【要領が悪い人へ】今日から改善できる7つのポイントを紹介
「同僚と同じ仕事をしているはずなのに、いつも自分の方が時間がかかっている」
「効率的に仕事を進める方法がわからない」
「もっと要領良く仕事ができるようになりたい…」
仕事をする上で、「自分は要領が悪いのでは?」と感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、
- 要領が悪い人の7つの原因
- 要領が良い人の7つの特徴
- 要領が悪い人の長所と短所
- 要領良く仕事をするための7つの注意点
- 要領が悪い人でもやりやすい仕事5選
についてお伝えします。
この記事を読めば、要領を良くするための方法がわかり、悩みを解決することができますよ。
要領が悪いことで悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「要領が悪い」とはどんな意味?
「要領が悪い」とは、「物事のやり方が悪い、コツをつかむのが下手」という意味の言葉です。
仕事において「要領が悪い」というと、次のようなイメージになります。
- 作業が遅い
- 覚えが悪い
- 同じミスを繰り返す
- 計画性がない
- 段取りができない
- 力の抜きどころがわからない
職場にこのような人がいる、もしくは自分が当てはまる、と感じることはありませんか。
「要領が悪い人」よりも「要領が良い人」の方が、より仕事ができると評価されます。
できることなら「要領が悪い人」よりも、「要領が良い人」になりたいものですよね。
では、要領が悪くなってしまう原因は何なのでしょうか?
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
要領が悪い人の7つの原因
「要領が悪い人」と「要領が良い人」には、はっきりとした違いがあるのです。
「要領が悪い人」には、要領が悪くなる原因があります。
ここからは、要領が悪い人の7つの原因をご説明しましょう。
- 優先順位を上手くつけられない
- 仕事の全体像が見えていない
- 気づいたら複数のタスクを抱えている
- 細かい部分を必要以上に丁寧に行っている
- なんでも自分1人でやろうとする
- 力を入れるポイントがズレている
- 先延ばし癖がついている
これらに当てはまっていると、要領が悪いことにつながります。
要領が悪い原因を、ひとつずつ見ていきましょう。
1.優先順位を上手くつけられない
仕事で優先順位を上手くつけられない、と悩むことはありませんか。
実は、優先順位は仕事をスムーズに行うために非常に重要。
優先順位を上手くつけられないと、優先すべき仕事が後回しになり納期に遅れたり、後の工程から手をつけてしまうことで無駄な手戻りが発生したりしてしまいます。
仕事を効率的に行うためには、きちんと優先順位をつける力を身につける必要があります。
2.仕事の全体像が見えていない
目の前のタスクだけを考えていて、全体像が見えていないと、要領が悪くなりがちです。
たとえば、企画資料を作成する場合。
要領が悪い人は、資料の構成や、伝えたい内容をまとめる前に、いきなり作成をはじめてしまいます。
その結果、情報の過不足から説得力のない資料になったり、無駄な時間がかかって納期ぎりぎりになることも。
一方、要領が良い人は、全体の構成や主張、参考データをまとめた上で資料作りに取り掛かります。
必要なことにだけ時間を掛けることができるため、質の高い資料をすばやく作成できるのです。
仕事の全体像が見えていなければ、間違った方向に仕事を進めてしまい、余計な時間をかけてしまうのです。
3.気づいたら複数のタスクを抱えている
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と、気が付けば複数のタスクを同時に抱えていることはありませんか。
複数のタスクを抱えるマルチタスクの状態は、脳が同時にいろいろことを考えなければなりません。
そのためひとつひとつの仕事に集中しにくく、効率が落ちてしまうのです。
もちろん、同時に複数のタスクが発生することはありますが、その中でも優先順位をつけて、取り組むことが大切。
仕事をするときは集中して、その仕事を頭を使って進めることで、早く終わらせることができます。
要領が悪い人は、このようなマルチタスクの状態が原因かもしれません。
4.細かい部分を必要以上に丁寧に行っている
細かい部分にこだわって丁寧に仕事をすることは、一見要領が悪い原因だと気付きにくいかもしれません。
しかし、必要以上に細かい部分にこだわると、あまりにも多くの時間がかかってしまい、「仕事が遅い」とみなされてしまいます。
仕事では、限られた時間や労力の中で、いかに高い成果をあげるかが重要です。
時間をかければ丁寧な仕事ができるのは当たり前のこと。求められているのは適切なスピードとクオリティです。
要領を良くしたいなら、細かい部分に時間をかけすぎていないか、気をつけてみましょう。
5.なんでも自分1人でやろうとする
他人に頼ったり、頼みごとをすることが苦手だという人は多いですよね。
しかし、周囲の力を借りずに、なんでも自分1人でやろうとすることは、要領が悪い原因になりえます。
周囲に頼っていればすぐに解決できることも、1人では解決できずに仕事が止まり、無駄な時間がかかってしまうのです。
ほとんどの仕事は、個人ではなくチームで協力して行うもの。
自分1人でいつまでも仕事を抱えていると、実は周囲の仕事の進行を遅らせていたり、不安にさせたりしているかもしれません。
6.力を入れるポイントがズレている
仕事には、力を入れる必要があることと、適切に手を抜くべきことがあります。
しかし、要領の悪い人は、力を入れるポイントがズレている、あるいは、すべてに全力で取り組んでしまっている傾向があるのです。
上司やクライアントの立場からすると、「質を高めるより短時間で仕上げてほしい」「時間をかけても良いものを作ってほしい」など、それぞれの状況で求められるポイントは違います。
すべてに全力で取り組んでいると、求められていない部分まで過剰な仕事をしてしまい、時間がかかってしまうでしょう。
そのため、力をいれるべき仕事を、その都度見極めていくことが大切なのです。
7.先延ばし癖がついている
「これはあとでやろう」と、物事を先延ばしにする癖がついていませんか。
先延ばし癖がついていると、中途半端なままになっているタスクがたまり、なかなか前に進まなくなります。
仕事をするうえで、タスクは関連しあっているものもありますよね。ひとつを先延ばしにすることで、その次にすべき仕事も止まってしまうなんてことにもなりかねません。
面倒なタスクや苦手なタスクはつい先延ばしにしがちですが、それが要領が悪くなる一因となってしまうのです。
要領が良い人の7つの特徴
「いつも仕事が早く正確なあの人はどんなことに気をつけているの?」
「要領を良くするポイントはあるの?」
ここからは、このような疑問を解決するために、「要領が良い人」にはどんな共通点があるのかまとめています。
実は「要領が良い人」には7つの特徴があります。
- ゴールから逆算して取り組んでいる
- 優先順位を正しくつけることができる
- 常に効率化を考えている
- ミスをしたらすぐに改善し、繰り返さない
- 完璧を求めない
- 人を頼るのが上手い
- 切り替えが早い
これらの特徴を意識すれば、要領を良くすることにつながります。
ひとつずつ見ていきましょう。
1.ゴールから逆算して取り組んでいる
要領の良い人は、計画を立てるとき、ゴールから逆算して取り組みます。
たとえば、今月末に、1つのプロジェクトを終わらせることが決まっているとします。そのゴールに向かって、「そのために必要なもの」「いつまでに何をしておかなければいけないか」などを逆算して、前もって計画しておくのです。
ゴールから逆算することで、より効率的に仕事を進められます。仕事の順序がわかり、無駄を最低限にする計画を立てられるのです。
一方で、スケジュールを考えず、仕事に着手していくと、締め切りに間に合わない進度になっていたり、タスクに見落としがあったり、後々の不都合が発生しやすくなってしまいます。
これらを未然に防ぎ、無駄なく仕事に取り組むために、ゴールから逆算して取り組むことが重要です。
2.優先順位を正しくつけることができる
優先順位を正しくつけることができる、ということも要領が良い人の特徴です。
優先順位は重要度や緊急度を考慮してつけます。
これを正しくつけられれば、タスクに対して適切に時間や労力をかけることができるのです。
また、「自分一人で完結する仕事なのか」「チームで完成する仕事なのか」という点も考慮しながら取り組みましょう。
自分の担当箇所が終わったら、別の人が修正を加える、といった仕事の場合、より正確に早く進めることが求められます。
要領の良い人は、優先順位を常によく考え、その通りに仕事を進めることを実践しているのです。
3.常に効率化を考えている
要領の良い人の特徴として、常に効率化を考えていることも挙げられます。
効率化とは、無駄や余計な部分を減らしたり無くしたりすることで、効率を上げることです。
仕事に置き換えるなら、形式的に行っているだけの会議や無駄に時間や労力がかかる仕事を無くすなど。
無駄を減らせば、それによってできた時間や労力を、より重要な仕事に注ぐことができます。
そうして不要な仕事を減らし、重要な仕事をどんどん進めていくことで、要領が良くなるのです。
4.ミスをしたらすぐに改善し、繰り返さない
要領の良い人はミスをしたらすぐに改善し、同じミスを繰り返しません。
同じミスを繰り返すことは、時間の無駄です。
ミスをしたときに改善策を立てず、放置した結果、また同じことでミスをして余計な時間がかかってしまったという経験はありませんか。
ミスをしたら、すぐ改善策を立てることで、繰り返しを防ぐことができます。
もちろん、人間誰しもミスをするものですが、要領の良い人は、同じミスを繰り返さないための対処法を考えているのです。
5.完璧を求めない
最初から完璧を求めていると、無駄な時間や労力を生んでしまいがち。
要領の良い人は、最終的なより良い成果により早く近づくために、完璧を求めません。
完璧を求めるということは、
- 頭で考えてばかりで実行までに時間がかかる
- 理想が高いので完成までに時間がかかる
- 完璧にするまで他人を介入させたくなくなる
- 自分の価値観や判断に偏りがち
という側面ももち、結果的に大変時間がかかるうえに自己満足になってしまいます。
そのため、最初から完璧を求めるのではなく、7〜8割できたら、一度上司に助言を求めるなど、工夫する必要があります。
6.人を頼るのが上手い
要領の良い人を見ていると、仕事を他人に任せたり、他人の力を借りたり、人に頼るのが上手いと感じるでしょう。
多くの人は、物事について自分ひとりでなんとかしようとします。
しかし、物事をより早く進めるには、自分だけでなくほかの人の力を借りることが非常に重要なのです。
自分の時間は限られていますが、人に上手く頼ることができれば、同じ時間で、より良い成果を生み出すことができます。
要領の良い人は、自分だけではなく他人の力も使っているため、早くタスクを終えられるのです。
7.切り替えが早い
要領の良い人は、切り替えが早いという特徴もあります。
たとえば、仕事で失敗したとき、いつまでも落ち込んでいるといったことはありません。
「落ち込んでいる時間がもったいない、その時間を有効に使えば失敗を成功の踏み台にできる」と考えているからです。
このように、切り替えを早くすることで、だらだらと無駄に過ごす時間を減らし、次の成功に繋げる方法を考えることができます。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
要領が悪い人の長所と短所【ダメなところだけじゃない】
ところで、要領の悪い人には長所と短所があることを知っていますか。
実は「要領が悪い人」というのは、ダメなところばかりではないのです。
「要領」という視点で見ると悪く見えてしまいますが、良いところももちろんあります。
長所と短所を知ることで、「要領が悪い」ことへの見方が変わるかもしれません。
ここからは、要領が悪い人の長所と短所についてみていきましょう。
要領が悪い人の長所
まずは要領が悪い人の長所について説明します。
「要領が悪いことに長所なんてあるの?」と感じるもしれませんが、「要領が悪い」ということは見方を変えると、
- 真面目で何事にも全力
- 挑戦する力がある
- 先輩や上司に可愛がられる
という長所があるのです。
真面目で何事にも全力
要領が悪い人の原因として、力の抜きどころがわからないことを挙げました。
しかし、言い換えれば、真面目で何事にも全力で取り組むことができるということになります。
要領の良い人が手を抜く部分だからこそ、そこにも真面目にしっかり取り組む人は細かい修正点を見出したり、丁寧に仕事をしたりすることができるのです。
また、どんなことにも真面目な姿勢は、周囲からの信頼にも繋がるでしょう。
挑戦する力がある
要領が悪い人には、挑戦する力があるという長所もあります。
頭であれこれ考えすぎないので、「まずはやってみよう」と行動に移るのが早く、何事にもチャレンジしやすいのです。
そのため失敗やミスをすることもありますが、真面目な性格からコツコツと改善し、最終的にはしっかりとゴールにたどり着く力を持っています。
このように、最初はできないことも地道に取り組むことでできるようになる、という経験を多く積んでいるので、挑戦には前向きです。
先輩や上司に可愛がられる
不器用ながらも真面目で堅実な性格から、先輩や上司には可愛がられる傾向にあります。
先輩や上司にとって、頼られたり、アドバイスなどを真面目に聞いて実践してくれることは、意外と嬉しいもの。
もちろん、アドバイスを実践しなかったり、何度も同じミスをしたりすると、マイナス評価になる可能性もあるので、注意が必要です。
しかし、最初から優秀で助けが必要ないタイプより、手はかかるけれど真面目で一生懸命なタイプのほうが、面倒を見る甲斐もあります。
よく目をかけてもらえるので、わからないことを聞いたり困ったことを相談しやすいという利点も。
挫折する回数が多い分メンタルが強くなる
要領が悪い人は、仕事が遅かったりミスが多かったりする分、挫折する回数は人より多いです。
しかし、挫折するたびに立ち直り、成長することができるので、メンタルが強くなります。
挫折する回数は、見方を変えれば挫折を乗り越えて自分自身のメンタルが鍛えられてきた回数。
挫折する回数が多い分、人より成長しているとも言えるのです。
要領が悪い人の短所
要領が悪い人にはどんな短所があるのかについても、知っておくことが大切です。
短所は、きちんと知り、その対策を知っておくことで、カバーすることができます。
要領が悪いことによる仕事への影響を最小限にするためにも、よく知っておくことが大切です。
要領が悪い人の短所は、主に次の3つ。
- 同じミスを繰り返す
- 自分のキャパを把握できず潰れてしまう
- 臨機応変に対応できない
それでは、順番に見ていきましょう。
同じミスを繰り返す
要領が悪い人は、同じミスを繰り返しがち。
自分がミスした原因がわかっていなかったり、改善策を立てていなかったりするので、一度したミスを何度も繰り返す傾向があります。
同じミスを繰り返すと、その分だけ無駄な時間がかかってしまいます。
また同じことでミスしているので、周囲からは「学習できない人」と見られてしまう可能性もあるでしょう。
メモを取ったり、すぐに改善策を立てたりして、ミスの繰り返しを防ぐことが大切です。
自分のキャパを把握できず潰れてしまう
要領の悪い人は、自分のキャパを把握できずに、キャパ以上の仕事を抱えて対処できずに潰れてしまうことも。
人にはそれぞれのキャパシティがあります。1日に10個のタスクをこなせる人もいれば、2〜3個のタスクしかこなせない人もいるでしょう。
それは、能力やスキルの違いもあれば、得意・不得意なども関係してきます。
自分の業務時間とこなせる仕事量を把握できていないと、自分ができる仕事量より多い仕事を抱えて、苦しい思いをしてしまいます。
キャパを把握し、適切な量の仕事を受け持つようにしなければ、より良い仕事をすることはできません。
臨機応変に対応できない
流れが決まっている業務ならきちんと終えられる一方で、臨機応変さが求められる業務には対応できないという短所があります。
たとえば、マニュアルに載っていない状況に対して、どう対応して良いかわからなくなるなど、自分で状況を見て最善な判断をすることができません。
その場合は、上司や先輩に指示をあおぐ必要がありますが、指示があるまで、自分ではどうすることもできない状態になりがち。
普段から上司や先輩が、何を判断基準にしているのかを見たり、仕事全体を見たりするようにしましょう。
要領良く仕事をするために注意すべき7つのこと
要領が悪い人には、長所も短所もあるということをお話ししました。やっぱり要領は良くしたいものですよね。
特に、仕事上では要領が良い方が評価されやすく、仕事も早く終えられるでしょう。
ここからは「要領を良くしたい」と感じる人が仕事をするとき、どんなことに注意すべきかをお伝えします。
注意点は次の7つ。
- 自分の能力やキャパシティを把握する
- 必ず仕事の優先順位をつける
- 正しいゴールを余裕を持って設定する
- どこでつまづいているのかを分析する
- きつくなったら人を頼る
- オンとオフを分ける
- 予定通りに進まなくても気持ちを切り替える
さっそくみていきましょう。
1.自分の能力やキャパシティを把握する
まずは、自分の能力やキャパシティを把握しましょう。
客観的に、自分には何ができるのか、1日にどのくらいの仕事をこなせるのかを明確にすれば、自分ができない分野や量の仕事を抱えずに済むようになります。
要領の悪い人は、自分にとって適切な仕事を受け持つことで、落ち着いて仕事に取り組める環境を整えることが大切です。
自分の能力やキャパシティは上司や先輩とも共有し、適切に仕事を振ってもらえるようにするといいでしょう。
2.必ず仕事の優先順位をつける
今後は、必ず仕事に優先順位をつけてから着手するようにしましょう。
上手く優先順位をつけることができない場合は、上司や先輩の優先順位のつけ方から学ぶのがおすすめ。
これまでは、目の前にある仕事や簡単そうな仕事から取り組み、ほかの仕事を先延ばしにしていたかもしれません。
しかし、優先順位をつけることで無駄が減り、時間のかかる仕事には十分に時間をかけられるなど、自分が仕事をしやすくなります。
仕事の優先順位をつけることは、要領が悪い自分のためにも、全体の仕事のためにも効果的です。
3.正しいゴールを余裕を持って設定する
仕事のゴールをどこに設定するかで、仕事に対する姿勢や進み具合が変わります。
ゴールを間違えていると、自分では担当の仕事を終わらせていたつもりなのに、周囲から「最後まで仕事をしない人」と見られて迷惑をかける可能性も。
仕事を担当するときは、仕事を依頼してきた相手に「どこまでが自分の担当すする範疇なのか」必ずゴールを確認し、そのうえで余裕を持った期日に設定しましょう。
4.どこでつまづいているのかを分析する
要領の悪い人は、ミスや失敗を繰り返してしまいがち。しかしそれは、つまづいている箇所がわかっていないことが原因です。
必ず、どこでつまづいているのかを分析しましょう。
つまづいている箇所がわかれば、そこに対して対策を立てて、ミスの繰り返しを防ぐことができます。
つまづいている原因がわかっても、その対策がわからないときは、上司や先輩など周囲の人に相談してみると良いでしょう。
原因を自分なりに分析していることが伝われば、改善の努力をしていることが理解してもらえるはずです。
ミスを減らすことができれば、無駄な時間をかけずに済み、やるべき仕事に集中できるでしょう。
5.きつくなったら人を頼る
一生懸命仕事に取り組んでいても、どうしても仕事に手が回らなくなることもあるかもしれません。
仕事に手が回らず、きつくなった場合は人に頼るようにしましょう。
人に頼ることを悪いと感じたり、無責任に感じたりする方もいるかもしれませんが、周囲はあなたが思うほど気にしていません。
仕事が進んでいないことで周囲に迷惑をかけてしまうより、周囲の協力を得て仕事を遂行する方がよいのです。
6.オンとオフを分ける
オンとオフをしっかりと分けることも大切です。
業務時間が過ぎても、職場に残っていつまでも仕事をしているといったことはないでしょうか。
業務の時間を守らず終わりがない状態では、集中して仕事に取り組みにくくなります。
人はきちんと終わりを設けることで、その時間までに終わらせるという意識を持ち、集中できるのです。
オンとオフをきちんと分けて、だらだらと仕事をすることのないようにしましょう。
7.予定通りに進まなくても気持ちを切り替える
仕事が予定通りに進まないと、焦って予定以上に時間をかけたり、予定通りにできないことで落ち込んだりするかもしれません。
しかし、仕事が予定通りにいかないということは当たり前のこと。
仕事には急な変更や予期しないトラブルがつきものだからです。
予定通りに行かない状況に振り回されず、仕事とはそういうものだと割り切って、気持ちを切り替えましょう。
予定はあくまで予定。よりよい仕事のために変更し、前向きに取り組む姿勢が大切です。
要領が悪い人でもやりやすい仕事5選
ここまで、要領良く仕事をするための注意点を見てきました。
しかし、いきなり要領良く仕事ができるようになるのか不安もあるでしょう。
そこで最後に、要領が悪い人でもやりやすい仕事を5つご紹介します。
- データ入力
- アーティスティックな仕事
- 職人
- 施設警備員
- タクシードライバー
これらの仕事であれば、要領が悪い人の短所をカバーしつつ、長所を生かして仕事ができます。
「自分は要領が悪い」と感じている人でも、安心して働きやすい仕事です。
データ入力
データ入力とは、パソコンを使って数値データなどを入力していく仕事。
マニュアル通りに仕事をするもので、臨機応変な対応が求められることは少ないので安心です。
シンプルですが同じ動作を繰り返すので、コツコツ作業することが得意な人に向いています。
また、正確に入力する必要があり、丁寧に作業できる人が求められる仕事です。
アーティスティックな仕事
アーティスティックな仕事とは、デザインや音楽、表現など、ひとつのことを極める芸術的な仕事のこと。
こうした仕事は、明確な終わりや完成があるものではないものも多いです。
自分が納得のいく質で、それを求める人に提供することができるでしょう。
収入に直結するかどうかはあなた次第ですが、マイペースに仕事ができるので、時間がかかっても失敗しても、問題はありません。
自分が集中して極めるアーティスティックな仕事なら、要領の悪さが負担になりにくいといえます。
職人
職人とは、工芸品や伝統技術を極めている働き方。
要領の悪い人の特徴として、真面目さや丁寧さがありますが、それを大いに生かせることが魅力です。
職人仕事では、ひとつひとつの仕事に集中し、突き詰めることが求められます。
そのため真面目に集中して仕事ができ、丁寧に突き詰めていける人は、適性があるのです。
施設警備員
施設警備員は、商業施設や公共施設などで警備をする仕事。
主な仕事内容は、施設内に設置してある監視カメラの映像などを、モニターで確認し、異常があれば対応することです。
あるいは、出入り口などに立って警備を行う場合もあります。
異常があった場合でも、どうすればいいかはマニュアル化されているため、大きな心配はいりません。
監視していることが仕事なので、締め切りのある作業などはなく、要領の悪い人でもやりやすい仕事です。
タクシードライバー
タクシードライバーは、運転免許とナビの操作さえできれば、比較的働きやすい仕事。
仕事の流れもシンプルで、乗客の行き先をナビに入力し、ナビの通りに運転するだけなので、要領の良さがあまり関係ありません。
ナビを活用していれば、道を間違えるなどのミスも起こりにくいです。
安全運転が最も求められ、丁寧に運転できる人が向いています。
まとめ:要領良くなりたいなら改善あるのみ!今の仕事との相性もチェックしよう
今回は、要領が悪くなってしまう原因や、要領良く仕事をするための注意点などをお伝えしました。
要領の良い悪いは、職場環境によっても変わってきます。
たとえば、それまで働いていた職場では「要領の悪い人」という評価だったのに、転職して新しい職場になると「要領が良くて優秀だ」と評価が180度変わることも。
もし、今の職場との相性が悪いことが原因で「要領が悪い」状態になっているなら、環境を変えることで変化するかもしれません。
要領を良くするために改善してみて、今の仕事との相性が原因なら新しい環境を選ぶという選択肢を持っておくといいでしょう。