外資系エンジニアとは。転職する3つの方法やメリットとデメリットを解説
「外資系エンジニアになりたい」
「外資系エンジニアになるには、どうしたらいいのだろうか」
と思うことはありませんか?
外資系エンジニアに転職しようと思っても、自分に向いているのか迷ってしまいますよね。
では、外資系エンジニアになるメリットとデメリットには何があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 外資系エンジニアのメリットとデメリット
- 外資系エンジニアに向いている人の特徴
- 外資系エンジニアに転職するための方法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、外資系エンジニアになるための方法や向いている人の特徴がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
外資系エンジニアとは
外資系エンジニアとは、どのようなエンジニアなのでしょうか。
ここでは、外資系エンジニアの特徴を説明していきます。
- 外資系エンジニアとは
- 外資系エンジニアになるには
- 外資系エンジニアの年収
それぞれの内容を押さえていきましょう。
1.外資系エンジニアとは
外資系エンジニアとは、日系企業と異なり、海外法人や外国人が株式を所有している企業のことを指します。
そのため、日本とは異なり、海外企業の独自性が出やすいと言われているのです。
また、外資系企業と言われるのは、次のような企業のこと。
- 海外企業が日本に設立した子会社
- 海外企業と日系企業が共同出資した企業
- 海外企業が日系企業を買収した企業
これから外資系IT企業で働きたい方は、募集要項を確認し外資系エンジニアに必要なスキルを身につけていきましょう。
2.外資系エンジニアになるには
外資系エンジニアになるには、外資系IT企業に就職・転職する必要があります。
有名な外資系IT企業は下記のとおり。
- Amazon
- Apple
- Microcoft
実務経験や実力が重視されるため、企業が求める人物となれるように資格取得や技術を高めておきましょう。
3.外資系エンジニアの年収
一般的に、外資系エンジニアは高年収と言われています。
実際に外資系エンジニアの年収と、国内企業の平均年収には差があるのが特徴です。
- 外資系エンジニアの平均年収 687万円
- 国内企業の平均年収 604万円
業種や職種などで外資系エンジニアの年収は変わってくるものの、国内企業と比べると高いのが特徴にあります。
(出典:平均格差83万円!外資vs国内企業の30代年収ギャップ|【Tech総研】)
外資系エンジニアのメリット3選
外資系エンジニアをおすすめできる理由には、どのようなことが挙げられるでしょうか。
ここでは、外資系エンジニアのメリットを説明していきます。
- 年収が高い
- 最先端の技術に触れられる
- グローバル人材になれる
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.年収が高い
外資系エンジニアは、国内企業と比べて年収が高いです。
その理由は、成果に対して報酬が支払われることが多いため、インセンティブが上乗せされるケースもあるからです。
年収1000万円超を目指せる企業もあり、固定給や役職などといった枠ではなく、能力が高ければ、その対価として高年収を目指せるといえます。
エンジニアとして年収を上げていきたい人は、外資系エンジニアはおすすめです。
2.最先端の技術に触れられる
最先端の技術に携われることも、外資系エンジニアになるメリットといえます。
AIやビッグデータなどの最新テクノロジーは、海外を拠点とする企業で開発される傾向があります。
外資系エンジニアになることで、最新技術やテクノロジーに触れられることは、最先端の技術に強くなりスキルを習得できるといえるでしょう。
日本企業で働くよりも、自分の市場価値を高められるため、外資系エンジニアは魅力的といえます。
3.グローバル人材になれる
外資系エンジニアは、海外を本拠地にする企業や、日本で子会社を持つ企業など、働き口はさまざまです。
取引先も、アジアやアフリカ、欧米や南米など、いろいろな国籍の人と仕事をします。
日本だけに限らずに、グローバル人材として活躍できる点は、外資系エンジニアのメリットといえるでしょう。
世界各地からエンジニアが集まるため、技術が底上げされ優秀なグローバル人材になれるといえます。
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外資系エンジニアのデメリット3選
一方、外資系エンジニアになるデメリットとは、何があるのでしょうか。
デメリットを知ることで、外資系エンジニアの特徴がわかるはずです。
- 英語力がないと難しい
- 雇用が安定しない
- 成果主義
それぞれ説明していきます。
1.英語力がないと難しい
外資系エンジニアになったからと言って、英語力が向上するわけではありません。
外資系エンジニアの業務は、システム開発などのエンジニアの仕事が主だからです。
業務に関して普段英語は使わないのですが、社内のコミュニケーションは英語が使われます。
日常会話レベルの英語力は必須になるため、外資系エンジニアになるには語学力の堪能な人が向いているでしょう。
2.雇用が安定しない
雇用が安定しないことも外資系エンジニアになるデメリットといえます。
なぜなら、海外に本拠地を置く外資系企業の場合、日本はあくまで支社として扱われるケースがあるからです。
需要がなければ、雇用関係もドライになりやすく、雇用が安定しない特徴があります。
安定した環境で働きたい人は、外資系エンジニアは向かないといえるでしょう。
3.成果主義
外資系エンジニアは成果第一主義でもあります。
年功序列や役職、勤続年数などの条件で年収が上がるという仕組みはなく、成果や実績、実力があると上を目指せる環境なのです。
働き方もフレックスタイム制など、自由度が高い企業もあり、自分の成果次第で高く評価されるといえるでしょう。
そのため、若い方や女性が働きやすいと感じることはあるのです。
外資系企業のITエンジニアの職種
ここでは、ITエンジニアの職種を解説していきます。
外資系企業で働くエンジニアを見ていきましょう。
- ITコンサルタント
- Webエンジニア
- ITエンジニア
それぞれ説明していきます。
1.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の問題をITを活用して提案・解決するお仕事です。
そのため、クライアント様からヒアリングする能力やシステム構築などの幅広い知識が求められます。
- 論理的思考能力
- 問題解決能力
経営層を相手にITツールの提案や支援をおこなうのがITコンサルタントの仕事です。
2.Webエンジニア
Webエンジニアは、Webサイトの制作や、スマホアプリの開発、Webシステムの設計などをするエンジニアです。
Webエンジニアには、さまざまな職種があるので、扱う言語や仕事内容にも違いがあります。
- バックエンドエンジニア
- インフラエンジニア
- フロントエンジニア
就職や転職の際は、アプリ制作実績など、成果物となるポートフォリオを提出すると有利になるでしょう。
3.ITエンジニア
IT技術者を総称してITエンジニアと呼ばれる場合が多いです。
外資系企業では、バックオフィス業務などもITエンジニアでおこなわれます。
- セキュリティエンジニア
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
ITエンジニアへ就職の際は、Webサービスの開発経験が問われることがあるでしょう。
Webエンジニアの年収は低い?全体の平均年収と比較した立ち位置や、実際に働くまでの手順を解説
外資系エンジニアに向いている人の特徴
どのような人が外資系エンジニアに向いているのでしょうか。
ここでは、向いている人の特徴を説明していきます。
- 英語力がある
- コミュニケーション能力がある
- キャリアプランが明確な人
ひとつずつ見ていきましょう。
1.英語力がある
外資系エンジニアには英語力が求められます。
語学が堪能だと、海外の人とコミュニケーションができるからです。
どの程度の英語力を求められるかは、企業によって異なります。
募集の段階で、TOEICなどの英語スキルを必須とする企業はあるため、スキルを証明できるようにしておきましょう。
2.コミュニケーション能力がある
外資系エンジニアには、コミュニケーション能力が求められます。
なぜなら、他部署との連携や、クライアント、取引先からのヒアリングなどをおこなうからです。
コミュニケーションは、どのエンジニア職種にも求められる要素でもあります。
外国人の人とも対等にコミュニケーションできる人材は、外資系エンジニアに必要なスキルといえるでしょう。
3.キャリアプランが明確な人
キャリアプランが明確な人は、外資系エンジニアに向いています。
外資系エンジニアは、システム開発のほかに、プロジェクトマネージャーやコンサルティング、マーケティングなど、ほかの職種へキャリアチェンジも可能だからです。
自分のキャリアプランが明確である人は、希望する職種で成果を上げるのも早いでしょう。
外資系IT企業は、実力主義でもあるので、これから目指す方は、やりたいことを明確にしておくことが大切です。
外資系エンジニアに転職する3つの方法
ここでは、外資系エンジニアに転職する方法を解説します。
転職のコツを押さえていきましょう。
- 実務経験とスキルを磨く
- 転職エージェントを利用する
- 志望動機を明確にする
それぞれ説明していきます。
1.実務経験とスキルを磨く
外資系エンジニアに転職するには、IT企業での実務経験とスキルの証明が必要です。
人柄よりも成果や実力が重視されるため、未経験からの転職は難しいといえます。
また、IT業界はトレンドも著しく変化するのが特徴です。
古い技術よりも新しいスキルやトレンドに敏感なエンジニアは重宝されるでしょう。
2.転職エージェントを利用する
外資系エンジニアになるには、転職エージェントを活用するのをおすすめします。
転職エージェントを利用すると、
- 入社日の調整
- 職務経歴書の確認や面接対策
- その他、企業との交渉
など、転職活動のサポートをしてくれるからです。
本業で忙しい方や転職活動に時間を割けない方は、転職エージェントを利用するのが効率的といえます。
3.志望動機を明確にする
外資系エンジニアになるために、事前に志望動機をまとめておきましょう。
採用担当者は、転職理由や志望動機が適切かどうか評価しています。
即戦力人材であることを、アピールできるように保有資格や実務経験があれば、必要なものを明記することが大切です。
転職理由や志望動機は、面接でも聞かれるポイントなので押さえていきましょう。
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外資系エンジニアに関するQ&A
ここでは、外資系エンジニアに関する質問に答えていきます。
疑問を解消して外資系エンジニアの理解を深めましょう。
- 未経験から外資系エンジニアに転職できる?
- 女性の外資系エンジニアもいる?
それぞれみていきます。
1.未経験から外資系エンジニアに転職できる?
未経験から外資系エンジニアに転職するのは、難しいと言われています。
その理由は、転職先ではこれまでの実績やご自身の能力が評価されるからです。
外資系エンジニアは即戦力が求められるため、一定のスキルは日系企業で習得する必要があります。
なので、未経験エンジニアが外資系エンジニアになりたい方は、外資系IT企業で必要なスキルを磨いていきましょう。
2.女性の外資系エンジニアもいる?
外資系エンジニアには、女性も存在します。
日系企業の場合は、年功序列や古い考えが浸透しているケースがありますが、外資系IT企業の場合は、女性のキャリアアップや働き方に寛容なのです。
スキルがあれば、昇進やキャリアアップもしやすい環境といえるでしょう。
すでに活躍している女性エンジニアの存在が、女性のキャリアを後押ししてくれるといえます。
まとめ:外資系エンジニアになるには転職エージェントを利用しよう
本記事では、外資系エンジニアになりたい人に向けて、外資系エンジニアのメリットやデメリット、転職する方法を説明してきました。
- 高年収を目指したい方に外資系エンジニアはおすすめ
- 外資系エンジニアになると、グローバル人材になれる
- 外資系エンジニアは即戦力人材が求めらえる
外資系IT企業は、日本にいながらでも働けます。
ITスキルのほかに自分の意見を伝える発信力や、柔軟に対応できることも求められるため、日本企業とは違う働き方をしたい方におすすめです。
これから外資系エンジニアになりたい人は、転職エージェントを利用するなど、効率的に転職活動を進めていきましょう。