SES面談でエンジニアが成功するコツとは。逆質問を準備しておく3つの理由も解説
「SES面談について知りたい」
「SES面談で気を付けることは何だろうか」
と思うことはありませんか?
SES面談を控えている人にとって、面談が近づくと不安になってしまいますよね。
では、希望する案件に参画するためには、どのような対策をしたら良いでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアのためのSES面談を成功させるコツ
- SES面談が上手くいかないエンジニアの特徴
- エンジニアの逆質問で気を付けること
について詳しく解説します。
この記事を読めば、SES面談で成功するための方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
SESの面談とは
SES面談とは、クライアントにエンジニアを常駐させるSES企業が、プロジェクトに参画する前にお客様とおこなう顔合わせです。
SES企業が抱えている案件は幅広いため、条件に合った人材が求められます。
- 実務未経験が参画できそうな案件
- 特定のスキルと経験が必要な案件
人手不足のプロジェクトに助っ人として入ることも多いので、ミスマッチを防ぐためにも、すり合わせを十分おこなうことが面談には大切なのです。
SES面談でエンジニアが成功するためのポイント5選
SES面談に対策ポイントはあるのでしょうか。
ここでは、エンジニアがSES面談を成功させるコツを紹介していきます。
- 事前リサーチを徹底している
- 経歴や実績を説明できる
- 円滑にコミュニケーションが取れる
- 一緒に働きたいと思ってもらう
- 社会人としての常識がある
それぞれの項目を見ていきましょう。
1.事前リサーチを徹底している
SES企業の入社前に、SES企業を事前リサーチすることは大切。
案件を選べるSES企業なら働きやすい環境で仕事ができるからです。
- 自分の技術に合った案件
- スキルアップできる案件
- 未経験者が参画できる案件
例えば、開発業務をやりたくてSES企業に入社したものの、開発経験が積めないケースもあります。
事前にSES企業をリサーチして、自分に必要な情報を集めることがおすすめです。
2.経歴や実績を説明できる
自分の経歴や実績を第三者に伝えることも必要です。
そのため、言葉で説明できるように前もってノートなどにまとめておくようにしましょう。
- 過去にやってきたこと
- 今できること
- どんな技術を使ったことがあるか
例えば、前職の経歴を詳しく聞かれたときに、答えられないと能力を評価してもらえません。
技術的に足りていない場合は、ほかの人を採用するため、スキルを証明できる実績を説明できるようにしておきましょう。
3.円滑にコミュニケーションが取れる
コミュニケーション能力も重視されるポイントです。
その理由は、プロジェクトメンバーと協力できなければ、プロジェクトも成功しないから。
- 相手の質問に簡潔に答えられる
- 話す内容がわかりやすい
面接官は、プロジェクトリーダーがおこなう場合が想定されます。
円滑にコミュニケーションを取れる人かは、そのまま仕事に関わってくるため見られているといえるでしょう。
4.一緒に働きたいと思ってもらう
SES面談においても、一緒に働きたいかどうかは大切でしょう。
なぜなら、優秀な人材でも一緒に働きたくないと思われるとマイナスな印象で終わってしまうからです。
一緒に働きたくないと思う人には、下記の特徴があります。
- 挨拶ができない
- 敬語を使えない
- 異なる意見を認めない
心理的安全性を重視する企業も多いため、相手に与える印象は重要といえるでしょう。
5.社会人としての常識がある
仕事を任せたいと思う人は、社会人としての常識がある人です。
メンバーが不安に感じる人を面談で採用すると、
- 急な休みが多くなる
- すぐに辞められる
などが懸念されるからです。
時間を守るなどの最低限のビジネスマナーを守り、社会人としての常識が欠如しないようにしましょう。
SES面談が上手くいかないエンジニアの特徴6選
ここでは、どのようなエンジニアがSES面談で上手くいかないか説明していきます。
失敗例を知ることで、成功するためのコツが見えてくるはずです。
- 話の要点がわからない
- 目を見て話せない
- 相手の話を遮ってしまう
- 身だしなみが清潔でない
- 動機が曖昧
- スキルが足りない
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.話の要点がわからない
話が長い人、または話の要点がわからない人は面談に落ちてしまう特徴が挙げられます。
なぜなら、相手目線で話をするためには結論から述べるなどの配慮が必要だからです。
話の要点がわからないと面接官に自分のスキルや技術を知ってもらうこともできません。
優秀なエンジニアは論理的思考能力が高いと言われているため、面談においても論理的にわかりやすく話せる準備をしておきましょう。
2.目を見て話せない
目を見て話せないことも、面談に落ちてしまう要因です。
有名なメラビアンの法則でも、相手の真意がわからないコミュニケーションでは、視覚情報が55%占めていると言われています。
面談で目を見て話せないと、
- やる気がないと思われる
- 不愉快な気持ちにさせる
など、マイナスな印象が強く、落ちてしまう理由となるため、きちんと相手の目を見て話せるようにしましょう。
3.相手の話を遮ってしまう
途中で面接官の話を遮ってしまうことも、よくない例に挙げられます。
人の話を遮るとコミュニケーション能力が低いと判断される場合があるからです。
例えば、面接官は次のようなことを見ています。
- 機転のきく人か
- 要領よく簡潔に回答できるか
- 質問の意図を理解できているか
なので、苦手意識がある人は、面接練習をおこない本番に望むようにしましょう。
4.身だしなみが清潔でない
身だしなみが清潔でないことも、社会人のマナーのない人だと思われてしまいます。
相手に不快感を与えないスタイルで節度ある服装を心がけることが大切です。
- えり元やすそ、靴(足元)など、全体を確認する
- スーツやシャツにしわや汚れはないかチェックする
服装は清潔感を考えて、相手にさわやかな印象を与えられるようにしましょう。
5.動機が曖昧
動機が曖昧なことも面談に何度も落ちてしまう理由です。
なぜなら、志望動機が明確だと熱意を評価してもらえるから。
SES面談では、書類選考の内容を詳しく聞いて要件を満たしているのか確認することがあります。
どのくらいプロジェクトのことに精通し独自の視点を持っているのか見られているため、動機が曖昧にならないように準備をしておきましょう。
6.スキルが足りない
そもそもスキルが足りないと希望する案件に参画できない場合があります。
技術的にミスマッチがないかはSES面談では重視されているからです。
とはいえ、スキルに自信がなく応募ができない状態では前に進めません。
少しスキルが足りないときでも、挑戦できそうなものは応募する行動を取るのも大切です。
転職の面接の服装はどうするべき?身だしなみのポイント10選を紹介エンジニアの面談で逆質問を準備しておく3つの理由
逆質問とは「何か質問はありませんか?」と聞かれたときに、面接官に向けて質問することです。
SES面談でも逆質問の準備をした方が良いのでしょうか。
- 印象が良くなる
- 自分をアピールできる
- 業務内容をイメージできる
ここでは、逆質問の対策をする理由を説明していきます。
1.印象が良くなる
逆質問があることで面接官への印象がよくなります。
その理由は、人は最初と最後の印象が強く残るため、最後のひと押しで面接官に好印象を与えられるから。
例えば、すり合わせが不十分だと思われるときに「とくにありません」と回答するのは印象が良くないです。
仕事内容に興味がないと思われては本末転倒なので、消極的な質問をしないようにしましょう。
2.自分をアピールできる
せっかく質問の機会をもらったら、自分のことをアピールするチャンスです。
もし面談の印象が悪くても逆質問の内容が良ければ、評価が好転することもあるから。
逆質問の内容は、
- お互い共有できる質問・・・(例)業務にかかわること
- 自分のための質問・・・(例)残業時間や指導担当はいるか
などがありますが、面談の内容に合わせていくつか用意しておくと良いです。
逆質問は自分をアピールできる機会なので、積極的に活用しましょう。
3.業務内容をイメージできる
逆質問をすることで具体的な業務内容がわかります。
即戦力人材を求められることは多いので、業務の詳細を聞いておくことが重要だからです。
業務で使っているツールや、事前に押さえておくべき資料などがあれば確認する必要があります。
業務をすぐ開始できるように、疑問点は解消しておきましょう。
エンジニアの面接で大切な逆質問とは。準備手順や実例も紹介エンジニアが逆質問で気を付けるポイント3選
ここでは、エンジニアが逆質問をするコツを紹介します。
気を付けるポイントを理解して面談に望みましょう。
- 相手のためになる質問をする
- 調べてわかる内容を質問しない
- 学習意欲を過度に伝えない
ひとつずつ説明していきます。
1.相手のためになる質問をする
面接官は、エンジニアがどのような知識や経験があって、それをどう業務に活かせるのか知りたいときがあります。
そのため、相手のためになる質問が逆質問では大切です。
例えば、
- 残業はありませんか?
- 未経験でも参画したら技術が身に付きますか?
などのような質問は、自分の不安を解消する質問となります。
なので、技術的にミスマッチがないか、お互いにすり合わせできる質問を用意するようにしましょう。
2.調べてわかる内容を質問しない
調べてわかる質問も相手の時間を奪ってしまうため、おすすめできないです。
事前に公開されている情報は、調べてから面談に望むようにしましょう。
- 募集要項
- 募集要件
SES面談を担当している方は、スキルシートなどからエンジニアの特徴を把握しようとしているため、適切な質問を返すことが大切です。
3.学習意欲を過度に伝えない
学習意欲を過度に伝えすぎると、新しい技術を学びたいだけと思われる場合があります。
意欲や熱意があることは大切ですが、プロジェクトに貢献できるかが重要です。
面接官によっては、新しい技術を学びすぐに辞めてしまうのではないかと受け取られることもあるでしょう。
面接官に貢献できる人材と思ってもらうことが大切なので、スキルや経験、実績を見せるなどして信頼を得ることが大切です。
エンジニアのSES面談に関する質問
ここでは、SES面談に関する質問に答えていきます。
疑問点を解消してエンジニアの面談を成功させましょう。
- 面談でとくに確認されていることは?
- 緊張してあがってしまった場合はどうしたらいい?
- 未経験者が案件に参画するのは難しい?
ひとつずつ見ていきます。
1.面談でとくに確認されていることは?
面談で確認されていることは、スキルシートや書類選考から見えない部分です。
業務に参画できる人物なのか、
- コミュニケーション能力
- うそを話していないか
- 熱意はあるか
- 協調性はあるか
などが確認されています。
募集要項を満たしているかは前提なので、その上で必要と思ってもらうことが大切でしょう。
2.緊張してあがってしまった場合はどうしたらいい?
面談の際にあがってしまっても大丈夫です。
もし緊張してあがってしまった場合は、すぐに平常心に戻すことが大切。
お腹で呼吸をする腹式呼吸などは、椅子に座った状態でもできます。
緊張しないためにも、面談を控えているときは、イメージトレーニングをおこない面談の練習をするようにしましょう。
3.未経験者が案件に参画するのは難しい?
募集要項に「実務未経験歓迎」と書かれているものは、参画できることもあります。
よく言われているのは、IT業界のことをよく知らない方が、開発業務をまったく経験させてもらえず後悔する事例があるということです。
- テスト業務
- その他の業務
そのため、未経験からキャリアを積みたい場合は、募集要項や業務内容を確認して、開発エンジニアとしての経験ができるのか把握しておきましょう。
仕事の緊張に悩む人に伝えたい6つの原因と心が楽になる対処法とはまとめ:SES面談に合格するために、重要なポイントを押さえておこう
本記事では、SES面談について知りたい方に向けて、面談で気を付けるポイントを紹介しました。
- SES面談を成功させるためには自分の経歴や実績を説明できるようにしよう
- エンジニアの第一印象は大切なので、身だしなみから整えて面談に望もう
- 逆質問を準備しておくと、相手に自分の印象を伝えられる
エンジニアの面談の中でも、SES面談をどのように乗り越えていけばいいか不安になる方も多いでしょう。
面談では、募集要項を満たしていることも大切ですが、ほかにも見られていることはあります。
その中でも、コミュニケーション能力は重視されるポイントなので、一緒に働きたいと思ってもらえるよう事前に面接対策をしていきましょう。