【例文で解説】IT業界の志望動機で格段に印象がよくなる5つのコツ!
「未経験からでも大丈夫かな…」
「どんなことを気を付けたらいいんだろう…?」
転職や就職活動において、「志望動機」は大きな課題ですよね。
IT業界を目指している方の多くが、このような悩みを抱えているのではないでしょうか?
実際に、志望動機は企業から最も注目される点の一つです。
そこで今回「DMM WEBCAMP MEDIA」では、
- IT業界の基本的な解説
- IT業界の志望動機を書く際のポイント
- IT業界の志望動機の実例
を詳しく解説していきます!
IT業界の基本知識やタイプ別の例文は志望動機を作成する際の手助けになるため、ぜひ参考にしてみてください!
そもそも「IT業界」とは?図を使ってわかりやすく解説!
ITは、社会を支える重要な技術です。
近年のIT化に伴い、業界規模は年々大きくなっています。
そのため、IT業界は就活生に人気の高い業界であり、志望者も多くなってきているのです。
特に未経験からIT業界を目指す場合、業界についてしっかりと理解しておく必要があります。
しっかりとした志望動機を持って臨まなければ、書類選考で落とされてしまうということが十分に考えられます。
採用担当者の記憶に残り、書類選考を通過する志望動機を考えるためには、まず業界分析がとても大切です。
そこで、この項目では以下の内容について詳しく解説していきます!
気になる項目がある方はクリックしてください。
❶IT業界には4つの分野がある!
IT業界は、大きく4つの分野に分けることができます。
- インターネット・Web業界
- 情報処理サービス業界
- ソフトウェア業界
- ハードウェア業界
IT業界には、今やほとんどの業種が関わっており、技術が進歩するほど年々業態が複雑化しています。
そのため、どこでIT業界が関わっているのかということが非常に見えずらくなってきています。
それぞれの業界についての詳しい説明や企業例などを知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【業界研究】IT業界地図が一目でわかる!5つの種類と職種、年収
❷IT業界の主な職種
IT業界とひとくくりに言っても、その業種はさまざまです。
ここでは、3つの代表的な職業を紹介します。
プログラマー
プログラマーは、IT業界の中で最も知名度の高い職業です。
プログラマーの仕事を一言で表すと、
「プログラミング言語を用いてアプリなどを開発する人」です。
スマホアプリやインターネットサイトなどはプログラマーが作っています。
しかし、プログラマーといってもその種類はさまざまです。
種類によって必要なプログラミング言語が変わってくるので、気になる方はぜひこちらの記事をご覧ください。
プログラマーの仕事内容を解説!SEとの違いややりがい、必要なスキルと資格とは?
システムエンジニア
システムエンジニアは、情報システム開発における上流工程を担当します。
プログラマーと同じく、プログラミングスキルが必要な職業です。
システムエンジニアにはプログラマーに必要なスキルに加えて、マネジメントスキル・提案力・プログラマーよりも更に専門的なITスキルなどが求められます。
専門的な知識やプラスαのスキルが必要であるため、平均年収はプログラマーに比べ100万円前後高くなっています。
基本的には、プログラマーとして経験を積んだ人がシステムエンジニアへとキャリアアップしていくケースが多いです。
プログラマー(PG)とシステムエンジニア(SE)の5つの違いを解説!
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを担当する仕事です。
デザインのスキルだけでなく、クライアントの要望を聞き出す理解力やコミュニケーションスキルも求められます。
IT業界には男性の比率が高いのですが、Webデザイナーの仕事は女性からも人気のある職業です!
Webデザイナーについて、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
❸文系や未経験でもIT業界で活躍できる!
ITと聞くだけで「文系の自分には無理だ…」「今から目指しても未経験者は採用されないのでは…?」と思ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、そのようなことはありません!
未経験や文系出身の多くの方がIT業界で活躍しています。
ここでは、その大きな理由を2つご紹介していきますね。
IT業界は深刻な人手不足
(参照:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推移に関する調査結果」)
1つ目の理由は、IT業界は深刻な人手不足が問題になっているということが挙げられます。
経済産業省によると、ITを担う人材は2030年に約59万人不足すると予測されています。
IT業界は人気な職業の1つですがそれ以上に、IT業界の急速な発展・日本人の少子化問題という背景から人手不足が生じているのです。
未経験からIT業界で活躍してる人は多い
先ほども解説した通り、IT業界は深刻な人手不足が続いています。
この人手不足を補うためにも、「未経験可」の企業が増えてきているのです。
その結果、未経験から転職や就職に成功している人は数えきれないほどいます。
しかし、未経験から受け入れてくれる企業が増えていても、IT業界の職種には専門知識が必要です。
現在は、IT技術を学ぶ方法がたくさんあります。
IT業界への転職または、就職を考えているのなら、自分からスキルを身につけていく努力も必要ですよ!
未経験・新卒からIT業界を目指している方はこちらの記事もご覧ください。
「未経験でもITエンジニアに転職できるの…?」と不安に思っている方へ!
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IT業界で求められている人材とは?
魅力的な志望動機を作成するためには、業界分析のほかに「どんな人材がIT業界で求められているのか」を押さえておくことも重要なポイントです。
そこで、今回は実務に役立つ重要な3つのスキルをご紹介します!
IT業界で活躍するには、ITのスキルや知識はもちろん、現場で活きるスキルがさらに重要ですよ。
- 課題解決スキル
- 新しい技術への好奇心や適応力
- コミュニケーション能力
❶課題解決スキル
課題解決スキルは、IT業界のあらゆる職種で必要なスキルです。
IT業界では常に「問題解決」が求められます。
クライアントが求めているのは、ITの目線からみた問題解決であるため、ロジカルな思考が必要不可欠となってきます。
つまり、正確に問題をとらえ、迅速に解決へと導くスキルが求められているということです。
問題解決スキルを身につけることで、転職活動でも強力なアピールになりますよ!
❷新しい技術への好奇心や応用力
2つ目は新しい技術への好奇心や応用力です。
IT業界は変化の激しい業界であり、技術は進化しています。
自分が持っている技術がすぐに古い技術となってしまう場合も十分に考えられるのです。
そのため、IT業界のトレンドを常に意識し、勉強し続ける姿勢が求められます。
他の業界にはあまり見られない「変化の速さ」についていけるかが勝負のカギになってきます。
❸コミュニケーションスキル
コミュニケーションスキルは、IT業界において最も必要なスキルと言っても過言ではありません。
というのも、IT業界はチームで動くことが多く、プロジェクトを円滑に進めるにはコミュニケーションが必要不可欠だからです。
クライアントの要望を適切にくみ取り、プロジェクトに関わるエンジニアと上手く連携することが求められます。
このようなコミュニケーションスキルは、IT業界だけでなくすべての職種で必要となってきます。
そのため、前職にサービス業を経験した人がIT業界へ転職することも珍しくありません。
IT業界への志望動機を書く5つのコツ
IT業界への理解を深めていただいたところで、いよいよ志望動機にとりかかりましょう!
志望動機は書き方次第で、伝わり方が全く変わってきます。
この項目では、より魅力的な志望動機を書くための5つのコツをご紹介していきます。
- なぜIT業界に転職したいのかを明確にする
- なぜその会社でないとだめなのか
- IT業界に転職して何がしたいのか
- 自分はどんな貢献ができるのか
- 未経験・新卒の場合は「意欲」を最大限伝える
いきなりきちんとした志望動機を書こうとせず、ポイントを確実におさえてあなたの思いが最大限伝わる志望動機を作成しましょう!
❶なぜIT業界に転職したいのかを明確にする
なぜIT業界に転職したいのかを明確にすると、志望度の高さと業界研究をしっかり行ったことが同時にアピールできます!
明確にするためには、自分の仕事選びの軸が重要です。
「何を大事にしたいのか?」
このように、しっかりと自己分析をしたうえで、IT業界へ転職したいと思ったきっかけを考えてみましょう。
具体性を意識して書くとあなたの志望度の高さが採用担当者に伝わり、良い結果を得られる可能性がぐっと高まります。
❷なぜその会社でないとだめなのか
志望動機には、「その会社で働きたい理由」を含めることも大切です。
ここが企業側から最も注目されるポイントです。
IT業界への志望度の高さとその会社で働きたい理由は、必ずしも一致しません。
逆に、IT業界を志望する理由だけで終わってしまうと、ITを扱う会社ならどこでもいいのかと思われてしまいます。
「どんな思いでその企業を選んだのか」
この2点の内容を含めて、会社への志望動機を作成しましょう!
会社への志望動機を考えるには、「どれだけ会社の事業内容を詳しく理解しているか」が大切です。
❸IT業界に転職して何をしたいのか
うちの会社にきて何がしたいのかということは、会社側にとって知っておきたい事の1つです。
例えば、
「注目されるアプリを開発したい」
など、どんなことでも構いません。
なりたい自分がはっきりしていると、いざ働き始めてからも仕事にやりがいを持ち続けることができます。
目標を持っている人というのは、向上心があり高いモチベーションを持っているため、会社にとって魅力的な人材です。
❹自分はどんな貢献ができるのか
IT企業を目指した理由やその会社で働きたい理由を明確にしたあとは、会社が自分を採用するメリットを伝えましょう。
自分の思いだけでなく、「相手にとってどうメリットになるか」を考えてみるといいと思います。
IT業界で働くにあたって必要な能力は、パソコンの技術だけではありません。
志望する職種によって異なるので、その職種に合わせてアピールするポイントを変えてみるのもいいかもしれません。
❺未経験・新卒の場合は「意欲」を最大限伝える
未経験からIT業界への転職を目指す場合は、やる気や意気込みを伝えることで印象が良くなります。
これは、新卒でIT業界を目指している方にも同じことがいえます。
その際のポイントは、より具体的に書くことです。
「どのようにして頑張り、どう結果を出すのか」まで伝えましょう。
例えばシステム開発に興味がある場合、
といった形でなぜ興味を持ったのかというエピソードとともに、どのようなシステムを開発したいかといった具体的な内容も含めると、説得力がさらにあがります!
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IT業界の志望動機例文集【良い例・悪い例】
書き方のコツをマスターしたら、次は実際に志望動機を書いていきましょう。
しかし、いざ書こうとしてもなかなかイメージできず筆もすすみませんよね?
そこで今回はタイプ別の例文を用意しました!
良い例・悪い例に分けて解説しているので、自分で書いた志望動機を添削する際にも役に立つと思います。
タイプ➀【未経験からIT業界を目指す場合】
未経験からIT業界を目指す志望動機の良い例
私はITを通じて業務効率化に悩む中小企業の支援を行いたいと考え、貴社を志望しました。
前職の社員100名程度の企業では、10年前と変わらない社内システムで日々の業務に取り組んでおりました。時代の変化とともに「弊社も変わらなければいけない」ということに上層部含め気づいていましたが、「どこから手をつければ分からない」という状況のまま改善がなされない状況でした。
こうした悩みを抱える数多くの中小企業の課題を解決したいという想いから、IT企業への転職を決意しました。
未経験ではありますが、IT化の波に追いつけない閉塞感を感じていた私だからこそ、クライアントに寄り添った価値提供ができると考えています。
このように、文章から明確にイメージできることが大切です。また、前職での経験から生かすことのできる要素と自分を採用するメリットも書かれています。この点においても好印象です。
未経験からIT業界を目指す志望動機の悪い例
私はITを通じて業務効率化に悩む中小企業の支援を行いたいと考え、貴社を志望しました。
前職の社員100名程度の企業では、10年前と変わらない社内システムで日々の業務に取り組んでおりました。時代の変化とともに「弊社も変わらなければいけない」ということに上層部含め気づいていましたが、「どこから手をつければ分からない」という状況のまま改善がなされない状況でした。
こうした悩みを抱える数多くの中小企業の課題を解決したいという想いから、IT企業への転職を決意しました。
未経験ではありますが、貴社のお役に立てるように精一杯頑張りますのでご検討よろしくお願い致します。
履歴書は「できる限り具体的に書くこと」が重要です。
自分はこのようなことに貢献できます!というアピールをしっかりしましょう。
タイプ➁【文系出身者がIT業界へ転職する場合】
文系出身者がIT業界へ転職する志望動機の良い例
前職では営業事務として、主にExcel関数を用いて業務効率化に取り組みました。非常にやりがいを感じる業務でしたが、半年前にPythonを用いた業務自動化ツールの存在を知り「私にももっとできることがあるのでは?」との想いから、休日を活用して独学を始めました。
まだ簡素なツールを自力で作れる程度の実力ですが、実際に前職で導入することができ、営業の業務を大幅に削減することができました。
こうした成功体験から、プログラミングを学ぶのがとにかく楽しく、より多くの価値を提供するために転職することを決めました。
業務効率化に対する熱意、プログラミングを学ぶ好奇心は誰にも負けません。
このように、将来像をイメージできるエピソードがあると企業側からも好印象をもたれます。
文系出身者がIT業界へ転職する志望動機の悪い例
前職では営業事務として、主にExcel関数を用いて業務効率化に取り組みました。非常にやりがいを感じる業務でしたが、会社への将来性がもてず転職を考えました。
半年前にPythonを用いた業務自動化ツールの存在を知り「私にももっとできることがあるのでは?」との想いから、休日を活用して独学を始めています。
まだ簡素なツールを自力で作れる程度の実力ですが、実際に前職で導入することができ、営業の業務を大幅に削減することができました。
こうした成功体験から、プログラミングを学ぶのがとにかく楽しく、より多くの価値を提供するために転職することを決めました。
業務効率化に対する熱意、プログラミングを学ぶ好奇心は誰にも負けません。
プログラミングへの意欲は伝わっても、これでは企業に良いイメージを持ってもらえません。
あくまでも「前向きな転職であること」を伝えましょう。
タイプ③【社会人経験を活かしてIT業界へ転職する場合】
社会人経験を活かしてIT業界へ転職する志望動機の良い例
私はシステムエンジニアとして飲食店の課題を解決したいと考え、多くのシステムエンジニアの方が活躍している貴社を志望させていただきました。前職の飲食店で新たに導入された予約・会計システムの便利さに感動し、「私も人々の生活をより便利にするシステムを作りたい」と考えるようになりました。
プログラマーとしての経験はありませんが、1ヶ月前からWEB講座を受講し基礎を学んでおります。また、毎日数えきれないお客様と接してきた経験からコミュニケーション能力には自信があります。
飲食業界はIT化が非常に遅れている業界です。内情を知っている私目線で、飲食業をより働きやすい環境にするための新たなシステムを作りたいと考えています。
前職の経験を活かして、活躍していきたい気持ちが伝わる点も良いポイントです。
また、自らWEB講座を申し込んで学ぶ姿勢や自分のアピールポイントも具体的に書かれており、相手の印象に残りやすい志望動機といえます。
社会人経験を活かしてIT業界へ転職する志望動機の悪い例
私にはプログラマーとしての経験はありませんが、1ヶ月前からWEB講座を受講し基礎を学んでおります。また、毎日数えきれないお客様と接してきた経験からコミュニケーション能力には自信があります。
今は、IT業界へ転職することしか考えられず気が気ではありません。飲食業界はIT化が非常に遅れている業界です。内情を知っている私だからこそ、飲食業をより働きやすい環境にするための新たなシステムを作り社会をよくしていきたいと考えております。
経験や熱意も大切ですが、「企業への思い」も明確にしておきましょう。
この部分を明確にすることで、企業のことをしっかり研究してきたというアピールにもつながります。
【まとめ】IT業界の志望動機は「具体性」と「意欲」が大切!
今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」では、
- IT業界は人材が不足しており、文系や未経験でも転職できる
- IT業界の志望動機は「どういった人材が求められているか」を考えて書く
- IT業界の志望動機には「具体性」と「意欲」が大切
といった内容を解説してきました。
転職活動において、志望動機はとても大切なポイントです。
ぜひ今回の記事を参考にして、あなただけの「志望動機」を作成してくださいね。