システムエンジニアが激務な7つの理由。システム開発の流れや激務を避ける方法を紹介

2024.01.12
システムエンジニアが激務な7つの理由。

「システムエンジニアの仕事は忙しい?」
「システムエンジニアが激務を避ける方法を知りたい」

と思うことはありませんか?

エンジニアの仕事は楽しいけど、仕事がきついと続けられるか不安になってしまいますよね。

では、システムエンジニアが激務な理由には、どのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • システムエンジニアの仕事の特徴
  • システム開発の流れ
  • フリーランスエンジニア向け転職エージェント

について詳しく解説します。

この記事を読めば、システムエンジニアの仕事の特徴がわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

システムエンジニアが激務な7つの理由

激務なシステムエンジニア

システムエンジニアは、忙しいと言われる代表的な職業です。

なぜシステムエンジニアの仕事は激務なのでしょうか。

ここでは、システムエンジニアの仕事の特徴を見ていきましょう。

1.スケジュール管理が難しい

システムエンジニアが激務になる理由に、スケジュール管理が難しいことがあります。

なぜなら、システム開発のスケジュールを立て、誰が何をいつまでに完了させるのか、進捗管理をする必要があるからです。

システム開発の期間は、3ヶ月と短いものもあれば、1年から3年かかるものもあります。

リリースに向けて、ひとりの遅れがプロジェクト全体の進捗の遅れに繋がるため、SEの激務な理由になるのです。

2.急な仕様変更

開発の途中で仕様変更となることも、システムエンジニアの激務な理由となります。

仕様が変わると、その分のタスクが増えていくからです。

SEとクライアントは対等な関係ですが、仕様の内容と開発期間は明確な形となっています。

急な仕様変更は、納期まで残業が続く要因となるため激務となるでしょう。

3.PMの仕事の回し方が下手

良いプロジェクトマネージャーのもとで働くと、不必要な残業も少なくなります。

上司の仕事の回し方は重視される部分で、最悪の場合、転職の理由にも繋がるのです。

例えば、上手くいっていないプロジェクトは、コミュニケーションが取れていない理由で成果が出せていないこともあります。

マネジメントスキルは、プロジェクトの成功に欠かせないため、良いプロジェクトマネージャーは求められるといえます。

4.IT人材の不足

IT人材の不足もシステムエンジニアが激務になる理由です。

当然のことですが、人手が足りていないプロジェクトは、一人一人の業務量が増え激務となるからです。

とくに優秀なエンジニアや即戦力なエンジニアに負担が集中し、過度なストレスになることもあります。

SEの労働環境が改善されるためにも、慢性的なIT人材の不足は、解決が必要な課題でしょう。

5.多重下請け構造

顧客と直接取り引きをする元請けの下に、2次請けや3次請けの企業が連なることを多重下請け構造と言います。

下請け構造の下層エンジニアになるほど待遇も悪くなりやすく、このようなケースは労働環境が激務に繋がっているといえます。

タイトなスケジュールで納期を厳守していかなければならないので、残業が続くこともあるでしょう。

あまりにもきつい場合は、体調を崩す前に転職や信頼できる人に相談することも大切です。

6.プロジェクト内のトラブル

システム開発の現場では、認識のズレから進捗の遅れに繋がることがあります。

定期的なミーティングやすり合わせがおこなわれていますが、問題が解消されないとトラブルとなるケースもあるのです。

  • 納期や予算が予想を超えてしまった
  • コミュニケーション不足でトラブルに対応できなかった
  • クライアントに振り回されて成果に繋がらなかった

上記のような場面に遭遇しても、柔軟に対応できるようにチームがひとつになることが大切といえます。

7.忙しい時期・納期前

忙しい時期や納期前は忙しさがピークになる時期です。

自分のことを追い込んで作業をする場合もあるため、いつもと違った職場の雰囲気になることもあるでしょう。

残業が続き疲労が溜まってくると、いつも通りの仕事でもミスをしてしまうこともあります

頭を使う仕事は午前中で済ませるなど、効率的にタスクを終わらせる工夫も必要でしょう。

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システムエンジニア(SE)のシステム開発の流れ

システム開発に携わるエンジニア

システム開発の現場で成果を出すには、プロジェクトの流れを把握しておくことが大切です。

ここでは、ウォーターフォール型の開発を例に、システム開発の特徴を押さえていきましょう。

  1. 要件定義
  2. 設計
  3. 開発・実装
  4. テスト
  5. 運用・保守

それぞれ解説していきます。

1.要件定義

要件定義とは、何を作るか決める段階です。

要件定義や設計をシステム開発の中で上流工程と言いますが、要件定義に時間をかけていないと、その後のすべてに影響が出てきてしまいます。

  • 必要な調査がされていない
  • 検討の時間を確保していない

上記のケースを防ぐためにも、クライアントから要望を聞き、開発するシステムで何をおこなえるのか、作るものを明確にする必要があります。

2.設計

設計では、どうやって作っていくか決めていきます。

クライアントの希望するシステム機能仕様の作成は、基本設計が完了すると詳細設計へと進み、より具体的なものに固まってきます。

例えば、下記の詳細が決まってくるのです。

  • 画面のレイアウト
  • データベースのテーブル

要件定義と設計が安定していると、テストでバグが発生しにくく、ウォーターフォール型開発のメリットを得られるでしょう。

3.開発・実装

実際に作る段階が、開発・実装のフェーズです。

設計に基づいて、プログラムを作り仕様を形にしていきます

実装をプログラマーがおこなう場合は、システムエンジニアがシステム開発の全体を監督する役目になるのです。

コミュニケーションスキルやマネジメント能力が求められるといえます。

4.テスト

作ったものがきちんと動作するのか確認するのがテストです。

テストには、下記のような種類があります。

  • 単体テスト
  • 結合テスト
  • 総合テスト
  • 運用テスト

システムのバグがあれば修正をおこないますが、場合によっては設計まで遡って対応することもあるでしょう。

5.運用・保守

無事にシステムがリリースできたら、運用と保守の業務もシステムエンジニアが対応します。

  • 運用:システムに問題が起こらないようにサポートする
  • 保守:システムに問題が発生した場合に対応する

クライアントの意向を聞きながら業務をおこなうため、定期的なメンテナンスなど、システムのスムーズな稼働に責任を持つ仕事といえるでしょう。

プログラミング 設計のアイキャッチ画像プログラミングの設計を解説!設計書の書き方やおすすめのツール7選も紹介

システムエンジニア以外に激務になりやすい職種

激務になりやすいエンジニア

SEのほかに、忙しいエンジニアの職種はあるのでしょうか。

ここでは、激務になりやすい職種を説明していきます。

  1. インフラエンジニア
  2. AIエンジニア
  3. Webエンジニア

エンジニア職を知ることで、自分に向いているのかがわかるはずです。

1.インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ハードウェアやソフトウェアを組み合わせて設計や構築をおこなう仕事です。

インフラエンジニアの種類は、

  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • セキュリティエンジニア

などがあります。

プロジェクトを進めていく中で、さまざまな課題に対応する必要があるため、定時で帰宅できる仕事でもないと言われているのです。

技術力が求められるので、継続学習ができる方が向いています。

2.AIエンジニア

AIエンジニアの仕事は、AIを中心とした製品の開発をおこなう職業です。

主な業務は、下記のとおり。

  • AI開発
  • データ分析

近年は、AIの新しい技術やサービスが注目され需要もあるため、人手不足から激務になりやすい仕事といえます。

3.Webエンジニア

Webエンジニアは、Webアプリケーションの構築と保守を担当します。

企画からデザイン、コーディング、テストなど、開発プロセス全体を理解していることが求められる仕事です。

ほかにも、

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript

などのWeb技術に精通していることが必要なため、会社によっては業務以外の勉強に追われることもあるでしょう。

エンジニアが激務を避ける方法

激務を避けるエンジニア

忙しいエンジニアにとって、激務を回避するコツは知っておきたいポイントです。

こちらでは、残業や働き方について考えていきます

  1. 働き方を見直す
  2. 仕事の自己管理を徹底する
  3. 社内SEになる
  4. フリーランスエンジニアになる

では、見ていきましょう。

1.働き方を見直す

システムエンジニアの働き方を見直すと、激務を解消しやすくなります。

働き方を見直すと、過酷な環境から抜け出すきっかけとなるからです。

例えば、

  • 残業しないように、細かくタスクを管理する
  • ワークライフライフバランス推進企業への転職を考える

などがあります。

今の環境を冷静に分析してみると、激務を回避できる方法が見えてくるはずです。

2.仕事の自己管理を徹底する

システムエンジニアとして激務を回避するためには、タスクの自己管理が重要です。

1日にやることを決めて、そこから逸脱しないように努力することが必要といえます。

  • 1週間と1ヶ月で計画を立てる
  • デスクにいない時間も有効に活用する
  • 学習時間を前もって確保する

定時でタスクを終わらせるためには、無駄な時間を浪費しないように1日のスケジュールを工夫することが大切でしょう。

3.社内SEになる

システムエンジニアとしての激務を回避する方法として、社内SEになるという方法もあります。

社内SEは、比較的残業が少ないポジションと言われているからです。

  • 問題を共有しやすい
  • 社内なのでスケジュール管理がしやすい

クライアントの要望に応えるのではなく、自社のシステム構築・運用・保守に関わる業務のため社内SEなら激務を避けられるでしょう。

4.フリーランスエンジニアになる

フリーランスエンジニアは、単価が高い案件に挑戦でき、案件の掛け持ちができるので、柔軟性を求めているエンジニアに向いています。

仕事量を調整できることから、フリーランスエンジニアになることで激務を避けられることもあるのです。

デメリットとしては、フリーランスエンジニアは正社員とは異なり外注なので、優秀なエンジニアでも決裁権を持てません。

そのため、マネジメントなどリーダーとして最終的な意思決定ができる仕事をしたい人には向いていないこともあると考えておきましょう。

ITフリーランスエンジニアの実態とは。ITフリーランスエンジニアの実態とは。フリーランスエンジニアがきつい理由や求人サイト16選も紹介

フリーランスエンジニア向け転職エージェント3選

転職エージェントを利用するエンジニア

フリーランスエンジニアへ転身を考えたとき、活用できるエージェントはあるのでしょうか

ここでは、フリーランスエンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介していきます。

  1. Midworks
  2. レバテックフリーランス
  3. ITプロパートナーズ

それぞれの特徴を押さえていきましょう。

1.Midworks

Midworksは、フリーランスエンジニア向けに案件の紹介をおこなっているエージェントサービスです。

豊富な案件数を扱っていることに加えて、

  • クラウド会計ソフトを利用できる
  • フリーランス賠償責任補償も付帯
  • お仕事が途切れた際の報酬保障サービスがある

などのフリーランス向けの支援が受けられるメリットがあります。

2.レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、ITフリーランスエンジニア向けに求人と案件の提案をする専門のエージェントです。

レバテックフリーランスのサービスは、登録からカウンセリング、企業との交渉など、すべて無料で利用できます。

  • フリーランスのための福利厚生パッケージがある
  • 専門のコーディネーターにキャリア相談できる
  • 単価交渉も代行してくれる

業務の忙しさなどを、実際に働いている方の評価から確認できるため、前もって会社の雰囲気を知れる点はメリットといえるでしょう。

3.ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、週2日から案件の紹介をおこなっているフリーランスエージェントです。

豊富な案件数から働き方を選べることが、サービスを利用するメリットといえます。

  • 週2~3日の案件
  • リモート案件
  • スタートアップ、ベンチャー企業の案件多数あり

契約が決まった後も、専属エージェントからのフォローやサポートを受けられるため、相談しながら進められるでしょう。

まとめ:システムエンジニアが激務を避けるには、スキルを磨き、働き方を見直そう

本記事では、システムエンジニアやSEの特徴を知りたい方に向けて、システムエンジニアが激務な理由やシステム開発の流れを紹介しました。

  • システムエンジニアが忙しすぎる理由を知っておく
  • システムエンジニアのシステム開発の流れを理解する
  • フリーランスエンジニアになるなら、転職エージェントを活用しよう

システムエンジニアは、プロフェッショナルとして一歩先を行くために、しばしばハードワークを強いられることがあります。

しかし、激務を回避するためには、自己管理の徹底や社内SEになる、フリーランスエンジニアになるなど、働き方を見直す方法があるのです。

システム開発のプロセスを理解し、システムエンジニアの苦労とその乗り越え方を頭の片隅に入れておきましょう。

働き方の選択肢を増やすには、スキルを身につけることが一番の近道です。

激務を回避できるように、エンジニアとしての技術向上に努めていきましょう

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