だけでは解除ができません。
しっかりと確認しながら入力してください。
3.試験結果を確認する
試験が開始され、終わりまで進むと、採点結果が自動的に表示されます。
コンピューターでおこなっているCBT試験なので、結果がその場でわかるのです。
その場で印刷などはできませんが、ホームページから採点結果の確認も可能。
ただし、結果はあくまでも採点結果なので、合否については翌月まで待ちましょう。
4.合否発表を見に行く
受験翌月の15日前後に、公式ホームページへ合否を見に行きます。
合格者には、経済産業大臣から情報処理技術者試験合格証書の交付がありますが、ホームページを見るほうが郵送よりも早く確認できるからです。
受け取った合格証書は再交付できませんので、きちんと保管して管理する必要があります。
有効期限はないため、就職・転職活動で活用していきましょう。
5.合格証明書を発行する
もし合格証書をなくしたり、もう一枚必要なったりしたときは合格証明書を発行できます。
合格証明書とは、申請しない限りもらえないものです。
合格者から申請し、交付手数料700円払えば、1週間程度で手元に届くでしょう。
合格発表があってから2週間ほど経ったら、申請可能になります。
ITパスポート試験で気を付けるべきこと2選
ITパスポート試験で気を付けるべきことを見ていきましょう。
うっかりしていると、申し込んだにも関わらず受験できないことがあり得るからです。
- 必要書類や情報をチェックする
- 申し込み内容の変更期日を忘れない
それぞれ必ず目を通しましょう。
1.必要書類や情報をチェックする
必ず必要な書類や情報をチェックしましょう。
当日試験会場にいっても、忘れてしまうと受験できない可能性があります。
以下は、試験に必要とされている持ち物・情報です。
- 試験日
- 確認票
- 写真付き身分証明書
試験日は週に2回以上ある会場もあります。
初めての方は、試験会場と日にちを間違えないようにしましょう。
2.申し込み内容の変更期日を忘れない
申し込み内容の変更期日を忘れないようにしましょう。
もし期日を過ぎてしまうと、どんな理由で行けなかったとしても再申し込みや支払いが必要になります。
変更期日は試験日の3日前までです。
自分がわかる所にメモするなり、必ず頭に入れておきましょう。
まとめ:ITパスポートの試験日は会場によって異なる
当記事では、ITパスポートの試験について、知っておくべきことや注意点をご紹介してきました。
- ITパスポート試験はコンピューターでおこなうCBT方式の国家試験
- ITパスポート試験に合格することで、ITについての基礎知識が身につく
- ITパスポート試験の申し込み方法は、公式サイトからおこなう
ITパスポート試験は、初心者向けのITに関する幅広い知識が身につく試験です。
多くの大学や企業で評価される人気の資格のため、IT関連業務で学んだ知識を活かせるでしょう。
試験会場は全国にあり、試験日は会場により異なります。
近くの会場の試験日を調べて、チャレンジしてみることをおすすめします。