IT企業の年収は高い?職種別年収や年収アップのコツを解説

公開日: 2022.12.30
更新日: 2024.01.03
IT企業の年収は高い?

「IT業界の年収は高いのだろうか」
「IT業界でも職種によって年収はどのくらい違うのか知りたい」

と思うことはありませんか?

IT業界への転職を検討しているものの、IT業界で本当に良いのかどうかで迷ってしまいますよね。

では、IT業界の年収はほかと比べてどのようになっているのでしょうか?

そこで今回は、

  • IT業界全体の平均年収
  • IT業界職種別の平均年収
  • 年収アップのコツ

について詳しく解説します。

この記事を読めば、IT業界の中でも年収が高い職種がわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

IT業界の平均年収について

IT企業で年収を上げる男性

こちらでは、IT業界の平均年収についてご紹介します。

ほかと比べて、高いのか低いのかを明確にしておきましょう

  1. IT業界全体の平均年収
  2. IT業界5種

それぞれ見ていきます。

1.IT業界全体の平均年収

IT業界全体での平均年収は、500万円から550万円。

業界の人材不足により、他業界から比べても高くなっています。

その中でも、以下の職種が高いです。

  • ITコンサルタント
  • プロジェクトマネージャー
  • セールスエンジニア

高いスキルや知識が身に付いていることはもちろん、コミュニケーション能力などが高いことが必要です。

2.IT業界5種

IT業界の種類についても見ておく必要があります。

なぜなら、業界や職種ごとに平均の年収が異なるからです。

以下がIT業界における5業種になります。

  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • インターネット・Web
  • 通信
  • 情報処理サービス

業界ごとにいろいろな職種が存在しているのです。

it業界 ソフトウェア業界IT業界のソフトウェア業界とは?職種の内容や将来性を解説

職種別IT業界の平均年収7選

IT企業で働く男性

職種別にIT業界の平均年収を見ていきましょう。

IT業界の職種も複数あり、どの職種を選ぶかで年収が異なるのです。

ひとつずつご覧ください。

1.プログラマー

プログラマーの平均年収は、420万円から440万円となります。

ほかの職種と比べて低めの年収なのは、下流の工程を担当することが多いからです。

ただし、かなりばらつきもあるのが特徴なので、以下の要因により年収も変わります。

  • 経験
  • スキル
  • 勤務先企業

年収アップを目指すなら、専門性を高めるか、チームをまとめられるポジションにつく必要があります。

2.システムエンジニア

システムエンジニアの平均年収は、470万円から490万円です。

ITで解決できることが増えていることから、システムエンジニアの需要も高まっています。

エンジニアの業務は多岐にわたり、以下のようなものが含まれます。

  • 要件定義
  • システムの基本設計
  • システムの詳細設計
  • テスト

システムエンジニアを経て、別の職種へステップアップする方もいます。

3.WEBデザイナー

Webデザイナーは、平均年収440万円から460万円が相場です。

IT業界の中で少し低めなのは、需要は高いものの、下流の工程が多いから。

スキルが上がれば上流から関わることができ、年収アップにもつながります。

まずは経験を積むことから心がけましょう。

4.WEBディレクター

Webディレクターは、平均年収490万円から510万円。

複数人と関わる必要があることから、希少価値が高く、比較的高めの年収となっています。

Webデザイナーなどで経験を積みながらも、コミュニケーション能力が高くなければ、WEBディレクターにはなれません。

5.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、平均630万円から660万円の年収が相場となります。

専門的な知識はもちろん、プロジェクトの工程やメンバーの管理など、マネージャーとしての資質も問われるポジションです。

IT業界ではもちろんですが、他業界でも需要が高まっているのが特徴。

多くのエンジニアが年収を上げるためにも、目指す職種のひとつといえるでしょう。

6.ITコンサルタント

ITコンサルタントの平均年収は、630万円から670万円です。

年収が相場より高いのは、高い専門性が必要とされるから。

ITコンサルタントで有名な会社は以下のような会社です。

  • 野村総合研究所
  • アビームコンサルティング
  • シグマクシス
  • フューチャーアーキテクト

責任が大きく、激務を強いられるプロジェクトもありますが、年収の高さから人気の職種といえるでしょう。

7.セールスエンジニア

セールスエンジニアの平均年収は、540万円から560万円。

エンジニアとしての知識だけでなく、営業マンとしての能力も必要な仕事です。

技術的な知識に欠けていても、行動力やコミュニケーション能力があれば、活躍できる職種になります。

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IT業界で年収を上げるコツ6選

IT企業で年収を上げる男女

IT業界で年収を上げるコツについてみていきます。

業界全体や職種ごとに平均年種があるものの、工夫すれば年収を上げられるのです。

  1. 職種を選ぶ
  2. 経験を積む
  3. スキルアップする
  4. コミュニケーション能力を高める
  5. 転職する
  6. 専門性を身につけて独立する

できることからやってみてください。

1.職種を選ぶ

IT業界に勤めて年収を上げたいのであれば、平均年収が高い職種を選びましょう。

なぜなら、平均年収が高い職種は希少価値が高いので、将来性もあるからです。

例えば、以下のような職種を目指すと良いでしょう。

  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント

それぞれ600万円を超える年収が期待できる職種です。

2.経験を積む

経験を積むことも、年収を上げるためには大切です。

どの職種でも、経験を積んだ分だけ、年収が上がっていきます

いろいろな仕事を転々とするのではなく、少なくとも1から2年は同じ職種で働くことがおすすめです。

いろいろな職種に関わり、幅広い知識を身につけるのも重要ですが、これと決めた職種があるのなら、継続して経験を積みましょう。

3.スキルアップする

年収を上げるためには、スキルを身につける必要があります。

その理由は、勤めている会社でそれなりの評価を受けていたとしても、ほかの会社では通用しないこともあるからです。

年収を上げるためには、あなた自身の価値を高める必要があります。

スキルを身につけて、どんな企業からも必要とされる人材を目指しましょう。

4.コミュニケーション能力を高める

コミュニケーション能力を高めると、年収が上がる可能性が高まります。

なぜかというと、IT業界のプロジェクトは、チームでおこなうことが多いから。

専門知識も大切ですが、周りとうまくコミュニケーションを取れる人材も必要です。

スキルアップと並行して、コミュニケーション能力のアップも心がけましょう。

5.転職する

年収を上げるコツとして、転職という手段も挙げられます。

なぜなら、各企業で社員に払える予算や上限があるからです。

スキルや経験を積めば、より予算のある企業に勤められる可能性があります。

転職エージェントやプログラミングスクールでキャリアの相談をしてみることをおすすめします。

6.専門性を身につけて独立する

専門性が身についたら、独立するのも年収を上げる方法のひとつです。

独立すると、顧客から直接報酬を頂くため、手取りが上がる可能性が高いでしょう。

しかし、専門性が高いだけでなく、以下のような能力も必要です。

  • 営業スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 自己管理能力

年収アップを目指すなら、独立を目標としても良いでしょう。

転職で年収アップをする方法3選

IT企業で年収アップを目指す女性

転職で年収アップをする方法についてご紹介します。

なぜなら、むやみやたらに転職してしまうと、年収が上がるばかりか、下がってしまうこともあるからです。

  1. ポートフォリオを作る
  2. 資格を取る
  3. 転職エージェントを活用する

ひとつずつご覧ください。

1.ポートフォリオを作る

転職でうまくいきたいのであれば、ポートフォリオを作ることをおすすめします。

その理由は、採用の過程で、あなた自身をプレゼンテーションしやすくなるからです。

ポートフォリオの記載事項は、経験してきた職種により異なりますが、以下のようなものを含んでおくとよいでしょう。

  • クライアント情報
  • 担当の業務・領域
  • 制作の体制
  • 納品までのスケジュール
  • 貢献したこと

クライアント情報などは載せてはいけない場合もあるため、契約などに注意して書くようにしてください。

2.資格を取る

資格を取ることも、転職で年収を上げる方法のひとつです。

なぜなら、資格は以下のようなことを応募先企業に伝えられるから。

  • 資格を取れるほどのスキルが身についていること
  • 計画性があること
  • 自己管理力があること

もし勉強することが定まっていない方は、資格獲得を目標においても良いかもしれません。

3.転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用すると、転職により年収が上がる可能性が高まります。

なぜかというと、転職エージェントを通じた活動では、より多くの企業に会える可能性があるからです。

IT業界での転職を考えているのであれば、以下のような転職エージェントに登録しておくと良いでしょう。

  • リクルートエージェント
  • レバテックキャリア
  • マイナビITエージェント

IT業界で実績のあるエージェントを選びましょう。

転職で年収が上がるエンジニアの特徴5つを解説!資格やエージェント3選も紹介転職で年収が上がるエンジニアの特徴5つを解説!資格やエージェント3選も紹介

独立フリーランスとして高い収入を得るコツ3選

IT企業で高い年収を得た男女

独立フリーランスとして、高い収入を得るコツについてみていきます。

経験を積んで独立しても、ポイントを押さえていなければ稼げません

  1. 案件紹介サイトに登録する
  2. 実績を積む
  3. 目の前のクライアントの期待に応える

それぞれ解説します。

1.案件紹介サイトに登録する

独立フリーランスとして稼ぐには、案件紹介サイトに登録しましょう。

その理由は、専門のサイトにはさまざまな案件がそろっているからです。

主なものは以下のとおり。

  • レバテックフリーランス
  • Midworks
  • クラウドワークス
  • Lancers

登録は無料なので、さまざまなサイトを見ることをおすすめします。

2.実績を積む

実績を積むことも、独立フリーランスとして稼ぐには大切なことです。

なぜなら、どれだけスキルがあったとしても、示せる実績がなければ、信用してもらえないからです。

独立フリーランスに任せる仕事は通常より専門的なことが多いため、実績重視で選ばれます。

客観的に示せる実績を積み上げて、収入アップを目指しましょう。

3.目の前のクライアントの期待に応える

独立フリーランスとして稼ぐためには、目の前のクライアントを大切にしましょう。

なぜかというと、信頼関係を構築したクライアントのほうが、単価アップに応えてくれる可能性が高いからです。

知らないクライアントと一から関係を築くのではなく、既存のクライアントと関係を構築し、信頼を勝ち取りましょう。

まとめ:IT企業の年収は、職種によりさまざま

当記事では、IT企業の年収について、その平均や職種別の平均年収について解説してきました。

  • IT業界の年収は、そのほかの業種と比べて高い
  • IT業界の中で高い年収を得るには、ITの知識以外にも必要
  • 年収を上げるには、客観的に示せる実績や資格の獲得がおすすめ

IT企業の年収は、一般的なものより高くなっています。

その理由は、ITの普及による人材不足です。

その中でも活躍し、高い年収を得るためには、コミュニケーション能力や営業力を身につけて、より希少価値の高い職種を目指しましょう

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