プログラミング向けキーボードおすすめ4台!Macユーザー必見のUS・JISの違いも紹介
「プログラミングに向いているキーボードは?」
「USとJISは何が違うの?」
と思うことはありませんか?
プログラミングで使いやすいキーボードを購入しようとしても、種類がたくさんありすぎて迷ってしまいますよね。
では、キーボードにはどのような種類があるのでしょうか?
そこで今回は、
- プログラミングにおすすめのキーボード
- キーボードの種類
- JISやUSキーボードの違い
について詳しく解説します。
この記事を見れば、あなたに合ったキーボードの種類が必ず見つかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミング向けのキーボードにはどのような種類があるのか
複雑な仕事を長時間おこなうプログラマーには、快適な仕事環境づくりが欠かせません。
この章では、仕事の能率アップに欠かせないキーボードについて解説します。
- プログラミングに最適な選び方
- キーボードの4つの種類
一見同じように見えるキーボードですが、キースイッチの種類やキーの配列の違いで使い心地に違いがあります。
人間工学に基づいた形状のキーボードもあり、プログラマーの中にはこだわりを持ってハイエンドキーボードを使う人もいますが、キーボードは高価なものが使いやすいとは限りません。
自分に合ったキーボードを見極めましょう。
1.プログラミングに最適な選び方
プログラマーは、肩こりや腱鞘炎に悩まされている人が多いですが、職業病と諦めてしまっている人もいます。
実はキーボードを適切なものにすることで改善することがあります。
長時間同じ姿勢でおこなう作業は、小さな疲労が積み重なり心身ともに大きな負担になります。
キーボードを選ぶときのポイントは3つあります。
- 入力時の打鍵感
- スイッチの感触
- 自分の作業に最適な配列
漫然と同じキーボードを使うのではなく、今使っているキーボードが自分の身体や作業内容に合っているか考えてみましょう。
キースイッチの仕組みにも違いがあり、打鍵に力が必要なものから軽いタッチで押下できるものもあります。
さらに詳しくみていきましょう。
2.キーボードタイプは4つのタイプに分類される
キーボードは大まかに4タイプに分類されています。
それぞれ特徴があり、使い勝手や好みが人によって違うのです。
ここでは4つのキーボードタイプについて紹介します。
2-1.メンブレン方式
メンブレン方式は、安価なため一般的に広く採用されているキーボードです。
パソコンに付属のキーボードは、ほとんどがメンブレン方式を採用しています。
メンブレン方式の特徴は以下のとおりです。
- 価格が安い
- キーを押したときの反発が強い
- 長時間には不向き
とくにキーボードにこだわりの無い方や、一般のユーザーであればこのタイプでも問題ありません。
しかし、プログラミングをメインにしている人は、疲れやすく手首に負担がかかるので、あまりおすすめできません。
2-2.パンタグラフ方式
パンタグラフ方式は、おもにノートパソコンで採用されています。
構造的にはメンブレン方式とさほど変わりませんが、薄型の設計なので打ち込み時のストロークが浅いのが特徴です。
ストロークが浅いため、どの位置からでも打ち込みしやすく、タイプ音も静かなものが多いのですが価格が高めとなります。
軽快なタッチがお好みであれば、パンタグラフ方式がおすすめです。
2-3.メカニカル方式
メカニカルスイッチは、耐久性と独特な打鍵音がプログラマーに人気のキーボードです。
クリック感も強く、確実に入力できている感触が仕事の能率をアップさせます。
また、入力したはずの文字が入力されていないゴースト現象を軽減する、アンチゴースト機能が搭載されているのもメカニカルスイッチの特徴です。
キーの内側にあるスイッチには、「茶軸」「赤軸」「青軸」が主に使われています。
- 赤軸:キーが最も軽くスイッチ感がほとんどない
- 青軸:キータッチが重く打ち込み感がある
- 茶軸:赤軸と青軸の中間ぐらいのキータッチ、スイッチ感
赤軸はキータッチの音が静かなので、静かなオフィスやチャットしながらの作業に向いています。
青軸はスイッチ感も強く、キーを打ち込んでいる独特の打鍵感があり、カチカチ、パチパチというメカニカルなキータッチ音です。
茶軸は初心者に使いやすく、まず初めに茶軸のメカニカルスイッチを使ってみましょう。
使いながら好みのキータッチやスイッチ感を探すとよいです。
2-4.静電容量無接点方式
静電容量無接点方式は、キー内部のバネを変化させて静電気の容量で押下を伝える仕組みです。
非接触性で接点がないため耐久性に優れ、メカニカルスイッチの赤軸よりもさらに軽いキータッチとスイッチ感で、タイピングの音もスコスコやパシャパシャといった軽く静かな音です。
キー内部のバネがパンタグラフ構造になっているメンブレン方式も構造は同じですが、メンブレン方式は静電容量無接点方式よりもさらに打鍵音が静かです。
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自分に最適なキーボードを使う3つのメリット
キーボードなんてパソコンに付属のもので十分だと思っている人も多いですよね。
「わざわざキーボードだけを買い換えるメリットはあるの?」そのように思っている方もいるかもしれません。
しかし、キーボードを変えるだけで思っている以上に効果があり、メリットが大きいのです。
ここでは、自分にピッタリあったキーボードを使う3つのメリットについて紹介します。
- 作業効率が格段に上がる
- 手首に負担がかかりにくい
- 余計なストレスが減る
キーボードを購入するのにお金がかかる以外に、とくに大きなデメリットはありません。
具体的に、以下で詳しく説明していきます。
1.作業効率が格段に上がる
キーボードを自分に合っているものを選べば、格段に作業効率があがります。
上の章で説明したとおり、キーボードには4つのタイプがありそれぞれ特徴が異なります。
さらに、キーの配列やボタンの大きさなど多少の違いがあるため、慣れていないものを使用するとタイピング速度が大幅にダウンしてしまいます。
打鍵の深さもスピードに影響があるので、自分にあったキーボードにすると作業時間の短縮に繋がります。
2.手首に負担がかかりにくい
プログラミングをするときは、長時間キーボードを使うので、手首にかなりの負担がかかります。
自分の手の大きさや指の長さ、好みのストロークなどが合っていないキーボードを使うと、余計な力がかかったり、無理な角度からタイピングしなければならないからです。
そのため、長時間使っていると、気が付かないうちに手首に疲労がたまり、腱鞘炎をおこしてしまうのです。
3.余計なストレスが減る
最適なキーボードにすると、余計なストレスが減少します。
具体的には以下の理由が挙げられます。
- 自分の思った場所にキーが存在する
- タイプミスが減る
- サクサクと入力ができる
プログラミングをするときは、タイプミスはなるべく減らしたいものです。
入力時に気がついて、その都度修正をするだけでもイライラしますが、後からバグがみつかった場合には修正に時間が必要となり、もっとストレスがかかります。
自分が入力しやすいキーボードに交換するだけで、圧倒的にミスを減らせるのでイライラすることが少なくなるでしょう。
Macでは根強いUS配列キーボード!JISと比べてどう?
Mac用のUS配列キーボードは、キーの中心にアルファベットのみが書かれており、シンプルでおしゃれなので根強い人気があります。
USキーボードとJISキーボードの違いと、Apple純正以外のバッファロー、エレコム、ロジクールのおすすめキーボードも紹介します。
- MacのUSキーボードとJISキーボードの配列
- Macおすすめのキーボード4選
まずはUSキーボードとJISキーボードの違いについて、確認しておきましょう。
1.MacのUSキーボードとJISキーボードの配列
MacのUSキーボードはひらがな併記のJISに比べ、ごちゃごちゃした感じがなくスタイリッシュなので人気があります。
日本語入力でよく使うリターンキーは小さく、スペースキーの長さも違うので、とくにブラインドタッチの人ではUSキーボードとJISキーボードはかなり違って感じるでしょう。
主に英数キーを使うプログラマーにはあまり関係ないように感じられますが、スペースキーで変換し、リターンキーで決定する日本語の入力にはこの2つのキーの大きさの違いはかなりあります。
MacのJISキーボードは、Windowsを使い慣れた人にもわかりやすく、すぐに慣れます。
2.Macおすすめキーボード
Macのおすすめキーボードを4つご紹介します。
2-1.MacモデルBSKBM01(バッファロー)
Macのキー配列を採用した有線キーボードで、エクセルやNumbersを意識したテンキーがついているのが特徴です。
キー入力はパンタグラフ方式で、打鍵音もうるさくありません。
USBインターフェースも搭載されています。
便利なファンクションキーもついており、Apple純正のキーボードと似た使用感を求めている人におすすめです。
2-2.BluetoothパンタグラフキーボードTK-FBP081BK(エレコム)
MacだけでなくWindows、iOS、Androidなどに使えるマルチデバイス対応のコンパクトなキーボードで、ケーブルのないBluetoothを使用しています。
タイプミスを少なくするためのアイソレーション設計も嬉しい機能です。
ボディーカラーはスタイリッシュな黒で、Macのキーボードといえば白っぽい色が多い中、存在感のあるキーボードになっています。
使いやすいJIS配列と、キートップのオリジナルフォントがさらにおしゃれで、ちょっと変わったキーボードが欲しいなという方におすすめです。
2-3.BLUETOOTH MULTI-DEVICE K480(ロジクール)
パソコンではWindows、Mac、Chrome OS、モバイルは、Android、iOSに対応しているため、ほとんど全てのデバイスで使用可能です。
デバイスの切り替えは直感でできるダイヤル式で楽に使えます。
スマホやタブレットを立てられるスタンドもついており、見た目も新感覚のキーボードです。
サイズはコンパクトですが、やや重たいので、持ち歩いて使うよりは据え置き型と考えて良いでしょう。
2-4.Magic Keyboard(Apple)
BluetoothとLightningポートを採用したワイヤレスキーボードで、重さも400グラム程度、厚いところで1センチ程度と、薄さと軽さを追求したキーボードです。
キー内部にはシザー構造と言われるキーを安定させる構造になっており、正確なタイピングが可能です。
種類も複数あり、好みで選べます。
- テンキーあり
- テンキーなし
- US配列
- JIS配列
キーに高さがなくフラットな使い心地で、押し込むというよりは当たる程度の力でタイピングできるのも特徴です。
Macを使うのであれば、純正をと考える人も多いのではないでしょうか。
パソコンと統一感のあるカラー、デザインも魅力です。
プログラミングにはUSとJISキーボードとどちらがいいのか
キーボードの配列について、US配列とJIS配列のどちらかが良いのか、パソコンが普及し始めた頃からの論争となっています。
それぞれの良いところを見てみましょう。
1.USキーボードが良いところ
USキーボードは、ホームポジションで両手の親指がスペースキーの両端に来るように効率的なキー配列がされています。
JIS配列でスペースキーを押下するときの、親指を内側に曲げる余分な動作が必要がないので、指、手首、腕を緊張させる必要がなく、楽な姿勢でタイピングできます。
deleteキーもホームポジションでちょうど小指が当たる場所に設定されており、手首や腕を動かさず、指先の動きだけでほとんどのタイピングが可能です。
US配列は、英字を使うプログラマーにとって、最小限の動きで最大限のパフォーマンスを生み出せる効率的なキー配列になっているので、作業をより楽にしてくれるでしょう。
2.JISキーボードが良いところ
JISキーボードは、パソコンが普及し始めた当初から使われており、使い慣れている人の多いキーボードです。
慣れている人が多いため、会社内など数人で共用するパソコンなどによく取り入れられています。
かな入力も可能になっており、日本語入力で頻繁に使用するリターンキーが大きめに作られているのも特徴です。
日本語の文字入力が多い人は、JISキーボードを使いやすく感じる人が多いです。
3.USからJISに切り替えた人の理由
Macでプログラミングをする人には、JIS配列よりもUS配列を推す人が多いようですが、US配列からJIS配列に切り替えた人もいます。
JIS配列の方がcontrolキーが使いやすい位置にあるため、Emacsのコマンドを入力しやすくなっているからです。
また、あまり使わないCaps Lockキーが使い勝手の良い場所にあり、もったいないと感じられます。
US配列ではCommandキーを利用しなければなりませんが、JIS配列の「かな」「英数」キーは迷うことなく使え満足している人が多いです。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
プログラミングのキーボードのタイピング速度を上げる方法
プログラミングのタイピングスピードは、ホームポジションと基本フォーム、ブラインドタッチの習得で向上します。
正しいフォームでタイピングの練習をするためには、実は、効率的で使いやすいキーボードを選ぶことが早道なのです。
しかし、使いにくいからと、キーボードを買い替えるとなると大変です。
今使っているキーボードが使いづらいと感じられる場合、キーボードを買い換えることなく改善する方法があります。
たとえば、以下のようなキーリマップソフトでキーの設定を変更するのです。
- KeySwap
- AutoHotKey
この方法であれば、何度でもキー設定をやり直し、自分にぴったりの配列を作れます。
たとえば、使いやすい場所にあるのに使用頻度の低いCaps Lockキーを、プログラミングではよく使われるCTRLキーに割り当てるなどです。
キーの位置が変わるだけで作業効率はグッと上がるので、自分の作業にぴったりのキーボードに育てていきましょう。
【プログラマー必見】入力時の負担を減らす3つのアイテム
キーボード自体をピッタリなものに交換することは、とてもメリットが大きいです。
さらに、快適なプログラミングをするために、入力時の負担を減らすアイテムを3つ紹介します。
- パームレスト
- チェアとデスク
- トラックボール
キーボードのほかに、上記のようなものを組み合わせると、かなり負担が軽減します。
それではひとつずつ見ていきましょう。
1.パームレスト
パームレストとは、キーボードの手前おくクッションのようなものです。
クッションの素材や、高さなど色々と種類がありますが、パームレストを置くだけで手首の負担の軽減につながります。
長時間使っても、疲れにくくなるのでプログラミンをする人にはおすすめです。
2.チェアとデスク
キーボードを使うときは正しい姿勢で入力することが大切です。
目線が下がったり、猫背になってしまうと肩こりや頭痛の原因にもなってしまいます。
そのために、自分の体にあったチェアとデスクを使いましょう。
ポイントは5つあります。
- 高さを調節できるチェアとデスクを選ぶ
- 肘掛けのあるチェアにする
- 座面の高さは37〜43cm
- デスクの高さは60〜72cm
- ディスプレイまでの距離は40cm以上
チェアとデスクを高さなどを調節できるものにすると、快適さが格段にかわります。
正しい姿勢で作業することによって、肩こりなどになりにくく長時間作業をしても疲れないでしょう。
3.トラックボール
キーボードのほかによく使うアイテムとしてマウスがありますが、これをトラックボールに変えることで、手首の負担を軽減できます。
マウスの場合、大きな移動をするときは一度、持ち上げる動作をするので、その時に手首に負担がかかります。
しかし、トラックボールの場合は、指先でボールをコロコロさせるだけなのであまり負担がかかりません。
細かい動作は慣れてしまえば問題ないので、腱鞘炎などで悩んでいる人は試してみても良いでしょう。
まとめ:プログラミングに最適なキーボードを選んで快適に作業しよう!
プログラミングにベストなキーボードは、自分にとって最も使いやすいキーボードです。
作業に見合ったキー配列だけでなく、打鍵感や打鍵音のような感覚的なものにもこだわってみてはいかがでしょうか。
今回の記事のまとめは以下のとおりです。
- キーボードには4つのタイプがある
- MacではUSキーボードの方が人気
- 自分に合ったキーボードで作業効率が上がる
ハイエンドのキーボードは、高価なだけあって多くの工夫がされ、最近では人間工学に基づいたザインも取り入れられています。
店頭で多くのキーボードを試して、自分に合ったキーボードを選びましょう。