ゲームエンジニアってどんな仕事?仕事内容3選や年収について解説
「ゲームエンジニアってどんな仕事なのか知りたい」
「ゲームエンジニアの収入や将来性が気になる」
と思うことはありませんか?
業務内容や将来性がわからなければ、ゲームエンジニアを目指す過程で迷いが生まれますよね。
では、ゲームエンジニアとは一体どのような仕事なのでしょうか?
そこで今回は、
- ゲームエンジニアとは何か
- ゲームエンジニアの年収と将来性
- ゲームエンジニアに必要な能力
について詳しく解説します。
この記事を読めば、ゲームエンジニアについて一通りのことがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ゲームエンジニアとは何か
ゲームエンジニアと一口に言っても、具体的なイメージが湧く人は少ないでしょう。
ゲームエンジニアは細かな職種に区別されていて、それぞれ違う仕事をしています。
- ゲームの開発に携わる技術者の総称
- ゲームエンジニアに含まれる4つの職種
ここでは、ゲームエンジニアとは何かについて解説します。
1.ゲームの開発に携わる技術者の総称
ゲームエンジニアとは、ゲームの開発に携わる技術者の総称です。
ある特定のエンジニアが、ゲームのすべてを開発しているわけではありません。
例えば、
- コンセプトの設計
- サウンドの設定
- キャラのディテール
など、ゲームの要素ごとに仕事は分担されています。
したがって、ゲームエンジニアを目指すのであれば、職種ごとの業務を知ることが必要です。
2.ゲームエンジニアに含まれる4つの職種
ゲームエンジニアは、主に4つの職種に区分できます。
職種ごとに仕事内容はもちろん、必要なスキルも異なります。
以下では、それぞれの職種について詳しく見ていきましょう。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーとは、設計に沿ってプログラミングをおこないゲームを作っていく職種です。
ゲームのコンセプトや細部の仕様は、上流の工程で決定されます。
ゲームプログラマーは、決定された仕様の通りに画面が動くよう、プログラミングをおこないます。
実際に自分の手でゲームを作っていくのは、ゲームプログラマーです。
ゲーム作りの現場に携わりたいという方には、ゲームプログラマーをおすすめします。
ゲームデザイナー
ゲームデザイナーとは、ゲームの世界観やキャラの設定など、ゲームの企画の提案や設計をする職種です。
ゲームデザイナーがゲームの設計を完了させれば、それにしたがってプログラマーが実際にゲームを作ります。
ゲームデザイナーの醍醐味は、自分のアイデアがゲームとして世間に流通すること。
自分が企画したゲームが大ヒットすれば、大きな達成感ややりがいが得られます。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーとは、ゲームを作るプロジェクトをリーダーとして統括する職種です。
主な仕事内容は、
- ゲームの企画の提案
- チームの人事に関する業務
- プロジェクトに必要な予算や進行の管理
など、とても多岐にわたります。
ひとつのゲームを作るチームの中では、プロデューサーが一番上のポジションです。
したがって、プロジェクトが成功すれば栄誉を与えられますが、失敗の責任も取らなければいけません。
現場よりもマネジメント的な仕事に興味がある方は、ゲームプロデューサーを目指しましょう。
サウンドエンジニア
サウンドエンジニアとは、ゲーム内のBGMや効果音を作り出す職種です。
ゲームにおいて、音楽は重要な要素のひとつ。
ゲームの世界観に合った音楽を提供しなければならないため、音へのセンスが求められます。
音の制作はコンピューターを使うこともあれば、実際に楽器を使って作ることも。
したがって、コンピューターや楽器に親しんでいることも、サウンドエンジニアに必要な素養です。
ゲーム開発におけるディープラーニングの成果・役割・将来性についてゲームエンジニアの仕事内容3選
ゲームエンジニアの具体的な仕事内容は、企業や職種によってさまざまです。
しかし、ゲームエンジニアの主な仕事の流れはおおよそ定まっています。
- ゲームのコンセプトの打ち合わせ
- ゲームの制作
- バグの修正や確認
以下では、ゲームエンジニアの主な仕事内容を流れ順にご紹介します。
1.ゲームのコンセプトの打ち合わせ
ゲームエンジニアの仕事は、ゲームのコンセプトを決定することから始まります。
したがって、チームメンバーや社外のクライアントも交えながらの入念な打ち合わせが必要です。
ゲームのコンセプトは、短時間で決定するものではありません。
お互いにアイデアを出し合い磨きながら、最終的な企画を固めます。
2.ゲームの制作
全体的なコンセプトが決定した後におこなうのは、実際の制作です。
ここではプログラマーやサウンドエンジニアが主に動きながら、企画案を画面の動きに反映させます。
制作にかかる時間はゲームによって異なりますが、大がかりなものだと数年単位の時間が必要なことも。
しかし、少しずつゲームが完成していく過程は、ゲームエンジニアの仕事の醍醐味でもあります。
3.バグの修正や確認
ゲームの制作が一通り終われば、バグの修正や動作の確認をおこないます。
世の中にリリースした後にバグが発見された場合、商品や会社の評判が大きく下がりかねません。
したがって、リリース前にバグの有無を入念にチェックし、見つかれば修正します。
無事に修正が完了すれば、ゲームエンジニアの主な仕事はひと段落です。
ゲームエンジニアに必要な能力5選
ゲームエンジニアの仕事には、さまざまな能力が必要です。
事前に求められる能力を把握しておけば、効率的にゲームエンジニアを目指せます。
- プログラミングスキル
- ゲームエンジンを扱う能力
- 柔軟な発想力
- 対人スキル
- 英語や数学の知識
ここでは、ゲームエンジニアに必要な5つの能力について解説します。
1.プログラミングスキル
ゲームエンジニアには、まずプログラミングのスキルが必要です。
なぜなら、実際にゲームを制作するにあたっては、プログラミング言語を扱うから。
プロデューサーを目指している場合でも、最初は大抵現場での制作を任されるため、やはりプログラミングスキルは必須です。
使用するプログラミング言語は、制作するゲームの種類によって異なります。
自分の制作したいゲームの種類が決まっている場合は、それに対応する言語から学び始めましょう。
2.ゲームエンジンを扱う能力
ゲームエンジニアには、ゲームエンジンを扱う能力も必須です。
ゲームエンジンとは、ゲーム開発を効率的に進めるために使用されるソフトウェアのこと。
つまり、ゲームエンジンを扱えれば、日々の仕事をスピーディーにおこなえます。
反対にゲームエンジンが扱えない場合、仕事の効率は各段に落ちてしまいます。
ゲームエンジニアを目指すのであれば、ゲームエンジンの扱いも必ずマスターしましょう。
3.柔軟な発想力
ゲームエンジニアの仕事には、柔軟な発想力も必要不可欠。
世界を熱狂させるようなゲームを作り出すためには、人とは違う発想が求められるからです。
実際、ゲームのコンセプトを決定する打ち合わせでは、数々のアイデアが出され、ボツにされていきます。
発想力が乏しいと、ゲームのアイデアが出せずチームにも貢献できません。
日頃から面白い物語やキャラの設定を考えるなどして、発想力を鍛えましょう。
4.対人スキル
ゲームエンジニアとして活躍するには、対人スキルも欠かせません。
なぜなら、ゲームエンジニアはチームで仕事をする場面が多いからです。
とくにプロデューサーの場合、チームメンバーをマネジメントしなければいけません。
その際、もめごとや人間関係のトラブルを上手く処理するのも大切な仕事です。
ゲームエンジニアとして活躍するために、対人スキルも磨いておきましょう。
5.英語や数学の知識
英語や数学の知識は、ゲームエンジニアの仕事に役立ちます。
プログラミング言語は英語であり、キャラの動きの設定には数学的な計算が必要だからです。
また、英語ができれば海外の企業とも仕事ができ、自分の活躍の場を広げられます。
必須というわけではありませんが、ほかのエンジニアと差をつけたいなら、英語や数学の知識も習得するのがおすすめです。
エンジニアに英語力が必要な3つの理由|おすすめの勉強法も紹介ゲームエンジニアの年収と将来性
ゲームエンジニアの年収事情や将来性が気になっている方も多いでしょう。
年収や将来性の実態がわかれば、ゲームエンジニアを目指すモチベーションもアップするはずです。
- ゲームエンジニアの平均年収
- ゲームエンジニアは将来性が高い
ここでは、ゲームエンジニアの年収や将来性について解説します。
1.ゲームエンジニアの平均年収
財団法人デジタルコンテンツ協会の調査によると、ゲーム開発者全体の年収はおよそ520万円となっています。(出典:財団デジタルコンテンツ協会|デジタルコンテンツ制作の先端技術応用に関する調査研究)
厚生労働省の調査で日本の平均年収は440万円ほどなので、平均よりも高い収入です。(出典:厚生労働省|2020年家計調査)
職種によって年収には差があり、ゲームプロデューサーになると平均年収は700万円ほどに。
したがって、ゲームエンジニアは全体的に高収入の職業だといえます。
2.ゲームエンジニアは将来性が高い
収入にくわえて、ゲームエンジニアは将来性も高いといえます。
というのも、近年VRやメタバースの登場など、ゲーム市場は大きな盛り上がりと成長を呈しているからです。
したがって、今後ゲームエンジニアの平均年収が上がる可能性は十分にあります。
時代の波に乗った仕事がしたいという方にも、ゲームエンジニアはおすすめです。
ゲームエンジニアになる3つの方法
ゲームエンジニアを目指そうと思っても、どのように行動すればいいかわからない方も多いでしょう。
しかし、今はゲームエンジニアになるための方法がとても充実しています。
- プログラミングスクールに通う
- 独学でスキルを習得する
- ゲームエンジニアの専門学校に通う
以下では、ゲームエンジニアになるための3つの方法について解説します。
1.プログラミングスクールに通う
ゲームエンジニアになるための方法のひとつは、プログラミングスクールの活用です。
今はゲームエンジニアに特化したコースを用意しているスクールも多いため、確実なスキルアップが期待できます。
プログラミングスクールのメリットは、やはり指導の質の高さ。
プロの講師が丁寧に指導してくれるため、初心者でも安心です。
また、モチベーションの維持が容易なのもプログラミングスクールのメリット。
ひとりで目指すのは心細いという方は、プログラミングスクールを活用しましょう。
2.独学でスキルを習得する
独学であっても、ゲームエンジニアになることは可能です。
なぜなら、近年は参考書やYouTube、ネットの学習サービスなど、独学用のコンテンツが充実しているから。
独学の一番のメリットは、圧倒的に費用が安い点です。
プログラミングスクールや専門学校には数十万~数百万円のお金が必要ですが、独学では数千円程度に抑えられます。
また、自分のペースで学習できるため、忙しい社会人などにもおすすめの方法です。
3.ゲームエンジニアの専門学校に通う
お金や時間に余裕があれば、ゲームエンジニアの専門学校に通うのもひとつの方法。
専門学校で本格的に学べば、即戦力となるスキルを習得できます。
専門学校は充実した指導にくわえ、就職へのサポートなどがあるのもメリット。
本気で一人前のゲームエンジニアを目指したい方は、専門学校への入学も検討してみましょう。
ゲームエンジニアに向いている人の特徴3選
ゲームエンジニアには、どのような人物が向いているのでしょうか?
あらかじめ向いている人の特徴を把握すれば、自分のゲームエンジニアへの適性がわかります。
- ゲームが好き
- 空想世界に浸るのが好き
- 新しいものを作るのが好き
ここでは、ゲームエンジニアに向いている人の特徴を3つご紹介します。
1.ゲームが好き
ゲームエンジニアの仕事において、ゲームが好きという感情は大切です。
根本的にゲームが好きでなければ、面白いゲームの企画が浮かぶ可能性も低いからです。
また、ゲームエンジニアは四六時中ゲームと向き合う仕事でもあります。
したがって、ゲームが好きでなければ続けることが困難です。
ゲームへの熱量が大きいほど、ゲームエンジニアの適性も高いといえます。
2.空想世界に浸るのが好き
日頃よく空想の世界に浸るという人は、ゲームエンジニアに向いています。
なぜなら、ゲームこそまさに空想の世界であり、空想から企画を膨らませていくからです。
もちろんただ空想するだけではいけませんが、空想することは必ず仕事に活用できます。
日頃から空想癖がある方は、ゲームエンジニアを目指すのも選択肢のひとつです。
3.新しいものを作るのが好き
新しいものを作るのが好きという性質も、ゲームエンジニアに向いている特徴のひとつ。
というのも、誰も見たことがない新しいゲームを作ることが、ゲームエンジニアの醍醐味だからです。
既存のゲームの焼き直しのようなゲームは、世間の反響はもちろん仕事として面白みがありません。
世間を驚かすような新しいものを作るという思いは、ゲームエンジニアにとって不可欠です。
したがって、新しいものを作るのが好きな人は、ゲームエンジニアに向いているといえます。
ゲームエンジニアに関する質問
ゲームエンジニアに関して、まだ疑問や不安が残っている方も多いでしょう。
疑問を残したままゲームエンジニアを目指すと、どこかで道を誤る可能性が高いです。
- 未経験でもゲームエンジニアになれる?
- ゲームエンジニアになるのに資格は必要?
- ゲームエンジニアはきつい?
なので以下では、ゲームエンジニアに関する質問に回答していきます。
1.未経験でもゲームエンジニアになれる?
未経験であっても、ゲームエンジニアになることは可能です。
実際、未経験者歓迎のゲームエンジニアの求人は存在します。
したがって、未経験だからといって諦める必要はありません。
積極的にゲームエンジニアを目指していきましょう。
2.ゲームエンジニアになるのに資格は必要?
ゲームエンジニアになるのに、これといった資格は必要ありません。
無資格であっても、ゲームエンジニアにはなれます。
ただ、資格を所有しておくと仕事で役に立つのも確かです。
具体的な資格としては、
- 情報処理技術者試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- CGクリエイター検定
などがあります。
ゲームエンジニアとして上のレベルを目指す方は、ぜひ取得してください。
3.ゲームエンジニアはきつい?
一般的に、ゲームエンジニアは忙しくてきついと言われています。
リリースや納期が迫った時期は、残業が夜間に及ぶこともあるからです。
もちろん企業や部署によっては、のんびりと仕事ができる場合もあります。
しかし、ゲームエンジニアを目指すなら多少のきつさは覚悟しておいた方が、ミスマッチは少なくなるでしょう。
ゲームプログラマーの年収は業界で変わる。実際の年収を紹介!まとめ:ゲームエンジニアの仕事は面白くて将来性も高い
本記事では、ゲームエンジニアの仕事や年収について解説してきました。
- ゲームエンジニアとはゲーム開発に関わる技術者
- ゲームエンジニアの年収は平均以上
- ゲームエンジニアにはやりがいと将来性がある
ゲームエンジニアとは、ゲーム開発に携わる技術者を指します。
ゲーム好きには面白い仕事であることにくわえ、年収も平均より高いです。
また、近年ゲーム市場は盛り上がっているため、ゲームエンジニアの将来性も高いといえます。
ぜひ今回の記事を参考に、ゲームエンジニアへの道を歩んでください。
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