プログラミングはこれから必須【必要になる理由と注目の言語を解説】

公開日: 2018.08.28
更新日: 2024.01.29
プログラミングはこれから必須

プログラミングは必要な能力だと言われている理由は?
これから注目すべき言語は?

そんな風にプログラミングのこれからについて考えたことはありませんか?

小学校でプログラミング学習が必修になっていることや、習い事として人気になっていることを聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
現在、エンジニアやプログラマーなどのIT人材が不足していることも話題に上がっていると思われます。

この記事では、プログラミングのこれからについて3つのポイントにわけて解説していきます。

  • プログラミングスキルはこれから必要か
  • IT人材として働くことの将来性
  • これから必要になる言語

この記事を読んで、プログラミングのこれからについて知っていきましょう!

プログラミングはこれから必要になる?

プログラミング自体がこれから必要になるか知りたい方は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、これからプログラミングはどんどんと必要になっていくと考えられます。

この章では、プログラミングが必要になる理由とそれに対しての動きについて解説していきます。
また、AIの発達によって仕事に変化があるのかについても触れていきます。

IT人材の不足が深刻な課題に

日本では、今後ますますIT人材の不足が深刻な課題になっていきます。
それに伴って、今後プログラミングスキルを持った人材は必要になっていきます。

IT人材の不足問題
【引用】経済産業省 参考図1. IT人材の需給に関する推計結果の概要
https://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html

経済産業省によると、IT人材は2020年までに36.9万人、2030年までには78.9万人不足すると予測されています。
なぜならIT人材の需要が増えていく反面、労働人口が減っていくためです。
そのため、エンジニアやプログラマーをはじめとするIT人材は不足していきます。

IT人材の中でも、AI(人工知能)やビックデータなどの先端技術にに携わる先端IT人材は不足が深刻です。
その理由としては発展の速度が速く、学ぶことが難しいことが挙げられます。

このように不足していくIT人材だからこそ、プログラミングスキルを身につけることで必要とされる人材になることができます。

小中高でプログラミング学習が必修科目に!

2020年から小学校でプログラミングが必修になることは聞いたことがあると思いますが、
同じように中学校や高等学校でも必修になるんです。

今年から小学校でプログラミング教育が始まりますが、実は実際にコードを書いたりするわけではありません。
プログラミング学習を必修にする理由として「プログラミング的思考力」を身につけることが挙げられています。
そのため、従来の国数理の授業の中に「プログラミング的思考力」の考え方を取り入れていくことになります。

中学高校と学年が上がるにつれて、基礎的な内容に触れるようになるとも書かれていますが、
具体的なカリキュラムは各学校に委ねられています。

このように小中高とプログラミングに触れる機会を作ることによって、IT人材の不足解消に向けて動いていることも考えられます。

詳しく知りたい方は、この記事を読んでみてください。

プログラミングのこれからとAIの関係性

そうはいっても、これからはAIが発達するから人間がすることは減っていくんでしょ?と思う方もいるかもしれません。

しかしながら、完全にプログラミングが不必要になることはありません。
確かにAIは単純なコードを書くことができるようになっていますが、人間なしではまだまだ動くことができません。

また、AIに単純作業を任せることによってよりクリエイティブな仕事ができるようになるなどのメリットすらあります。

プログラマーの将来性に関する記事の中で詳しく触れているので、興味のある方は読んでみてください。

プログラマーの将来性はない? プログラマーの将来性【今後はAI取って代わって需要なし?】


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これから求められるプログラミング言語には何があるの?

プログラミング自体は必要であるということを知っていただいたところで、言語に触れていきたいと思います。

プログラミングを学ぶといってもプログラミング言語にはどのようなものがあるのか全くわからないといった方も多いかと思います。

現在プログラミング言語は200種類以上存在するとされており、その中で実際によく利用されているプログラミング言語は20種類程度です。

それぞれの言語で、作れるものと関わる仕事に関連性がある場合が多くあります。
まずは自分が行いたいことを明確にして、目的に合わせたプログラミング言語をしっかりと学ぶことが重要です。

  • 今人気の言語ランキング
  • 言語の成長率ランキング
  • 収入別ランキング

これらのランキングを元に、それぞれの言語でどのようなことができるのかを解説していきます。
しかしながら、どの言語が来るかは一概には言えないため、ご自身でも調べる癖をつけてみてください。
googletrendsなどの活用をおすすめします。

今人気の言語ランキング

PYPL PopularitY of Programming Language」の2020年をみてみると下のような順位がわかります。
これは、Google検索でそれぞれの言語について検索される頻度を順位にしたもので、この順位から言語の人気さを知ることができます。

今人気の言語ランキング

順番にそれぞれの言語について見ていくことにしましょう。
ここでは1位から3位までの言語について触れていきます。

1位:Python

PythonはWEBアプリケーション開発や機械学習、データ分析など様々な分野を網羅しています。

Pythonを学ぶことによって、様々な分野に手を伸ばすことができます。
また文法のシンプルさから、学びやすい言語として人気を集めています。

Pythonについてもっと知りたい方はこの記事を読んでみてください!

2位:Java

Javaは非常によく使われている汎用性の高い言語です。
JavaScriptと名前が似ていますが、全くの別物であるので注意してください。

コンビニの在庫管理システムやAndroidのアプリケーションなど様々な場所で使われています。

文法が厳格なため、初心者には難しい言語だと言われています。
しかしながらJavaの求人件数は多く、就職などを考えて学ぶことは有利かもしれません。

Javaについてもっと知りたい方はこの記事を読んでみてください!

3位:JavaScript

JavaScriptはWebサイトに動きをつけることのできる言語です。
Webサイトの他にもアプリケーションや家電のインターフェイスなどにも使われています。

JavaScriptができれば、フロントエンド・サーバサイドはもちろんスマートフォンのアプリケーションも作ることができるため人気の言語であると言えます。

実際に世界で使われている言語ランキングでは長年1位になり続けています。

言語の成長率ランキング

これは、各言語の成長率ランキングです。
現在の成長率ですが、これを元にこれから伸びる言語がわかると考えられます。

言語の成長率ランキング

(参照元:GitHub

1位:Dart

DartはGoogleが作っており、主にスマートフォンのアプリケーションを作るフレームワークであるFlutterを動かすための言語です。
簡単に言えば、スマートフォンアプリやWebアプリケーションの開発のために使われています。

2018年までは学ぶ価値がないとまで言われていましたが、近年は注目を集めています。
独特な文法があるわけではなく、親しみやすいと言われています。

2位:Rust

RustはC++の弱点を改善するためのコンパイラ言語です。
コンパイラ言語は人間が書いたプログラムを機械が読めるように変換する必要のある言語のことです。

そもそもC++は実装速度の速い、パソコンのOSからゲームのソフトまで幅広く作ることのできる言語です。
そんなC++の弱点を改善するための言語としてRustが使われています。

言語の収入ランキング

実は扱う言語によって、年収が変化すると言われています。

言語の収入ランキング
(出典:プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ

上記の表は求人サイトビズリーチが作成した日本国内でのプログラミング言語別の年収ランキングです。

1位:Go

Go言語はGoogleがリリースした比較的新しい言語です。
近年非常に注目を集めている言語でもあります。

Webサーバーの構築やアプリケーションの開発などを行うことができます。

コンピュータサイエンスを専攻していたり、他の言語をすでに学んでいる方にとっては学習は容易かもしれません。
しかしながら概念が難しいため、初学者が最初に勉強をするのは難易度が高いと考えられます。

学習が容易でありながら、汎用性が高いため人気の言語です。
動作も軽量な言語で、シンプルに記述することができます。

Goについてもっと知りたい方はこの記事を読んでみてください!

2位:Scala

ScalaとはJavaと互換性をもつ言語です。
アプリの開発やゲームの開発、データ分析など幅広い開発に使われています。

様々なメリットを持つ言語ではありますが、習得するのが難しいと言われています。
他の言語を学んだ上で、挑戦してみてください。

3位のPythonについては先ほどご紹介したので、遡って確認してみてください。

プログラマーの年収についてもっと知りたい方はこの記事を読んでみてください!

まだまだたくさんあるプログラミング言語

最初にお話しした通り、プログラミング言語は非常に多くの種類があります。
それぞれの言語で何を作ることができるのかを、確認した上で学び始めるようにしましょう。

この記事でご紹介できなかった、他の言語について解説している記事はこちらです。
ぜひ併せて読んでみてください!

プログラミングでできることとは? プログラミングでできること・作れるものを言語別に解説


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プログラミング言語習得のコツは?

プログラミングを学習するのであれば、早くしっかりとした知識をつけたいと考えている方が多いかと思います。
ここからは実際にプログラミングを学習する上で早く習得するためのコツを紹介していきます。

知識より実行することがポイント

まずはしっかりとプログラミング全体の把握をしていく学習が必要ですが、その後それぞれの言語を学習していくのに時間をかけても効果的とはいえません。

簡単なプログラムでいいので実際にプログラミングをしてゲームやWEBページを作成することがさらに深い知識を得ることにつながります。

実際にプログラミングを行ってみると失敗の連続になることでしょう。
失敗したときに、その原因を突き詰めて課題を見つけ出して、課題を解消していくことでプログラミングスキルはどんどんと上達していきます。

挫折しない為にはプログラミングスクールがおすすめ

プログラミングには専門用語が多いため、独学では挫折してしまう方も一定数います。
挫折してしまわないためにはプログラミングスクールがおすすめです。

自分のペースで学習を進めることができて、わからないことがあった時にはすぐに講師に質問することができます。

一人だとくじけてしまうことが多い人でも講師が支えてくれるため、プログラミングを習得することができるでしょう。

まとめ

プログラミングが必須になる時代はすぐそこまでやってきています。

「まだ先のことだし、必要になったら学ぼう」とお考えの方もいるかと思いますが、プログラミングは1~2日では習得することができないため今すぐに学習を始めることをおすすめします。

ある程度の知識は、エンジニアやプログラマーでなくとも求められるようになるとも考えられるため、学習が役に立つ可能性は高いです。

どの言語を学ぶか悩んでいる方は、ぜひこれから来るであろう言語を参考にしてみてください。

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