2年目エンジニアに目標設定が必要な理由は?目標を定める方法とポイントも解説
「エンジニア2年目だけど目標って必要なの?」
「2年目の目標を設定する方法がわからない」
と思うことはありませんか?
2年目エンジニアが目標を設定しようとしても、どうやって目標設定すればいいかわからなくて迷ってしまいますよね。
では、2年目エンジニアの目標設定方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 2年目に突入したエンジニアに目標が必要な理由
- 2年目エンジニアの目標設定のコツ
- 2年目エンジニアで目標が決まらないときの対処法
について詳しく解説します。
この記事を読めば、2年目エンジニアが目標を設定する方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
2年目エンジニアが目標が必要な4つの理由
2年目エンジニアが目標が必要な理由について解説します。
- 1年目のマインドセットをなくす
- 必要なスキルの洗い出しをする
- エンジニアの市場価値を高める
- 生活のメリハリがつく
それぞれ見ていきましょう。
1.1年目のマインドセットをなくす
1年目のマインドセットをなくすためにも、目標が必要です。
新入社員気分をなくさないと、スキルアップとキャリアアップができないためです。
1年目のマインドセットによくある例は、下記になります。
- 会社に迷惑をかけないために仕事を覚える
- 1年目は研修期間
- 仕事についていくために必死
2年目に突入したら、会社に貢献できる人材として自分のためのスキルアップしていく意識を持つことが大切です。
そのため、迷惑ではなく「貢献」そして覚えるではなく「スキルを高める」に変えていきましょう。
加えて、仕事についていくのではなく、気持ちにゆとりを持って全体像を見れるよう意識してみてください。
2.必要なスキルの洗い出しをする
必要なスキルの洗い出しをするためにも、目標の設定は必要になります。
必要なスキルを明確にしないと、高める取り組みができないためです。
加えて、足りないスキルを理解することで、現状の能力も把握できます。
2年目からは、スキルアップしないと需要のあるエンジニアに成長できないと意識づけていきましょう。
3.エンジニアの市場価値を高める
エンジニアとしての市場価値を高めるために、目標の設定は大切になります。
市場価値を高めることで、キャリアアップへとつながるためです。
そもそも市場価値とは、他社から見た自分の商品価値になります。
誰からも評価されるエンジニアに成長できた方が、今後のキャリアにおいて有利になるのは間違いありません。
スキルアップして引く手あまたになるエンジニアになるためにも、目標設定をしていきましょう。
4.生活のメリハリがつく
生活にメリハリをつけるためも、目標設定は必要になります。
2年目以降は、仕事も生活もマンネリ化しやすいためです。
1年目ははじめてのことばかりで新鮮に感じますが、年数を重ねるにつれ仕事をこなすだけになってきます。
加えて、2年目からは戦力として求められるので、仕事が多忙になる可能性が高いです。
そうなると、遊びと仕事を両立するのが難しくなることから、ワークライフバランスが整いません。
スキルアップや仕事のパフォーマンスを高めるためにもワークライフバランスは大切なので、メリハリをつけることも意識していきましょう。
2年目エンジニアが必要な目標の種類5選
2年目エンジニアが必要な目標の種類を紹介します。
- スキル
- 年収
- キャリア
- ビジョン
- ワークライフバランス
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.スキル
スキルは、2年目エンジニアがとくに重要な目標といえます。
スキルアップをしていくことで、年収やキャリアもアップするためです。
2年目エンジニアが必要となるスキルは、下記のようなものがあります。
- プログラミングスキル
- ビジネススキル
- 新しい開発言語
まずは、現在の業務で必要とするプログラミングスキルに何が必要なのか考えましょう。
また、キャリアアップして上流工程に携わるエンジニアになるには、ビジネススキルが必要になります。
加えて、活躍の場を広げていくには、新しい開発言語を習得するのも方法のひとつです。
需要のあるエンジニアになるために、必要なスキルを洗い出していきましょう。
2.年収
2年目だけでなく、3年目・5年目・10年目と今後どのように年収アップしていきたいか目標を定めましょう。
年収の目標を設定することで、行動意識と向上心につながるためです。
例えば、5年目に突入して年収の目標を達成できなかった場合、足りないスキルを高めようと思えます。
逆に、達成できればより一層高い年収を目指すことだって可能です。
現状を把握するためにも年収目標は大切になるので、年数ごとに設定していきましょう。
3.キャリア
長期的なキャリアの目標設定も大切といえます。
キャリアアップに欠かせないのはもちろん、スキルアップや年収アップにもつながるためです。
エンジニアのキャリアには、下記のようなものがあります。
- 特定分野の専門家とされるスペシャリスト
- 幅広い分野で活躍できるゼネラリスト
- 上流工程に携わる管理職
- プロジェクトマネージャー
- プロジェクトリーダー
エンジニアの仕事は人によってやりがいが違うので、自分に合ったキャリア目標を設定することが大切です。
また、管理職やプロジェクトマネージャーなどは、経験ありきの職種になります。
そのため、段階を追ったキャリア目標を設定し、最終的なゴールも定めていきましょう。
4.ビジョン
需要のあるエンジニアに成長していくためには、ビジョンの目標は重要になります。
なりたい自分を設定することで、すべての目標が明確になるためです。
加えて、仕事でくじけそうになったときでも、ビジョンがあれば励みへとつながります。
とくに、将来像が見えないと、年数を重ねるにつれ何を目指しているかわからなくなる可能性が高いです。
ビジョンは高く設定しても問題ないので、将来どのようなエンジニアになりたいか考えてみてください。
5.ワークライフバランス
ワークライフバランスの目標も設定しておかないと、仕事と生活を両立するのが難しくなります。
新入社員の期間が終わる2年目以降は、仕事が今以上に多忙になる可能性が高いためです。
エンジニアの理想のワークライフバランスは、下記のとおり。
- 仕事と遊びが両立できる時間分配
- 仕事のパフォーマンスアップのために遊びを楽しむ
- 仕事を忘れて楽しめる趣味を見つける
- 生活を充実させるために年収アップを目指す
仕事のパフォーマンスアップと、生活と遊びを充実させるためにあるのがワークライフバランスです。
どちらかに偏りすぎるとよくないので、両立できる時間設定をしていきましょう。
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2年目エンジニアが目標設定する際の4つのポイント
2年目エンジニアが目標設定する際のポイントを紹介します。
- キャリアを逆算して目標設定する
- 目標は具体化する
- 無理ない目標を立てる
- 目標達成の期限をつくる
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.キャリアを逆算して目標設定する
キャリアを逆算して目標設定をすることで、ビジョンの実現へ大きく近づきます。
逆に、目に見える目標だけ設定すると、途中で何を目指しているのかわからなくなるので注意が必要です。
目標を逆算して設定する方法の具体例は、下記のとおり。
- ビジョンとなるゴールを設定する
- キャリアの目標を設定する
- キャリア実現のために必要なスキルの目標設定をする
大きな部分から目標を設定し、細かなスキルや年収を埋めていくのがポイントです。
加えて、やるべきことが明確にもなるので、目標を達成しやすくなります。
2.目標は具体化する
目標を具体的にすると、より一層達成へと近づきます。
なぜなら、日々のやるべきことが見えてくるためです。
そのためには「たくさん」といった表現はせず、数値化することが大切になります。
また「役立つ」「活躍する」ではなく、スキルやキャリアを具体化しましょう。
抽象的になるほど何をすべきか見えなくなるので、できる限り具体化するのが目標設定のコツです。
3.無理ない目標を立てる
ハードルを高くしすぎず、無理ない目標を立てましょう。
目標を達成するごとに実績へと変わるからです。
その結果、次の目標も達成しやすくなり、最終的なゴールへと近づいていけます。
逆に、ハードルが高すぎると達成できないたびに練り直しが必要になるので、ゴールが遠のくだけです。
ビジョンを高くして志を高く持つのはよいですが、目標は無理ない程度で設定しましょう。
4.目標達成の期限をつくる
目標達成の期限をつくることも大切です。
なぜなら、進捗状況を把握しやすくなるためです。
期限が近づくにつれ、やるべきことの取り組みスピードをアップできるので、達成できる可能性が高まります。
逆に、期限を設定しないとダラダラしがちになるので、ゴールが遠のく可能性が高いです。
そのため、具体的な日程を定めたうえで期限をつくっていきましょう。
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2年目エンジニアで目標がないときの対策法4選
2年目エンジニアで目標がないときの対策法を紹介します。
- 職場の上司に相談する
- エンジニア同士の交流の場を設ける
- 目標の人物をイメージする
- キャリアのプロに相談する
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.職場の上司に相談する
職場の上司に相談すると、目標が見えてきます。
上司も同じように2年目を経験しているからです。
また、あなたの仕事の取り組み具合を見ているので、的確なアドバイスをもらいやすいです。
職場に尊敬する上司や話しやすい先輩がいるなら、一度相談してみてください。
2.エンジニア同士の交流の場を設ける
エンジニア同士の交流の場を設けると、あらたな目標が見つかりやすいです。
会社も携わる業務も違うので、別視点でのアドバイスがもらえるからです。
また、同じ2年目エンジニアと交流できれば、お互いで高めあえる意見交換もできます。
そのほかにも、情報収集やスキルアップへの助言など、交流の場を設けるメリットは大きいです。
セミナーや勉強会などエンジニアの交流の場はたくさんあるので、積極的に参加してみましょう。
3.目標の人物をイメージする
目標となるエンジニアをイメージするのも方法のひとつです。
どのようにキャリアを歩んできたのか、自分とは何が違うのかイメージすることで、あらたな目標が見つかります。
また、そのエンジニアが著名人で本を出版しているなら、読みながらイメージしてみるのもよいです。
とくに、今はSNSやブログなどを利用しているエンジニアは多いので、目標の人物以外の発信にも目を通してみましょう。
4.キャリアのプロに相談する
キャリアのプロに相談すると、専門的目線で的確なアドバイスがもらえます。
また、コーチングを通じて目標設計をしてくれるので、自分で計画できない方にはおすすめの方法です。
とくに、ITに精通しているプロに相談すると、普段知りえない情報も教えてくれる可能性があります。
逆に、異業種のコーチングを受けても意味がないので、IT業界専門のキャリアのプロに相談しましょう。
2年目エンジニアによくある質問
2年目エンジニアによくある質問を紹介します。
- 2年目エンジニアのレベルは?
- 辛いと感じるときの対処法は?
- 昇給できないのはどうなの?
- 仕事ができないけど転職はあり?
それぞれについて、下記で詳しく解説します。
1.2年目エンジニアのレベルは?
2年目エンジニアのレベルは、少しずつコードの読み書きができるようになったくらいが一般的です。
ほかにも2年目エンジニアのレベルは、下記のとおり。
- 人の手を借りながらプログラミングする
- エラーの対処は上司に聞かないとできない
- 知識は基礎の部分が理解できる程度
人によってレベルの差があるので一概にはいえませんが、まだ業務をひとりで行うのは難しいのが一般的です。
もし2年目で「覚えが遅いのでは」と悩んでいたとしても、円滑にできる人の方が少ないので、大きな問題はないといえます。
2.辛いと感じるときの対処法は?
ワークライフバランスを整え、ストレス発散することです。
また、職場環境や人間関係で辛いときは、別の企業に転職するのも方法といえます。
ただし、エンジニアの仕事がそもそも合わなくて辛いといったケースもあるでしょう。
その場合は、長く続けても辛い気持ちが解消されない可能性があるので、いっそのこと異業種への転職もありです。
3.昇給できないのはどうなの?
2年目で昇給できないケースは少なからずあります。
その理由は、企業の方針、またはスキルが十分じゃないためです。
一般的な2年目エンジニアの昇給の相場は3,000円から5,000円くらいなので、目安として参考にしてください。
4.仕事ができないけど転職はあり?
そもそも合わないなら転職はありです。
ただし、やりがいは感じるけど仕事ができないのであれば、スキルアップという方法もあります。
基本的に、自信を持って仕事ができるといえる2年目エンジニアはあまりいません。
とはいえ、長く続けても仕事を覚えられそうにないなら、転職を視野に入れてよいでしょう。
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まとめ:2年目エンジニアは目標設定してスキルアップを目指そう
本記事では、目標を設定したい2年目エンジニアに向けて、目標設定の方法と見つからない場合の対策法を解説してきました。
- 需要のあるエンジニアになるために目標は大切
- ビジョン・キャリアを逆算しながら目標を設定する
- 目標が決まらないときは上司に相談してみる
2年目に突入した段階で、今までのように新入社員気分ではいけません。
1年目のマインドセットを捨て、会社に貢献できる人材としてスキルアップしていく必要があります。
そのためにも、まずはビジョンを明確にし、目標とするキャリアと必要なスキルを考えることが大切です。
達成していくうちに需要のあるエンジニアへと成長していけるので、ゴールを定めて目標設定をしていきましょう。