エンジニア3年目で必要な4つのスキルとは。転職事情やキャリアプランも解説
「エンジニアの3年目に必要なスキルを知りたい」
「3年目で転職や出世を意識するのは早い?」
と思うことはありませんか?
エンジニアの3年目を成功させたいと思っても、必要なスキルがわからなければ目標も立てられませんよね。
では、エンジニアとして3年目に必要なスキルには、どのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアの3年目に必要なスキル
- エンジニアの3年目に意識するべきこと
- エンジニア3年目の転職や出世事情
について詳しく解説します。
この記事を読めば、エンジニア3年目を成功させるために必要なことがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニア3年目に必要なスキル4選
エンジニア3年目において、どのようなスキルが必要なのか気になる方は多いでしょう。
事前に必要なスキルを把握しておけば、3年目のキャリアを成功させる可能性が高まります。
- 高いコミュニケーション能力
- 応用的なプログラミングスキル
- システムの課題や欠点を指摘できる力
- 後輩のマネジメントスキル
ここでは、エンジニア3年目に必要なスキルを4つご紹介します。
1.高いコミュニケーション能力
エンジニア3年目になると、高いコミュニケーション能力が必要です。
というのも、3年目以降は社内外の人とコミュニケーションをとる機会が増えるから。
企画のプレゼンやクライアントへの提案など、コミュニケーション能力を求められる場面は無数にあります。
エンジニアというと、パソコンで孤独に作業をしているイメージがありますが、実際は人と一緒に仕事をすることが多いです。
スムーズに仕事を進めるためにも、コミュニケーション能力を磨いておきましょう。
2.応用的なプログラミングスキル
3年目では、応用的なプログラミングスキルを習得し始めることも必要とされます。
なぜなら、3年目になると徐々に複雑なシステムの設計や開発を任されるからです。
応用的なスキルの具体例としては、C++やRなどの難易度の高いプログラミング言語が挙げられます。
応用的なスキルを習得すれば、より新しくて大きな仕事ができます。
市販の参考書や勉強会を活用しながら、応用的なスキルを習得しましょう。
3.システムの課題や欠点を指摘できる力
3年目のエンジニアには、システムの課題や欠点を指摘する力も必要です。
なぜなら、任された仕事をこなすだけ認められるのは2年目までだから。
3年目以降は、任された仕事をするなかで改善点や課題を上司に指摘していくことが求められます。
課題を指摘することで、その仕事がより高いレベルで達成されます。
そのため、日々の仕事から改善点や課題を探しながら取り組むようにしましょう。
4.後輩のマネジメントスキル
3年目になると、後輩のマネジメントスキルが求められます。
というのも、3年目になると後輩の指導を任されることもあるからです。
後輩の指導をするなかで、何かしらのトラブルは避けられません。
しかし、後輩をいかにマネジメントするかも、人事評価に関係します。
プロジェクトリーダーなどへの出世を目指している方は、後輩のマネジメントにも力を入れましょう。
プログラマーの扱うプログラミング言語11選|学習方法と選び方も紹介3年目のエンジニアが意識するべき5つのこと
エンジニア3年目のキャリアを成功させるために、何をすればいいか知りたい方も多いでしょう。
前もって意識するべきことを知っておけば、3年目が始まってから即座に実践できます。
- アウトプットを増やす
- セミナーや勉強会に参加する
- 自分から仕事を獲得する
- 仕事のスピードを上げる
- 先輩や上司から独立する
ここでは、3年目のエンジニアが意識するべき5つのことをご紹介します。
1.アウトプットを増やす
3年目のキャリアでは、アウトプットを増やすことが重要です。
というのも、3年目以降はシステムの設計や開発を量産的におこなうからです。
2年目まではインプットを重視する時期ですが、3年目からは徐々にアウトプットの量が増えます。
また、どれだけインプットをしても、アウトプットしなければシステムを開発するスキルは磨けません。
アウトプットを増やし、自分なりの開発技術を築いていきましょう。
2.セミナーや勉強会に参加する
3年目では、セミナーや勉強会に積極的に参加しましょう。
セミナーや勉強会のメリットとしては、
- 独学に比べてモチベーションを維持しやすい
- 独学では学べない部分もカバーできる
- IT業界に人脈ができる
などが挙げられます。
3年目となると、複雑で高度なプログラミングスキルが必要です。
そのとき、同じような志を持つエンジニアと一緒に勉強すれば、とても刺激になります。
勉強会で築いた人脈が、どこかで仕事に結びつく可能性もあるので、エンジニアの繋がりを大切にしましょう。
3.自分から仕事を獲得する
エンジニア3年目では、自分から仕事を獲得しにいくことを忘れてはいけません。
なぜなら、与えられた仕事をこなすだけでは3年目は評価されないからです。
システムの設計や開発でも、指示通りするのではなく自分なりの考えを反映させることが求められます。
また、社外の人と積極的にコミュニケーションをとることも、仕事の獲得に結び付くでしょう。
能動的に動いて仕事を獲得する姿勢は、3年目以降ずっと必要なものです。
4.仕事のスピードを上げる
エンジニア3年目になると、コーディングの効率アップを意識しましょう。
エンジニアにとって仕事のスピードは大切で、残業をせず限られた時間で成果を出すには、コーディングのスピードを上げることが必須だからです。
ほかにも3年目になると、
- 急なミーティング
- 不具合の修正
- トラブル対応や問い合わせ
- 社内書類の作成
など、任される仕事の量が増えてきます。
なので、システム開発では既存のソースコードやライブラリを積極的に使い、仕事のスピードを上げていきましょう。
5.先輩や上司から独立する
3年目のキャリアのなかで、先輩や上司から独立するよう意識するのも大切です。
2年目までは先輩や上司が丁寧に指導してくれますが、3年目になると独り立ちを要求されます。
また、それまでは仕事は先輩や上司が与えてくれていましたが、3年目以降は仕事は自分で獲得するものです。
先輩や上司に頼るのではなく、3年目の間に自分なりの仕事のやり方を確立させましょう。
エンジニア3年目のキャリアプラン
エンジニア3年目は、自分のキャリアプランを意識し始める時期です。
とはいえ、エンジニアがどのように出世していくのかわからない方も多いと思います。
- 管理職での出世を目指す場合
- 技術職で出世を目指す場合
ここでは、エンジニア3年目のキャリアプランについて解説します。
1.管理職での出世を目指す場合
エンジニアにはまず、管理職で出世するルートがあります。
主な管理職の役職としては、
- プロジェクトリーダー
- プロジェクトマネージャー
などがあります。
管理職になると、プロジェクトの進捗や予算の管理を仕事としておこないます。
高い給与は得られますが、現場での設計や開発にはあまり携わりません。
そのため、管理職にならずに別のルートで活躍するエンジニアもいます。
2.技術職で出世を目指す場合
管理職での出世に関心がないエンジニアは、技術職で出世します。
具体的な役職は、
- ITアーキテクト
- ITスペシャリスト
などです。
技術職の場合、出世しても現場の仕事に携わり続けられます。
企業や部署にもよりますが、ある程度高い給与も保証されます。
エンジニアとしての仕事が好きな方は、技術職で活躍するエンジニアを目指すのがおすすめです。
マネジメント能力とは?必要な5つのスキルや能力を高める3つの方法も解説エンジニア3年目の転職事情
エンジニア3年目になると、転職を意識する人も増えてきます。
しかし、3年目で転職することが良いのか悪いのかわからない方も多いでしょう。
- 3年目で転職するエンジニアは多い
- エンジニア3年目で転職するデメリット
ここでは、エンジニア3年目の転職事情について解説します。
1.3年目に転職するエンジニアは多い
エンジニアは3年目で転職するケースが多いです。
なぜなら、3年目の転職には一定のメリットがあるからです。
以下では、3年目にエンジニアが転職する理由をみていきましょう。
第二新卒に応募できる
新卒から3年目は、第二新卒として転職できる最後の年です。
中途の転職と第二新卒では、第二新卒の方が一般的に難易度が低くなっています。
したがって、人気の高い大手企業などにも、第二新卒枠であれば採用される可能性が高いです。
新しい会社でレベルアップをしたい方は、多くが第二新卒として転職活動をします。
3年頑張れば忍耐力がないとみなされない
3年目に転職するもうひとつの理由は、面接で忍耐力がないとみなされないからです。
どんな職場でも3年頑張れば、一定の忍耐力ある人材と評価されます。
反対に、1年や2年で転職した場合、新しい職場もすぐ辞めそうな印象を与えかねません。
転職を考えているエンジニアは、まずは同じ職場で3年続けることをおすすめします。
2.エンジニア3年目で転職するデメリット
エンジニア3年目の転職には、デメリットもあります。
具体的なデメリットとしては、
- 年収が下がる可能性がある
- 出世が遅れる
- 新しい職場と相性が悪いことがある
などが挙げられます。
転職したからといって、必ずしも年収が上がるとは限りません。
また、新しい職場ではイチからのスタートになるため、出世もその分遅くなります。
これらのデメリットを考慮して、転職するかどうかの選択をしましょう。
エンジニア3年目に関する3つの質問
エンジニアの3年目に関して、まだ疑問や不安が残っている方も多いでしょう。
3年目のキャリアを順調に歩むためにも、疑問や不安は解消しておくべきです。
- 3年目でも仕事ができない場合どうすればいい?
- 仕事を辞めたい場合も続けるべき?
- 3年目からフリーランスになるのはアリ?
ここでは、エンジニア3年目に関する3つの質問に回答していきます。
1.3年目でも仕事ができない場合どうすればいい?
3年目でも仕事の成果や自分の技術力に悩んでいる場合、主にふたつの解決策があります。
- プライベートで勉強してスキルを磨く
- 仕事の環境を変える
今の会社にとどまる場合は、プライベートで勉強してスキルを磨きましょう。
確実にスキルのレベルを上げれば、転職先でも通用するエンジニアになれます。
また、今の仕事の環境が自分に合っていない可能性もあります。
その場合は、部署異動や転職など、新しい環境で仕事をするためにアクションを起こしましょう。
2.仕事を辞めたい場合も続けるべき?
3年目で仕事を辞めたい場合、一概に続けるべきとはいえません。
なぜなら、1年目や2年目に比べて、3年目であればある程度転職しやすいからです。
心身に不調をきたしそうなのであれば、早めに今の職場から離れるのもひとつの選択です。
しかし、ただ今の苦しいことから逃げたいだけの場合は、転職しても同じような結果になりかねません。
今の自分の状況を冷静に分析して、辞めるかどうかの判断を下しましょう。
3.3年目からフリーランスになるのはアリ?
3年目からフリーランスとして活動するのはアリです。
なぜなら、3年目になると一定のスキルや仕事を獲得する力が習得できているから。
フリーランスとして成功すれば、会社員時代の数倍の年収を稼ぐことも可能です。
ただし、すべて自己責任の世界のため、会社員時代より大幅に年収が下がる可能性もあります。
それでも自分を試したい方は、フリーランスとしてチャレンジしてみるのもアリでしょう。
フリーランスエンジニアは今からでも目指すべきか|令和時代に活躍できる存在になる方法を解説まとめ:エンジニアとして納得のいく3年目を過ごそう
本記事では、エンジニアの3年目に関して解説してきました。
- 3年目はキャリアを左右する大事な時期
- 3年目からはコミュニケーションやマネジメントの能力も必要
- 3年目に転職するエンジニアも多い
エンジニアの3年目は、自分のキャリアを左右する重要な時期です。
同僚とも差が開き始める時期なので、出世のためにもしっかり成果を出さなければいけません。
また、3年目はエンジニアが転職しがちな時期でもあります。
ぜひこの記事を参考に、自分が納得のいくエンジニア3年目を過ごしてください。