0から100までわかるAWS入門者向けの書籍6選

2024.01.03
空白のノート

AWS (Amazon Web Service) とは、Amazon のクラウドで提供する IT のプラットフォームのことです。

2006 年 7 月に登場して以来、多数の法人で採用されており様々な Web サービスで活用されています。
そのためエンジニアに AWS のスキルを要求する企業が増えてくると思われます。

AWS について学習する方法はいろいろあると思いますが今では多数の書籍が出版されています。
本記事では書籍のランキング及び AWS について学習するために必要なスキルについて解説します。

あなたに合ったAWS入門書籍の探し方

AWS入門書は2種類ある

AWSの入門書と一口に言っても、本の種類と数は膨大です。入門書の中にも、プログラミング経験が全くない人向けから、ある程度の経験はある人向けのものなどまであります。この記事では紹介する入門書を2種類に分けたので、自分がどちらにあてはあるか確認してみてください。

  1. 一般人向けの入門書
  2. エンジニア向けの入門書

❶一般向けの入門書

  • エンジニアに就職・転職することを考えている
  • エンジニア1年生
  • WordPressを始めたい
  • エンジニアではないがIT企業に勤めている

プログラミングにあまり触れたことのない方AWSを知りたての方はこちらに当てはまります。入門者におすすめの書籍ランキングはこちらからご覧ください!

❷エンジニア向けの入門書

  • エンジニア経験が2年以上ある
  • エンジニアとして働いている
  • 他の書籍を読んでもわからなかった

エンジニアとしての経験はあるが、AWSの知識は足りていない方はこちらに当てはまります。入門エンジニアにおすすめの書籍ランキングはこちらからご覧ください!

ここからは、おすすめ書籍をランキング形式で紹介していきます。自身のあてはあるランキングで、ぴったりの書籍を見つけてみてください。


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AWS入門者におすすめの書籍ランキング:3位

ゼロからわかるamazon web services超入門 はじめてのクラウド

基本の解説から掲載しているので、初心者にはうってつけの一冊です。

WordPressについて一章が割かれており、ブログを始めたい方などには特におすすめです。各章ごとに要点整理と練習問題が設けられており、実践的な知識を学ぶことも可能です。

基礎情報が中心あるため、細かいところまでは学べないようです。ゼロから学習を始めたい方はぜひ読んでみてください。

概要
  • レベル = 初心者向け
  • 必要な知識 = 特になし
  • 価格 = ¥2,948 (単行本)
  • 出版社 = 技術評論社
  • 出版日 = 2019/6/26
  • ページ数 = 312
目次
CHAPTER 1 Amazon Web Servicesとは何か
CHAPTER 2 AWSをはじめよう
CHAPTER 3 Webサイトを公開しよう
CHAPTER 4 LAMPサーバーでWordPressを動かそう
CHAPTER 5 データベースを活用しよう
CHAPTER 6 固定IPアドレスとドメイン名を使おう
CHAPTER 7 安全な通信を使おう

AWS入門者におすすめの書籍ランキング:2位

図解即戦力 amazon web servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書

用語解説や図を用いた解説が記載されているので、予備知識がない方でも読むことができる一冊です。クラウドサービスを全く知らない方でもAWSについて学ぶことができます。

内容は、AWSのしくみ、クラウドとネットワークの基礎技術などが一通り網羅されています。また、サーバーサービス、ストレージサービス、仮想ネットワークサービス、データベースサービスなどの具体的なサービスに関しても初心者向けに解説されています。

基本を理解するための1冊であり、実務向きではないのでその点は注意が必要です。

概要
  • レベル = 初心者向け
  • 必要な知識 = 特になし
  • 価格 = ¥2,178 (単行本)
  • 出版社 = 技術評論社
  • 出版日 = 2019/11/7
  • ページ数 =240
目次
CHAPTER 1 Amazon Web Servicesの基礎知識
CHAPTER 2 AWSを知るためのクラウド&ネットワークのしくみ
CHAPTER 3 AWSを使うためのツール
CHAPTER 4 サーバーサービス「Amazon EC2」
CHAPTER 5 ストレージサービス「Amazon S3」
CHAPTER 6 仮想ネットワークサービス「Amazon VPC」
CHAPTER 7 データベースサービス「Amazon RDS」
CHAPTER 8 そのほかの知っておきたいAWSのサービス

AWS入門者におすすめの書籍ランキング:1位

AWSクラウドの基本と仕組み 

これ一冊で基礎知識からテクノロジー、セキュリティ、代表的なサービスまで理解できます。実用的な情報まで網羅されているので、「一冊で全て済ませたい」という方にぴったりです。

豊富な図表で丁寧に解説されており、AWSに関わることになった全ての方を想定して作られています。

ただし、0から解説というわけではないので、全く知識のない方はある程度の基本情報をネットで調べてから購入することをおすすめします。

概要
  • レベル = 初心者向け
  • 必要な知識 = 基本的なインフラ知識
  • 価格 = ¥1,980(単行本)
  • 出版社 = 翔泳社
  • 出版日 = 2019/10/30
  • ページ数 =317
目次
CHAPTER 1 クラウドコンピューティングの特徴とメリット―はじめてのAWS―
CHAPTER 2 ITシステムの使用例とAWSの主要サービス―AWSはどんなときに使う?―
CHAPTER 3 AWS導入のメリットその1 ―ネットワーク&コンピューティングを活用する―
CHAPTER 4 AWS導入のメリットその2 ―ストレージを活用する―
CHAPTER 5 AWS導入のメリットその3 ―データベースを活用する―
CHAPTER 6 AWS導入のメリットその4―クラウドセキュリティの考え方―
CHAPTER 7 新しいテクノロジーへの取り組みとクラウドネイティブ開発 ―これからの時代に求められるスキルと人材―
Appendix A AWSのご利用にあたって
Appendix B AWSサービス一覧


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AWS入門エンジニアにおすすめの書籍ランキング:3位

Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂3版

ネットワークエンジニアやサーバーエンジニア向けの一冊と言えます。

実際に AWS を使ってネットワーク環境の構築、Web サーバーの構築設定及びセキュリティ設定、監視を実機を使わずに学習することができます。

AWS を使って環境を構築するための操作方法についての解説もありますが、
内容の半分はネットワークや Web サーバーについての説明ですので
同時にこれらの知識を習得することもできます。

しかし初級者向けを対象としているためか
業務として深い知識を習得するには内容が不足しているようです。
はじめて AWS を学ぶ方にとって良い一冊であると思います。

概要
  • レベル = 初心者向け
  • 必要な知識 = Web サーバー、ネットワーク (HTTP, TCP/IP, NAT)、データベース
  • 価格 = ¥2,970 (単行本), ¥2,673 (Kindle)
  • 出版社 = 日経BP社
  • 出版日 = 2020/2/6
  • ページ数 = 216
目次
CHAPTER 1 システム構築をインフラから始めるには
CHAPTER 2 ネットワークを構築する
CHAPTER 3 サーバーを構築する
CHAPTER 4 Webサーバーソフトをインストールする
CHAPTER 5 HTTPの動きを確認する
CHAPTER 6 プライベートサブネットを構築する
CHAPTER 7 NATを構築する
CHAPTER 8 DBを用いたブログシステムの構築
CHAPTER 9 TCP/IP による通信の仕組みを理解する
Appendix A パケットキャプチャで通信をのぞいてみる
Appendix B ネットワークの管理・運用とトラブルシューティング

AWS入門エンジニアにおすすめの書籍ランキング:2位

Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド (Informatics&IDEA)

オンプレミス (自社内に保有するサーバー) で構築した企業のシステムを
クラウドに移行するためのネットワークの構築や運用についての
ノウハウを紹介している書籍になります。

著者はこのような業務を様々な企業で請け負っており
それらの経験を元に記載されているとのことです。

AWS のサービスの選定や運用にかかるコストの説明からネットワーク構築、
サーバーとデータの移行について記載されているので、
自社のシステムをクラウドに移行を検討されている情報システム部門の
エンジニアの方が必見の一冊だと思います。

またこの書籍では WordPress 環境を構築することについて解説しているので
やりたい事があってる方には最適だと思います。

概要
  • レベル = 中級者向け
  • 必要な知識 = 移行するシステムに関連する技術 (ネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティ等)
  • 価格 = ¥3,456 (単行本), ¥3,200 (Kindle)
  • 出版社 =SBクリエイティブ
  • 出版日 = 2018/1/19
  • ページ数 = 379
目次
Chapter1 AWSサービスの概要
Chapter2 全体設計(管理方針と移行計画)
Chapter3 アカウント管理と権限付与
Chapter4 ネットワーク接続の設計・構築・維持管理
Chapter5 システム設計とサービスの導入
Chapter6 移行テクニック
Chapter7 運用監視の設計・実施

AWS入門エンジニアにおすすめの書籍ランキング:1位

Amazon Web Services ネットワーク入門 (impress top gear)

WS には「たくさんのマネージドサービス」や「ネットワーク機能の高機能化」がありますが、
これらによって初級者のハードルを上げてしまっていることもあり、
本書では VPC (ネットワーク) と EC2 インスタンス (サーバー) を中心に解説を行っています。

最終的には独自ドメインの Web サーバーを構築するところまでを解説しています。
様々な AWS を読んでみても高度すぎて諦めてしまった方の
とっかかりになる事を目的としている一冊です。

また、本書では AWS の独自用語と一般的な IT 用語との対応付けといった
ネットワークやセキュリティ技術に対しても補足があるため初級者にとって参考になると思います。

以上のことからこの書籍もどちらかと言うと初級者向けであると思います。

  • レベル = 初級者〜中級者向け
  • 必要な知識 = ネットワーク、サーバー、データベース、セキュリティ
  • 価格 = ¥2,700 (単行本), ¥2,500 (Kindle)
  • 出版社 = インプレス
  • 出版日 = 2016/11/11
  • ページ数 = 208
CHAPTER 1 – AWS でのシステム構築
CHAPTER 2 – 仮想ネットワークの作成 – Amazon VPC
CHAPTER 3 – EC2 インスタンスと IP アドレス
CHAPTER 4 – インターネットとの接続
CHAPTER 5 – セキュリティグループとネットワーク ACL
CHAPTER 6 – プライベートなネットワークの運用
CHAPTER 7 – 独自ドメインの運用

AWSの入門書籍を読む前に押さえておくべきキーワード

AWS は多数の機能があり独自の用語が存在しますが、
これによって初級者の方の学習意欲を奪っていることがあるかもしれません。

先ほどご紹介した書籍の解説でも触れている代表的な機能について説明します。

AWC入門キーワード①:EC2 インスタンス

Amazon Elastic Compute Cloud の略で、仮想サーバーのことです。

AWS では仮想サーバーのことをインスタンスと呼びます。
Web ブラウザのコンソールをクリックするだけで
Windows や Linux 等の様々な OS 環境を簡単に構築することができます。

料金はスペックと稼働時間に応じて決まります。
インスタンスには目的に応じて様々なスペックのものがあり、
高スペックになるほど時間あたりの単価も高価になっていきます。

クラウド上でサーバーを可動させるため、物理的なサーバーを構築する手間が不要であったり、
複数の遠隔地にサーバーを構築することで災害対策も簡単に行えると言ったメリットがあります。

AWC入門キーワード②:VPC

Amazon Virtual Private Cloud の略で、
ユーザー専用の仮想プライベートネットワークを構築することができるサービスです。

VPC 内で独自のサブネットを設定しその内部で EC2 インスタンス等を配置します。
また VPN 接続機能によって他の AWS ネットワークと接続することもできます。

料金は NAT ゲートウェイ通信や VPN 接続の時間及びデータ量に応じて加算されます。

ユーザーが自由にサブネットを構築することができたり、
プライベートネットワークを構築することができるため
外部との通信セキュリティ設計が容易になると言ったメリットがあります。

AWC入門キーワード③:S3

Simple Storage Service の略で、オンラインのストレージサービスの事です。

保存できる容量の上限は無く、料金は保存容量とリージョンによって加算されます。
また、公式で 99.999999999% の SLA を保証しています。

ファイル保存するため、バックアップ等の用途が主になりますが
その他にも機能があり、他の AWS 機能と連携できるイベント機能や、
S3 を Web サーバーとして使用するための静的 Web サイトホスティング機能などがあります。

AWC入門キーワード④:RDS

Relational Database Service の略で、
クラウド上でのリレーショナルデータベース関連のサービスの事です。

データベースエンジンに、Amazon Aurora、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、
Oracle 、SQL Server から選択することができます。

中でも Amazon Aurora は MySQL や PostgreSQL と互換性があり、
MySQL 5.6 と比較して最大 5 倍のスループット性能があるとのことです。

料金はインスタンスの起動時間と保存容量、データ送信容量に応じて加算されます。

まとめ:AWC入門の書籍は、体系的に読むことがおすすめ!

今回の記事では6つの書籍をリストアップしましたが、どれも最初の一冊に相応しい内容であったと思います。気になる書籍をもう一度見たい方は、以下のリンクからご確認ください。

また書籍の紹介でも触れていますが AWS を学習するためにはネットワークやサーバー、
データベースと言った知識も要求されています。
書籍でもこれらの知識について補足されていますが、
本題は AWS に関する入門となりますので別途学習するべきです。

さらにこれらの書籍では最終的にクラウド上での Web サービスを構築していますが、
AWS に限らずサーバー構築の上で多少なりともプログラミングの知識も要求されます。

おそらく AWS を学習する目的は、
現在稼働中のオンプレミスサービスからクラウドへの移行を検討するためであれば、
必要となる知識は「AWS の知識」、「ネットワーク全般」、「サーバー」のほかに
可動中のサービスをクラウドで可動させた場合にプログラム的な課題の有無を知るための
プログラミングの知識になると思います。

今回紹介した書籍以外にも素晴らしい書籍はありますし、
価格も 2,000〜3,000 円程度ですので学習方法の一つとして検討してみてはいかがでしょうか?

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