ITとは?その定義や関連するビジネス用語まで徹底的に解説

2024.01.04
ITとは?

「ITの定義が知りたい」
「ITについて知っておくべきことは何だろうか」

と思うことはありませんか?

ITについて学習をしようとしても、何から学んでよいかで迷ってしまいますよね。

では、ITで覚えるべき用語にはどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • ITとは
  • ITを含む知っておくべき用語
  • ITに関わるビジネス用語

について詳しく解説します。

この記事を読めば、ITについての基礎知識が身につきます

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

ITについての基礎知識

ITとは何かを知る人達

ITについての知っておくべき基礎知識を見ていきましょう。

関連用語を見る前に、ITの定義を確認しておく必要があります

  1. ITとは何の略
  2. ICTとは
  3. IoTとは

それぞれ見ていきましょう。

1.ITとは何の略

ITとは、Information Technologyの頭文字を並べたもので、日本語では情報技術と訳されます。

インターネットやネットワークなどの通信、コンピューターなどを組み合わせた技術により、既存の仕組みを変えていく行為のことです。

例えば、以下のようなものをいいます。

  • インターネットを通じたリモート会議
  • 社内でファイルを管理するサーバー
  • ネット上で管理するカレンダー

情報技術を駆使して、既存の仕組みを変えていくことなのです。

2.ICTとは

ICTとは、Information and Communication Technologyの頭文字を繋げたもので、情報通信技術と訳されます。

情報の通信により、人とモノや人と人の間での情報を共有するのがICTの役割です。

例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • PASMOなどのICカード
  • 銀行のATM
  • Amazonなどの通販サイト

情報を共有しやすくすることで、人々の生活を豊かにしていくのが目的なのです。

3.IoTとは

IoTとは、Internet of Thingsの頭文字を取ったもので、モノのインターネットと訳されます。

家電や機器をインターネットと繋ぐことで、遠隔からでも状況を把握したり、操作したりできるようになるものです。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

  • 外からでも操作できるエアコン
  • ペットの様子を外からでも確認できるカメラ
  • 玄関ドアの閉め忘れをチェックするアプリケーション

モノの情報をインターネットから確認できるのは、IoT技術によるものです。

ITを含む知っておくべき用語7選

ITを活用する人達

こちらでは、知っておくべきITを含んだ用語をご紹介します。

関連する用語を理解することで、ITについての理解がさらに深まります

ひとつずつ見ていきます。

1.IT業界とは

IT業界とは、IT(情報技術)に関わるサービスを提供している企業群のことを言います。

他業界にあたる企業のIT化をサポートしたり、支援したりするのが主な役割です。

IT化が進んできているため、需要がますます高まっていて、人材不足が大きな悩みどころとなっています。

2.IT企業とは

IT企業とは、IT業界に属する企業のことを言います。

インターネットやソフトウェアなどに関わり、一般個人や事業者にITサービスを提供しているのです。

売上高も企業数も年々伸びてきているのが、今の日本の状況といえます。

3.ITベンダー

ITベンダーとは、ITに関わるプロダクトを作り、販売している会社のこと。

ベンダーとは、販売やプロダクトを提供している会社を意味するからです。

ITベンダーには以下のような種類があります。

  • システムベンダー
  • ソフトウェアベンダー
  • ハードウェアベンダー
  • シングルベンダー
  • マルチベンダー
  • システムインテグレーター

提供しているサービスの種類により、細かく種類が分かれているのです。

4.ITリテラシー

ITリテラシーとは、ITを理解したり、操作したりする能力のことを言います。

リテラシーが、読解する力を意味しているので、ITリテラシーは、ITを読解・理解する力といえるのです。

ITリテラシーは、高い・低いと表現されることが多く、それぞれITに詳しい・詳しくないことを表しています。

ITに関わることが増えている以上、ITリテラシーは高いのが望ましいといえるでしょう。

5.ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、ITに関わる分野やシステム導入をサポート・支援するコンサルタントのことを言います。

昨今では需要が高まっており、その理由は、IT化はしたいけれども、IT化の進め方がわからない企業が多くあるからです。

以下のようなITコンサルタントが存在します。

  • ITマネジメント戦略コンサルタント
  • CRMコンサルタント
  • ERPコンサルタント

さまざまな企業からのニーズにより、ITコンサルタントへのニーズは高まっているといえるでしょう。

6.ITガバナンス

ITガバナンスとは、会社のIT利用について、その方法や状況を監視・ルール決めをすることです。

企業の経営を監視・管理するコーポレートガバナンスから生まれた用語ともいわれています。

ITにより、個人情報を扱う機会なども増え、ますます需要が増えてきているのです。

7.グリーンIT

グリーンITとは、ITを活用した省エネで、地球温暖化の対策をすることを言います。

ITを活用し、さまざまな機器を制御することで、省エネを実現する仕組みです。

例えば、家電製品では過去10年と比較したときに約40-50%の省エネが実現できたと言われています。(環境省ホームページ)

グリーンITを通じて、環境に優しい仕組みを作っているのです。

IT業界に関わる知っておくべきビジネス用語7選

ITを学ぶ男女

IT業界に関わるビジネス用語も見ていきましょう。

ITという文字を含まなくても、IT業界に携わるなら知っておくべき用語があるからです。

それぞれご覧ください。

1.機械学習

機械学習とは、機械に学習させることで、データの規則やパターンを発見する、データ分析の手法のこと。

人の手でおこなうと何日もかかるものが、機械でおこなえば数時間で完了します。

機械学習は、店舗や自動車、ゲームなど幅広い分野で活躍している手法といえるでしょう。

2.ビッグデータ

ビッグデータとは、人では処理することが難しいほどの大量のデータを指している用語になります。

なぜ、ビッグデータが注目されているかというと、機械学習などのデータ分析で使うために、たくさんのデータが必要とされているからです。

国や公共の団体から公表されているものから、一企業が保持しているビッグデータなどがあります。

3.AI

AIとは、Artificial intelligenceの頭文字を繋いだもので、人工知能と訳されます。

人工知能は、自ら学習し、人間のような知能を持つコンピューターのこと。

スマートフォンにあるSiriなど、自動応答アプリケーションなどはその一例といえます。

4.ERP

ERPとは、Enterprise Resource Planningの頭文字を取ったもので、日本語では企業資源計画と訳せます。

企業にあるさまざまな業務を一元化し、効率化を測るためのシステムのこと

企業にあるさまざまな業務とは以下のようなものです。

  • 会計
  • 営業
  • 在庫発注や管理
  • 人事関連

ひとつのシステムに統合することで、無駄のない業務フローが作れるようになります。

5.SaaS

SaaSとは、Software as a Serviceのことです。

ンターネット上で提供されて、一般ユーザーが使用できるサービスのことを指しています。

特徴としては、以下のとおり。

  • インターネットでどこからでもアクセスできる
  • 個人はもちろん、複数人で同時に使える
  • 一からサービスを構築する必要がない

SaaSは多くのITベンダーがネットで公開しているサービスのひとつです。

6.Sler

Slerとは、クライアント企業が使うシステムの開発や運用を請け負う企業のことをいいます。

SIが、System Integrationを意味しているので、システム統合を請け負うという意味があるのです。

ITやシステムに詳しくない企業が、自身の事業を効率化するために、Slerにシステム開発や運用を依頼しています。

7.クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティングとは、コンピューターの環境をインターネット上で提供するサービスのこと。

クラウドとは雲のことで、共有された環境をインターネットを通じてどこからでも利用できることを意味しています。

例えば、

  • Googleドライブ
  • AmazonのAWS

などが例として挙げられます。

自社でサーバーを構築するのではなく、クラウドコンピューティングを活用する企業が増えてきているのです。

SIerをわかりやすく解説!SE・自社開発との違いや5つの問題点も紹介SIerを徹底的に解説!SE・自社開発との違いや5つの問題点も紹介

ITの導入事例5選

ITとは便利なものと知る人達

ITを導入した事例を見ていきましょう。

どんなところで役に立っているかがわかれば、ITを身近に感じられるはず。

  1. 製造業
  2. 医療関連
  3. 交通関連
  4. 旅館・宿泊業
  5. 飲食業

さまざまな業界での事例を見ていきましょう。

1.製造業

製造業のIT化への取り組みとして、日本全国にあるオフィスや工場などを一括して管理している例が挙げられます。

各エリアの現状や進捗をリアルタイムで確認し、余計な会議や指示待ちの状態を減らすのがその役割です。

ある工場で生産が間に合わないものも、状況がわかっていればほかの工場で追加生産ができます。

IT化により、情報共有を容易にし、業務がよりスムーズにおこなえるでしょう。

2.医療関連

医療関連の業種では、顧客管理やデータ管理をタブレットからアクセスできるようにしている事例があります。

日報の入力や患者情報の確認などをタブレットでおこなえることで、隙間時間を有効に活用できるのです。

紙の保管場所や書類を探す時間の削減などにも繋がっています。

3.交通関連

交通関連の業界では、顧客の支払い方法などがIT化しています。

支払い方法をIT化することで、現金の用意が不要になることはもちろん、ミスも減らせるからです。

例えば、以下のようなIT化が挙げられます。

  • 電車:PASMOなどのICカード
  • タクシー:アプリからの決済
  • レンタカー:ネット上で予約時に決済

支払いをスムーズに進めることで、担当者は業務により集中できるのです。

4.旅館・宿泊業

旅館や宿泊業では、インターネット上での予約ページを設置することなど、IT化での成功事例があります。

インターネットで予約できることで、電話対応や人によるミスが減らせたりするのです。

また予約管理のシステムなどと連携すれば、予約状況なども管理しやすくなります。

5.飲食業

飲食業のIT化での成功事例は、ホームページによる集客です。

ホームページをPCとスマホどちらからも見られるように作ることで、より多くの人に見てもらえるようになります

さらに予約フォームなども設置すれば、電話をしなくても予約できて、ユーザーの利便性が上がります。

IT業界5種

IT業界で働く男性

ここではIT業界の種類をそれぞれ説明していきます。

IT業界と一言でいっても、は5つも種類があるのです。

  1. ソフトウェア
  2. インターネット・WEB
  3. ハードウェア
  4. 情報処理サービス
  5. 通信

それぞれを理解して、ITにより詳しくなりましょう。

1.ソフトウェア

ソフトウェア業界の企業は、コンピューターのOSやアプリケーションに関わるサービスを提供しています。

会計ソフトや人事用の管理ソフトなどを必要としている会社がとても多いのです。

ソフトウェア業界の代表として、以下のような会社が挙げられます。

  • NTT DATA
  • 東芝テック
  • 日本オラクル

これからもますます需要が高まる業界といえるでしょう。

2.インターネット・WEB

インターネット・WEB業界には、インターネットに関わるサービスを提供している会社が属しています。

業務をおこなううえで、インターネットの活用は必須であるものの、詳しい人材がいない企業が多いからです。

例えば、以下のようなことをおこなっています。

  • ホームページ制作
  • インターネット広告
  • WEBアプリの提供

インターネットの活用が内製化できていない企業は、インターネット・WEB業界の会社に依頼せざるを得ないでしょう。

3.ハードウェア

ハードウェア業界の企業は、ハードウェア作りや販売を手がけています。

IT化を進めていない企業でも、PCや周辺機器などは必須の備品となっているからです。

ハードウェア業界では、以下のような知識が必要になります。

  • 電気分野
  • 生産管理
  • システム

ハードウェアはもちろん、機器に関わる知識が必要な業種です。

4.情報処理サービス

情報処理サービスの業界では、情報システムの企画や開発、導入をサポートします。

情報システムを取り入れるには、多くの知識やノウハウが必要なので、一般企業には難しいからです。

別名ではSIとも呼ばれ、システムにより、企業のIT化をサポートしています。

5.通信

通信業界には、インターネットやWi-Fiなどの通信回線導入や運用をサポートする企業が属しています。

現代の企業では、水道や電気と同様に、通信環境が必須の設備となっているのが、存在する理由です。

主な職種としては以下の通り。

  • ネットワークエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • データベースエンジニア
  • セキュリティエンジニア

多くの企業で必要とされ、社会的に意義のある仕事といえるでしょう。

it業界 ソフトウェア業界IT業界のソフトウェア業界とは?職種の内容や将来性を解説

IT業界についてよくある2つの質問

IT業界に疑問を持つ男性

こちらでは、IT業界についてよくある質問に回答していきます。

多くの人が悩んでいる疑問には、たくさんのヒントが隠れているのです。

  1. ITって簡単に言うと、何ですか?
  2. IT業界の中でも、必要な知識や専門性に違いってあるの?

それぞれご覧ください。

1.ITって簡単に言うと、何ですか?

ITを簡単に言うと、インターネットやコンピューターで、社会の仕組みをより効率化する技術といえます。

パソコンはもちろん、スマホの普及により、インターネットやコンピューターでおこなえることが増えてきているのです。

需要の拡大に合わせて、ITに関わる職種も増えてきています。

2.IT業界の中でも、必要な知識や専門性に違いってあるの?

IT業界の中でも、多くの職種が存在します。

新しい技術への入れ替わりも激しいため、すべての分野に精通することは不可能だからです。

例えば、以下のような職種があります。

  • システムエンジニア
  • Webエンジニア
  • データベースエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • ネットワークエンジニア

職種によって、ITのどの部分をサポートするのかが異なります。

it業界 儲かるIT業界で儲かるためにはどうすべき?狙い目の企業と、目指すべき職種6選を解説

まとめ:ITとは、インターネットやコンピューターに関わる技術のこと

当記事では、ITとは何かについて詳しく解説してきました。

  • ITとは、インターネットやコンピュータを使った仕組作りの技術
  • IT業界の中にもさまざまな職種がある
  • ITはほぼどの業界でも活用されている

ITやICTという用語は、ますますよく聞くようになりました。

ただ、意味も知らずに使っていると、コミュニケーションがうまく取れない場合もあります。

ITの定義についてはもちろん、関わる用語について意味を知り、IT化の流れに乗っかれるようにしておきましょう。

\プログラミングスクールを比較/

DMM WEBCAMP

COACHTECH

RUNTEQ

DMM WEBCAMP COACHTECH RUNTEQ
目指せる姿 WEBエンジニアへの転職
フリーランスエンジニア WEBエンジニアへの転職
分割払い
補助金 ×
転職保証 × ×
受講期間 12週間〜 3ヶ月〜 5ヶ月〜
特徴 【IT業界の転職を一番に考えたい方向け】
大手DMMが運営のプログラミングスクール
転職成功率98.8%
豊富なキャンペーンや補助金制度あり
【フリーランスを目指したい方向け】
フリーランスのエンジニアを最短で目指す
エンジニアと共に実際の案件開発を担当
【とことん勉強してから転職したい方向け】
1,000時間(約9カ月)のカリキュラムでしっかり勉強
企業の求める即戦力のWEBエンジニアを目指す
料金 329,350円〜
※給付金適用後
42万9,000円~ 55万円

公式HP

公式HP

公式HP

関連記事

資料請求

  • 短期集中で最速エンジニア転職を実現-転職成功者インタビュー一覧

    DMM WEBCAMPでは転職成功率98%を実現しています。本資料では、元警察官や元ラーメン屋など様々なバックグラウンドを持つ卒業生の声をお届けします。

    資料をダウンロードする
  • IT技術がもたらす3つの変化と身につけるべきスキル

    IT技術の発展により、今後10~20年程度で47%の仕事がなくなると言われています。どのような変化が訪れ、私達はどのようなスキルを身につけるべきかを解説します。

    資料をダウンロードする
  • 未経験がフリーランスエンジニアになる方法-年収アップで自由な働き方を手に入れる

    働き方改革やリモートワークの影響でフリーランスという働き方の人気は高まりつつあります。フリーランスエンジニアとして活躍するために必要な情報をお届けします。

    資料をダウンロードする

© 2024 WEBCAMP MEDIA Powered by AFFINGER5