プログラマーの平均年収と中央値は?差が出る理由と年収が低い場合の対処法も解説

2024.01.17
プログラマーの平均年収と中央値は?

「プログラマーで年収が低い気がする」
「どうすれば年収を上げられるかな」

と思うことはありませんか?

プログラマーで年収アップのために取り組もうとしても、年収に差が出る理由がわからなくて迷ってしまいますよね。

では、プログラマーの年収に差が出る理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • プログラマーの年収の中央値
  • 年収に差が出る理由
  • 年収を上げるための方法

について詳しく解説します。

この記事を読めば、プログラマーで年収アップができる方法がわかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーの平均年収と中央値

平均年収が高いプログラマー

プログラマーの平均年収と中央値を紹介します。

  1. 雇用形態別の年収
  2. 年代別の年収
  3. プログラミング言語別の年収
  4. 地域別の年収

では、見ていきましょう。

1.雇用形態別の年収

雇用形態別の年収・時給は、下記のとおり。

  • 正社員:平均年収434万円
  • 派遣社員:平均時給2,240円
  • アルバイト:平均時給1,102円

日本の平均年収が443万円なので、プログラマーの年収は若干低いです。

また、306万円~366万円の水準に集まっており、求人出てている最高年収は780万円です。

そのため、プログラマーの年収の差は大きい反面、水準が低い人の方が多い傾向にあります。

(参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

2.年代別の年収

年代別の平均年収は、下記のとおり。

  • 20歳~24歳:314万円
  • 25歳~29歳:386万円
  • 30歳~34歳:434万円
  • 35歳~40歳:493万円
  • 41歳~44歳:508万円
  • 45歳~49歳:517万円

年齢を重ねるにつれて年収は上がる傾向にあります。

また、30代になるとプログラマーの平均年収に近付き、40代以降は上昇度は緩やかです。

(参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

3.プログラミング言語別の年収

プログラミング言語別の年収は、下記のとおり。

プログラミング言語 20代 30代 40代
C言語 388万円 521万円 605万円
C++ 390万円 521万円 633万円
Go 397万円 562万円 539万円
Java 380万円 505万円 608万円
JavaScript 378万円 497万円 583万円
Python 403万円 546万円 624万円
R言語 476万円 569万円 753万円
Ruby 397万円 520万円 603万円
PHP 361万円 467万円 586万円
Swift 398万円 479万円 599万円

年代別に見ても、平均年収が高いのはR言語です。

また、プログラミング言語は年代ごとでも年収に差があります。

言語ごとで難易度が違うので、習得スピードや需要によって差が出ているといえるでしょう。

(参考:2020年プログラミング言語別年収ランキング – TECH Street (テックストリート)

4.地域別の年収

地域別の平均年収は、下記のとおり。

地域 平均年収 派遣時給 アルバイト時給
北海道・東北 401万円 1,849円 851円
関東 434万円 2,270円 1,138円
東海 425万円 1,976円 1,051円
甲信越・北陸 396万円 1,986円
関西 425万円 2,035円 1,202円
中国 398万円 1,766円
四国 389万円 1,751円
九州・沖縄 413万円 1,784円 1,001円

日本の首都圏といわれる関東が最も高いです。

逆に、中国・四国の平均年収は低い傾向にあります。

人口が多く繫栄している地域が、高くなりやすいのでしょう。

(参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

プログラマーの年収に差が出る6つ理由

年収の中央値を説明するプログラマー

プログラマーの年収に差が出る理由について解説します。

  1. プログラミングスキルの差
  2. プログラミング言語の需要
  3. 企業規模の差
  4. 雇用形態の違い
  5. 年齢の違い
  6. 性別の違い

年収に差が出る理由を知り、キャリアアップに役立てましょう。

1.プログラミングスキルの差

プログラミングスキルの差で年収は違います。

なぜなら、スキルが高いほど仕事ができるからです。

とくに、プログラミングは専門性が高く、スキルの差が出やすい職種でもあります。

実際に、平均年収の幅も大きいので、高年収を目指すならスキルアップが必須といえるでしょう。

2.プログラミング言語の需要

プログラミング言語の需要でも差が出てきます。

よく用いられる言語だと仕事が多いので、プログラマーの供給が足りなくなるためです。

供給を補うためには、高い賃金を払っても仕事をしてもらわなければなりません。

また、需要があるからこそ、Webサービスやアプリなどが市場に出たときの収入も多く見込めます。

そのため、年収をアップするには需要のある言語スキルを身につけるのが必須といえるでしょう。

3.企業規模の差

企業規模の差でも年収に幅が出ます。

大手であるほど上流工程に携わる業務が多いためです。

企業規模の差による年収の違いは、下記のとおり。

  • 10人~99人:389万円
  • 100人~999人:416万円
  • 1,000人以上:506万円

逆に、中小企業で下流工程に携わる場合は、下請け業務となって年収が低い傾向にあります。

加えて、大手企業の方が大規模な開発ができるので、市場に出たときの収入が多くあるのも要因でしょう。

(参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

4.雇用形態の違い

雇用形態の違いも、年収の差が出る理由といえます。

ボーナスや手当など、雇用形態によって違うためです。

正社員雇用の場合はボーナスや手当があることから、月給が少なくても年収が高いケースがあります。

逆に、ボーナスがない派遣社員は時給が高く、月にもらえる給料も多いです。

同一労働同一賃金によって格差はなくなりつつありますが、年収の差がある事実に変わりありません。

5.年齢の違い

年齢の違いは、プログラマーの年収に大きく影響しています。

経験を積んだ30代・40代の方がスキルが高いためです。

そもそも、一人前のプログラマーになるには3年かかるといわれています。

そこからスキルを高めていける段階に突入するので、経験の浅い20代の平均年収は低いです。

また、長く企業に貢献するほど年収が上がりやすいのも要因といえるでしょう。

6.性別の違い

女性よりも男性の方が年収が高い傾向にあります。

性別の違いによる年収の差は、下記のとおり。

年齢 男性 女性
20歳~24歳 315万円 312万円
25歳~29歳 390万円 369万円
30歳~34歳 445万円 406万円
35歳~39歳 499万円 418万円
40歳~44歳 524万円 412万円
45歳~49歳 545万円 414万円

男性は年齢につれて高くなっている一方で、女性は30歳以降はほぼ変わりありません。

ただし、20代前半では同じくらいの年収となっています。

おそらくですが、女性は育児や出産がある30代以降は、長く企業に貢献できないからでしょう。

プログラミングはスキルありきの仕事なので、長く働き続けている男性が高くなりやすいです。

(参考:プログラマーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

プログラマーの職種とはプログラマーの職種とは?仕事内容や言語・年収・おすすめ試験を徹底解説

プログラマーで年収が低い場合の対処法4選

アドバイスをするプログラマー

プログラマーで年収が低い場合の対処法を紹介します。

  1. スキルアップをする
  2. キャリアアップを目指す
  3. 別のプログラミング言語を覚える
  4. 転職する

それぞれの方法について、下記で解説します。

1.スキルアップをする

スキルアップをするのは、年収を上げるためには必須といえます。

プログラマーの年収はスキルによって大きく差が生まれるためです。

スキルアップの方法は、下記のとおり。

  • ひたすらコーティングをする
  • プログラミングを実装する
  • 参考書を読む
  • セミナー・勉強会に参加する
  • 論理的思考を高めるトレーニングをする

どの方法も、プライベートの時間を使って取り組むことが大切です。

また、思いつきでやるのではなく、継続していかないとスキルは身につきません。

学習スケジュールと目標を立てて、効率よくスキルアップをしていきましょう。

2.キャリアアップを目指す

年収アップを実現させるためにも、キャリアアップを目指しましょう。

プログラマーの経験とスキルを活かせば、新たなキャリアに挑戦できます。

キャリアアップに必要なスキルは、下記のとおり。

  • プログラミングスキル
  • マネジメント力
  • リーダーシップ力
  • ビジネススキル

プログラミング以外にも、キャリアアップのために必要なスキルはたくさんあります。

ビジネス本で学習したり、セミナーや交流会などに参加したりして、新たなスキルを身につけていきましょう。

3.別のプログラミング言語を覚える

別のプログラミング言語を覚えるのも方法のひとつです。

需要のある言語を覚えることで、年収アップが見込めるためです。

別のプログラミング言語を習得する方法は、下記のとおり。

  • 独学
  • Web教材を使う
  • プログラミングスクールに通う

別の言語を使ったことがあるなら、独学やWeb教材を使って実務スキルを高めていけます。

また、効率よく身につけるなら、プログラミングスクールに通うのもよいでしょう。

プログラミングスクールは仕事をしながら通えるので、活用してみてください。

4.転職する

転職をすることで、年収アップが見込めます。

なぜなら、企業規模によって年収の差が出てくるからです。

転職をする方法は、下記のとおり。

  • 転職エージェントを活用する
  • ハローワークを利用する
  • 求人サイトを見て応募する

効率よく転職活動を進めたいなら、転職エージェントがおすすめです。

希望条件を伝えることで、自分に合った転職先を紹介してもらえるためです。

また、自分で求人を探す必要がないので、仕事をしながら転職活動を進められます。

ただし、スキルアップをしておかないと今の年収と変わらない転職先しか見つからない可能性が高いです。

そのため、転職活動の前にプログラミングやキャリアアップに必要なスキルは身につけておきましょう。

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年収アップを目指すプログラマーにおすすめのキャリア3選

年収アップを目指すプログラマー

年収アップを目指すプログラマーにおすすめのキャリアを紹介します。

  1. システムエンジニア
  2. プロジェクトマネージャー
  3. フリーランス

どのようなキャリアがあるのでしょうか。

1.システムエンジニア

システムエンジニアは、クライアントとヒアリングをしてシステム開発をおこないます。

年収の相場もプログラマーに比べて高く、経験とスキルを活かせば目指しやすい職種です。

主な仕事内容は、下記のとおり。

  • クライアントとヒアリングをして要求分析
  • 分析した内容から要件定義
  • システム設計
  • プログラミング・テスト

上流工程の仕事がほとんどですが、プログラミング業務に携わるケースもあります。

よって、プログラマーは企業ニーズに応えられる人材なので、キャリアアップに最適な職種です。

2.プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、その名の通りプロジェクトをマネジメントする職種です。

マネジメント力とビジネススキルが求められますが、その分年収の相場は高い傾向にあります。

主な仕事内容は、下記のとおり。

  • クライアントとヒアリング
  • プロジェクト開発の策定
  • チーム編成
  • プロジェクトの推進・管理
  • プログラマーのサポート

プロジェクトマネージャーを目指す人に向けた国家資格に、プロジェクトマネージャ試験があります。

マネジメント力を証明する資格になるので、効率よくスキルを身につけたい人は目標にするのもよいでしょう。

3.フリーランス

起業してフリーランスになる方法もあります。

フリーランスは年収の相場が高いので、キャリアアップにおすすめです。

フリーランスになるメリットは、下記のとおり。

  • 案件を獲得した分収入になる
  • 自分のペースで仕事ができる
  • 成果主義でスキルが高いほど収入に直結する

メリットが大きいフリーランスですが、前提として高いプログラミングスキルが必要です。

また、フリーランスは案件の金額に差があり、需要のあるプログラミング言語の方が高い傾向にあります。

そのため、今ある言語スキルの年収の相場が低い場合は、新たに別のプログラミング言語を覚えた方が高年収を目指せるでしょう。

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プログラマーの年収によくある質問

年収に関する質問をするプログラマー

プログラマーの年収によくある質問を紹介します。

  1. プログラマーの年収が高い理由は?
  2. 年収1000万円は目指せる?
  3. プログラマーで年収が低いけどなぜ?

それぞれ説明します。

1.プログラマーの年収が高い理由は?

プログラミングを使える人が少ないためです。

さらに、ITは需要のある業界なので、プログラマーの供給が追いついていません。

よって、必然的に年収が高くなります。

2.年収1000万円は目指せる?

プログラマーは年収1000万円を目指せる職種です。

ただし、企業で働くプログラマーだと、1000万円を超える人は限られています。

現実的に多いのはフリーランスなので、1000万円超えを目指したい人は起業してみるのも選択肢のひとつです。

3.プログラマーで年収が低いけどなぜ?

プログラミングスキルが足りていない可能性があります。

そのほかに考えられる理由は、下記のとおり。

  • 働いている企業の規模が小さい
  • プログラミング言語の需要がない
  • 年齢が若い

いずれにしても、年収が低い場合はスキルアップが必要です。

そのため、今ある言語スキルを高めるか、新たに別のプログラミング言語を覚えるなどして対処していきましょう。

まとめ:スキルアップをして高年収のプログラマーを目指そう

本記事では、年収アップを目指すプログラマーに向けて、ケース別に見た年収の中央値と差が出る理由について説明してきました。

  • プログラミングスキルを高めることで年収アップにつながる
  • プログラミング言語の需要で年収に差が出る
  • プログラマーは男性に限ると日本の平均年収より高い

年齢を重ねるにつれてプログラマーの年収が上がるのは、経験を積むことでスキルが上がるからです。

よって、年収を上げるためには、プログラミングスキルを高めることが重要といえます。

とはいえ、プログラミング言語の需要によっても違うのが実情です。

そのため、別のプログラミング言語を身につけることも視野に入れ、高年収のプログラマーを目指しましょう。

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