はじめに
IT業界は現在大変な人手不足です。
また、今後はIoTなどでさらにIT技術が日常に組み込まれてくることから、ITエンジニアの需要はさらに高まっていくと考えられています。現在進路に悩む高校生の皆さんの中にも、エンジニアを目指したいと考えている方は多いことでしょう。実際、様々な大学でエンジニアになるための技術や思考法を教え、実績を積ませてくれるための学部が存在しています。
またそれだけでなく、独学や専門のプログラミングスクールに通うことでエンジニアを目指すこともできます。エンジニアの専門学部に入ることで将来の選択肢が狭まると考える方や、あるいは大学生のうちからプログラミングの技術を生かして収入を得たいと考えている方は、このような選択肢も考えてみるといいでしょう。本記事ではエンジニアを進路の選択肢に入れている高校生の皆さんに、進路を決めるとき、プログラミングの学習の仕方やプログラミングが学べる大学を紹介し、参考にしていただきたいです。
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大学生がプログラミングを学ぶ意義
就職の幅が広がる
プログラミングスキルは単なる技術ですが、それを使って何らかの成果物を作ることができます。具体的な成果物があれば、就職のときにより有利なアピールをすることができます。
現在では就職イベントにも様々な形式のものがあります。通常は複数の企業がブースを設け、そこを学生が訪ねて話を聞くというスタイルがとられます。しかし逆求人イベントでは学生側が自身をアピールし,その学生に興味を持った企業側が話を聞くという通常とは逆のスタイルで行われます。こうした場合、具体的に説明できるプログラミングスキルがあると便利ですし、ノートパソコンで実際にプログラムを動かして開設することもできます。
エンジニアの不足から、エンジニアのスキルのある学生しか参加できない就活イベントも存在しますし、プログラミングスキルを身に着けていれば間違いなく就職の幅は広がります。
高時給のバイトも多い
単純に応募・スカウトによって行うプログラミング系のバイトは、その需要と必要なスキルから高時給のものが多いです。時給1500円はざらですし、時給2000〜3000円のものもスキルによっては見つけることができます。こうしたアルバイトは、実践的なプログラムを書くことになるので金銭的な面だけでなく、プログラミングのスキルをあげるという面でもメリットがあります。また、クラウドソーシングサービスなどで時間や場所を拘束されないバイトを見つけることもできます。これは大学生にはありがたいことではないでしょうか。
課題が自動化できるかも、、、?
プログラムは人間にとって面倒なことを自動化してくれます。データをまとめる場合や誤字脱字のチェックなど、同時に決まりきった動作をする場合はプログラミングは力を発揮します。プログラミングが出来さえすれば、課題の面倒かつ決まりきった部分をパソコンに任せて楽をすることができます。
プログラミングが学べる大学・学部
プログラミングは必修化に?
2020年度から、小学校でプログラミング教育が必修化します。
さらにセンター試験に代わる大学入学共通テストではプログラミングなどの情報系科目の導入が検討されています。今後はITエンジニアの需要の増大に国を挙げて取り組むため、下の世代はみなプログラミングができるという時代がやってくるでしょう。そんなときに自分の経験やスキルを磨いておくことは、エンジニアとしてさらに上の段階を目指すうえでも重要になるでしょう。
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情報学部設置の学校
エンジニアのスキルを学ぶ情報学部は主に3つに分類できます。
システム構築を学ぶ情報システム学科、IT技術に関する問題解決を学ぶ情報社会学科、メディアのコンテンツやシステムの作成を学ぶメディア情報学科です。
もちろん興味がある学部で学ぶのがよいのですが、立地や偏差値などの条件もあると思います。場所や重視している内容をよく調べて進路を決定しましょう。
明治大学と言えば偏差値60~62.5と言われる難関ですが、ゼミを重視し、学生とチームを組んで問題提起や問題解決に取り組むことができます。
群馬大学社会情報学部は、国立ではありますが、偏差値は高くない大学です。研究する力やコミュニケーションのスキルを身に付ける科目をすべての学生が学ぶことができます。
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プログラミングを大学生のうちに学ぶ必要はあるのか
プログラミングは年齢ではなく実力で市場価値アップ
エンジニアは実力で評価される職業です。過去の実績で高いコミュニケーション能力や交渉力、プログラミングスキルを発揮したことはもちろん評価されます。それに加えて日々技術が進歩するIT業界においては、誰一人経験やノウハウを持っていない現場というのも存在します。それに適応できる実力さえあれば、市場価値はフリーランスであっても企業勤めであっても高くなります。
プログラミングのスキルを評価するには公表しているコードを伝えたり、参加したプロジェクトについて解説することが求められます。そしてこれは現役のエンジニアでなくても、スキルを学習すれば得ることのできる経験です。
それならば早い段階で自分の市場価値を高めるべく動くべきです。
社会人で始めるより学生のほうが有利(時間あるから)
エンジニアには毎日の学習が必要となります。IT業界は常に技術が進歩しており、毎日のように研究論文が発表されています。これに追いつくために、エンジニアは毎日学習を欠かせません。
しかし、社会人になると仕事によって時間が削られます。特に企業勤めの場合は時間が拘束されますので、インターン参加などの実績を積むことや、学習時間を確保することなどが難しくなります。学生のうちにプログラミングの学習を始めておくことで、就職でもアルバイトでも有利になります。
また、単純に新しい技術を習得するには若いうちのほうが良いというのもあります。体力もあり、吸収も早いためです。
プログラミングは大学以外でも学べる環境が整っている
今は情報の宝庫 学校に行かずともインターネットで独学可能
プログラミング学習で重視されるのは勉強時間の確保です。
1つのアプリを作るのに、未経験から始めて300時間あればよいといわれています。さらに1つの言語を学習するのに1000時間とも言われています。これらの情報はあくまで目安ですが、学習を始める前にどのくらいでこの学習時間を確保できるか、計画を立てましょう。
例えば、まずは300時間を目安にするとします。1日10時間勉強するとして、最低でも1ヶ月の学習が必要です。さすがに夏休みの学生でもこの学習量は無理があると思われますが、毎日数時間勉強すると決めたとして、その時間を毎日自分は取ることができるか?ということを考えてみてください。
おすすめの独学法は、まず自分が作りたいものを決めることです。
目標があればモチベーションも維持しやすいです。そしてそのためのプログラミング言語を選定し、動画などで全体の雰囲気をつかんでみてください。現在はネットでプログラミング学習の良質な動画がたくさんアップロードされています。まずは細かい疑問点を置き去りにして、全体をつかむことで、その後の学習がしやすくなります。
さらに実践型学習サイトで手を動かし、基礎を固めましょう。その後書籍を辞書的に使って疑問や足りない知識を補ってみてください。
ただし独学は挫折しやすい
ただし、これだけネット上で良質な教材が無料で得られるにもかかわらず、独学は挫折しやすいといわれています。
その壁はいくつかありますが、一つは時間の壁です。
自分が何に時間を使っているのか、把握していない人は多いです。1日24時間を冷静に振り返ると、睡眠7時間、就業8時間、食事2時間、という風に考えていっても、誰でも3時間ほどのあまり時間が存在することになります。しかし理論的にそれを示されても、その3時間はどこに行ったのかわからない人のほうが多いでしょう。まずは現在の時間の使い方を把握して、使える時間を有効に使ってみましょう。
もう一つはモチベーションの壁です。プログラミング学習に費やす時間の約8割はエラーの処理時間と言われています。つまり誰でも躓いてしまうし、その時間は長いのです。
このためモチベーションが続かず、挫折してしまうといわれています。それを防ぐ方法はいくつかありますが、一つは助言者を得てすぐに解決できるようにすることです。勉強会などに参加し、自分のレベルに合わせてくれる助言者を探しましょう。また、学習をやる気が必要な大変な作業と認識するのではなく、何度も続けて習慣化してしまうことです。三日坊主になりやすい人は、最初にやる気を出して大目に時間を取りますが、その後やる気を失ってしまい続かない、ということがあります。まず最初は隙間時間を使うことから始めてみて、少しずつその時間を延ばす形で習慣化しましょう。
独学でプログラミングの勉強をする際の挫折率は・・・下記のリンクをクリック!
プログラミングスクールも選択肢に
メリット
プログラミングスクールはお金が必要ですが、それを払った分もったいない精神が働きサボりにくくなるというメリットがあります。また毎週この曜日にプログラミングスクールに通うという習慣をつけやすいため、そこから始めて課題をこなすうちに学習を習慣にしやすいです。
また、同じ目的の仲間を作ることができるので、成果物を持ち寄ったり学習の大変な部分を分かち合ったりして、モチベーションを維持することもできます。
またスクールにもよりますが、24時間オンラインでメンターが躓いたところをフォローしてくれるところもあります。プログラミングスクールに通ったからと言って自分で学習する必要がなくなるわけではありませんが、メリットは多いといえるでしょう。中には企業や大学と提携して低価格で良質な教材を提供してくれるところもあります。自分に合ったスクールを探してみてください。
まとめ
エンジニアになりたいと考えている高校生の方は、それでもエンジニアになって何をするのか?何を勉強すればいいのか?とわからない点は多くあると思います。もちろんITエンジニアは今後も需要の見込める職業ですから、目指してみるのもいいでしょう。学生のうちにプログラミングについて独学や専門のスクール、大学などで勉強していれば、就職のときにも選択肢が広がります。ぜひ一度検討してみてください。