プログラマーになるには資格や検定は必要?取得するメリット3選も紹介
「プログラマーになるには資格や検定は必要だろうか」
「検定を受けるメリットを知りたい」
と思うことはありませんか?
プログラマーになりたいと思っても、資格が必要なのか気になりますよね。
では、プログラマーには、どのような資格がおすすめでしょうか?
そこで今回は、
- プログラマーになるには、資格や検定は必要なのか
- プログラマーにおすすめの資格10選
- プログラマーに関するよくある質問
について詳しく解説します。
この記事を読めば、プログラマーが資格を取得するメリットや求められるスキルがわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラマーになるには資格や検定は必要?
プログラマーになるのに、資格は必須ではありません。
資格が評価されることや、キャリアアップに役立つのは事実ですが、資格を持っていなくても、プログラマーの仕事に就けるからです。
IT業界では資格のあるなしよりも、実力や実績が評価されます。
しかし、採用担当者が個人のスキルを見極めることが難しいため、資格を持っているとその分野の専門性をアピールでき、意欲のある人と評価されるでしょう。
プログラマーに資格はいらない?資格を取るメリット5選と取得するタイミングを徹底解説
プログラマーが資格を取得するメリット3選
こちらでは、プログラマーが資格を取得するメリットを説明します。
資格を取得するかどうか迷っている人は、参考にしてみてください。
- 就職や転職で有利になる
- 体系的に学習できる
- 評価や報酬に繋がる
では、見ていきましょう。
1.就職や転職で有利になる
プログラマーの就職や転職に資格は有効です。
プログラマーの技術は客観的に評価することが難しいため、資格があるとスキルレベルを判断しやすくなります。
同じ資格でも難易度によってレベルを測れるので、どの程度知識を持っているかがわかるからです。
そのため、就職や転職で資格を見せることでスキルを可視化できるメリットがあります。
2.体系的に学習できる
資格を勉強することで、その分野を体系的に学習できます。
体系的な学習は、知識をインプットするのに最適で、まとまった情報を取得できるためスキルアップに役立つでしょう。
とくに実務未経験者の場合は、わからないことがわからなくて迷うこともあります。
しかし資格試験に合格すれば、高いモチベーションにつながるので、技術を学ぶための手段として資格取得はおすすめといえるでしょう。
3.評価や報酬に繋がる
会社によっては資格取得を推奨するところもあります。
従業員のスキルアップのために資格は有効な手段だからです。
- 資格手当がもらえる
- スキルレベルを評価する指標になる
例えば、ITに関する能力を評価する「ITスキル標準(ITSS)」では、7段階のレベルでスキルが設定されています。
ITスキル標準に対応する資格を取得することで、評価や報酬につながるメリットがあるでしょう。
プログラマーにおすすめの資格10選
ここでは、プログラマーにおすすめの資格を紹介します。
資格は、業務で使うプログラミング言語や需要のある資格から選ぶことが大切です。
ひとつずつ見ていきます。
1.ITパスポート試験
ITパスポートは、情報処理技術者試験の中で一番難易度が低い資格試験です。
IT業界未経験からの学習に適した資格といえます。
- 就職や転職、スキルアップにおすすめな資格
- 独学でも取得できる
- IT業界に限らず、一般企業でも活用される資格
ITパスポートは初心者向けの資格のため、この資格を持っているから必ず有利になるわけではありません。
ITの基礎的知識を強化するために、ITパスポートは活用できるでしょう。
2.基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITパスポート試験の上位となる国家資格です。
基本情報技術者試験を持っているとIT用語を一通り理解できると証明できるでしょう。
- 資格保有者の多い人気のある資格
- 2019年度の合格率は25.7%
- プログラミングに関する問題は選択式(C言語、Java、Python、アセンブラ、表計算)
IT業界の中では、数少ない国家資格であるため、業界でもニーズのある資格試験です。
3.オラクル認定Java資格
オラクル認定Java資格は、Oracle社が認定している世界共通の基準で評価される資格です。
プログラミングの技術を認定する資格のため、プログラマーやシステムエンジニアにおすすめの資格といえるでしょう。
- 難易度が低いものから、BronzaとSilver、Goldからある
- Javaのスキルを証明できる
- コーディングに関する知識も問われる
オラクル認定Java資格は、Javaアプリケーション開発に必要とされるプログラミングの知識を習得できるため、未経験からの学習に最適です。
4.PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、PHPのプログラミングスキルを証明できる資格試験。
PHPを使って開発されたサービスのひとつにWordPressがあります。
- 試験は、初級試験、上級・準上級試験、技術者認定ウィザードがある
- 試験は、ITスキル標準に対応している
- PHPは求人数も多いプログラミング言語
PHPはWeb開発に必須のプログラミングのため、プログラマーが習得しておくべき言語といえるでしょう。
5.Python3エンジニア認定基礎試験
Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する資格です。
機械学習やデータ分析が注目されていることから、Pythonは需要のあるプログラミング言語といえます。
- CBT方式(コンピューター上で実施する)
- Pythonは今後身につけたいスキル
- Pythonの仕組みや基本的な文法が学べる
Pythonは、言語別平均年収の高いプログラミングなので、未経験から習得して損はないプログラミングです。
6.C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、C言語を学習している人向けにプログラミング能力を認定する民間資格です。
2019年の合格率は73%であるため、しっかり学習すれば独学でも取得できるでしょう。
- C言語に関する理解度を測れる
- 難易度の低いものから3級、2級、1級がある
- 1級は、実務に近い内容が出題される
C言語プログラミング能力認定試験は、各種検定試験で知名度のあるサーティファイが実施しているので、信頼できる試験といえます。
7.オラクルマスター
オラクルマスターは、オラクルデータベースのスキルを証明する民間資格です。
データベース開発者向けと管理者向けの試験があり、データベースの基礎知識から運用管理スキルまで学べます。
- Bronze DBA、Silver DBA、Gold DBA、Silver SQLがある
- SQLの基礎知識とDBの運用管理が学べる
- データベースはプログラマーに必須のスキル
オラクルマスターを取得するメリットは、体系的に学習できることと、データベースのスキルを証明できることです。
8.Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Rubyによるシステム開発能力を認定する試験です。
Rubyは、Web業界で広く使われているプログラミング言語のため、資格需要があります。
- CBT試験
- SilverとGoldの試験がある
- Rubyの文法やオブジェクト指向が学べる
Ruby技術者認定試験は、RubyエンジニアやRubyのシステムを提案するコンサルタントや講師など、Rubyに関わるさまざまな人が対象です。
9.Javaプログラミング能力認定試験
Javaプログラミング能力認定試験は、プログラミング言語Javaを学んでいる人のための試験です。
サーティファイが主催している試験で、業務レベルのスキルを学べます。
- 試験の難易度から3級と2級、1級がある
- 民間資格
- 2019年度の合格率は64.7%
Javaプログラミング能力認定試験は、基本情報技術者試験の試験対策としても使えると知られている資格試験です。
10.Android技術者認定試験
Android技術者認定試験は、Androidでのアプリケーション開発の知識を認定する資格試験です。
Androidエンジニアには必須のスキルといえます。
- アプリケーション技術者認定試験とプラットフォーム技術者認定試験がある
- 随時試験
- Android技術者として評価される
スマホアプリの普及に伴い、Android端末におけるスマホアプリ開発は、将来性のある分野です。
そのため、Android技術者認定試験は資格需要があるといえるでしょう。
プログラマーとは何か。プログラマーの年収やおすすめな資格5選も紹介
プログラマーになるために必要なスキル3選
プログラマーは資格のほかに、どのようなことが求められるでしょうか。
ここでは、プログラマーに必要なスキルを紹介します。
- 論理的思考能力
- 自己管理能力
- コミュニケーション能力
では、見ていきましょう。
1.論理的思考能力
プログラマーに必要なスキルに、論理的思考能力があげられます。
プログラミングはロジックで構成されているため、筋道立てて論理的に考えられる人に向いているからです。
論理的思考能力があると、プログラミングにおいてコード間の関連性を理解しやすくなります。
もし、論理的思考能力がなくても、意識して鍛えることは可能です。
理由や結論を言語化しながら誰かと話すことで、意識して論理的思考能力を高められるでしょう。
2.自己管理能力
プログラマーには、自己管理能力が求められます。
IT業界で働くエンジニアは、心を病んでしまう人も多いからです。
プログラマーに納期はつきものだと割り切って、忙しさの中でも心身の健康や業務の調整、ワークライフバランスを見直すなど、自己管理を徹底しておこないましょう。
自己管理能力があると、限られた時間の中で成果につながる行動が取れるようになるため、仕事の生産性が上がるといえます。
3.コミュニケーション能力
プログラマーには、コミュニケーション能力は欠かせません。
プロジェクトチームの中でチームワークを発揮することで問題解決がすぐにできるからです。
- 仕様変更の確認
- 進捗報告
- 会議の議事録
コミュニケーション能力は、チャットでのコミュニケーションも含まれます。
リモートワークが増えていることから、意図をわかりやすく伝える文章力も大切といえるでしょう。
プログラマーのよくある質問
ここでは、下記のプログラマーに関するよくある質問に答えていきます。
- プログラマーの主な仕事内容は?
- 国家資格と民間資格の違いは?
- プログラマーの資格はいつ取るべき?
疑問を解決してプログラマーの理解を深めましょう。
1.プログラマーの主な仕事内容は?
プログラマーの主な仕事内容は、プログラミングです。
システムエンジニアの作成した仕様書をもとに、機能を実装していきます。
プログラマーの種類によっても、プログラミング言語が異なるため、どのようなプログラマーになりたいのか決めておくと学習がしやすいです。
プログラミングのほかに、仕様書の作成やテスト業務をおこなうこともあります。
2.国家資格と民間資格の違いは?
国家資格と民間資格の違いは、国が定めているかどうかです。
国家資格は、法律に基づいて国が定める機関が試験を実施します。
例えば、IT関連の国家資格と民間資格には下記があります。
国家資格 | 民間資格 |
---|---|
ITパスポート試験 | LinuxC(Linux技術者認定試験) |
基本情報技術者試験 | シスコ技術者認定 |
応用情報技術者試験 | オラクル認定Java資格 |
ITストラテジスト試験 | オラクルマスター |
国家資格はもちろん信頼性がありますが、民間資格のなかには世界共通の基準で評価されるものもあるのです。
そのため、どの資格を取得するか迷ったときは、資格の知名度や、資格需要はあるか確認し、資格を選ぶようにしましょう。
3.プログラマーの資格はいつ取るべき?
プログラマーは、資格がなくても仕事ができるため、取得時期はご自身のスケジュールと相談しましょう。
資格の種類によって、学習期間の目安がある程度決まっています。
そのため、受験日から逆算して勉強の時間を確保することが大切です。
随時受けられる試験や年に2回実施している試験など、資格の種類によりさまざまなので、就職や転職で提示できるように計画的に進めましょう。
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まとめ:プログラマーになるために各種検定に挑戦しよう
本記事では、プログラマーに資格や検定が必要か知りたい人に向けて、資格を取得するメリットや資格の紹介をしました。
- プログラマーに資格いらないが、スキルを可視化できるため、就職・転職で有利になる
- 資格を取得することで、高いモチベーションを維持できる
- 国家資格と民間資格の違いは、国が定める機関が試験を実施しているかどうか
プログラマーに資格は必須ではありません。
医師免許や看護師免許とは違って、資格がなくても仕事ができるため、資格を取るか迷う人も多いのではないでしょうか。
企業によっては資格取得を推奨し、評価制度に活用する取り組みをしているところもあります。
なので、資格を上手に活用し、ご自身のスキルアップに役立ててみてください。
プログラマーの職種によっても、おすすめの資格が変わってくるので、キャリアプランと照らし合わせながら検定に挑戦しましょう。
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