Luaを独学で学習するための4ステップ【初心者でも完全理解】
皆さんはLuaについて、ご存知でしょうか。
Java言語やC言語に比べて、知名度の低いプログラミング言語ですがゲーム業界などの一部の分野で需要があるプログラミング言語です。
この記事を読んでいるあなたは
- Luaについて知りたい
- プログラミング初心者がLuaを独学で学ぶ方法が知りたい
と考えているのではないでしょうか。
そんなあなたに向けて、今回はLuaを独学で習得する方法をメインに紹介していきます。
Luaとは
Luaは1993年に登場したプログラミング言語の1種です。
登場した後ゲーム業界を中心に徐々に人気が上昇し、2010年前後ではプログラミング言語別の人気ランキングでも上位にランクインしています。
現在は2010年前後のピーク時に比べて、人気が減ってはいますが、現在でもゲーム業界では利用されているプログラミング言語になります。
Luaでできること
Luaはスクリプト言語の1種で、同じスクリプト言語の中でも軽量で高速に動作します。
また組込が容易に行える特徴を持っています。
Lua自体はC言語に組込んで利用すること想定して作られたプログラミング言語です。
C言語以外にもC++/Java/.NETにも組込むことが可能です。
他の言語と違う機能
Luaはスクリプト言語の中で最速のプログラミング言語です。
軽量で組込系に使えるプログラミング言語は他の言語にはない機能と言えます。
またOSもWindows/Linux/Macなどにも対応しており汎用性の高いプログラミング言語でもあります。
作成されたサービス 具体的なサービス名
Luaが使用されているゲームには、下記が代表的です。
FINALFANTASY XIV
ドラゴンクエスト X
特にFINALFANTASY XIVはリリース後にLuaのメリットである組込のしやすさからハッキングされて話題になったこともあります。
ゲーム以外にも下記サービスはLuaが利用されています。
AviUtl
FlashAir
Adobe Photoshop Lightroom
今後の需要
Luaは人気絶頂時に比べて、需要は減っています。
ただ今後のLuaに関しての需要は、増加する可能性は十分にあります。
需要が増えると考えられる理由はIoTの登場により、C言語の需要がここ数年で増加傾向にあります。
結果としてC言語の需要が増えることで、C言語の組込に最適なLuaも比例して需要が増えると可能性が高いからです。
またゲーム開発用エンジンUnityもLuaと相性が良く、これからもゲーム開発の需要も維持される為、数年以内で需要がゼロになると言うことは考えられません。
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学習する為の4ステップ
プログラミング言語の学習する方法には、書籍やインターネットを利用する勉強法があります。
しかし何よりも重要なのは、実際にプログラムを実行して学習できる環境です。
そこでまずはLuaの勉強を始める前の準備についてご紹介していきます。
ステップ1 Luaの開発環境構築
Luaのプログラミングができる環境を準備していきます。
ここからはWindows10の64bitOSを中心に解説していきますが、自信のOSに読み替えて進んで頂けれ問題ありません。
Luaのダウンロード
Luaは複数のサイトでダウンロードすることが可能ですが、オススメは下記サイトになります。
「lua-X.X.X_Win64_bin.zip」をダウンロードします。
「X.X.X」にはバージョンが入ります。
32bit版を利用している場合は「lua-X.X.X_Win32_bin.zip」になります。
Luaのインストール
上記でダウンロードした場所をディレクトリに展開します。
展開したフォルダに下記3つのファイルがあれば、インストールは完了です。
- lua.exe
- lua53.dll
- luac.exe
必要に応じて環境変数に追加することで、より便利に利用することができます。
Luaの動作確認
Luaのインストールは展開するだけで完了しますが、ダウンロードしたファイルなどに問題が無いか確認する為に動作確認を行います。
コマンドプロンプトを起動してLuaを展開したディレクトリに移動します。
Cドライブ直下にダウンロードしたファイルを展開した場合は、下記コマンドになります。
cd C:\lua-5.3.5_Win64_bin
ディレクトリが変更できたら、続けて下記コマンドを実行します。
lua -v
上記コマンドを実行することで、下記の様に表示されてば問題無く準備できています。
Lua 5.3.5 Copyright (C) 1994-2018 Lua.org, PUC-Rio
エディタの準備
プログラミングはOS標準で入っているメモ帳などでも可能です。
しかし別途専用のエディタを準備する方が効率良くプログラミングをすることができます。
Luaに対応したエディタは複数ありますが、Eclipseを基にした「Lua Development Tools」がオススメです。
下記サイトよりダウンロードすることができます。
リンク先の「DOWNLOAD」をクリックして、「DOWNLOAD Eclipse Lua Development」をクリックします。
「Windows」の「64bit」を選択します。
Windowsの64bit以外のOSを使用している場合は、自信のOSにあったモノを選択します。
ダウンロードしたファイルを任意の場所に展開します。
展開したフォルダの「LuaDevelopmentTools.exe」を実行するだけで完了です。
上記はLuaDevelopmentToolsの起動画面です。
LuaDevelopmentTools.exeを実行した時にエラーが発生してしまった場合は、JREとJDKの最新化することで改善されます。
ステップ2 学習サイトによる独学
開発環境が準備できたら実際に独学での学習を開始します。
独学の方法には大きく分けて、学習サイトと書籍を使う方法があります。
どちらが自分にあっているかは人それぞれですが、まずは学習サイトの利用がおすすめです。
プログラミング言語の入門レベルであれば、学習サイトであれば無料で学ぶことができるからです。
ステップ3 書籍による独学
学習サイトで入門レベルを学習した方は、書籍による独学がおすすめです。
書籍による学習は順序立てて学習をすることができます。
書籍によって難易度も異なり、入門レベルから応用レベルまで自分にあった書籍を選べば確実にステップアップすることが可能です。
ステップ4 自作のシステムを開発する
学習サイトや書籍の独学が終わった方は、実際に自作のシステムを開発します。
学習サイトや書籍で勉強する過程でシステムを作るのと自分で設計して開発するのでは、大きく異なります。
またシステムを開発してみると自分の知識が不足している部分を洗い出せます。
自作のシステムが開発が完成すれば、成果物として就職/転職活動でアピールする材料にもなります。
独学オススメサイト3選
学習の為の開発環境が整ったところで、独学の方法についてご紹介していきます。
独学の方法には大きく分けて、Webサイトと書籍を使った方法があります。
まずは独学向けのWebサイトをご紹介します。
サイト名 | 学習のしやすさ | 学習の幅 | 総合評価 |
ドットインストール | 動画を視聴しながら空き時間を工夫して学習できます | 初歩から基本的な内容を習得できます | ☆☆☆☆ 視覚だけでなく聴覚も含んで学習したい方にオススメ |
お気楽 Lua プログラミング超入門 | 例文に加えて図解も豊富で学習しやすいです | 初歩から基本的な内容を習得できます | ☆☆☆ 図解がありイメージしやすくオススメ |
Lua入門講座 | 例文は要点に絞られており理解しやすいです | 初歩から応用的な内容を習得できます | ☆☆☆ シンプルでわかりやすいサイト |
それぞれのサイトの詳細は、下記になります。
ドットインストール
参考サイト:ドットインストール
ドットインストールはプログラミング学習サイトの中でも有名なサイトの1つです。
1つ3分前後の動画で構成されており、連続して再生して学習することもできますが、通勤/通学の合間にも学習できる為、おすすめです。
視聴する場合には有償のプランに加入する講座もありますが、Lauの入門コースは全て無料で視聴することが可能です。
お気楽 Lua プログラミング超入門
参考サイト:お気楽 Lua プログラミング超入門
お気楽 Lua プログラミング超入門は少し情報は古いですが、Luaの基本的な構文などを図解付きで解説されているサイトです。
Luaの学習サイトは他のプログラミング言語に比べて少なく、特に図解までされているサイトは少ない為、初心者にもオススメのサイトです。
Lua入門講座
参考サイト:Lua入門講座
Lua入門講座は初歩的な内容からC言語への組込まで応用的な技術まで学習できます。
例文もシンプルにまとまっており、プログラミング言語の未経験者が挫折しやすい長い例文の内容がわからずに挫折する可能性も低いサイトです。
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独学オススメ本3選
独学にオススメの書籍をご紹介していきます。
書籍名 | 学習のしやすさ | 学習の幅 | 総合評価 |
入門Luaプログラミング | 本の内容も充実しており、付録CDにサンプルコードもあり学習しやすい | 初歩的な内容から基本構文までを学習できます | プログラミング言語を始めて学習する方におすすめ |
Programming in Lua プログラミング言語Lua公式解説書 | Luaを初歩から学習しやすい | ボリュームもあり初歩だけでなく応用的な技術まで習得できます | 初歩から学習できますが、入門レベルまたは他プログラミング言語を習得した方が勉強しやすい書籍です |
スクリプト言語による効率的ゲーム開発 | 入門レベルを習得した後は問題なく学習できる | 入門書を習得した後に実践的なC言語の連携まで学習できます | Luaの基本が習得できている方がステップアップに利用する書籍です。 |
それぞれの書籍の詳しい内容は、下記になります。
入門Luaプログラミング
参考:amazon
Luaの入門書の中でも特に初心者向けの書籍です。
他プログラミング言語を含めて勉強したことがない方は、この書籍から学習を始めることをおすすめします。
後半には少しですがC言語との連携も触れている為、他の入門書で学習した経験したことがある方でも学習する価値があります。
Programming in Lua プログラミング言語Lua公式解説書
参考:amazon
Luaの開発者イエルサリムスキー教授が公式に解説した書籍です。
Luaの学習ができるだけでなく原作が開発者と言うこともあり、Luaの特性などについても深く理解することができる書籍になります。
1冊で深く理解できる書籍ですがボリュームが多い為、最後まで読み終わるには時間が必要になります。
他のプログラミング言語に触れた経験がある方またはLuaの入門書を習得した方にオススメです。
スクリプト言語による効率的ゲーム開発
参考:amazon
基本的な構文にも触れてはいますが、C言語との組込を中心に実践的な技術について執筆されています。
特にLuaプログラマーの多くはゲーム開発が中心です。
この本はゲーム開発者を目指す方に非常にオススメの書籍です。
Luaの独学で挫折してしまった場合は・・・
Luaはプログラミング言語の中では比較的簡単な分類に入ります。
しかしLuaを含めて難易度が低い場合でも独学は挫折しやすいことに違いはありません。
挫折してしまった場合は、VBAなど更に難易度の低いプログラミング言語からチャレンジした後にLuaにチャレンジすると理解できたりします。
またプログラミングスクールなど他の有識者から直接教えて貰える環境であれば、挫折することなく効率良く学習できます。
プログラミングスクールは習得までの費用は独学に比べて高くなりますが、プログラミングスクールよっては転職保証サービスや全額返金保証などもあります。
独学が苦手な人はプログラミングスクールを検討することもオススメです。