目標設定の方法5選!達成するための7つのコツやおすすめのアプリも紹介
何かを成し遂げようというときには、目標を設定して取り組むことが大切です。
しかしいざ目標を設定しても、うまくいかないことが多く、
「目標を立ててもなかなか達成できない……」
「効果的な目標設定のコツが知りたい」
と考えていませんか?
目的や現状に合わせて目標を設定しなければ、やりたいことが達成できずに終わってしまいます。
せっかくなら、やりたいことを達成できる目標を設定したいですよね。
今回は、
- 目標設定の5つの方法
- 目標を達成するための7つのコツ
- 目標設定に役立つおすすめアプリ
などをご紹介します。
「目標設定の方法やコツを知ってやりたいことを達成したい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目標設定の方法5選!正しい立て方で達成率をアップさせよう
目標設定は、自分の目的を達成するための手段です。
間違った方法で目標設定をしていては、達成することが難しくなってしまいます。
自分の目的に合わせて、正しい目標の設定方法を選び、達成率をあげましょう。
ご紹介する目標達成の方法は次の5つです。
- SMARTの法則
- ベーシック法
- 三点セット法
- ベンチマーキング法
- ランクアップ法
順番に見ていきましょう。
1.SMARTの法則
「目標達成の実現可能性を最大限に高めたい」と考えているなら、SMARTの法則を取り入れてみましょう。
SMARTの法則とは、達成に欠かせない5つの要素を明確にして、目標を設定する方法です。
次の5つの要素の頭文字をとって名付けられています。
- Specific(具体性)…目標は具体的か
- Measurable(計量性)…目標達成率や進捗度を測定可能か
- Assignable(割当設定)…役割や権限を割り当てているか
- Realistic(実現可能性)…目標は実現可能か
- Time-related(期限設定)…期限を設定しているか
SMARTの法則はジョージ・T・ドラン(George T. Doran)氏によって提唱され、その後さまざまな改良が行われました。
個人だけではなく、チームの力を最大化できる目標設定方法です。
目標を立てたあとは、SMARTの法則に当てはめて、不足がないかをチェックしてみてください。
2.ベーシック法
「基本的な目標達成の方法を知りたい」という方はベーシック法を活用してみましょう。
ベーシック法とは、4つのステップで目標を設定する方法です。
- 目標項目を設定する:何を達成するのか
- 達成基準を決める:達成の具体的な基準は何か
- 期限を設定する:いつまでに達成するのか
- 達成計画を立てる:どうやって達成するのか
1の目標項目は、「向上・強化」「改善・解消」「維持・継続」「創出・開発」の4種類に分けられます。
どれか1つに絞って設定してみてください。
2の達成基準は、数値や状態を明確にして設定します。
「TOECで800点」「ビジネスで英語に困らない」などですね。
3の期限と4の達成計画は、すぐに行動が起こせるくらい具体的に決めましょう。
「3ヶ月後のテストまで」や「参考書を1冊読み込む」などです。
ベーシック法は基本的な目標設定の方法なので、初めて目標を設定する人にもおすすめですよ。
3.三点セット法
目標設定の基本であるベーシック法を、さらに掘り下げたのが三点セット法です。
三点セット法は、次の3つの要素を設定することで目標を定めます。
- テーマ:何を達成するのか
- 達成レベル:達成の基準は何か
- 達成手段:どうやって達成するのか
まず、テーマの「何を達成するのか」は、具体的な目標を設定しましょう。
以下の3つの方法を活用すると、より具体的な目標を設定しやすいですよ。
- 正早安楽(せい・そう・あん・らく):より正しく、早く、安く、楽にという視点で設定
- 自己否定:「自分が◯◯を上手くできなかったらどんな問題が発生するか?」という考え方で設定
- プロセスチェック:自分の行動の流れ(プロセス)を洗い出して設定
次に、達成レベルを設定します。
これは具体的であるほど、達成しやすくなり効果的です。
ただし「0にする」「100%達成する」など、極端な達成レベルの数値化では達成が難しくなります。
数値以外に、状態やスケジュール状況も組み合わせて、達成レベルを決めましょう。
最後に達成手段を決めます。
どうやって達成するのかを考えるポイントは、次の2点です。
- 今までのやり方を少しだけ変える
- 今だからこそできることを考えて行動する
大きく変えすぎると継続が難しくなるので、少しだけ変えることを意識するといいですよ。
また、そのタイミングだからこそできることを意識して行動すると、新しい視点から具体的な行動を考えられます。
以上の3つの要素を設定するのが、三点セット法です。
4.ベンチマーキング法
「ベンチマーク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「指標・基準」を意味するベンチマークを目標設定の指標とするのがベンチマーキング法です。
ベンチマーキング法では、成功している他者を「指標・基準」として模倣し、自身にとってより良い改善策を見つけて目標を設定・実施します。
ベンチマーキング法の手順は4つです。
- ①計画する
- ②情報収集・分析する
- ③統合・目標設定する
- ④実施する
他者と自分を比較することで、どのような違いから結果の差が出ているのかを明確にできます。
ウィークポイントや改善点を洗い出すことで、的確に目標を設定できるのです。
5.ランクアップ法
自分自身を着実に成長させるための目標を設定するなら、ランクアップ法もおすすめです。
ランクアップ法では、次の6つのポイントで目標を考えていきます。
- 改善:現状の問題点に注目し、改善する
- 代行:自分より能力の高い人の代行ができるようになる
- 研究:あるテーマを自分に取り入れられるか、メリットはあるかを研究する
- 多能化:現時点のスキルに加え、新たな分野のスキルを磨く
- ノウハウの普及:スキルや経験を第三者にノウハウとして伝える
- プロ化:スキルや知識を専門家レベルに磨き上げる
上記のポイントによって、自分自身を高める目標を設定できます。
設定した目標は、ベーシック法や三点セット法を組み合わせると、より質の高い目標になりますよ。
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目標設定をおこなう5つのメリット
こちらでは、目標設定をおこなう5つのメリットについて紹介します。
- 達成感が味わえる
- 作業のモチベーションアップにつながる
- 何をすべきかが明確になる
- 前向きな思考になる
- 将来のビジョンがはっきりする
さっそく見ていきます。
1.達成感が味わえる
あなたは、日々の仕事をなんとなくこなしていませんか?
目標を設定して取り組むと、目標に対してどれほど行動できたか、成果を出せたかが実感できるようになります。
自分の行動や成果が目に見えると意欲がアップし、目標に到達できれば大きな達成感を味わえるでしょう。
日々の仕事にもやる気が出て、能動的に取り組めるようになりますよ。
2.作業のモチベーションアップにつながる
他人から与えられた仕事や目標では、積極的にやる気になれず受け身になりがちです。
しかし、自分で必要性を感じて設定した目標に対しては、より意欲的に取り組めるでしょう。
たとえばダラダラと仕事をすすめるよりも「10分以内に◯◯の作業を終わらせよう」と決めたほうが、やる気が出ますよね。
目標設定をすることで、高いモチベーションで作業に取り組めるようになるのです。
3.何をすべきかが明確になる
目標を設定すると、達成のための具体的な行動を考えるようになります。
漠然とした作業ではなく、やるべきことが明確になり、目的意識を持って行動できるのです。
仕事でも「何のためにやってるんだろう」「何をどうやれば良いんだろう」と思うことはないでしょうか?
やるべきことや目的がはっきりしていなければ、効果的な行動が起こせません。
目標設定によって自分が何をやるべきかを理解し、行動につなげられるようになります。
4.前向きな思考になる
自分で立てた目標に向かって行動できていると、自信が生まれて物事を前向きに考えられるようになります。
自分で決めたことを実行できていることは、自信になりますよね。
また、目標達成のプロセスのなかでは、スキルや知識、経験が身につく実感が得られます。
目標を立てることで、自分が成長し、目標に近づいていることを感じられるのです。
自信がつくと目標達成の可能性が高まり、目標達成がさらなる自信につながるという好循環が生まれます。
5.将来のビジョンがはっきりする
目標設定は仕事のなかだけではなく、人生においても役立ちます。
自分は将来どんな生活をして、どんな仕事をしていたいのか。
目標を設定することで、将来のビジョンを明確にできますよ。
人生の目標を自ら設定し、計画を立ててキャリアを選択することで、理想の人生に近づけるでしょう。
キャリアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
キャリアとは何か?理想の人生を描く3ステップと転職の評価ポイントを解説目標を達成するための7つのコツとは
「実際に目標を立ててもなかなかうまくいかない」という人も多いです。
実は、目標を達成するためにはコツがあります。
ここでは、目標達成の7つのコツをご紹介しましょう。
- 具体的な数値を設定する
- すぐに行動できるようにする
- 進み具合を記録する
- 定期的に振り返りをおこなう
- 達成できなくても諦めない
- 他人と共有する
- 成功者の真似をする
順番に確認していきます。
1.具体的な数値を設定する
目標設定をする上で重要なのは、具体的な数値を設定することです。
数値は明確な基準になるので、どこを目指すべきか、達成できたかどうかがひと目でわかります。
一方、数値で目標を設定していないと、どれくらいを目指せば良いのかが曖昧ですね。
目指す目標が明確だと、より意欲的に行動できるので、目標設定では数値を意識しましょう。
ただし、0か100かといった極端な数値では達成が失敗しがちです。
現実的な数値を設定することがポイントですよ。
2.すぐに行動できるようにする
より効果的な目標は、すぐに行動に移せるくらい具体化されているものです。
目標が「副業で稼ぐ」では、今から何をすればいいのかがわかりませんね。
たとえば、「サイト制作の副業で月に5万円稼ぐ」という目標を立てるとしましょう。
達成のための要素として「プログラミングスクールに通いスキルを習得する」ということまで明確なら、すぐに行動できます。
また「今週中にスクールの情報を集めて比較する」「今月中に申し込み、来月からスタートする」など、具体的にスケジュールに組み込むことも効果的です。
目標設定は、どれほど行動ベースに落とし込めているかが達成のポイントとなります。
3.進み具合を記録する
目標を設定したら、達成するまでの進み具合を記録しましょう。
日ごとや業務ごとに進み具合をチェックすることで、予定通りに進んでいるのかどうかがわかります。
立てた計画と見比べて、ギャップがないように進めていくことが目標達成には大切です。
また、進み具合の記録は、もし達成が失敗したときの反省の材料にもなります。
自分の積み重ねを記録し、次に生かしましょう。
4.定期的に振り返りをおこなう
毎日の記録をつけることも大切ですが、ある程度の期間を決めて振り返りを行うと、改善点や良かった点が見つかります。
1週間ごと、1ヶ月ごとに振り返る習慣をつけましょう。
まとまった記録を見直すことで、日々のなかで見えなかった発見を得られますよ。
「今週は◯◯があまり効果を感じられなかったから、来週は△△の方法でやってみよう」など、自分に合った方法を見つけていきましょう。
5.達成できなくても諦めない
もし仮に目標を達成できずに終わったとしても、諦めないことが大切です。
目標が達成できなかったことは、決して悪いことではありません。
実は、得るものも多いのです。
達成できなかったときは「なぜ達成できなかったのか」「達成するためにどうすればよかったのか」を分析してみましょう。
すると、達成できなかった原因がわかり、その後の同じ失敗を防ぐことができます。
失敗の経験によって自分の目標達成の可能性をどんどん高めていけるのです。
6.他人と共有する
他人と目標や到達度を共有し、あとに引けなくすることで達成できる可能性が上がります。
「自分一人だとつい怠けてしまう」「計画倒れになりやすい」という方は多いですよね。
そんなときは思い切って、自分の目標を家族や友人、同僚に宣言してしまうといいかもしれません。
自分から共有することで気が引き締まり、やる気につながりますよ。
7.成功者の真似をする
成功のコツは、成功者の真似をすること。
もしあなたがうまくいっていないと感じるなら、身近にいるうまくいっている人を参考にしてみましょう。
- 成績を残している営業マンはどう行動しているのか
- ダイエットに成功した人はどのような食生活をしているのか
- 東大に合格した高校生の勉強法はなにか
など、自分と成功者を比較して、不十分だと思う部分を自分なりの方法で補いましょう。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
目標が達成できない方によくある3つの特徴とは
こちらでは、目標達成ができない方にありがちな3つの特徴をお伝えします。
自分の目標設定を見直して「あてはまる!」という方は、改善することで達成が近づきますよ。
3つの特徴の内容は以下です。
- 高すぎる目標を設定している
- 目標を達成するまでの計画があいまい
- 人から指示された目標設定を使っている
順番に見ていきましょう。
1.高すぎる目標を設定している
「毎日努力しているのに、全然目標に届かない」という思いをしている方もいるかもしれません。
そんなときは、設定した目標が高すぎないかどうかを確認しましょう。
高すぎる目標を設定していると、達成できない自分に自信がなくなり、ますます達成から遠ざかります。
目標は達成するために立てるものです。
自分が頑張れば達成できるレベルで、適切な目標を設定しましょう。
2.目標を達成するまでの計画があいまい
どれだけ素晴らしい目標を立てても、達成するまでの計画に具体性がなければ意味がありません。
目標達成で必要なことは、達成に向けて具体的に行動できることです。
あいまいな計画では、達成に近づくことはできないでしょう。
すぐにできることから始められるような計画を立てることが大切です。
3.人から指示された目標設定を使っている
いま掲げている目標は、他人から指示されたものではないでしょうか。
他人が立てた目標では、モチベーションを高く維持して取り組むことは難しくなります。
自分が「こうしたい!」「こうなりたい!」という気持ちを持ち、実現するために立てる目標だからこそ、意欲的に取り組めるのです。
目標設定に役立つおすすめアプリ
最近は目標設定を手助けしてくれるツールがたくさんあります。
目標達成を叶えているビジネスマンも、うまくツールを活用しているという方は少なくありません。
あらゆる機能で目標達成をサポートしてくれるので、一度試してみるのもひとつの手です。
今回は、目標達成に役立つ5つのアプリをご紹介します。
- Habitify
- Productive
- 自分ルール
- 継続する技術
- Check! – Planning Partner
それでは見ていきます。
1.Habitify
「習慣化」という言葉はよく耳にしますよね。
新しいことでも、歯磨きのように習慣化すれば継続ができます。
「Habitify」(ハビティファイ)は、習慣化・目的達成のアプリです。
操作がシンプルで洗練されたデザインであることが特徴。
進捗状況や達成度を数値・グラフで確認でき、「自分がどれだけやったか」を可視化できるので、モチベーションにもなりますよ。
無料でもダウンロード可能なので、習慣化ツールに迷う人は一度試してみてはいかがでしょうか。
2.Productive
Todoリストは便利ですが、手書きのメモではなくしてしまう可能性や、毎日の管理がしにくい点が気になりますよね。
「Productive」(プロダクティブ)はTodoリストとタスク管理ができるアプリです。
見た目に無駄がないデザインで使いやすく、スケジュールを柔軟に設定できることが特徴。
無料で使える部分と有料アップグレードが用意されています。
新たな習慣を3個まで身に着けたいという方は、無料で気軽に使用してみましょう。
目標を設定をして実行するときに活躍するアプリと言えますよ。
3.自分ルール
ポイントを貯めるのが好きな人なら、「自分ルール」という目標達成アプリがおすすめです。
「自分ルール」は、小さな目標を達成するごとにポイントが貯まり、習慣化をサポートしてくれます。
自分でポイントが貯まる項目を設定し、できたらポイントが溜まっていく仕組みです。
デザインがとてもシンプルで、使いやすさに人気があります。
毎日ポイントを貯めることを楽しみながら続けられるので、継続が苦手な人でも取り入れやすいでしょう。
4.継続する技術
「目標を立てても三日坊主で計画倒れになってしまう」という人は多いです。
そんな人は「継続する技術」というアプリを活用してみましょう。
「継続する技術」は「継続」に焦点を当て、目標達成をサポートしてくれます。
設定すると30日の間、時間や曜日で実行するタイミングを知らせてくれる機能も。
ワンタップでその日の目標達成を記録でき、30日分のゲージが少しずつ溜まっていくので達成までの道のりが見えますよ。
つらいときには継続するにあたってのメッセージも読めるので、励まされます。
5.Check! – Planning Partner
かわいらしいデザインで目標別にカレンダーを見られるのが、「Check! – Planning Partner」というアプリ。
フォントやカラーの設定ができ、目標達成まで楽しく管理ができることが特徴です。
設定した目標は2・3・5段階で達成度を入力できますよ。
開始日や終了日の設定やメモなどあらゆる機能があるので、達成に向けて活用していきましょう。
まとめ:正しい目標設定をおこなって人生をより豊かにしよう
今回は目標設定の方法やコツについてお伝えしました。
目標設定は、間違った方法では効果を発揮しません。
効果的に達成できる目標を設定するには、正しい手順やコツをおさえましょう。
目標設定すれば、自分のスキルや知識を新たに習得することもできますよ。
もし「これから新しく何かを始めたい」と考えているならプログラミングがおすすめです。
プログラミングは需要が高く、一度身につければ一生使える武器になりえます。
目標達成をうまく活用して、人生をより豊かにしていきましょう。