【IT業界研究】IT業界の動向や向いている人の5つの特徴などを徹底解説

公開日: 2022.12.31
更新日: 2024.01.03
【IT業界研究】IT業界の動向や向いている人の5つの特徴などを徹底解説

「ITってよく聞くけど、結局どんな仕事なのかわからない」
「IT業界の就職・転職に興味あるけど、どんな仕事があるのか知りたい」

と思うことはありませんか?

IT業界に就職・転職しようとしても、どのような特徴があるのか、自分に向いてるのかどうかで迷ってしまいますよね。

では、IT業界ではたらく上での、将来性やはたらき方にはどのような特徴があるのでしょうか?

そこで今回は、

  • IT業界の現状と今後の動向
  • IT業界に就職するメリット・デメリット
  • IT業界に向いている人

などについて詳しく解説します。

この記事を読めば、自分がIT業界に向いているのか否かがわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

IT業界とは

IT業界を知る

IT業界とは、インターネットテクノロジー(情報技術)を使ったサービスを取り扱う業界のことを指します。

そのため、ひと口にIT業界といってもエントリーレベルから管理職まで、職種はさまざまです。

具体的には、

  • コンピュータプログラミング
  • ソフトウェアエンジニアリング
  • Web開発
  • データベース管理
  • データ分析
  • ゲーム開発

など、多くの分野の職業が含まれます。

業界は全体として急速に成長・進化しており、エキサイティングでやりがいのあるキャリアの選択肢になるでしょう。

IT業界の現状と今後の動向

IT業界を知る女性

多くの就活生が注目しているIT業界ですが、将来性に関しては申し分ないでしょう。

なぜなら、ここ30年に渡り、ほかの業界と比較してもトップクラスに変化・進化し続けているからです。

IT業界の現在のトレンドには、

  • 人工知能
  • クラウドコンピューティング
  • ビッグデータ
  • バーチャルリアリティ
  • データサイエンス
  • NFT(Non-Fungible Token)

などがあります。

今後もIT業界では新しい技術やトレンドの開発が進み、より多くの雇用と機会が創出されるのは間違いありません。

IT業界に就職する4つのメリット

IT業界に就職した男女

IT業界に就職するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

IT業界全体で共通するメリットは、以下の4つです。

  1. 自由なはたらき方ができる
  2. 実力で昇進・昇給ができる
  3. 専門的なスキルが身に付く
  4. 給料が高い

順番に見ていきましょう。

1.自由なはたらき方ができる

IT業界ではたらく大きなメリットとして、自由なはたらき方ができることが挙げられます。

なぜなら業界の特性上、オフライン・オンライン問わずさまざま方法で仕事をこなせるからです。

たとえば、会社によっては

  • 週の大半でリモートワークOK
  • 出社・退社時間が自由
  • カフェや自宅など、好きなところで業務ができる

のような、会社もあるでしょう。

時間と場所に縛られず、自分の理想とするはたらき方を実現できるのは、IT業界ならではのメリットだといえます。

2.実力で昇進・昇給ができる

IT業界では、自分の努力とスキルによって昇進・昇給ができるケースが多いです。

その理由は、ほかの業界と比べて新しい会社が多く、年功序列制度が無い会社が多いからです。

たとえば、世界的IT企業であるAmazonでは、成果に応じて社員に自社の株を付与する給与システムを導入しています。

会社に求められる成果を出せば、若くして高い給与とポストを得ることもできるでしょう。

3.専門的なスキルが身に付く

IT業界は、個人に専門的なスキルが身につきやすいです。

なぜなら会社の規模が小さいことも多く、このような会社では自分の成長がダイレクトに会社の成長につながるからです。

たとえばWeb開発の会社では、1人のエンジニアがつくったアプリが何億、何十億といった売上を生む場合もあるでしょう。

若くして専門的なスキルがつけられるのは、IT業界の大きなメリットです。

4.給料が高い

IT業界は、ほかの業界と比べて給料が高いこともメリットに挙げられます。

利益率が高いビジネスモデルが多く、会社にお金が残りやすいのがその理由です。

業績によって報酬が大きく変わる給与システムを取っている会社であれば、給料は青天井に伸びていくでしょう。

仕事にコミットして高い給料を得たい方にとっては、おすすめな業界です。

IT業界に就職する3つのデメリット

IT業界の就職に失敗した男性

これまでIT業界に就職するメリットを紹介してきましたが、当然デメリットもあります。

  1. コミュニケーションが少ない
  2. 激務になる場合がある
  3. トレンドの移り変わりが激しい

反対に、これらのデメリットを許容できるのであれば、IT業界でも問題なくはたらける可能性が高いです。

ひとつずつ見ていきましょう。

1.コミュニケーションが少ない

IT業界ではたらくことの大きなデメリットは、ほかの業界と比べてコミュニケーションが少ないことです。

ほとんどのコミュニケーションがチャットやメールなどインターネット上でおこなわれるため、口頭でのコミュニケーションが少ない会社も多いでしょう。

異業種から転職した方や、オフィス環境での仕事に慣れている方にとっては、文化に慣れるまで時間がかかる可能性があります。

2.激務になる場合がある

IT業界は進化を続けているため、会社や職務内容によっては激務になる可能性もあります。

その理由は、24時間365日どこにいても連絡が取れるからです。

自由なはたらき方と隣り合わせですが、たとえば仕事上でトラブルが起きたとき、家にいようが旅先にいようが対応せざるをえないケースも。

もちろん会社に寄りますが、マイペースに仕事をしていきたい方にとっては、IT業界のスピード感にストレスを感じることもあるでしょう。

3.トレンドの移り変わりが激しい

IT業界ではたらく上で最も大事なのが、常にトレンドや最新技術に関する情報をインプットすることです。

なぜなら、ITの世界はトレンドの移り変わりが激しく、会社を存続させるためには、常に最新の動向を把握する必要があるからです。

具体的なインプット方法としては、

  • 書籍
  • 同業者からの情報
  • インターネット記事
  • SNS

などが挙げられます。

適切な情報をスピーディーに得るテクニックは重要ですが、人によっては圧倒されてしまうでしょう。

IT業界に向いている人の4つの特徴

IT業界に向いている男性

新しいことが好きで、目の前の物事をスピーディーに解決していける性格の持ち主は、IT業界に向いています。

IT業界では、常に移り変わるトレンドに合わせて柔軟な対応をとっていくことが求められるからです。

  1. ITや最新技術に興味がある人
  2. 好奇心が強い人
  3. 変化を楽しめる人
  4. 主体性がある人

それぞれ詳しく解説していきます。

1.ITや最新技術に興味がある人

IT業界に向いている人の特徴としてまず挙げられるのは、ITや最新技術への深い興味です。

IT業界でプロフェッショナルとしてはたらく上では、業界と最新技術に対する情熱と熱意を持っていなければなりません。

たとえば、日本だけでなく世界のテクノロジーについても、定期的に勉強していく必要があるでしょう。

IT業界で活躍するためには、業界のトレンドに常に敏感でありたいという思いが重要になってきます。

2.好奇心が強い人

知的好奇心が旺盛な人も、IT業界に向いているといえます。

知的好奇心が強ければ、最新のトレンドを追うこともストレスなくできるからです。

目まぐるしく移り変わるITの世界では、日々新しい問題に直面します。

楽しみながら自然に知識をインプットできることは、IT業界では大きな強みになるでしょう。

3.変化を楽しめる人

変化を楽しめることは、IT業界で活躍するための必須条件でしょう。

IT業界は常に進化を続けているため、この分野でストレスなく仕事をするためには、変化を楽しめる人であることが重要です。

刻々と変化する業界の状況に適応し、新しいトレンドの先を読める人は、大きな強みになるでしょう。

4.主体性がある人

IT業界ではたらく際には、自分の頭で考えて決断し、行動できる主体性も必要です。

なぜなら、IT業界では常に移り変わる消費者の需要を捉え続けることがもっとも重要だからです。

時には会社の判断を捻じ曲げてでも、自分のアイディアを押し通す気概が必要になる場面もあるでしょう。

現状に満足することなく、新しいアイデアや技術を率先して探求する人は、どのスタートアップ企業や大企業問わず、重宝されます。

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IT業界の代表的な職種7選

IT業界で働く女性

次に、IT業界の代表的な職種について紹介します。

一口にITの仕事といっても、技術職からマネジメント職まで、幅広く存在します。

  1. Webエンジニア
  2. プログラマー
  3. ITコンサルタント
  4. 営業
  5. Webマーケター
  6. データアナリスト
  7. プロジェクトマネージャー

まずはひとつひとつの職種について理解を深め、どの職種が自分に向いてそうか、イメージしてみましょう。

1.Webエンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーションの開発・設計・保守を担当する仕事です。

さまざまなプログラミング言語やデザインツールを使って、Webサイトやアプリケーションを作成します。

よく使われるプログラミング言語としては、

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • PHP

などが挙げられます。

IT業界の発展に伴い、今後も需要は伸び続ける職種だといえるでしょう。

2.プログラマー

プログラマーは、コンピュータ・プログラムのコードを書き、設計する仕事を担っています。

プログラマーは実際に手を動かしてコーディングをする人を指します。

エンジニアが設計したシステムをプログラマーが実装させるというイメージです。

専門職ということもあり常に人手不足のため、一般的な会社員に比べて高年収を目指せるでしょう。

3.ITコンサルタント

IT業界のコンサルタントは、クライアントや企業がITのニーズを理解し、最適なソリューションを開発できるよう支援する仕事です。

企業のIT戦略に合わせた、もっとも効率的なソリューションを提案するために、クライアントに指導とサポートを提供します。

具体的には、

  • SAPコンサルタント
  • ERPコンサルタント
  • SCMコンサルタント
  • CRMコンサルタント

といった種類があります。

経営者レベルの視座と能力が必要になる場面もあるため難易度は高いですが、その分高年収も狙えるでしょう。

4.営業

IT業界における営業は、クラウドサービスやコンサルティングサービスの販売が主な業務になります。

無形商材のため、有形商材に比べて営業の難易度が高いことが特徴です。

代表的なクラウドサービスとしては、下記が挙げられるでしょう。

  • Zoom
  • Slack
  • Chatwork
  • SalesForce

IT業界での営業では、顧客に現物を見せられない分、自社サービスやソリューションに関する深い知識が必要です。

5.Webマーケター

Webマーケターとは、デジタルデータをもとに施策を決め、推進していく仕事です。

Webマーケターの施策ひとつで大きな売上が上がったり、反対に売上が減少したりするため、責任の重い仕事でもあります。

具体的な業務としては、

  • Web広告の運用
  • 顧客データの分析
  • 商品コンセプトの設定
  • プロジェクトの推進

など多岐に渡ります。

常に変化するユーザーの需要を的確を捉え、最善の一手を打っていくセンスが必要になるでしょう。

6.データアナリスト

データアナリストは、データの収集と分析をする仕事です。

統計やプログラミングを用いて、膨大な量のデータをもとに、企業が適切な意思決定をおこなうための提案をします。

必要な知識としては、

  • データ管理
  • データマイニング
  • 機械学習

などが挙げられます。

論理的思考ができ、数字に基づいた行動ができる人は向いている仕事だといえるでしょう。

7.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体の進行管理をし、予算や納品物、納期などすべてのクオリティに責任を持つ役職です。

プロジェクト全体に関する深い理解が必要になるため、難易度はとても高いです。

プロジェクトマネージャーは企業の経営層が務める場合もあり、経営者に近いレベルの視野と視点が必要になります。

責任も重くやりがいの大きな仕事であるため、IT業界におけるキャリアのゴールといっても過言ではないでしょう。

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IT業界に就職・転職するための4つのコツ

IT業界へ就職を目指す男性

次に、IT業界に就職・転職するための4つのコツについて解説します。

  1. 自己分析をおこなう
  2. 会社のリサーチをおこなう
  3. 質の高いエントリーシート・職務経歴書を書く
  4. 面接対策をする

IT業界への就職成功率を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.自己分析をおこなう

IT業界に応募する前には、自己分析をすることが大切です。

自己分析をすることで自分のスキルの把握はもちろんのこと、IT業界に向いているかどうかもわかるからです。

そのほかのメリットとしては、

  • キャリアの棚卸ができる
  • 自分の知らない強みを見つけられる
  • 書類選考や面接に通りやすくなる
  • 自分の幸せがわかる

などが挙げられるでしょう。

自分の才能や強みを知っておくことは、仕事だけでなく人生レベルで有利になるので、自己分析は必須です。

2.会社のリサーチをおこなう

目ぼしい会社を見つけたら、徹底的にリサーチすることが大切です。

企業研究の一番の目的は、入社後のミスマッチをなくすこと。

調べる項目としては、

  • 会社のミッション
  • 仕事内容
  • 社風
  • 口コミ
  • 給与システム
  • 経営者の性格

など、ネット上で調べられることは徹底的に調べておきましょう。

なお、リサーチの途中で、ほかの会社の方がより自分の条件に合うこともあるでしょう。

3.質の高いエントリーシート・職務経歴書を書く

エントリーシートと履歴書(職務経歴書)は、就職活動でもっとも重要な要素です。

書類選考では書類上での情報ですべてが判断されるのが、その理由です。

企業研究からわかった、その会社に求められているスキルを裏付ける実績やエピソードはかならず書きましょう。

「自分が面接官だったら、このエントリーシートは通すか?」という視点でチェックすることも重要です。

4.面接対策をする

IT業界では、ほかの業界と比べてカジュアルな面接になることが多いです。

それはIT業界では見かけではなく、個人のスキルや能力、考え方が重視されているからだといえます。

たとえば、Googleの面接ではフェルミ推定を答えるための質問が出されるなど、ユニークな面接で有名です。

そのため、面接では自分を大きく見せず、自己分析や企業研究で得た学びを素直に伝えることを心がけましょう。

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まとめ:成長が見込めるIT業界でキャリアをつくっていくのは賢い選択

本記事では、IT業界への就職・転職を検討している方に向けて、代表的な職種や向いている人の特徴などについて解説しました。

  • IT業界は全業界の中でトップクラスに成長し続けている
  • IT業界のメリットとデメリットを知っておくべき
  • 知的好奇心が強くて変化に対応できる人は、IT業界に向いている

IT業界は、目まぐるしく進化・発展している業界です。

ITのスペシャリストとして活躍していきたい方は、貪欲に最新の情報と技術を学んでいく姿勢が必要不可欠です。

とくに20代〜30代の方にとって、成長性のあるIT業界でキャリアをつくっていくのは賢い選択だといえるでしょう。

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