AWS資格の難易度をランキングで紹介【受験料/有効期限/取得方法も】

2024.01.03
AWS資格の難易度をランキングで紹介【受験料/有効期限/取得方法も】

近年エンジニア業界で話題になっているのがクラウド化です。

クラウド化で最も重要なポイントがインフラ周りのクラウド化です。
これによりプログラマー・システムエンジニアはもちろん、インフラエンジニアの仕事にも大きな影響を与えます。

IT業界にも様々な資格があることから分かるように、AWSにも資格が存在します。
これからクラウド化がさらに加速すると言われている中、AWSについて勉強しようと思っている方も多いはずです。

しかし、資格を取得するためには勉強が必要です。
自分に合った難易度のAWS資格から挑戦したいですよね?

そこで今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」では、「AWSの概要や難易度について」下記の項目に沿って解説していきます。

  • AWSの概要
  • AWSの認定試験とは?
  • AWS認定資格の難易度
  • AWS資格の有効期限
  • AWS試験の受験料

この記事を読めば「AWS資格についての全て」が理解できるはずですので、是非最後までご覧ください。

AWSとは?【AWSのサービス内容を確認】

AWS

AWSは2006年7月に公開された新しいサービスです。
現役のエンジニアでも正しく理解していない方や名前しか聞いたことがない方もいることでしょう。

そこでまずは、AWSの基本的なサービス内容について見てきましょう。

※AWSのサービス内容について詳しく知っている方はこちらに飛んでください。

AWSはAmazon提供のサービス

AWSは「Amazon Web Services」の略でAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。

従来は、ハードウェアを会社が設置して、自社で保有するシステムを運用する「オンプレミス」が一般的でありました。
しかし、AWSではサービスでは他社のサーバー内にあるシステムをインターネット環境を通じて運用できます。
例えば、仮想サーバ利用・オンライン上のストレージ利用・データベース利用することができます。

近年では、インターネット環境の発展や高速化からクラウドコンピューティングサービスが増えています。

AWSを使用するメリット

AWSが時代と共に浸透してきた理由は、AWSを使うと多くのメリットがあるからです。
AWSには以下の3つのメリットがあります。
一つずつ見ていきましょう。

  1. インフラコストの削減
  2. 使用料に応じたストレージ費用
  3. 堅牢なセキュリティ

①インフラコストの削減

AWSは有料のサービスです。
しかし、クラウドであるため、高額なインフラハードをベンダーが準備する必要がなく、故障した場合のリスクを考える必要がありません。
よって、導入コストを安く済ませることができます。

Hyper-V・Citrixなどベンダー側でサーバーを準備しその上でクラウド化したサーバーを動かす企業もありますが、仮想サーバーを動作させているハードが故障してしまうリスクは残ってしまいます。

AWSを利用すればそのリスクも合わせて回避することができます。

②使用料に応じたストレージ費用

データを格納するストレージもインフラ費用の中に入りますが、上記の①と少し内容が違うため別項目として解説します。

通常、ベンダーがデータを格納するためのストレージを納品する場合、想定される使用量に余裕を持たせて導入します。
結果として想定外の使い方をされない場合は、余裕を持って導入した容量が無駄になってしまいます。

しかし、AWSでは使用容量で金額が増える仕組みとなっており、ベンダーは使用量に応じたストレージ代金だけで済ませることができます。

使った分だけ請求されるので、無駄なストレージ代金を払う必要がなくなるのです。

③堅牢なセキュリティ

AWSを使用しない場合、セキュリティの維持も導入するベンダー側で準備をしなければいけません。

しかし、AWSを導入することで、データを格納しているAWSのセキュリティはAmazonが担保してくれるようになります。

当然エンドユーザーや導入ベンダーからの情報漏洩などについては対応されませんが、サーバー側のセキュリティのコストを削減することができます。

以上3点のメリットを見てきましたが、AWSは導入するメリットがあることから様々な企業がAWSの導入を進めているのです。


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AWS認定資格について

AWS認定資格引用元:AWS認定公式

ここまでAWSの特徴や導入するメリットについて解説をしてきました。
ここからは本題であるAWS認定資格について解説をしていきます。

上述したように、AWS自体が名前は有名になっていますが、各業界で導入されているわけではないため、一部の業界ではまだAWSについて詳しく知らないエンジニアもいるかもしれません。

しかし、今後AWSの需要が高まる可能性があり、ここで紹介するAWS認定資格も重要視される資格になる可能性が非常に高いです。

これからさらに活躍するエンジニアになるのであれば、AWSの資格取得は必要になるかもしれませんね。

AWS認定資格とは?種類と難易度を解説

AWS認定資格とは、AWSを利用したクラウドサービスを体系的に学んだことを示し、専門知識があることを証明する資格です。

一言で「AWS」と言ってもAWSには非常に多くのサービスが含まれています。
サービスに合わせてAWS認定資格も3つの種類に分かれており、それぞれの認定資格に応じて認定される技術が変わってきます。

AWS認定資格には大きく下記の2つに分類されます。

  1. AWS上のサービスについての知識を証明する役割別資格
  2. より専門的な知識を証明する専門知識別資格

そこでまずはご自身にあった役割の資格から取得するのがおすすめです。
AWS認定資格のそれぞれの特徴と難易度を見ていきましょう。

AWS資格の種類と難易度を徹底解説!

AWS認定資格

引用元:AWS認定公式

資格の種類以外にも難易度が設けられており、ソリューションアーキテクト資格試験は3つの難易度に分かれています。

また、他の資格試験もそれぞれ難易度が設定されています。
AWSの役割別資格の難易度は下記の3つに分けられます。

  1. 基礎レベル
  2. アソシエイトレベル
  3. プロフェッショナルレベル

①AWS認定資格難易度:基礎レベル

クラウドプラクティショナー試験

クラウドプラクティショナー試験は、AWSの知識とスキルを身に付け、全体的な理解を効果的に説明できることを証明する資格です。
アソシエイト認定または専門知識認定を取得するために推奨される任意のステップです。

初めてAWSの資格に挑戦してみようという方におすすめです。

②AWS認定資格難易度:アソシエイトレベル

AWS資格試験難易度にはアソシエイツがあります。

後述するプロフェッショナルに比べてアソシエイツは難易度が低くAWSの資格取得で最初に受ける難易度になります。

アソシエイツの難易度資格はソリューションアーキテクト・デベロッパー・SysOps アドミニストレーターが該当します。

3つの「アソシエイト」資格

種類 説明
ソリューションアーキテクト ソリューションアーキテクトを取得することでアーキテクチャ設計原則を守った堅牢なアプリケーションを定義できることが証明されます。

また、堅牢なアプリケーション構築もできる証明としても使用することができます。

デベロッパー デベロッパーはAWSを使った開発者向けの資格です。

AWSの基本的なサービス内容を理解し、基本的なアーキテクチャを踏まえた開発業務が行える証明になります。

具体的にはAWSのサービスを使用した開発・デバッグ・デプロイが行える資格です。

SysOpsアドミニストレーター AWSを使った運用者向けの資格です。

ソリューションアーキテクトと内容が似ている部分もありますが、運用に絡むセキュリティ・モニタリングなどが主な出題内容で、AWS運用者としての実力が証明できる資格になります。

③AWS認定資格難易度:プロフェッショナル

AWS資格試験難易度プロフェッショナルはアソシエイツ試験よりも難易度が高い試験になります。

元々はプロフェッショナル試験を受験する前提条件としてアソシエイツの資格を取得する必要がありましたが、2018年10月に前提条件が廃止され、現在ではプロフェッショナル試験から受講することができます。

現時点では難易度がアソシエイツの認定資格でもある程度評価されますが、AWSの需要が高まり始めるとアソシエイツ取得者が増える可能性が高く、これからAWS資格試験に挑戦するのであればプロフェッショナル取得を目指すのがおすすめです。
プロフェッショナルは難易度は他のエンジニア業界の資格の中でも比較的取得難易度が高く、取得することでAWSだけでなくエンジニアとしても実力が認められる資格の1つです。

2つの「プロフェッショナル」資格

種類 説明
ソリューションアーキテクト AWSプラットフォームでの分散アプリケーションおよびシステム設計・実装における高度な技術的スキルと専門知識を持つことを証明する資格です。
DevOps エンジニア DevOps エンジニアはAWS の分散アプリケーションシステム運用・管理など技術的な専門知識を必要とするエンジニア向けの資格です。

開発と運用両方に必要な知識が習得できた証明になります。

専門知識別資格

5つの「専門知識」資格

種類 説明
セキュリティ 最低 2 年間の AWS のワークロードの保護に関する実務経験を持つことを証明した資格です。
データアナリティクス AWS データレイクおよび分析サービスの専門知識があることを証明するスキルです。
高度なネットワーキング 複雑なネットワークタスクに携わるスキルがあることを証明した資格です。
機械学習 開発あるいはデータサイエンスの業務を行うスキルがあることを証明する資格です。
Alexaスキルビルダー Alexa スキルビルダーとしての役割を担当するスキルがあることを証明する資格です。

AWS認定資格についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。


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AWS認定試験の有効期限

期限

AWS認定試験には種類や難易度に関係なく2年の有効期限が設けられています。

再認定を受けなければ失効してしまうため、注意しなければいけません。

アソシエイツの再認定の方法

有効期限が切れてしまえば、せっかく受験した資格が失効してしまうため勿体ないですよね。
そこで、ここでは再認定方法を見ていきましょう。

例えば、アソシエイツの再認定方法は大きく分けて2つあります。

  1. 再度同じ試験を受験
  2. 一つ上位の試験を受ける

1つ目は取得したAWSの認定試験を再度受験して再認定を受ける方法です。

2つ目は上位にあたるプロフェッショナルの認定試験に合格する方法です。
以前の資格よりもさらに上を目指し、勉強することが必須になりますが、スキルアップする良いきっかけになるのではないでしょうか。

そして、またそこから2年間が有効期限になります。

認定資格が失効する6ヵ月前にはAmazonから通知がされる仕組みになっています。

AWS認定資格の受験料

お金のことを考えている女性

AWSの受験料について解説をしていきます。

模擬試験

AWS認定資格試験には公式の模擬試験を受けることが出来ます。

模擬試験の料金は2,000円で受けることができ、資格取得を目指すのであれば是非模擬試験を受けることをおすすめします。

本試験料金:アソシエイツ

AWS本試験の試験料はアソシエイツとプロフェッショナルに分けられています。

アソシエイツの場合は1,5000円で受験することができます。

資格試験の中では特別高い料金ではありません。
複数のAWS認定資格を取得したい方はもちろんですが、安くはないので出来るだけ1度で合格できる様に準備することが大事です。

本試験料金:プロフェッショナル

プロフェッショナルの場合は30,000円で受験することができます。

資格試験の中でも比較的高い料金が設定されており、難易度の高い試験ですが、1度で合格できるように試験対策を行っておくことが重要です。

また、本試験受験前には確実に模擬試験を受験することをおすすめします。
模擬試験を受験することで、試験対策はもちろんご自身の実力を測ることにも繋がるため模擬試験はおすすめです。

AWS認定資格を取得するメリット

メリット

エンジニア業界全体を通してインフラ・ソフトウェア両方でクラウド化の傾向にあります。
先ほども説明した通り、クラウド化の中でもベースとなるインフラを一切準備しなくて良いAWSはベンダーだけでなくクライアントからも注目を浴び始めています。

AWSの認定資格を取得することのメリットは以下の点です。

  1. スキル・知識が証明され信頼を得られる
  2. 高額報酬が見込める契約が結べる可能性が出てくる
  3. 技術力をアピールできる

AWS認定資格を取ることで、正社員エンジニアの方は自社・他社から信頼されます。
派遣エンジニアやフリーランスエンジニアの場合は、高額報酬が見込める契約が結べる可能性が出てきます。

また、AWS認定資格を取得することで名刺にロゴを記載する許可を得られるため、技術力をアピールすることにも繋がります。

まとめ【AWS認定試験を受けて資格を取得しよう】

いかがだったでしょうか?

今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」の内容を下記にまとめました。

  • AWS認定資格とは、AWSを利用したクラウドサービスを体系的に学んだことを示し、専門知識があることを証明する資格
  • 資格の有効期限は2年
  • AWS認定資格の難易度
    1:基礎レベル
    2:アソシエイトレベル
    3:プロフェッショナルレベル
  • AWS認定資格取得のメリット
    1:スキル・知識が証明され信頼を得られる
    2:高額報酬が見込める契約が結べる可能性が出てくる
    2:技術力をアピールできる

今回はクラウド化で話題になっているAmazonのAWS認定資格について、解説をしてきました。
AWSを含めクラウド化技術はIT業界の標準になる可能性が高くこれからも右肩上がりに需要が上がって行くことが予測されます。

現在エンジニアを目指している方はもちろんですが、現役エンジニアの方もAWS認定資格取得をおすすめします。

エンジニアの中には、AWSに特化した「AWSエンジニア」もあります。
エンジニアの方の中でAWSエンジニアを目指している方は下記の記事を是非ご覧ください。

AWSエンジニアとは? AWSエンジニアとは?仕事内容・年収・将来性について徹底解説

特にエンジニア業界の中でも現在インフラエンジニアとして活躍している方は、今後インフラエンジニアとして生き残る為にはAWSを始めとするクラウド化対応出来ることが最重要課題になります。

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