プログラマーは飽和状態?将来性や必要とされるプログラマーになる方法7選を紹介

2024.01.12
プログラマーは飽和状態?

「プログラマーは飽和状態なのだろうか」
「プログラマーの将来性は高いのか知りたい」

と思うことはありませんか?

これからプログラマーになりたいと思っても、プログラマーの将来性や飽和しているのかが気になりますよね。

では、本当にプログラマーの数は飽和点を迎えているのでしょうか?

そこで今回は、

  • プログラマーは飽和状態なのか
  • プログラマーの将来性が高い理由
  • 需要の高いプログラマーの職種

について詳しく解説します。

この記事を読めば、必要とされるプログラマーになる方法がわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

プログラマーは飽和状態なのか?

プログラマーは飽和状態なのか気になる男性

「プログラマーは飽和状態にあるのでは」という声もありますが、プログラマーは自由度の高い働き方として知られています。

結論から先に言うとプログラマーは飽和しておらず、求人数も多いのが現実です。

現場ではスキルの高いプログラマーが常に求められており、実務で活躍できるスキルを備えていれば、主戦力レベルとして今後も対応できるのです。

「プログラマーが飽和する」と心配される理由は、スキル不足のプログラマーが比較的多いからだといえます。

少子高齢化で働き手のプログラマーの絶対数が減り、IT社会に対応する人材としてのプログラマーは一定数必要なため「プログラマーが飽和している」という考えは当たっていません。

プログラマーの将来性が高い理由

将来性が高いプログラマー

最近は対話式AIが登場し、日本語入力するだけでプログラミングコードを書くので「プログラマーに将来性はないのではないか」と思われている方もいます。

しかし、まだAIの仕事に対してはファクトチェックが必要なので、過度の心配はいらないのではないでしょうか。

ここでは、プログラマーの将来性が高い5つの理由を解説します。

  1. IT業界の人手不足
  2. プログラマーは社会に必要とされている
  3. AIにできないことも多い
  4. 求人倍率が高い
  5. 現代ではITスキルが必須

以降でそれぞれ見ていきましょう。

1.IT業界の人手不足

IT業界の人手不足が言われていますが、政府によると「2030年にはIT人材が最大約79万人不足する可能性がある」との調査結果が出ています。

(出典:経産省『IT人材需給に関する調査』

IT業界で本来は最も活躍すべき若い世代で人口減少が進むことで、人手不足が常態化し状況は悪化すると見られています。

また、DX推進など企業のIT化が進んでいるため、優秀なエンジニアを求める企業は増えているのが事実です。

そのため、今後、プログラマーなどのIT人材の需要は右肩上がりになるといえるでしょう。

2.プログラマーは社会に必要とされている

プログラマーは社会に必要とされている職種です。

なぜなら、ITの技術なしでは、私達の暮らしが成り立たないから。

  • SNSなどのコミュニケーションツール
  • スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末

上記のように、どれをとっても、プログラムなしでは私達の暮らしが成り立ちません。

なので、私達の暮らしを支えてくれているプログラマーは、社会になくてはならない存在といえます。

3.AIにできないことも多い

また、AIの登場でスピードやロジカルに物事を考える点では、人間は到底太刀打ちできません。

ただし、プログラマーの仕事はプログラミングにとどまらず、チームとしてSEと一緒に話をしたり作業したりすることもあります。

また、顧客と打ち合わせをしてニーズをしっかりとくみ取ることも大切なプログラマーの仕事のひとつです。

とくに、情緒的な感情を持っていないとできない部分はAIの苦手なところでしょう。

4.求人倍率が高い

2021年度のプログラマーの仕事の有効求人倍率は、全国で1.54倍です。

大都市部ほど比較的高い傾向にあり、東京都では2.68倍となっています。

(出典:厚生労働省職業情報提供サイト

2023年2月のハローワークでの全体の有効求人倍率は1.34倍で、これに比べてもプログラマーの有効求人倍率は高い状況にあります。

(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」

5.現代ではITスキルが必須

現代はITスキルが必須ですが、中でもプログラミング教育は、小中学校の段階で2022年度以降必修化されました。

プログラミングに関しては、先生や親で対応できないことも多いため、プログラミングスクールで習う若い世代も多い傾向です。

さらに2025年度の大学入試共通テストから、出題対象に「情報」が追加され、子どものうちからプログラミング学習をすることが当然な時代になっているといえます。

必要とされるプログラマーになる方法7選

プログラマーになる方法を説明する男性

それでは、必要とされるスキルの高いプログラマーになるためには、どのようなことに取り組んでいけばいいのでしょうか

以下の7つの方法について、解説します。

では、見ていきましょう。

1.AIや自動化で代替しづらい作業に着目する

近年ではAIに仕事が取って変わることも多くなり、Web上の画像やデータを自動で収集するものもあります。

そのため、AIと同じ土俵で戦っても、勝てる見込みはないところに力を注ぐのをやめ、次のようなAIや自動化で代替しづらい作業に着目することが大切です。

  • 十分なコミュニケーションが必要な仕事
  • クリエィティブな仕事
  • AIそのものを開発する仕事
  • 人間の情緒的な部分に訴える仕事

このような仕事は、今後プログラマーとして活躍する人材になるためにも必要な要素といえます。

2.新しい技術を身につける

AIやIOTなどに特化したプログラマーとして、新しい技術を身につけ先行者優位を取ることも必要とされるプログラマーになるひとつの方法です。

また、今後需要の高い技術トレンドとして、次のことがあります。

  • クラウド
  • 機械学習(AI)
  • データサイエンス
  • DX案件の増加

今後も注目される分野を見抜き、スキルを身につけておくことで自身の価値を高めることにもつながります。

3.コミュニケーション能力を高める

プログラマーにとって、コミュニケーション能力は大切なスキルです。

ひとりで黙々と、プログラミングだけしていればよい訳ではありません。

コミュニケーション能力を高めることが、同僚のみならず顧客への信頼へとつながり、構築するシステムへの良し悪しにも影響するためです。

4.複数のプログラミング言語を習得する

プログラミング言語はひとつだけでなく、複数習得しておくことがおすすめです。

  • C言語
  • C++
  • Java
  • C#
  • JavaScript
  • PHP
  • Ruby

かつてホストコンピューターが主流だった時代には、安定感からCOBOL言語が選ばれていましたが、現在は自治体などの安定感重視のところに限られています。

ひとつの言語しか習得していないと、別の言語でのオファーが来たときに対応できません

案件や職種によって求められる言語は異なりますが、複数のプログラミング言語を習得して柔軟に対応できるようにしましょう。

5.キャリアパスを明確にする

必要とされるプログラマーとなるためのキャリアパスを明確にしておきましょう。

プログラマーのキャリアパスとして、一般的なものは以下の3つです。

  • マネジメント能力が求められるSE
  • より専門性を高めるエキスパート系プログラマー
  • 上位の役職を目指す

キャリアパスを明確にすることで、今取り組むべき課題も見えてくるといえます。

6.上流工程を目指す

上流工程を目指すこともひとつの方法で、チームの中心としてプロジェクトリーダーになることも考えたいところです。

チームの中心的な存在として、活躍する場が与えられます。

システムの構想や開発計画・設計を行うフェーズは最も大切な部分なので、上流工程を目指すことには、やりがいも感じられるでしょう。

7.マネジメント職を経験する

プログラマーとしての能力に加え、マネジメント職を経験することもひとつの手段です。

最も有力なのは、プログラマーの経験を十分に生かしてSEにステップアップするキャリアパスです。

システムエンジニアには、プログラミング以外にも、マネジメント能力が求められます。

ほかにも、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーがマネジメント職にあたります。

マネジメント-能力マネジメント能力とは?必要な5つのスキルや能力を高める3つの方法も解説

需要の高いプログラマー職種4選

需要の高いプログラマー職種

それでは、需要の高いプログラマーの職種には、どのようなものがあるのでしょうか。

以下の3つの職種について、解説します。

  1. AIプログラマー
  2. Webプログラマー
  3. ゲームプログラマー
  4. アプリケーションプログラマー

どれがご自身に合っているのか、順にみていきましょう。

1.AIプログラマー

AIプログラマーは、AIのシステム開発のプログラミングを担当し、AIを使った製品やサービスを作成します。

まさに現在注目のプログラマーで、AIプログラマーはAIエンジニアにより設計されたAIの実装やテストも担当します。

AI市場は拡大しており、AIに特化したプログラマーになることは、需要を考えればおすすめです。

2.Webプログラマー

Webプログラマーは、Web系のプログラミングでデザインしてWebページを作ったり、Webからの入力情報をもとにして処理プログラムを作る人のことです。

Webプログラマーの扱う言語は下記になります。

  • Ruby
  • PHP
  • JavaScript
  • Go
  • Python
  • Java

Webプログラマーの仕事は、多くの会社の基幹業務に対応し、作業範囲もかなり広いといえます。

3.ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、ゲーム開発のプログラミングを担当します。

ゲームアプリやオンラインゲームの開発や制作を行う職種です。

対象となるゲームは多く、SNS上で提供されるソーシャルゲームや購入用のゲーム機・ゲームソフトなどが含まれます。

4.アプリケーションプログラマー

アプリケーションプログラマーとは、スマートフォンやタブレット、PC向けのアプリ開発に携わるプログラマーです。

アプリケーションプログラマーには主に次のプログラミングスキルが必要になります。

  • Swift
  • Kotlin

AndroidやiPhoneのアプリ開発は、クラウドソーシングサービスなどでも受注できます。

新規アプリの開発や、機能追加、不具合の修正など、リリース後もメンテナンスが必要となるため、今後も需要のあるプログラマーといえるでしょう。

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プログラマーに関してよくあるQ&A

プログラマーに関する質問

ここでは、プログラマーは飽和状態なのかに関する疑問に答えていきます。

疑問点を解消して、理解を深めましょう

  1. なぜIT業界は人手不足なのか?
  2. プログラマーの「35年定年説はホント」?
  3. プログラマーは高年収を目指せる?

では、見ていきます。

1.なぜIT業界は人手不足なのか?

IT業界で働くエンジニアが人手不足になる要因として、日本の人口減少と少子高齢化により労働生産人口の減少があげられます。

また、どの企業も優秀なIT人材を求めており、採用するのが難しいという現状もあるのです。

なので、これからプログラマーを目指す人は、スキルを身につけ自分の市場価値を高めていくことで、待遇のよい企業で働くことができるでしょう。

2.プログラマーの「35年定年説はホント」?

確かに35歳を過ぎると、プログラマーに限らずスキルは伸びにくくなります。

35年定年説は、エンジニアが常にスキルアップを求められる職種のために、スキルの伸びが止まり活躍しづらくなるという考え方です。

労働環境が比較的過酷で体力的に追いつかないことも、35年定年説が唱えられる理由のひとつでしょう。

3.プログラマーは高年収を目指せる?

プログラマーの平均年収は正社員で約434万円です。

(出典:求人ボックス給料ナビ

より高年収を目指すには、次のことが必要でしょう。

  • 上位の役職につく
  • SEに転職する
  • フリーランスプログラマーになる

勤務先とポジションによっては、高収入も期待できます。

また、フリーランスになると、働いた分だけ稼げるようになるので、高年収も目指せるのです。

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まとめ:必要とされるプログラマーになるために、求められるスキルを習得しよう

当記事では、プログラマーの求人数が多いことと、必要とされるプログラマーになる方法について解説してきました。

  • プログラマーは飽和しておらず、求人数も多い
  • 企業のIT化にともないプログラマーの需要は右肩上がりのため、将来性は高い
  • 必要とされるプログラマーになるために、技術トレンドを抑えておこう

プログラマーは、今後も期待が持てる仕事のひとつです。

IT人材の不足や、企業のIT化などから、スキルの高いプログラマーが今後も求められるといえます。

必要とされるプログラマーになるためにも、最新の技術トレンドを把握し、スキルを磨き続ける努力をしていきましょう。

やりがいが感じられる仕事なので、ぜひこの記事を参考にしてITやプログラミング知識を身につけて目指してみることをおすすめします。

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フリーランスエンジニア WEBエンジニアへの転職
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