WordPressエンジニアの仕事内容6選|メリットとデメリット、必要なスキルを紹介
「WordPressとは何だろうか」
「WordPressエンジニアの仕事内容を知りたい」
と思うことはありませんか?
WordPressエンジニアになりたいと思っても、どのような仕事内容かわからなくて気になってしまいますよね。
では、WordPressエンジニアのメリットやデメリットには、何があるのでしょうか?
そこで今回は、
- WordPressでできることとできないこと
- WordPressエンジニアの仕事内容
- WordPressエンジニアに必要なスキル
について詳しく解説します。
この記事を読めば、WordPressエンジニアの仕事内容がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
WordPressとは
ここでは、WordPressについて紹介します。
WordPressとは何かを知り、WordPressエンジニアの理解に繋げましょう。
- WordPressとは
- WordPressでできること
- WordPressでできないこと
それぞれ見ていきます。
1.WordPressとは
WordPressとは、ホームページが簡単に作れるCMSのひとつです。
CMSとは、Contents Management Systemの略で、テキストや画像などのWebサイトを構成する要素を一元で管理するシステムのこと。
CMSにはさまざまな種類がありますが、その中でもWordPressは世界で最も利用されているCMSといえます。
WordPressを使うと、簡単にホームページ(Webサイト)を作成できるため、非常に便利なのです。
2.WordPressでできること
通常はWebサイトを作るとき、プログラミングの知識や経験が必要になります。
パソコンから見えているWebページも、内部ではHTMLやCSSなどのコードと画像でできているからです。
WordPressを使うことで、HTMLなどのコーディングの知識がなくても、Webサイト制作ができます。
またWordPressのプラグインを利用すると、簡単にクレジット決済や商品カートなどの機能を追加できるのも大きなメリットといえます。
3.WordPressでできないこと
WordPressには、その特性上できないこともあります。
- 凝ったデザインのWebサイトを作ること
- PHPやJavaScriptが使えないとカスタマイズできない
- スマートフォン向けアプリを作ること
WordPressの用途は、主にWebサイト制作とサイトの更新ですが、制作に必要なプログラミング言語が使えないとおこなえません。
また、WordPressには共通となるデザインがあるため、WordPress規定の表示場所以外に奇抜なデザインを施したい場合は対応できないことがあります。
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WordPressエンジニアの仕事内容6選
WordPressエンジニアとは、WordPressを使用したCMSの実装などをおこなうエンジニアです。
ここでは、WordPressエンジニアの仕事内容を見ていきましょう。
- Webサイト制作
- 既存サイトのカスタマイズ
- Webサイトのリニューアル
- WordPressテーマやプラグインの制作
- サイトのWordPress化
- Webサイトの更新・保守管理
ひとつずつ説明していきます。
1.Webサイト制作
個人や企業のWebサイト制作をおこなうことがWordPressエンジニアの仕事です。
主にWordPressを使った制作が多いのが特徴にあります。
Webサイト制作の流れは、次のとおりです。
- 要件定義
- Webサイト設計
- デザイン制作
- コーディング
- テスト
- 公開
上記の中でも、WordPressエンジニアはコーディングという作業に関わっています。
2.既存サイトのカスタマイズ
既存サイトのカスタマイズでは、すでにあるWebサイトの追加や更新作業がおこなわれています。
使われる技術は下記のとおりです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
クライアントの要望に合わせて、レイアウトの変更やアニメーションの追加、お問い合わせフォームの設置などをします。
3.Webサイトのリニューアル
Webサイトのリニューアルは、サイトを新しく作り直す作業です。
既存Webサイトの目的から考える必要があるため、長期的なお仕事をすることも多いです。
例えば、見た目のデザインを新しくしたり、PCやスマホなど、さまざまな端末で見れるようにレイアウトを最適化したりします。
そのため、WordPressエンジニアには、WordPressでサイトを制作するスキルが必要です。
4.WordPressテーマやプラグインの制作
WordPressにはデザインテンプレートが用意されていますが、自社に合ったデザインや機能を実装するためには、オリジナルテーマの開発が必要です。
またWordPressのプラグインとは拡張機能のことですが、自作プラグインは開発できます。
WordPressエンジニアはこのような、WordPressテーマやプラグインの制作もおこなうことがあるのです。
WordPressはPHPのプログラミング言語で作られているので、PHPを使えることが必須といえるでしょう。
5.サイトのWordPress化
サイトのWordPress化では、HTMLのWebサイトをWordPressで作られたサイトに移行します。
ほかにも、無料ブログをWordPressで運用したいときなどにする作業です。
サイトのWordPress化は、依頼せずに自分でやる方もいます。
HTMLの構造をWordPressで引き継ぐ形でおこないますが、ここでもプログラミングの知識があると良いでしょう。
6.Webサイトの更新・保守管理
Webサイトを継続して運用するには、プラグインやテーマのアップデートが必要になります。
ほかにも、セキュリティ対策から次のような管理が必要です。
- ID・パスワード管理
- 個人情報の管理
- コンピュータウイルス対策
またWordPressでサイトを運用しているとエラーが出ることもよくあるので、このような継続して運用をするために必要な対応をおこないます。
WordPressエンジニアの3つのメリット
ここでは、WordPressエンジニアのメリットを説明していきます。
WordPressエンジニアの理解を深めましょう。
- 習得しやすい
- 案件数が多い
- あらゆるビジネスに応用できる
ひとつずつ説明していきます。
1.習得しやすい
WordPressエンジニアの仕事は、WordPressを使ったCMSの実装となります。
参考書やネット上の情報からも学習できるため、独学でも習得しやすいのが特徴です。
次のようなプログラミングスキルでWebサイトのカスタマイズが容易にできます。
- HTML
- JavaScript
独学が難しいときは、プログラミングスクールやWebデザインスクールを活用するのもおすすめです。
2.案件数が多い
WordPressを使った案件数は、増えてきている傾向です。
- WordPress制作
- ホームページ作成
- Webサイトの修正・更新
WordPressを使って自社のホームページを公開している企業は多いため、需要のある仕事といえます。
Web制作会社に転職する方法や、クラウドソーシングサービスでも豊富に案件を扱っているのが特徴です。
3.あらゆるビジネスに応用できる
WordPressが使えると、あらゆるビジネスに応用できます。
その理由は、WordPressは更新頻度の高いWebサイトに向いているため次のような用途で使われているからです。
- オウンドメディア
- ECサイト
- 大企業や官公庁のサイト
個人でブログ運営する際にも、WordPressが使えるとすぐに始められるでしょう。
WordPressの制作から運用までの流れは、ほかのビジネスにも活かせるスキルといえます。
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WordPressエンジニアの2つのデメリット
一方で、WordPressエンジニアのデメリットも見ていきましょう。
職種の特徴を知っておくことは大切です。
- 複数のスキルが必要
- 単価が上がりにくい
それぞれ見ていきます。
1.複数のスキルが必要
WordPressエンジニアには、次のような複数のスキルが求められます。
- SQL
- セキュリティ
- PHP
- JavaScript
これからWordPressエンジニアになりたい方は、Webサイト制作の一連の流れを把握しておくことは大切。
システム開発に加えて、Webサイトのデザインに関する知識もあると、役立つでしょう。
2.単価が上がりにくい
WordPressの案件は単価がある程度決まっているのが特徴です。
そのため、ひとつの案件で必要なスキルを習得できたなら、案件数を増やすか、高単価案件となる企業案件を受注することで年収を上げていけます。
単価は上がりにくいですが、WordPressエンジニアの技術はほかのエンジニア職種に転職するときも活かせるでしょう。
WordPressエンジニアに必要なスキル
WordPressエンジニアには、どのようなスキルが必要でしょうか。
ここでは、WordPressエンジニアに必要なスキルを紹介します。
- プログラミング
- SEO
- データベース
ひとつずつ見ていきましょう。
1.プログラミング
WordPressエンジニアにはプログラミングスキルが必須です。
主な業務は、次のように多岐に渡ります。
- WordPressを使用したCMS実装
- HTML、CMS、JavaScript、PHPによるコーディング
- LPサイトの制作
- JavaScriptフレームワークを使ったサイト構築
Webサービスの開発経験のある方を募集することがあるため、プログラミングスキルのない方は実務経験を積み、就職や転職に活かすと良いでしょう。
2.SEO
WordPressエンジニアには、SEOの知識も必要です。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、検索エンジンで自社のサイトを上位表示させるときにおこなう施策のこと。
企業がオウンドメディアの運営でWordPressを導入したい理由は、集客のためです。
なので、企業からWebサイト制作を請け負うとき、SEO(集客)に強いWordPressサイト構築ができるように知識を身に付けておきましょう。
3.データベース
WordPressを扱うには、データベースの知識も必須です。
その理由は、データベースに次のようなデータが格納されているから。
- 投稿内容
- ユーザー情報
- タグやカテゴリなどの情報
設定ファイルを編集するにしても、データベースの基礎知識は求められるため、身に付けておくことが大切です。
エンジニアに関する3つの質問
ここでは、エンジニアに関する質問に答えていきます。
疑問を解消してWordPressエンジニアの理解を深めましょう。
- 未経験からWordPressエンジニアになれる?
- WordPressエンジニアのキャリアパスは?
- WordPressの副業案件は稼げない?
それぞれ見ていきます。
1.未経験からWordPressエンジニアになれる?
未経験からWordPressエンジニアになるには、次のようなプログラミング言語のスキルが必要です。
- HTML/CSS
- PHP
- JavaScript
テーマやプラグイン制作など、1年以上のPHPの実務経験を積む方が望ましいといえます。
2.WordPressエンジニアのキャリアパスは?
WordPressエンジニアのキャリアパスは豊富にあります。
なぜなら、WordPressが使えると複数のスキルが身に付くからです。
主なキャリアパスは下記のとおり。
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- フロントエンジニア
- フリーランスのWordPressエンジニア
フリーランスで働く場合も、WordPressに関連した仕事は多く募集されているため、受注しやすいジャンルといえます。
3.WordPressの副業案件は稼げない?
WordPressの副業案件で稼いでいる人もいます。
副業で始めるなら、副業に当てられる時間で請け負うようにしましょう。
お仕事の受注は、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスから可能です。
クラウドワークスやランサーズは仮払い制度が整っているため、支払いがされないなどのトラブルを回避できます。
プログラミングの副業案件に携わる方法4選を紹介。初心者が稼ぐメリットや注意点も徹底解説
まとめ:WordPressエンジニアになるために、必要なスキルを身に付けよう
本記事では、WordPressエンジニアの仕事内容やメリットとデメリット、必要なスキルを紹介しました。
- WordPressを使用したCMSの実装をするのがWordPressエンジニアの仕事
- WordPressエンジニアの仕事は、Webサイト制作やカスタマイズなどがある
- WordPressエンジニアのキャリアパスは、豊富にある
WordPressを使うことで、ホームページやブログを簡単に作れます。
WordPredssエンジニアは、WordPressテーマやプラグインの制作スキルが求められるため、WordPress開発経験やPHPの実務経験があるとよいです。
これからWordPressエンジニアを目指す方は、必要なスキルを身に付けて仕事に繋げていきましょう。