プログラミングで必要な英語力とは

2024.01.11
プログラミングで必要な英語力はどの程度あればいい

プログラミングを学ぼうと考えているけれど、なかなか手が出ず二の足を踏んでいる方も多くいるかと思います。

その原因には、

「英語ができなくてもプログラミングはできるのか?」
「プログラミング学習には、どの程度の英語力が必要なのか?」
「英語とプログラミングのどちらから勉強した方が良いのか?」

などの悩みがあるかと思います。
では、プログラミング学習に英語は必須なのでしょうか?

そこでこの記事では、

  • プログラミングに英語が必要な理由
  • プログラミングに必要な英語力
  • プログラミング×英語力を身につけることで得られるメリット
  • プログラミングと英語を習得する方法

などについて詳しくご紹介します。

この記事を読めば、プログラミングに英語が必要な理由が理解できるでしょう。
プログラミングに英語が必要なのかどうか悩んでいる方はぜひ最後まで読み進めてください。

プログラミングに英語は必要か?

プログラミングに英語は必要か

「プログラミングを学習するうえで、英語は必要になるか?」
これからプログラミングを学習しようと考えている方にとっては非常に気になるポイントですよね。

結論から言うと、プログラミングに英語は必要です。
なぜなら、プログラミングのコードのすべてに英語が用いられているからです。

英語が全くわからず簡単な単語やローマ字もわからない状態では、プログラミングの習得は難しくなるでしょう。

しかし、過度に心配する必要はありません。
我々日本人は義務教育で英語を学んでいるため、プログラミングにおける英語力はある程度備わっているのです。


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プログラミングに英語が必要な理由

プログラミングに英語が必要な理由

プログラミングには英語が必要なことがわかりました。
では、どういった理由で英語が必要になるのでしょうか?

ここでは、代表的な以下の3つの理由をご紹介します。

  1. プログラミングの最新情報はほとんどが英語
  2. プログラミングにおける英語と日本語の情報量の差
  3. プログラミング言語のほとんどが英語

それでは順番に見ていきましょう!

1.プログラミングの最新情報はほとんどが英語

プログラミング関連の最新情報は、英語で発信されることがほとんどです。
その情報は後から、様々な言語に翻訳されて世界中に流通していきます。

日本語書籍はあるが情報取得が遅れる

シリコンバレーなどの、海外から発信された情報が日本語に翻訳される時期は予想ができません。
情報が日本語書籍で出回ったときには、それがすでに最新情報ではなくなっていることも多々あります。
そのため、職業としてプログラミングを行う場合は、英語で記載された最新情報を読み解く力が求められます。

また、そもそも全ての最新情報が日本語書籍として出回るわけではありません。

つまり英語力をつけていれば、最新情報の原書を読むことができ、他のプログラマー・エンジニアに差を付けることができるのです。
最近では電子書籍ですぐに情報を掴むことも可能であるため、英語のできるプログラマーはさらに有利になることができます。

日本語では微妙なニュアンスが違う

英語の情報を日本語に翻訳した時に微妙なニュアンスの違いは、プログラミングの理解を妨げる原因になります。

Google翻訳などで翻訳された文章というものは、ある程度は不正確なものであるとの認識が一般的です。
しかし、この不正確な部分がプログラミングに関わる重要な情報部分であった場合は、その情報を本質的に理解することが不可能になります。

そのため、英語の情報はそのまま英語で理解することが推奨されています。
全てを英語で読むのは無理でも、翻訳で違和感を覚えた箇所だけでも原文で確認出来るようにしましょう。

2.プログラミングにおける英語と日本語の情報量の差

インターネットの拡大により、あらゆる情報が簡単に手に入れられる時代になりました。
それはプログラミングでも例外ではなく、インターネット上で情報収集を行うことができます。

しかしながら、日本語でプログラミングと検索するときと、英語で「programming」と検索するときでは、その情報量が圧倒的に異なっています。
たとえば、「プログラミング」とグーグルで検索してみます。

  • 「プログラミング」の検索結果
    : 98,500,000 件
  • 「programming」の検索結果
    : 275,000,000 件

いかがでしょうか?
検索結果の差は、約2.5倍となりました。
英語ができるプログラマーがいかに有利かがここから見て取れます。

3.プログラミング言語のほとんどが英語

プログラミング言語のほとんどは英語で構成されています。
そのため、プログラミングのコードを記述する際にも英語が必要となります。

以下に基本的なHTMLのコードを記載しました。

HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
  <head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>HTMLの基本</title>
  </head>
  <body>
    <h1>HTMLの基本構文</h1>
    <p>これはHTMLの基本構文です。</p>
  </body>
</html>

上に示したのは、基本的なHTML構文です。
こちらを見ていただくとお分かりになるように、そもそもプログラミングとは英語でコードを構成していくものです。

そのため、学習時にわざわざ日本語に翻訳しないで英語のまま理解した方が習得が早く、記憶も定着しやすいといえます。

また、変数、関数も英語表記です。
プログラミングでは、変数や関数も英語表記です。そのため、プログラミングの学習を進めていくと、見たこともない英語に出会うこともあります。

これらはプログラミング学習を進めていけば自然と覚えることができるため、さほど心配する必要はありません。
小学生の頃、初めて英語の授業を受けた時を思い出して、簡単な単語を覚えるように変数や関数名も覚えていくことができます。

しかしながら英語に抵抗感のある方はここで躓くこともあることでしょう。英語学習の基本を押さえている必要があるのです。

プログラミングに必要な英語力はどの程度?

プログラミングに必要な英語力はどの程度?

プログラミングに英語力が必要な理由が分かりました。
では、実際に勉強をする上では、どれくらいの英語力の習得を目指していくべきなのでしょうか?

勉強を始めようと思っている方は、ぜひこの指標を参考にしてください。

高レベルな英語力は必要ない

プログラミングを初めて学ぶ段階では、高度な英語力は必要ありません。
学生の頃、英語が苦手だった方も心配する必要はないです。

最初の段階では英語で記載された最新情報なども読む必要がありませんので、英文法も理解しておく必要はありません。
プログラミングがある程度理解出来るようになってきて、簡単なプログラムは自分で出来る状態になった後、次のステップに進むためには英語力が求められます。

ただし、プログラミングの専門用語は多数存在しているため、応用段階に移ったときに新しく覚える英単語は多くなります。

プログラミングに必要な英語の3要素

プログラミングに必要な英語は、3種類あります。
それぞれについて解説していきます。

  1. 英語を「読む」力
  2. 英語を「書く」力
  3. 英語を「聞く」力

❶英語を「読む」力

プログラミングのコードはすべて英語で書かれています。
そのため英語を読む力は必須と言えるでしょう。

また、情報を収集を行う際にも英語を読む力は必要となります。
IT業界の最先端の情報を得るには、英語で書かれた情報を見るのが効果的なためです。

日本語に翻訳されるよりも遥かに早く最新情報が英語で出されています。
英語ができるだけで情報を得られるスピードが速くなるのです。

❷英語を「書く」力

英語を書く力も欠かせません。

コードを書く際には、英単語を扱います。
そのため英語スペルをしっかり書けるスキルは必要です。

また、英語のコミュニティなどでコミュニケーションを取る際にも、英語を書く力が必要になります。
自分が質問したいことを相手に伝わるように書けるスキルです。

❸英語を「聞く」力

これはあまり注目されませんが、意外と役に立つ能力です。
というのも、プログラミングの情報は分かりやすいように、動画でまとめられていることもあるからです。
情報収集の幅が広がるスキルだといえるでしょう。

ネイティブほどの英語力は必要ありませんが、読む、聞く、書く能力が高校英語レベルまでは必要になります。
高校英語レベルの英語力がない方は、まずは基礎から勉強を始めることをおすすめします。


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プログラミングと英語を学ぶと得られるもの

プログラミングと英語を学ぶと得られるもの

「自身の技術力を向上させたい」「もっと評価されるプログラマーを目指したい」という方には、英語学習がぴったりです。
そこで、英語を学ぶと得られるメリットを3つご紹介します。

学習効率の良さ

先ほども述べた通り、プログラミングの学習効率の向上につながります。
英語の情報をわざわざ翻訳すると時間と手間がかかりますが、自力で情報を入手できれば、それらを省くことができるのです。

働いている中だと、自己研鑽に多くの時間を費やせないこともあるかと思います。
しかしながら事前に英語を習得していれば、そんな悩みから解放されるのです。

キャリアアップの可能性

英語力を学んで海外のプログラマーと情報交換することで、他のプログラマーよりも一歩先を進むことができます。

また、よりハイレベルなスキルを身に着けることで、海外進出やフリーランスで海外の仕事を行うことも可能になっていきます。
仕事の可能性が広がるという利点もあるのです。

年収が上がることも

英語を使いこなす人材は、年収が高い傾向にあると言われています。
株式会社キャリアインデックスが行った調査によると、英語力と年収の間には密接な関係があることが分かっています。

ここでは、年収700万円以上の人の約半数(48.7%)が英語での日常会話や読み書きができるという結果が出たそうです。
また、年収が下がっていくにつれて、英語を身につけた人の割合は減るという結果も出ています。

統計的にも「英語力を持つ人物は年収が上がる」と証明されているのです。

プログラミングと英語を勉強するには?

プログラミングと英語を勉強するには?

いざ「プログラミングと英語を勉強しよう」と思っても、どこから手を付けたらよいかわからないですよね。
そこでここからは、具体的な勉強法について解説します。

プログラミングと英語どっちから勉強するべき?

「プログラミングと英語をどちらから先に学んだ方が良いのか?」といった疑問を持っている方が多いようですが、どちらも同時並行で学んでいくことをおすすめします。

プログラミングを学習していくと必ず英語の壁にぶつかります。
そのため、プログラミングを学習していてわからない英語がでてきたら、その都度わからない英語を勉強すれば良いのです。

これを繰り返していくことで、みるみるうちにプログラミングの理解と英語力が身についていきます。
重要なのは、座学で人に教えてもらうのではなく実践的に学んでいくことです。

「海外の好きなアーティストの曲の歌詞が英語だったので、興味を持って歌詞の日本語訳を調べてみた」
「ゲームをしている時に出てきた英単語がわからなくてゲームをクリアできないので、英単語を調べてみた」
など、自分から積極的に知識を吸収しようとした経験がある方も多いのではないでしょうか?

プログラミングと英語の両方を実践的に学びながら自分の探究心や好奇心を刺激していくことで、学習理解度はさらに深まるでしょう。

プログラミングと英語の勉強方法

中学校・高校レベルの英語が不安な方は基礎から学ぶことが良いでしょう。

しかし、基礎を学習する時間がない方もご安心ください。
中学生レベルの英語からプログラミングを学習したいという方向けの学習法もあります。

ここからは、基礎から実践的なものまで、主に5つの学習法を説明していきます。

  1. 書籍
  2. アプリ
  3. 動画
  4. 海外サイト
  5. 留学

それでは順番に見ていきましょう!

❶書籍

比較的低コストで学ぶことができるのが書籍です。
入門者向けに作られているものも多いので、実践より先に基礎を学びたい方にもおすすめです。

英語のプログラミング書籍を探す場合は、学びたい分野で検索すると自分に合ったものを見つけられるでしょう。

❷アプリ

電車に乗るときやスキマ時間などにササっと勉強できると嬉しいですよね。
「忙しくて時間がなかなか取れない」という方にはアプリで勉強することをおすすめします。

「Programming Hub: Learn to code」は、中学生レベルの英語力で学ぶことができるアプリです。英語力に自信がない、という方はぜひ使ってみて下さい。

ダウンロードはこちら↓

Programming Hub: Learn to code

Programming Hub: Learn to code
開発元:Nigel Crasto
無料
posted withアプリーチ

❸動画

動画で学習する方法もおすすめです。
動画では実際の方法を目て見て学習できるため、初心者であっても理解を深めやすいでしょう。

動画で学ぶ方法には、

などがあります。

「stackoverflow」では情報収集が、「YouTube」ではさまざまなプログラミングの関連動画を無料で視聴できます。

❹海外サイト

英語とプログラミングを同時に勉強する方は、海外の動画学習サイトを利用しましょう。プログラミングを学ぶと同時に英語力が身につきます。
人気のサイトを2つご紹介します。

「Udemy」は英語の動画でプログラミングを学ぶことができるサイトです。
無料コンテンツも多いため、お金をかけずに学びたい方にはうってつけです。

「Codecademy」はコードを書いて学ぶことができるサイトです。
こちらも基本コンテンツは無料であるため、お試しで始めてみても良いでしょう。

❺留学

最近ではビジネス留学が流行っています。
これは、留学することで英語を学びながら、英語ベースでビジネススキルを身につけるというものです。

ビジネススキルに中にはプログラミングスキルも含まれるため、英語とプログラミングの両方を勉強することができます。
大学生の方は、卒業前にビジネス留学をするのがおすすめです。

おすすめの留学先は以下の記事にまとめているので、ぜひご覧ください。

プログラミング初心者にオススメの留学先5選!

プログラミングは英語配列キーボート?

プログラミングは英語配列キーボート

英語も問題なく習得してプログラミングに慣れてくると、ほとんどの方がまた新たな疑問に直面します。

それは、「プログラミングにはJISキーボードよりもUSキーボードの方が作業効率が良くなるのではないか?」という疑問です。

JISキーボードとUSキーボードの大きな違いはホームポジションに優れているか否かです。

JISキーボードがホームポジションに優れていないというわけではないのですが、Enterキーの位置がUSキーボードの方がホームポジションから近いため、USキーボードを利用しているプログラマーも多くいます。

しかし、JISキーボードに慣れ親しんだ方がUSキーボードに慣れるまでには時間がかかります。
JISキーボードかUSキーボードのどちらが良いかは大した問題ではありません。

そのため、USキーボードに慣れるまでの時間を英語の学習やプログラミングにさらなる理解に利用した方が効率的です。

これまでパソコンを触ったことがなく、これからプログラミングの学習を始める方はUSキーボードを使用するという選択肢もあります。
しかしすでにパソコンの操作をしたことがあり、JISキーボードに慣れている方はわざわざUSキーボードに変更する必要はありません。

まとめ:プログラミングに英語は役に立つ!

優秀なビジネスマンの必須スキルは英語だといわれていました。
そのため、一時期は外国人講師による英語スクールが非常に流行りました。駅前に英語スクールが多かったため、駅前留学という言葉もできたほどです。

しかし、そのような時代は終わり、現在では英語に加えてプログラミングスキルも必要な時代にさしかかりました。

英語ベースでプログラミングを学ぶことで英語の知識がつき、英語で世界中のプログラマーとコミュニティを形成することも可能であり、海外のプログラマーとの情報交換も行えるようになります。

また、英語を覚えておくとプログラミングに必要な最新情報もいち早く手に入ります。

英語とプログラミングのどちらもすぐに1~2日で習得できるようになるものではありません。
学習していく上では、自ら積極的に学ぼうという好奇心、探究心が重要になってきます。どのようなことにも関心を持ち、自分のスキルを上げていきましょう。

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