主婦が仕事を始める時の志望動機で注意するポイントを解説
就職活動・転職活動を行う上で非常に重要になるのが、志望動機です。
特に主婦の方は子育て等の私生活と両立が必要になる為、正社員・パート問わずフリーターや学生に比べて主婦の志望動機は採用に対して非常に大きな影響を受けます。
今回は主婦が仕事を始める時の志望動機で注意するポイントを詳しく解説していきます。
志望動機の基本
まずは志望動機の基本から解説していきます。
あまり就職活動等を行った事ない方はついつい志望動機=自己PRだけと勘違いしてしまっている方が少なくありません。
当然アピールはする必要はありますが、前提として何故志望動機を書くかを理解しておく必要があります。
志望動機を書く理由は採用担当者に対して「一緒に働きたい」、「信頼できる」、「採用する事で企業のメリットに繋がる」と思わせる為の物です。
採用担当者が選ぶ基準は主に経歴、年齢、容姿、志望動機です。
志望動機以外は簡単にどうにかできるものではありません。
逆に言えば志望動機以外の条件が同じ人が面接に来ていれば、採用、不採用を決めるのは志望動機の表現の仕方だけです。
その為、面接を行う場合は言い回し、履歴書に書く時は書き方が重要なポイントです。
主婦の方が注意すべき志望動機の良い例と悪い例をそれぞれご紹介していきます。
働く理由・働きたい理由
まずは志望動機で必ず書くことになる働く理由・働きたい理由です。
注意するポイントとしては、主婦の方は空いた時間に少し稼ぎに来ているだけだと思われてしまいやすい為、明確に働く理由と応募した企業で働きたいと言う事を書く必要があります。
良い例:働く理由・働きたい理由
「育児にも余裕ができ、安定して時間を確保する事が出来る様になった為、キャリアを再スタートする上で御社が以前から取り組んでいる○○の活動に共感させて頂き、是非長く働きたいと思い応募させて頂きました。」
この志望動機であれば、勤務時間に関しての不信感を払う事ができ、更にどこでも良いのではなく応募する企業の事をしっかりと調べた上で応募したのが伝わります。
悪い例:働く理由・働きたい理由
「以前より○○業界で働きたいと思っていた為、今回応募させて頂きました。」
本音を言えば○○業界で働きたいと思っている主婦の方も多いと思いますが、これでは採用担当者からすると同じ業界であれば、どこでも良いんだと思われてしまいます。
極端な受け取り方をすると「○○業界ならどこでも良いけど、とりあえず応募した」と思われてしまいます。
これでは志望動機以外に余程の魅力がなければ、採用しようとは思わないですよね。
複数の企業に応募していると毎回働く理由や働きたい理由を考えるのが面倒になるのはわかりますが、採用される為にはリサーチを怠ってはいけません。
自己PR
自己PRはまず自分が出来る事を考えた上で、採用担当者側の気持ちになってメリットを感じられるかを考えます。
特に実務経験がある方はそれを前面に押し出してアピールする事が重要です。
また一見関係なさそうな業界でも自分の経験と関連付けてアピールする方法もあります。
良い例:自己PR
「以前の仕事でExcelのVBA、マクロを開発して事務処理を行っていた為、御社で一般事務として働く場合も基本操作はもちろん現場の業務効率向上に役立てればと思います。」
今までの経験からしっかりと応募する業種で会社にどんなメリットを出せるかを具体的にアピールできています。
悪い例:自己PR
「学生時代剣道をしていた為、集中力には自信があります。」
よく履歴書等の例に書かれているテンプレートのような文章ですが、学生であればまだしも再就職・転職を目的とした主婦の方がこの自己PRでは採用担当者側としては、具体性がなく雇い入れるメリットが伝わりません。
より具体的にどんな作業を行う上で、雇うメリットがあるか採用者に伝わる自己PRを心がけましょう。
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希望条件も志望動機に記載する
自己PRや働きたい理由などだけでなく、自信が働く上で事前に採用者側に知ってもらう必要がある条件についても記載する必要があります。
特に主婦の方が記載しておいた方が良い条件について、いくつか注意するポイントをご紹介しておきます。
出勤日数・出勤時間帯
主婦の方であれば、私生活との両立が必要になる事が多く、出勤日数や出勤時間を事前に記載しておく必要があります。
また出勤日数や出勤可能な時間帯については出来るだけ具体的に記載する必要があります。
例えば平日であれば、午前中は全て可能なのか、それとも水曜日と火曜日は働けないのかなど、特にシフト勤務のパートであれば既存の従業員との兼ね合いを採用担当者は重視します。
お互いの為にも前もって記載しておく事が重要です。
希望年収について
主婦の方は年収によって、配偶者控除や社会保険加入など収入の壁が存在します。
例えば皆さんが年収130万円以下に抑えたいと考えているのに対して、企業側は年収155万円分の労働を考えているかもしれません。
これを採用された後に意識の違いがあった場合は、どちらかが配慮するか、辞退する必要が出てきます。
お金に関わる事なので、聞きづらい気持ちはわかりますが、前もって自信の希望や計画については相談しておく事が重要です。
詳細は以下の記事で紹介しています。
https://web-camp.io/magazine/archives/12949
終わりに
今回は主婦が仕事を始める上で、注意すべき志望動機のポイントについて解説してきましたが、いかがでしたか?
志望動機は言い回しや表現の仕方1つで相手に与える印象に大きな差が出てきます。
また応募する企業で働きたいと思っている熱意がしっかり伝わるかどうかも大変重要になる為、汎用的な志望動機ではなく1つ1つの企業を調べた上で書ける志望動機は採用担当者に伝わりやすく採用を勝ち取る為に必須と言っても過言ではありません。
1番気をつけないといけないのは、自分のことを書いただけで相手に伝わらない志望動機です。
せっかく今まで経験した事や働きたい理由があるのであれば、相手に伝わるように表現しなければいけません。
志望動機を書く時のコツは1度採用担当者側の気持ちになって、自分を採用する時のメリットを把握して表現したり、経験がない場合は企業のリサーチに注力して働きたい気持ちを強調するのもありです。
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