転職活動の手続きチェックリスト7選|勤務先に返却するものや退職時にもらう書類一覧も紹介
「転職するためには、退職までに何をしたらいいのだろうか」
「転職に必要な手続きチェックリストを知りたい」
と思うことはありませんか?
これから転職を考えている人にとって、転職の手続きでやることがわからないと迷ってしまいますよね。
では、具体的に退職までにやることとは、どのようなものがあるのでしょうか。
そこで今回は、
- 転職活動の際に退職までにやっておくこと
- 退職するときにおこなう確認事項
- 転職の手続きに関する悩み
について詳しく解説します。
この記事を読めば、転職活動で何をしたらいいのかがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
転職活動の手続きチェックリスト7選|退職編
転職したい人は、どのようなことに目を向けて転職活動を進めていけばよいでしょうか。
ここでは、会社を辞めると決心したときにやることを説明していきます。
それぞれの項目を見ていきましょう。
1.退職日を決める
会社を辞めたいと決断したとき、すぐに辞めるのではなく、あらかじめ退職日を決めて計画的に進めるのをおすすめします。
もし勢いで辞めてしまうと、
- 次の職場が決まっていない
- 周りに迷惑がかかる
- 焦った決断は後悔することもある
などのデメリットがあるからです。
事前に退職日を決めておき、退職日に向かって転職活動を進めていくことが理想的な転職方法といえます。
2.自分の後任はいるか
自分が辞めた場合の、後任がいるかどうかも確認するポイントです。
その理由は、後任者がいるなら、挨拶や引き継ぎをする必要があるから。
自分の仕事は、誰かがおこなうことになるので、その人の仕事が増えてしまうことになります。
なので、前もって誰に何を引き継ぐのかマニュアルや引き継ぎ書を作成する必要があるでしょう。
3.退職理由を考える
退職理由も、事前に用意しておいたほうがよいです。
ただ、現状の不満を述べると印象が悪くなるので、
- 激務だから
- 嫌いな同僚がいるから
- 給料が低いから
などのような理由は、本音だとしても言ってはいけません。
本当にやりたいことが見つかったとか、親の介護などのやむを得ない事情など、納得いく理由を伝えられるように準備しておきましょう。
4.有給や退職金を確認する
会社を辞めると決心すると、有給や退職金が気になる所ですが、過度に期待してはいけません。
なぜなら、有給を消化するために休まれると、引き継ぎに悪影響が出ると、良く思わない人もいるからです。
有給の残日数や退職金も確認はしますが、現実的には、自分の有利となるよう進めるのは難しいといえます。
転職に悪影響が出ては困るので、有給や退職金には過度にこだわらない方が良いでしょう。
5.公的な手続きを把握する
公的な手続きとは、税金や年金、保険などの手続きを指します。
退職すると、
- 健康保険の被保険者資格がなくなる
- 年金と税金は、自分で納める必要がある
- 住民税など、給与天引きされていたものは自分で納める
などの手続き面が変わってきます。
退職した後に、再就職までに時間がかかる場合、支払いは早めにおこないましょう。
6.退職までの流れを理解する
退職までの流れとは、いつ何をやって誰に何を伝えるべきかのことです。
大まかな流れを把握していると、見通しを持って行動できます。
一般的な退職日までの流れは、
- 1~3ヶ月前:退職の意思を上司に伝える
- 1~2ヶ月前:退職日を決定する
- 1ヶ月前~:業務の引き継ぎをおこなう
- 2週間前~:取引先へ退職の挨拶をする
- 退職日:社内への挨拶と貸与品を返却する
など、トラブルを招かない方法があるのです。
立つ鳥跡を濁さずの精神で、周りに迷惑をかけないようにしましょう。
7.最終出勤日までに注意すること
退職日が決まったら、最終出勤日までに配慮することを知っておく必要があります。
なぜなら、好印象を残して辞めたほうが、自分も気持ち良く退職できるからです。
- 直属の上司に相談する前に、社内の同僚や友人に話さない
- 就業規則を確認して、退職を進める
- 退職するに当たって、有給など自分の主張を強引に伝えない
上記の注意点を押さえておくと、退職時のトラブルを防げます。
誰かが退職するときには、必ず業務の調整が必要になるので、滞りなくできるよう気を付けていきましょう。
退職届の作成で知っておくこと3選
退職する際に、退職届はどのように作成すればよいのでしょうか。
ここでは、退職届について説明していきます。
- 退職届とは
- 作成方法
- 封筒の選び方
それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
1.退職届とは
退職届とは、会社に対して退職の意思を示すものです。
基本的に就業規則に従うのが原則と覚えておきましょう。
- 書き方は言い切る「〇月〇日をもって退職いたします」
- 就業規則に1ヶ月前までにとあれば従う
- 就業規則がない場合は、民法の規定により2週間前ならOK
退職届を提出せずに、口頭で辞めると問題があった場合に大きなトラブルとなるケースがあります。
なので、書面で伝えることが大切です。
2.作成方法
退職届の作成は、会社が指定する方法で、手書きまたはパソコンで作成します。
もし会社からフォーマットの指定がない場合は、縦書きで作ることが原則です。
- 用紙サイズは、B5かA4サイズ
- 会社の指定があれば従う
手書きの場合は、鉛筆や摩擦で消えるものは控えます。
丁寧な印象を与えるために、上質紙を使って作成するのもおすすめです。
3.封筒の選び方
封筒は、白い無地を選びます。
なぜかと言うと、ビジネスマナーとしてあるからです。
封筒は、用紙サイズに合わせて下記の大きさを準備しましょう。
- 用紙サイズがA4の場合「長形3号」
- 用紙サイズがB5の場合「長形4号」
封筒のサイズを間違えると、開封時に用紙を傷つけてしまう恐れがあるため、適切なサイズが望ましいです。
「退職を言い出せない…」対処法6つを解説!退職を切り出せたきっかけ4つも紹介円満退職のためのチェックリスト3選
ここでは、円満に会社を辞めるためにすることを解説していきます。
円満退職は、丁寧に順番に沿っておこなえば進めることが可能です。
- 退職意思を上司に伝える
- 業務の引き継ぎをおこなう
- お世話になった人に感謝を伝える
それぞれ見ていきましょう。
1.退職意思を上司に伝える
会社を辞める意思が固まったら、適切な時期に直属の上司に伝えます。
ここで大切なことは、相談ではなく決定した旨を話すことです。
もし迷いがあると、引き止められたり、退職手続きが進まなかったりするから。
直属の上司を飛ばして、同僚や人事部に話してしまうと、噂が広まってしまいトラブルに発展する場合もあるので注意する必要があります。
2.業務の引き継ぎをおこなう
業務の引き継ぎは、手順書やマニュアルをエクセルなどで作成しましょう。
口頭で伝えると、忘れてしまうので、必要なときに見返せるものがおすすめです。
引き継ぎを全力でおこなうことで、後任者の負担を減らすことに繋がります。
後任者がいない場合は、上司にどのように引き継ぎをおこなうのか、進め方を確認すると良いでしょう。
3.お世話になった人に感謝を伝える
これまでお世話になった人には、退職することを伝えます。
- 社内の職員
- 取引先のスタッフ
最終出勤日には、菓子折りを持っていくなどすると、喜ばれるためおすすめ。
退職理由を聞かれる場合もありますが、会社の悪口などマイナスな発言は控えることが大切です。
前向きな姿勢は、好印象なので、気持ち良く退職できるように努めましょう。
退職の手続きチェックリスト2選
退職の手続きをおこなうときには、会社に返却するものと受け取るものがあります。
ここでは、どのようなものが必要なのか一覧で見ていきましょう。
- 勤務先に返却するもの
- 退職時にもらう書類一覧
それぞれ説明していきます。
1.勤務先に返却するもの
勤務先に返却するものは、指示を受けたら提出できるように用意しておきます。
基本的に会社から貸与されたものは、すべて返すと認識しておきましょう。
- 健康保険被保険者証
- 制服、作業着
- 社員証、身分証明書
- 名刺
- 事務用品
- 業務に関係する書類
- 通勤定期
- PDFやUSBなどのデータ
精算で必要なものは提示して、手続きを済ます必要があります。
綺麗な状態で返却できるように、制服の洗濯や、机の周りを整えることが大切です。
2.退職時にもらう書類一覧
会社からもらうものは、転職先やその他の手続きで必要となるため、なくさないように保管しておきます。
- 雇用保険被保険者証
- 離職票(退職したことを証明する書類)
- 源泉徴収票
- 年金手帳
例えば、失業保険金の受け取りには、ハローワークで離職票の提示が必須です。
転職時の各種手続きには「退職後14日以内」などと期限があるものもため、退職時にもらった書類はわかる場所にまとめて置いておく必要があります。
[転職希望者必見]ハローワークの相談を使いたおそう!転職先が決まったらやること2選
こちらでは、転職先が決まったときにやることを見ていきましょう。
スムーズに退職が決まったら、次の職場に入っていけるよう準備が大切です。
- 入社前に事前準備を済ませる
- 業務に関する勉強をする
ひとつずつ説明していきます。
1.入社前に事前準備を済ませる
勤務先で、提出が求められるものを知っておくと慌てずに済みます。
一般的には、入社後に次の提出物があるでしょう。
- 健康診断書
- 源泉徴収票
なので、ここでは前職でもらったものを、適切なタイミングで渡すと認識しておいてください。
源泉徴収票などは、会社から指示があったときに、すぐに取り出せるように用意しておくことが大切です。
2.業務に関する勉強をする
入社前に一通り、業務に関する勉強をしておくことは大切。
転職が決まった頃には、自分がどのような業務をするのかわかるため、必要な知識を入れておくとスムーズに作業開始できるからです。
職場によっては、引き継ぎ書がなく、一から自分でやらなければならない場合もあります。
未経験者採用なのか、経験者として入社によっても変わってきますが、事前準備があると意欲を評価されるので、大きなメリットがあるのです。
転職の手続きに関するQ&A
ここでは、転職活動の悩みについて答えていきます。
疑問点を解決して、転職の理解を深めましょう。
- 退職手続きは郵送でできる?
- 退職手続きをスムーズにするには?
- 転職エージェントは利用するべき?
それぞれ説明していきます。
1.退職手続きは郵送でできる?
基本的に、退職手続きは郵送ではなく、上司と直接やり取りするのがマナーです。
とはいえ、やむを得ない事情があれば、許可を得て郵送でおこなうことも可能。
郵送の場合は、切手不足となるといけないので、郵便局に行って間違いなく郵送するのをおすすめします。
普通郵便でも問題ないので、切手不足だけは注意する必要があるのです。
2.退職手続きをスムーズにするには?
退職手続きを円滑に進めるためには、退職日から逆算してスケジュールを立てることが大切です。
スケジュールに合わせて自分がやることリストを、チェックリストでまとめておけば、迷いなく行動できます。
- 会社へ返却するものや、もらう書類一覧はなにか
- 公的な退職手続きはなにか
人事や先輩職員から説明を受けて、すぐに理解できるように、退職手続きのやり方や準備物を知っておくと良いでしょう。
3.転職エージェントは利用するべき?
転職エージェントは、退職時の相談窓口として活用できます。
転職エージェントは、無料で利用できる上、退職時のアドバイスや求人の提案、スケジュール管理をしてくれるからです。
退職時はひとりで迷うことが多く、不安を抱く方も多くいます。
転職エージェントを効率的に利用すると、めんどうな転職手続きもスムーズに進められるのでおすすめです。
IT転職に適切なエージェント4選【IT未経験の方でも】まとめ:転職活動の手続きチェックリストを活用して転職を成功させよう
本記事では、これから転職活動を始める方に向けて、必要な手続きチェックリストを説明してきました。
- 転職活動でやることを知っておくと未然に退職時のトラブルを防げる
- 円満退職の流れを理解して、計画的に転職を進めていこう
- 退職時に勤務先に返却するものと、退職時にもらう書類一覧を把握しておく
会社を辞めると決まったら、退職の意向を伝えることから始まります。
退職日が決まると各種手続きが必要となるので、チェックリストを付けるなど、きちんと進められるようにすることが大切。
転職活動の基本を理解しておくと、急なトラブルにも落ち着いて対処できます。
なので、転職を成功させるためにも、退職までの流れを把握して、計画的に取り組んでいきましょう。
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