「仕事に集中できない」今日からやりたい7つのことを紹介!
「仕事に集中できない…」
「少しのことで集中力が切れてしまう」
「集中力が続かない…」
仕事をするうえで、このように悩む方は多いのではないでしょうか?
できることなら、集中して効率よく仕事をすすめたいものですよね。
そこでこの記事では、
- 仕事に集中できない人の特徴
- 集中できない原因
- 集中力を生み出すコツ
などについて解説していきます。
集中力がないことに悩みを抱えている方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
仕事に集中できないのは実は当たり前
みなさんは、人間の脳の仕組み的にも「仕事に集中できないのは当たり前」という事実をご存知でしょうか?
ここでは、人が仕事に集中できない3つの原因についてくわしく解説していきます。
- 本来人間は集中できないようにできている
- 集中力は長くて90分しか持たない
- 集中力の周期は15分毎にやってくる
それでは順番にご説明します。
1.本来人間は集中できないようにできている
いくら集中しようと意気込んでも、なかなか集中できなかったという経験がある人は多いことでしょう。
実は、本来人間は集中できないようにできているのです。
元々、人は新しい刺激に敏感に反応するようにできています。
そのため、同じこと続けていると、他のものに目がいってしまい、脳は自動的に新しい情報に焦点を合わせてしまいます。
このように、人間の集中力は遺伝子レベルで少しの刺激だけですぐに途切れるようにできているのです。
2.集中力は長くて90分しか持たない
また、集中力は長くても90分が限界だと医学的にも生理学的にも証明されています。
イスラエル工科大学の教授Peretz Lavie氏の研究によると、集中と非集中のサイクルの周期はおよそ90分。
つまり、90分ごとに脳の活動レベルは休息を必要とするレベルまで下がることが証明されているのです。
(出典:Stress Management for Patient and Physician)
どんなに頑張っても、遺伝子レベルのサイクルにはさからえません。
適度に休憩をはさむことで脳は再び集中しやすい状態となるのです。
3.集中力の周期は15分毎にやってくる
集中力の限界は90分というものの、集中力の波は15分毎にやってきます。
集中力が持続する人間の平均時間が45分だと言われているのも、15分の波を3回繰り返していることからの由縁です。
一般的に、成長するにつれ集中力が持続する時間が15分、30分、45分と長くなっていきます。
小、中、高校は45〜50分を1時限としており、大学では90分を1時限の長さに設定しているのは人間のサイクルを効果的に活用するためなのです。
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仕事に集中できない人に共通する3つの特徴
人は本能的に集中力を保ちにくいとはいえ、集中して仕事に取り組んでいる人もいますよね。
その違いはどこにあるのでしょうか?
ここでは、仕事に集中できない人に共通する3つの特徴の
- マルチタスクを行おうとする
- 計画性が無い
- 飽き性な性格
についてご紹介していきます。
自分にあてはまる項目がないか確認してみてくださいね。
1.マルチタスクを行おうとする
一つ目の特徴は、マルチタスクを行おうとすること。
人間の脳はコンピュータとは異なり、同時に行う作業の数が増えれば増えるほど処理能力が著しく低下すると言われています。
同時に2つの作業を行おうとすれば、そのパフォーマンスは50%低下するのではなく、80〜95%低下する傾向があると言われているのです。
(出典:ZDNet Japan)
複数の作業を同時にこなしているように見える人も、実は一つの作業に集中しそれらを順番にこなす能力に長けている傾向が強いとされています。
2.計画性が無い
集中力が無い人は、計画性が無い傾向があります。
スケジュールを立てたり、段取りを取るのが苦手なため思うように作業がすすまないのです。
計画性をもって、順番に取り組めばスムーズに作業がすすみます。
しかし、計画性が無いとトラブルが起きるたびに意識が途切れてしまうのです。
3.飽き性な性格
飽き性な性格の人も、集中力がない傾向があります。
飽き性な性格だと、作業の途中に「疲れた」「面白くない」といった感じで作業を放り出してしまう人も少なくありません。
特に、長時間の作業や単純作業も苦手な傾向があるでしょう。
また、すぐに新しいことに関心を向けてしまうため、一つのことに集中できないのです。
仕事に集中できない15の原因
解決策を見つけるためにも、集中力が続かない原因を知る必要があります。
ここからは、仕事に集中できない15の原因について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
- 寝不足などで身体が疲れている
- 生活リズムが乱れている
- 仕事中の姿勢が悪い
- すぐにSNSを開いてしまう
- やるべきことが多すぎる
- 周囲の騒音
- 作業場が散らかっている
- 職場の人間関係が悪い
- プライベートに問題を抱えている
- 今の仕事が好きじゃない
- つい同僚と話してしまう
- 仕事が簡単すぎる/難しすぎる
- ダラダラ仕事をしている
- 糖質の摂りすぎで眠くなる
- 休憩の取り方が下手
それでは、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
1.寝不足などで身体が疲れている
寝不足などで身体が疲れていると、仕事に集中することができません。
寝不足になると身体の修復にエネルギーを使うだけでなく、脳も十分に休息できていないため集中力が持続しないのです。
また、ずっと同じ環境や姿勢で仕事を続けていると、眠気やだるさは悪化する一方です。
そんな時は、
- 気分転換に外に出る
- 軽いストレッチを行う
- 仮眠をとる
など、身体を少しでも動かすことで楽になりますよ。
2.生活リズムが乱れている
集中力を高めるセロトニンは、良質な睡眠のあと、朝に太陽光を浴びることで分泌されます。
そのため、生活リズムが乱れていると、セロトニン不足により仕事に集中できない状態になります。
この場合には、
- 生活リズムを見直す
- 睡眠をしっかりとる
- 暴飲暴食は控える
などの対策が必要です。
3.仕事中の姿勢が悪い
仕事中の姿勢が悪いことも、仕事に集中できない原因の一つ。
姿勢が悪いことでさまざまな神経が圧迫されます。
その結果、脳への血流が減少して集中力が低下してしまうのです。
きれいな姿勢を保つことで、深い呼吸がしやすくなり、脳が活性化されます。
仕事の集中力を高めるためにも、正しい姿勢を意識して業務に取り組むようにしましょう。
4.すぐにSNSを開いてしまう
TwitterやLINEの通知がきたら、ついついスマホ画面を見てしまう人も少なくないのではないでしょうか?
このように、すぐにSNSを開いてしまうのも、集中力を低下させる原因となります。
人はマルチタスクに対応するとパフォーマンスが著しく低下します。
そのため、LINEがくる度に返信しているようでは仕事に集中できるはずがないのです。
仕事中は通知を切る、または見えないところに置いておくなどの対策を行って、集中力を途切れさせないようにしましょう。
5.やるべきことが多すぎる
やるべきことが多すぎて混乱すると、集中力の低下に繋がります。
自分ができる仕事量の限界を超えると、「何もやりたくない」という気持ちになり集中力が途切れてしまうのです。
自分ができる仕事量を把握し、スケジュールを立てることで膨大なタスクをこなす必要もなくなります。
6.周囲の騒音
集中力は仕事をする環境によっても大きく左右されます。
仕事に支障をきたすほど、周囲の騒音がうるさいようでは業務に集中することはできないでしょう。
そんな時には、
- 周囲の人に協力してもらう
- ノイズキャンセリングのイヤホンを使う
- 働き方を考える
などの対策を行いましょう。
あまりにも会社の環境が合わないのであれば、転職を考えるのも一つの方法です。
7.作業場が散らかっている
作業場が散らかっているのも仕事への集中力を途切れさせる原因となります。
人は本能レベルで、視覚にあるものに意識が奪われる傾向があります。
そのため、物が散乱している状態では、意識がさまざまなところへいってしまいすぐに集中力が切れてしまうのです。
作業をする場所は意識的に整理整頓をするように心がけましょう。
8.職場の人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いと、仕事に集中できない原因となってしまいます。
たとえば、
- 少しのミスでも上司に過度に怒られる
- 同僚からいじめを受けている
- 同僚の愚痴を聞かされる
こうような状況の中では、誰だって作業に集中できません。
集中力を高めるためには、精神的にも安定していることが大切です。
長期的な職場環境の悪化が続くようであれば、転職を視野にいれることもおすすめします。
職場の人間関係にストレスを感じている方は、こちらの記事も参考にしてください。
職場の人間関係で悩むあなたに。6つのヒントで働きやすい環境を整える9.プライベートに問題を抱えている
プライベートに問題を抱えていることも、仕事に集中できない原因となる可能性があります。
たとえば、
- 親戚の不幸
- 家族とのトラブル
- 借金
などの悩みがあれば100%仕事に打ち込むことができないでしょう。
仕事と私生活は切り離すべきですが、そう上手くいかないこともあります。
プロとして仕事と私生活を切り分けて考えるためにも、休日を使って根本的な悩みの解決に取り組むことが大切です。
10.今の仕事が好きじゃない
好きな仕事であれば自然と集中することができますが、好きになれない仕事であれば集中できないでしょう。
誰だって、目の前の仕事がやりたくないことだと集中力が続きにくいですよね。
好きじゃない仕事を続けるのは大きなストレスとなり、最悪の場合には会社に行くのも嫌になってしまう可能性もあります。
今の仕事を好きになれないことが原因で、集中できない状態が続くようなら改善が必要でしょう。
やりたい仕事が分からないという方には、こちらの記事もおすすめです。
天職に就くためには?知らないと損する7つの方法を徹底解説11.つい同僚と話してしまう
つい同僚と話してしまうことが原因で仕事に集中できない人もいるのではないでしょうか?
つい話してしまう原因には、
- 作業が早く終わったから息抜きに話したい
- 思いついたことや目に入ったことをすぐに話したくなる
- 誰かに愚痴をきいてもらいたい
このような心理状態があるのでしょう。
しかし、仕事の途中で話しかけてしまうのは、自分はもちろん相手の集中力を落とす原因にもなりかねます。
業務に関係のない話は休憩中に話すなど、オンオフをはっきりさせることが大切です。
12.仕事が簡単すぎる/難しすぎる
仕事は、簡単すぎても緊張感がもてませんし、難しすぎてもやる気がなくなってしまいますよね。
能力と仕事が合っていないと集中力や、やる気が低下する原因となります。
どちらにしても、仕事と能力が合っていないと感じるのであれば上司に業務を変更してもらうように相談することが大切です。
13.ダラダラ仕事をしている
ダラダラ仕事をしていれば集中できないのは当然です。
ダラダラ仕事をしていると、リラックスして作業に取り組めるため疲れにくいかもしれません。
しかし、仕事に集中せずに取り組めば、
- ケアレスミスをしてしまう
- 仕事の質が低下する
- 仕事のスピードが落ちる
などのデメリットが多くなります。
作業は時間を計りながら行うなどのように、意識的にダラダラする時間を減らすことが大切です。
14.糖質の摂りすぎで眠くなる
たくさん食べたランチの後は、つい眠たくなってしまいますよね。
糖質を摂りすぎることで、血糖値が急激に上がり眠くなってしまうのです。
糖質を控えるように意識することで、食後に眠くなることもなく仕事に集中できます。
仕事に集中するためにも、必要以上に食べすぎないことが大切です。
15.休憩の取り方が下手
脳の仕組み上、人間は長時間集中して仕事をすることは不可能だと世界中の研究者によって明らかにされています。
そのため、休憩の取り方が下手だと仕事に集中することができません。
大人の集中力が持続する時間は平均45分、最長でも90分と言われています。
集中力を高めるためにも、
- 45分〜90分に5分程の休憩をとる
- 15分程の昼寝をする
このような、休憩を上手にとるための工夫が大切です。
仕事がうまくいかないのは集中力が原因ではないかもしれません。
他の原因も気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
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仕事に集中するために今日からやりたい7つのこと
では、仕事への集中力を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?
ここでは、仕事に集中するために取り組むべき7つのことについて解説していきます。
- 仕事をする前に1日のタスクを書き出す
- 周囲の騒音をカットする
- ポモドーロテクニックを使う
- 「集中してないな」と感じたら5分休憩
- 仕事が終わったあとの自分へのご褒美を決めておく
- 自分が集中できる時間帯を把握する
- 仕事にゲーム要素をプラスする
それでは詳しく見ていきましょう。
1.仕事をする前に1日のタスクを書き出す
集中力を高めるためにも、仕事をする前に1日のタスクを書き出すことをおすすめします。
一日のやることが決まっていないと、「次は何をしようか?」と作業が終わる度に考えてしまいます。
この考える時間こそが、集中力を途切れさせてしまう原因となっているのです。
タスクのスケジュール化を毎日の習慣にすることで、効率も集中力も高めることができますよ。
2.周囲の騒音をカットする
また、周囲の騒音をカットすることも大切です。
周りに少しでも気になる会話や、音楽などが聞こえてくると集中力が途切れてしまう原因となります。
可能であれば、
- 耳栓をつける
- 上司に相談する
- 場所を変える
などの対策を行いましょう。
3.ポモドーロテクニックを使う
ポモドーロテクニックは、作業の集中力を高める方法として世界中から注目されています。
具体的には、仕事を25分間続けた後に5分の休憩を取るという時間管理術のことです。
ポモドーロテクニックは集中力のトレーニングにもなるため、継続的に行うことで効率良く仕事に取り組めるようになるでしょう。
タイマーと、一日のスケジュールさえあれば今すぐ始められる方法ですのでぜひ試してみてください。
4.「集中してないな」と感じたら5分休憩
集中力が続かないと感じる時には、思い切って5分間の休憩を取ってみましょう。
人間は脳の仕組み的にも、長時間にわたって集中することができません。
そのため、定期的な休憩が必要になります。
適切な休憩の取り方がわからないなら、ポモドーロテクニックを活用するなど自分に合った方法を模索することが大切です。
5.仕事が終わったあとの自分へのご褒美を決めておく
仕事が終わったあとの自分へのご褒美を決めておくのもおすすめです。
たとえば、
- このタスクが終われば→気になっていたお店にランチへ行こう
- 企画書を書き終えたら→好きな映画を観よう
- 定時内で仕事が終われば→友達と飲みに行こう
このように、自分自身に「飴と鞭」を用意してみてください。
仕事の後に楽しみを用意しておくことで、自然と集中して業務に取り組むことができますよ。
6.自分が集中できる時間帯を把握する
ほとんどの人にとって、最も集中力を発揮できる時間帯は午前中だと言われています。
しかし、実際には人によって集中力が最大化する時間帯は異なります。
- 生活リズムを一定にする
- ポモドーロテクニックを使う
- 仕事の作業記録を残す
などを行い、自分の集中できる時間帯を把握して効率よく仕事をすすめていきましょう。
7.仕事にゲーム要素をプラスする
仕事にゲーム要素をプラスするのも、おすすめの方法です。
実は、少しの工夫で仕事をゲームのように楽しんですすめることができます。
仕事にゲーム要素をプラスするコツは、
- 目的
- 敵
- ルール
これらの、「ゲーム三大構成要素」を仕事に取り組むこと。
自分なりのゲーム要素を設定することで、仕事もゲームのように楽しみながら集中して取り組むことができますよ。
仕事に集中できないことで起こる4つのデメリット
業務に集中できなければ、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、仕事に集中できないことで起こる4つのデメリットについてご紹介していきます。
- 生産性の低下
- ケアレスミスを多発してしまう
- いつまでも成長できない
- 仕事がつまらなくなる
1.生産性の低下
一つ目は、生産性の低下です。
1時間で終わることも、集中力がなければそれ以上の時間がかかってしまいます。
集中できていないから仕事がなかなか終わらないのでは、時間がもったいないですよね。
2.ケアレスミスを多発してしまう
仕事に集中できないと、ケアレスミスを多発してしまうことにも繋がります。
頭がぼーっとすることで、大事なメールや書類に誤字脱字があったり、普段はしないミスも引き起こしてしまうのです。
3.いつまでも成長できない
人は、限られた時間の中で集中して自分を追い込むことで成長できます。
しかし、集中せずにダラダラと仕事をしている状態では成長することができません。
自分の成長のためにも、時間を決めて効率化を図ることが大切です。
4.仕事がつまらなくなる
目標もなく、ダラダラと仕事をしていても楽しくないですよね?
仕事に集中できなければ、仕事自体がつまらなくなってしまいます。
仕事に集中できないのは、今の業務があなたに適していないからかもしれません。
簡単にできてしまう業務であれば集中しなくても良いと考えてしまうでしょう。
このような状態では向上心を持つことも成長することも難しいです。
今の業務が退屈なのであれば、ステップアップのためにも転職を視野にいれることをおすすめします。
今の仕事がつまらないと感じる方には、こちらの記事もおすすめです。
仕事がつまらない時はこれで解決!面白くないと感じる理由とは?まとめ:仕事に集中したいならまずは5分間本気で集中してみる
今回は、仕事に集中できない人の特徴や改善策について解説していきました。
仕事に集中して取り組めるようになれば、
- 自分の成長に繋がる
- スキルが上がる
- 周りからの評価が上がる
などのメリットが沢山あります。
仕事に集中したいなら、まずは5分間本気で集中してみましょう。
そして、徐々に集中できる時間を伸ばすことに挑戦してください。
集中力は、考え方や意識を変えることで高めていくことができますよ。