IT企業の年収は高い?職種別年収や年収アップのコツを解説
「IT業界の年収は高いのだろうか」
「IT業界でも職種によって年収はどのくらい違うのか知りたい」
と思うことはありませんか?
IT業界への転職を検討しているものの、IT業界で本当に良いのかどうかで迷ってしまいますよね。
では、IT業界の年収はほかと比べてどのようになっているのでしょうか?
そこで今回は、
- IT業界全体の平均年収
- IT業界職種別の平均年収
- 年収アップのコツ
について詳しく解説します。
この記事を読めば、IT業界の中でも年収が高い職種がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
IT業界の平均年収について
こちらでは、IT業界の平均年収についてご紹介します。
ほかと比べて、高いのか低いのかを明確にしておきましょう。
- IT業界全体の平均年収
- IT業界5種
それぞれ見ていきます。
1.IT業界全体の平均年収
IT業界全体での平均年収は、500万円から550万円。
業界の人材不足により、他業界から比べても高くなっています。
その中でも、以下の職種が高いです。
- ITコンサルタント
- プロジェクトマネージャー
- セールスエンジニア
高いスキルや知識が身に付いていることはもちろん、コミュニケーション能力などが高いことが必要です。
2.IT業界5種
IT業界の種類についても見ておく必要があります。
なぜなら、業界や職種ごとに平均の年収が異なるからです。
以下がIT業界における5業種になります。
- ソフトウェア
- ハードウェア
- インターネット・Web
- 通信
- 情報処理サービス
業界ごとにいろいろな職種が存在しているのです。
IT業界のソフトウェア業界とは?職種の内容や将来性を解説職種別IT業界の平均年収7選
職種別にIT業界の平均年収を見ていきましょう。
IT業界の職種も複数あり、どの職種を選ぶかで年収が異なるのです。
ひとつずつご覧ください。
1.プログラマー
プログラマーの平均年収は、420万円から440万円となります。
ほかの職種と比べて低めの年収なのは、下流の工程を担当することが多いからです。
ただし、かなりばらつきもあるのが特徴なので、以下の要因により年収も変わります。
- 経験
- スキル
- 勤務先企業
年収アップを目指すなら、専門性を高めるか、チームをまとめられるポジションにつく必要があります。
2.システムエンジニア
システムエンジニアの平均年収は、470万円から490万円です。
ITで解決できることが増えていることから、システムエンジニアの需要も高まっています。
エンジニアの業務は多岐にわたり、以下のようなものが含まれます。
- 要件定義
- システムの基本設計
- システムの詳細設計
- テスト
システムエンジニアを経て、別の職種へステップアップする方もいます。
3.WEBデザイナー
Webデザイナーは、平均年収440万円から460万円が相場です。
IT業界の中で少し低めなのは、需要は高いものの、下流の工程が多いから。
スキルが上がれば上流から関わることができ、年収アップにもつながります。
まずは経験を積むことから心がけましょう。
4.WEBディレクター
Webディレクターは、平均年収490万円から510万円。
複数人と関わる必要があることから、希少価値が高く、比較的高めの年収となっています。
Webデザイナーなどで経験を積みながらも、コミュニケーション能力が高くなければ、WEBディレクターにはなれません。
5.プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、平均630万円から660万円の年収が相場となります。
専門的な知識はもちろん、プロジェクトの工程やメンバーの管理など、マネージャーとしての資質も問われるポジションです。
IT業界ではもちろんですが、他業界でも需要が高まっているのが特徴。
多くのエンジニアが年収を上げるためにも、目指す職種のひとつといえるでしょう。
6.ITコンサルタント
ITコンサルタントの平均年収は、630万円から670万円です。
年収が相場より高いのは、高い専門性が必要とされるから。
ITコンサルタントで有名な会社は以下のような会社です。
- 野村総合研究所
- アビームコンサルティング
- シグマクシス
- フューチャーアーキテクト
責任が大きく、激務を強いられるプロジェクトもありますが、年収の高さから人気の職種といえるでしょう。
7.セールスエンジニア
セールスエンジニアの平均年収は、540万円から560万円。
エンジニアとしての知識だけでなく、営業マンとしての能力も必要な仕事です。
技術的な知識に欠けていても、行動力やコミュニケーション能力があれば、活躍できる職種になります。
プログラマーの適性とは。向いている人の特徴や向いていない人の対処法3選を紹介IT業界で年収を上げるコツ6選
IT業界で年収を上げるコツについてみていきます。
業界全体や職種ごとに平均年種があるものの、工夫すれば年収を上げられるのです。
- 職種を選ぶ
- 経験を積む
- スキルアップする
- コミュニケーション能力を高める
- 転職する
- 専門性を身につけて独立する
できることからやってみてください。
1.職種を選ぶ
IT業界に勤めて年収を上げたいのであれば、平均年収が高い職種を選びましょう。
なぜなら、平均年収が高い職種は希少価値が高いので、将来性もあるからです。
例えば、以下のような職種を目指すと良いでしょう。
- プロジェクトマネージャー
- ITコンサルタント
それぞれ600万円を超える年収が期待できる職種です。
2.経験を積む
経験を積むことも、年収を上げるためには大切です。
どの職種でも、経験を積んだ分だけ、年収が上がっていきます。
いろいろな仕事を転々とするのではなく、少なくとも1から2年は同じ職種で働くことがおすすめです。
いろいろな職種に関わり、幅広い知識を身につけるのも重要ですが、これと決めた職種があるのなら、継続して経験を積みましょう。
3.スキルアップする
年収を上げるためには、スキルを身につける必要があります。
その理由は、勤めている会社でそれなりの評価を受けていたとしても、ほかの会社では通用しないこともあるからです。
年収を上げるためには、あなた自身の価値を高める必要があります。
スキルを身につけて、どんな企業からも必要とされる人材を目指しましょう。
4.コミュニケーション能力を高める
コミュニケーション能力を高めると、年収が上がる可能性が高まります。
なぜかというと、IT業界のプロジェクトは、チームでおこなうことが多いから。
専門知識も大切ですが、周りとうまくコミュニケーションを取れる人材も必要です。
スキルアップと並行して、コミュニケーション能力のアップも心がけましょう。
5.転職する
年収を上げるコツとして、転職という手段も挙げられます。
なぜなら、各企業で社員に払える予算や上限があるからです。
スキルや経験を積めば、より予算のある企業に勤められる可能性があります。
転職エージェントやプログラミングスクールでキャリアの相談をしてみることをおすすめします。
6.専門性を身につけて独立する
専門性が身についたら、独立するのも年収を上げる方法のひとつです。
独立すると、顧客から直接報酬を頂くため、手取りが上がる可能性が高いでしょう。
しかし、専門性が高いだけでなく、以下のような能力も必要です。
- 営業スキル
- コミュニケーションスキル
- 自己管理能力
年収アップを目指すなら、独立を目標としても良いでしょう。
転職で年収アップをする方法3選
転職で年収アップをする方法についてご紹介します。
なぜなら、むやみやたらに転職してしまうと、年収が上がるばかりか、下がってしまうこともあるからです。
- ポートフォリオを作る
- 資格を取る
- 転職エージェントを活用する
ひとつずつご覧ください。
1.ポートフォリオを作る
転職でうまくいきたいのであれば、ポートフォリオを作ることをおすすめします。
その理由は、採用の過程で、あなた自身をプレゼンテーションしやすくなるからです。
ポートフォリオの記載事項は、経験してきた職種により異なりますが、以下のようなものを含んでおくとよいでしょう。
- クライアント情報
- 担当の業務・領域
- 制作の体制
- 納品までのスケジュール
- 貢献したこと
クライアント情報などは載せてはいけない場合もあるため、契約などに注意して書くようにしてください。
2.資格を取る
資格を取ることも、転職で年収を上げる方法のひとつです。
なぜなら、資格は以下のようなことを応募先企業に伝えられるから。
- 資格を取れるほどのスキルが身についていること
- 計画性があること
- 自己管理力があること
もし勉強することが定まっていない方は、資格獲得を目標においても良いかもしれません。
3.転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用すると、転職により年収が上がる可能性が高まります。
なぜかというと、転職エージェントを通じた活動では、より多くの企業に会える可能性があるからです。
IT業界での転職を考えているのであれば、以下のような転職エージェントに登録しておくと良いでしょう。
- リクルートエージェント
- レバテックキャリア
- マイナビITエージェント
IT業界で実績のあるエージェントを選びましょう。
転職で年収が上がるエンジニアの特徴5つを解説!資格やエージェント3選も紹介独立フリーランスとして高い収入を得るコツ3選
独立フリーランスとして、高い収入を得るコツについてみていきます。
経験を積んで独立しても、ポイントを押さえていなければ稼げません。
- 案件紹介サイトに登録する
- 実績を積む
- 目の前のクライアントの期待に応える
それぞれ解説します。
1.案件紹介サイトに登録する
独立フリーランスとして稼ぐには、案件紹介サイトに登録しましょう。
その理由は、専門のサイトにはさまざまな案件がそろっているからです。
主なものは以下のとおり。
- レバテックフリーランス
- Midworks
- クラウドワークス
- Lancers
登録は無料なので、さまざまなサイトを見ることをおすすめします。
2.実績を積む
実績を積むことも、独立フリーランスとして稼ぐには大切なことです。
なぜなら、どれだけスキルがあったとしても、示せる実績がなければ、信用してもらえないからです。
独立フリーランスに任せる仕事は通常より専門的なことが多いため、実績重視で選ばれます。
客観的に示せる実績を積み上げて、収入アップを目指しましょう。
3.目の前のクライアントの期待に応える
独立フリーランスとして稼ぐためには、目の前のクライアントを大切にしましょう。
なぜかというと、信頼関係を構築したクライアントのほうが、単価アップに応えてくれる可能性が高いからです。
知らないクライアントと一から関係を築くのではなく、既存のクライアントと関係を構築し、信頼を勝ち取りましょう。
まとめ:IT企業の年収は、職種によりさまざま
当記事では、IT企業の年収について、その平均や職種別の平均年収について解説してきました。
- IT業界の年収は、そのほかの業種と比べて高い
- IT業界の中で高い年収を得るには、ITの知識以外にも必要
- 年収を上げるには、客観的に示せる実績や資格の獲得がおすすめ
IT企業の年収は、一般的なものより高くなっています。
その理由は、ITの普及による人材不足です。
その中でも活躍し、高い年収を得るためには、コミュニケーション能力や営業力を身につけて、より希少価値の高い職種を目指しましょう。