エンジニアのリーダーをやりたくない人は多い?リーダーをやる4つのメリット

2024.01.11
エンジニアのリーダーをやりたくない人は多い?

「エンジニアのプロジェクトリーダーをやりたくない」
「プロジェクトリーダーをやるメリットはあるのだろうか」

と思うことはありませんか?

エンジニアのキャリアプランを考えたとき、リーダーなどのマネジメント職はやりたくないと思ってしまいますよね。

では、エンジニアがプロジェクトリーダーをするメリットはあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • エンジニアのプロジェクトリーダーが不人気な理由
  • エンジニアがプロジェクトリーダーをするメリット
  • プロジェクトリーダーに向いている人の特徴

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プロジェクトリーダーの不人気な理由や引き受けるメリットがわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

エンジニアのプロジェクトリーダーが不人気な4つの理由

リーダーをやりたくないエンジニア

プロジェクトリーダーをやりたくないというエンジニアは、決して少なくありません。

では、なぜエンジニアからプロジェクトリーダーが不人気なのでしょうか?

  1. 業務の量が増える
  2. リーダーとしての責任が重い
  3. リーダーとしての業務のイメージが湧かない
  4. 開発の現場で仕事ができなくなる

以下では、プロジェクトリーダーが不人気な4つの理由をご紹介します。

1.業務の量が増える

プロジェクトリーダーになると、単純に業務量が増えます。

  • チーム全体の進捗
  • メンバー個人へのケア
  • 面倒で難しい問題の解決

など、リーダーならではの仕事が発生するからです。

エンジニアはただでさえ業務量が多い職種。

今の仕事にくわえてマネジメントする仕事が舞い込むことに、拒否感を覚える人が多いのも無理はありません。

2.リーダーとしての責任が重い

リーダーが不人気な理由のひとつに、責任の重さがあります。

リーダーという立場上、

  • チームメンバーの過失
  • 仕事の遅れ

などの責任を取らなければいけません

達成感は大きいといえますが、その分責任は重大です。

そうした必要以上の責任を負うのが面倒だと、リーダーを断る人も多くなっています。

3.リーダーとしての業務のイメージが湧かない

リーダーの具体的な業務がイメージできない点も、不人気な理由として挙げられます。

もちろん業務内容は企業やチームによって違うので、一概にリーダーの業務を理解するのは難しいです。

しかし、あらかじめ業務のイメージが湧かなければ、やはり気が引けてしまいます。

リーダーを依頼された場合は、具体的な業務内容を詳しく教えてもらい、そのうえで引き受けるか判断するのがおすすめです。

4.開発の現場で仕事ができなくなる

プロジェクトリーダーを引き受けると、開発の現場での仕事が少なくなります。

リーダーの業務はマネジメントが中心で、システムの設計や開発ではありません。

そのため、ずっと開発の現場で仕事をしたい人からすれば、リーダーはやりたくない仕事です。

エンジニアに限らず、現場にこだわって出世を断るタイプの人はどの業界にもいます。

リーダーとしての出世よりも現場が楽しいのであれば、リーダーを断るのも選択肢のひとつでしょう。

エンジニアがプロジェクトリーダーをするメリット4選

エンジニアのリーダーを務める男性

何かと不人気なプロジェクトリーダーですが、確実にメリットもあります。

事前にリーダーをするメリットを把握しておけば、引き受けるかの判断に役に立つはずです。

  1. 人事評価に直結する
  2. 規模の大きい仕事ができる
  3. 自分の市場価値が上がる
  4. 開発の現場とは違う視点を獲得できる

ここでは、エンジニアがプロジェクトリーダーをする4つのメリットについて解説します。

1.人事評価に直結する

プロジェクトリーダーという立場は、人事評価に直結します。

なぜなら、正社員エンジニアの場合、上位職に就くことが高い給与に繋がるからです。

もしリーダーとして結果を残せば、CTO(最高技術責任者)やVPoE(マネジメント責任者)への出世も可能です。

給与を上げていきたい場合は、積極的にリーダーを引き受けていきましょう。

2.規模の大きい仕事ができる

リーダーのメリットのひとつは、規模の大きい仕事ができることです。

一エンジニアの場合、自分に任された開発や設計を基本としてこなします。

しかしリーダーの場合、チームのまとめ役としてプロジェクト全体を進めていきます。

クライアントとコミュニケーションを取る機会も増え、人脈の拡大も可能です。

大きな仕事を成し遂げたい方には、リーダーはおすすめのポジションといえます。

3.自分の市場価値が上がる

エンジニアとしてリーダーを経験すると、自分の市場価値が上がります。

コーディングのスキルなどは、多くのエンジニアが習得しています。

しかし、リーダーに必要なマネジメントスキルなどを身につけているエンジニアは、それほど多くありません。

リーダーの経験は、企業内部での出世はもちろん、転職時にもアピールとして使えます。

自分の市場価値を上げたい人にとって、リーダーの経験は有益です。

4.開発の現場とは違う視点を獲得できる

リーダーとしての業務を経験すると、開発の現場とは違う視点を獲得できます。

開発の現場にいる間は、現場の仕事に必要な視点だけになりがちです。

一方、リーダーを経験すると、チーム全体やクライアントまで含めた仕事の視点が身につきます。

新しい視点を獲得すれば、エンジニアとしてできる仕事の幅も広がります。

自分をアップデートしたいという方は、一度リーダーを経験するのも有効でしょう。

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プロジェクトリーダーをすると起こる辛いこと3選

エンジニアのリーダーは辛い

プロジェクトリーダーにはメリットもある一方、辛いこともあります。

メリットと辛いことの両方を知るのは、引き受けるかの判断において重要です。

  1. 重い責任がのしかかる
  2. 社員教育によるストレス
  3. 人間関係がしんどい

以下では、プロジェクトリーダーをすると起こる3つの辛いことについて解説します。

1.重い責任がのしかかる

エンジニアに限らず、リーダーという立場には責任が付き物です。

一エンジニアであれば、責任の範囲は自分の仕事のみです。

しかし、リーダーであれば、

  • メンバーのミス
  • チーム全体の責任

なども取らなければいけません。

自分が何も失敗していなくても、責任を取らされる場面に遭遇します。

なので、そうした理不尽な責任が課されることを、あらかじめ頭に入れておきましょう。

2.社員教育によるストレス

リーダーによくある苦悩が、社員教育によるストレスです。

リーダーになると、

  • チームメンバーへのケア
  • スキルアップのための指導

なども大きな仕事になります

ミスがあれば注意や指導もおこないますが、指導をするなかで上手くいかないこともあるでしょう。

自分は丁寧に指導しているつもりでも、メンバーからは反感を買う結果になることも。

そうした社員教育によるストレスは、リーダーならではの辛いことです。

3.人間関係がしんどい

リーダーを引き受けると、新しい人間関係が途端に増えます。

チームメンバーはもちろん、他部署の人やクライアントなど、多くの人と関係が生まれるからです。

抱えている人間関係が増えれば、板挟みになったり愚痴がこぼれたりと、ストレスが増加します。

人間関係が苦手な人にとっては、リーダーという仕事は苦痛である可能性が高いでしょう。

プロジェクトリーダーに向いている人の特徴4選

リーダーに向いているエンジニア男性

プロジェクトリーダーに向いている人には、どのような特徴があるのでしょうか?

自分のリーダーへの適性がわかれば、引き受けるかどうかの判断を適切にできます。

  1. 長期的な視点を持てる
  2. 人を束ねるのが得意
  3. メンバーの気持ちを共有できる
  4. 粘り強さがある

そこで以下では、プロジェクトリーダーに向いている人の4つの特徴をご紹介します。

1.長期的な視点を持てる

長期的な視点がある人は、リーダーに向いているといえます。

なぜなら、リーダーはプロジェクト全体の進捗や納期を意識しながら、日々の仕事をこなす必要があるからです。

一エンジニアであれば、自分の仕事の範囲だけに集中すれば問題ありません。

しかしリーダーとなると、チームとプロジェクト全体を見渡す長期的な視点が必要です。

したがって、長期的な視点がある人は、それだけでリーダーの素質があるといえるでしょう。

2.人を束ねるのが得意

人を束ねるのが得意な人も、リーダーに向いています。

プロジェクトリーダーになると、メンバーを束ねて仕事を進めなければいけません。

そのとき、上手くメンバーを束ねなければプロジェクトの成功は困難です。

プロジェクトの成功は、いわばリーダーのマネジメントにかかっています。

人を束ねる力は、リーダーとして成功するには不可欠です。

3.メンバーの気持ちを共有できる

メンバーの気持ちを理解し共有できる人は、非常にリーダー気質です。

チームで仕事をしていると、何かしらのトラブルや人間関係のもめごとは避けられません。

そうしたとき、メンバーの気持ちを理解し共有すれば難しい課題や問題を解決できます

リーダー次第で、チームのモチベーションを高めることも可能です。

これからマネジメントの経験をしたい方は、他人の気持ちの理解や共有を日頃からおこないましょう。

4.粘り強さがある

粘り強さも、リーダーの資質として重要な要素です。

リーダーとして働き始めると、重い責任やマネジメント業務が押し寄せてきます。

ある程度の粘り強さがなければ、途中で挫折してしまう可能性が高いです。

リーダーが挫折してしまうと、チーム全体の士気が低下します。

粘り強さに自信があれば、多少の困難にも負けずリーダーの仕事を成し遂げられるでしょう。

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エンジニアのプロジェクトリーダーに関する質問

リーダーをやりたくない男性の悩み

エンジニアのプロジェクトリーダーに関して、まだ疑問が残っている方もいるでしょう。

疑問が残ったままだと、リーダーを引き受けるか適切な判断ができません。

  1. プロジェクトリーダーをやりたくないときは、どうしたらいい?
  2. プロジェクトマネージャーになってうつ病になる人もいる?
  3. 途中でリーダーを辞めることはできる?

そこで以下では、エンジニアのプロジェクトリーダーに関する質問に回答していきます。

1.プロジェクトリーダーをやりたくないときは、どうしたらいい?

プロジェクトリーダーをやりたくない場合、断ることは可能です。

リーダーを断ったからといって、会社をクビになるようなことはありません。

ITエンジニアのキャリアルートには、マネジメントかエンジニアとして技術を極める方法があります。

リーダーになることのモチベーションがなければ、マネジメント職以外を選択するのも良いでしょう。

特定の技術に詳しくなれば、リーダーとは別の形で出世できます。

2.プロジェクトマネージャーになってうつ病になる人もいる?

残念ながら、プロジェクトマネージャーになってうつ病になる人は存在します。

そもそも、ITエンジニアは心を病んでしまう人が多い職業です。

その理由には、仕事量や不規則な勤務時間などが挙げられます。

くわえて、リーダーになれば仕事量や責任はさらに増加し、人間関係も複雑になります。

心を病んでしまっては元も子もないので、業務量を調整したりきちんと休みを取るなど、対策を講じることが大切です。

3.途中でリーダーを辞めることはできる?

リーダーのポジションが苦痛な場合、途中で辞めることも可能です。

もう少し続けるよう説得される可能性もありますが、本人の意思が尊重されるため辞められます。

ただ、一度引き受けたリーダーを辞めれば、人事評価への影響は避けられません。

チームにも迷惑がかかるため、居心地の悪い思いをする可能性もあります。

しかし、無理に続けて体調を崩しては本末転倒なので、無理だと感じたら早めに辞めることを考えましょう。

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まとめ:キャリアプラン次第ではリーダーを引き受けるのも吉

本記事では、エンジニアのリーダーのメリットや不人気な理由について解説してきました。

  • リーダーをやりたくないエンジニアも少なくない
  • リーダーには社員教育やチーム全体の責任が課される
  • 出世したいならリーダーを引き受けるのもおすすめ

エンジニアの中には、プロジェクトリーダーをやりたくないという人も存在します。

リーダーゆえの責任や業務量の増加などが、リーダーが不人気の理由です。

しかし、リーダーをすると給与アップや出世できるなど、メリットもあります。

自分のキャリアプラン次第では、リーダーを引き受けた方が良い場合もあります。

ぜひ今回の記事を参考に、リーダーを引き受けるかどうか適切な判断をしてください。

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