【初心者向け】Ruby on Railsとは?学習する3つのステップを解説
突然ですが、みなさんはRuby on Railsを学習中ではありませんか?
日本で生まれた世界的に使用されているRubyという言語のフレームワークであるRuby on Railsは、Webプログラミングで大流行中です。
今回の記事では、Ruby on Railsそもそもとは何なのか、そしてRubyまたはRuby on Railsを独学で学習している人にも有益な学習方法として、初心者の方が学習していく正しいステップについて解説していきます。
Ruby on Railsとは?
Ruby on Railsはプログラミング言語ではない
これからRuby on Railsを勉強を始めようと考えている方で、よく勘違している方が多いのですが、Ruby on Railsはプログラミング言語ではありません。Ruby on RailsはWebアプリケーションフレームワークです。
Ruby on Railsはプログラミング言語Rubyで作られています。
Webアプリケーションフレームワークは枠組みや骨組みで、動的なサイト、Webアプリケーションを作ったりする際にプログラミングを簡単にしてくれる道具です。
ですので、Rubyを習得している方が実際にプログラミングをする場合は、Rubyをそのまま使用するよりも利便性が高く開発することができます。
Ruby on Railsでできること
ソースコードを短くできる
Ruby on Railsは「Don’t Repeat Yourself(繰り返しを避けよ)」というコンセプトがあり、他のプログラミングと比べて短いソースコードでコーディングをすることができます。ソースコードが短くなる事で、余計な工数を取らずに開発ができます。
DB操作にSQLの知識が不要
プログラミングで必須になるデータベース(DB)を操作する為に必要なSQLのスキルについても、Ruby on RailsはMVCモデルというものを採用しているため、専用の簡易なコードを使用する事でDB操作ができます。PHPで同様のことを行う場合は、SQLという知識をセットで覚える必要がありますが、その点Railsは学習に必要なコストが低いです。
Ruby on Railsを使用するメリット
生産性の向上
Ruby on RailsのメリットはWebアプリ作成・動的なサイト作成を簡易にしてくれる点です。webアプリケーション開発ができる言語は多いですが、Ruby on Railsは特にこの点に優れいています。
webフレームワークを使用する事で、圧倒的に開発の効率化が進みます。それによって開発にかけるコストダウンできます。
メンテナンス性の向上
プログラマーにとって非常に厄介な1つにプログラムのメンテナンスがあります。実際の開発現場でプログラミングをしていると、バグと呼ばれるエラーに対処することが非常に多いのですが、Railsはその対処がしやすいです。
個人ではなくチームでの開発や、開発後の運用をしていく中で、webフレームワークなどの骨組み・プロジェクト単位でのプログラミングルールが統一されていない場合、バグや改造を行う時に1から仕様書を確認したり、最悪の場合ソースコードを解析して修正を行う必要があります。共通ルールがないと、修正には時間がかかり、見落とし等により別のバグが埋め込まれる可能性が高まります。
そこで誰もにとって共通の骨組みであるRuby on Railsを使用する事で、にプログラミングの記述ルールが統一される事で個人個人での癖がヘリ、誰でもメンテナンスが行え、修正箇所や影響範囲を把握しやすくなります。
オープンソースがある
Ruby on Railsはオープンソース(一般的に公開されている)です。インターネットで検索すると、いろんな人が開発したプログラムが出てきます。
多くの人が使用する事によりバグの発見・改善のスピードが早く、ある程度の形がすでにあるため、一定の品質担保をしながら開発ができます。
Ruby自体の習得難易度が低い
プログラミング言語の中でもRubyは取得難易度が低く、Ruby on Railsという決まったルールもあるため、初心者がエンジニアを目指すには最適であるといえます。
Ruby on Railsが使われているもの
Twitter・クックパッド、質問サイトのAsk.fm、ゲーム好きの間で流行っているTwitch.tvなどが代表例です。
非常に多くのWebアプリケーションがRuby on Railsによって作られています。
Ruby on Railsの学習難易度は?
Ruby on Railsを取得難易度は決して高くはありません。基礎的な事だけで言えば、1日~数日で習得が可能です。
しかし、前提としてRubyの基礎知識や、他プログラミング言語を習得がしっかり出来ていなければ当然Railsを学んでも理解するのが難しく、また実務として役立てる事はできません。
入門書や入門サイトを学習し始めてみて、あまり理解できないと感じる場合は、Ruby言語の基礎知識学習に戻る必要があります。Ruby自体はプログラミング言語全体の中でも習得しやすい初心者向けの言語となっています。
RubyプログラマーにとってRuby on Railsは必須の技術になりますので、Rubyを学習している人は合わせて勉強してみてくだださい。
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Ruby on Railsエンジニアの特徴
それではRuby、Ruby on Railsを習得して無事にエンジニアになった時に、どんな仕事があるのか?どんな物を作ることが多いのか?年収は?など、気になるRuby on Railsエンジニアの特徴について解説します。
社会的需要はどのくらいあるか
プログラミング言語にはある程度の流行りがあります。頑張ってプログラミング言語の基礎知識を学んでも、習得したプログラミング言語に案件の求人が少ないこともあります。
その点、RubyまたはRuby on Railsに関しては、インターネットの成長により、求人数は多いです。
就職・転職などで会社勤めをする場合の求人数は。求人サイト等で検索をすると約400件の募集があります。
また、個人事業主・フリーランスとして活躍する場合は、案件数が重要となります、有名クラウドソーシングサイトのクラウドワークスでRuby・Ruby on Railsに絡む案件は平均50件程が常時募集されています。
更に他のプログラミング言語に比べて、Ruby・Ruby on Railsは未経験の求人も多くあり、プログラマーの経験がなくても基礎知識がある事を証明できれば、就職率が高いです。これはRuby、Ruby on Railsの特徴である習得が簡単なプログラミング言語の為、即戦力になりやすいからです。
Web系であれば他の言語でも仕事ができる
また、Rubyと近い言語にPHPがあります。Webアプリケーションを作成する場合、PHPを使用している会社もかなり多いです。Rubyの良い点は、他の言語への汎用性が高く、とくにPHPはかなり近いため、PHPを扱う会社でもRubyが出来れば採用されることは多いです。PHPの会社に行きたい場合でも、学習のしやすさでRubyをまず学ぶのもありです。
Ruby on Railsエンジニアはどんな仕事が多いのか?
現在一番多い仕事は、Webサイトの作成が多いです。最近はWebサイトの作成だけでなく、スマホのアプリ作成、ゲーム作成等の案件や求人も増えています。特にスマホアプリでのサーバーとの連携を行う為のAPIを作成するRuby on Railsエンジニアの需要は非常に高くなっています。
あと数年したら、WebサイトよりもAPIの作成がRuby on Railsエンジニアのメイン業務になる可能性も十分考えられます。
Ruby on Railsエンジニアの年収はどのくらい?
気になるRuby on Railsエンジニアの年収についてですが、これはフリーランスで活動するか、会社に就職、転職を行うかで年収に違いが発生します。
フリーランスでRuby on Railsのエンジニアとして活動した場合は、技術のある方だと月に50~100万が平均になり、単純計算で年収は600万~1200万ぐらいが想定できます。会社員として勤めた場合の月収は25万~50万が平均になり、年収は300万~600万が多いです。
プログラマーとしての年収は業務量や契約内容によって大きな金額がでるため、フリーランスは高単価の案件を数多くこなすことで収入にダイレクトに影響しますが、会社員の場合は、残業代が支給される場合などを除いて、そこまで自分で収入をコントロールできません。
ただ、社会的需要が高く、技術が必要な職種のため、概して他の職業よりも高い平均収入であるのは間違いないです。
初心者からのRuby on Railsを学習する3ステップ
それでは具体的にRuby on Railsを学習する為のステップについて解説していきます。
Ruby on Railsは特に学習のステップが重要な為、これから学習を行う方も、現在Ruby on Railsを学習中の方も是非ご確認頂ければと思います。
ステップ①:Rubyの基礎知識を習得する
まずは当然ですがRubyを学習しましょう。
プログラミング初心者は、このステップでしっかり時間を取って学習する事が大事です。他の言語にも通じます。
例として今回はプログラミング入門用サイトで有名なドットインストールをご紹介します。
ドットインストールとは?
出典元:http://dotinstall.com/lessons/basic_ruby_v3
ドットインストールは様々なプログラミング言語などの技術、入門学習ができる無料動画を視聴する事ができます。
まずはRubyの基礎知識をつける為に、ドットインストールのRuby入門で学習を行います。
プログラミングや他のIT関連の技術を学習できます。
ステップ②:Ruby on Railsの基礎知識を学習する
Rubyの基礎知識が習得できたら、いよいよRuby on Railsを学んでいきます。Ruby on Railsの学習方法についても、Ruby同様学習方法はいくつかあります。
ステップ①でご紹介したドットインストールにもRuby on Rails入門がある為、ドットインストールでの学習が気に入った方は是非ご利用がおすすめです。
またRuby on Railsを自分のパソコン上で開発を行いたい場合はRuby on Railsチュートリアル(参考サイト:https://railstutorial.jp/)で開発環境を構築するのもおすすめです。
ドットインストールで基礎知識をインプットしつつ、構築した環境で実際に手を動かしていきましょう。
ステップ③:Ruby on Railsを使用して実際にプログラミングを行う
Ruby on Railsの基礎知識がついたら、実際に開発をしていきましょう。ここまで学習が進んでいれば、簡単なものであれば、自分が作りたい物をできる技術は見についています。何を作りたいかに悩まれている方は、勉強会に参加してみるとインスピレーションが広がるかもしれません。サービス開発を目的とした1日の勉強会もあったりします。Ruby on Railsの学習方法
Ruby on Railsを学習するステップでも、何度か記述しましが、学習方法は大きく分けて4つあります。
学習サイト
学習サイトは独学で学習するスタイルになります。インターネット環境さえあれば、基本的に無料で学習を開始できるので、お手軽です。スマホ対応のものも多く、忙しい社会人の方でもスキマ時間に学習することができます。
入門書
入門書を購入して学習する方は殆どが独学での学習になります。本で学習することのメリットは、体系的に学習できる点です。全体像から落として現在の学習ができます。ここで重要なのは、入門書選びです。入門サイトと違い本は有料の為、自身の学習状況がどこまで進んでいるかしっかり把握してから購入する必要があります。
勉強会
IT関連の技術は日々進化しているため、頻繁に勉強会が開かれています。
今回のメインであるRuby、Ruby on Railsについても勉強会が各地で開催されており、初心者から参加できるところも多いです。勉強会のメリットは独学ではどうしても、詰まってしまう、一人で勉強していると挫折してしそうになるのを解決する事ができたり、あるテーマに絞って集中的に学習できます。
勉強会には現役でプログラマーとして活躍している方もいらっしゃるので、学習している際に詰まってしまった所を教えてもらったり、参加者同士で教え合うこともあります。
[getpost id=”4382″]プログラミングスクール
本・インターネットの学習教材の充実で、プログラミング自体独学で学習できる環境は増えていますが、独学では挫折しやすいのも事実です。新しい知識をゼロから勉強するため、エラーへの対処であったり、疑問点を解消するまでの時間がかかるため、モチベーションを保つのが厳しいです。
その点プログラミングスクールではプロのプログラマー講師に直接教えて貰える為、習得までの時間が短縮する事ができます。受講料がかかってしまいますが、趣味ではなく、キャリアアップのために本気で学習する方はスクールに通うのが一番良いです。お金を払っているのだから、しっかり学習しないといけない、という気持ちで独学よりも圧倒的にやる気が出るという方も多いです。
また、プログラマー・エンジニアを目指す場合、独学だとスキルを得たあとに何をすればいいかわからなかったり、そもそも自分のレベルを把握することが難しく、プログラマーとして収入に繋げれない方が多いのです。その点、プログラミングスクールでは相談する事ができたり、就職・転職保証のスクールもあるため、受講料がかかっても結果的に、早くプログラマーになる事ができます。
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終わりに
今回は、Ruby on Railsの学習ステップについて解説しましたが、いかがでしたか?
Rubyを学習するときはRailsもセットで学習する必要がありますが、開発をする上の利便性を考えると、非常に有益なスキルです。初心者が学びやすく、また社会的需要も伸びている分野です。
挫折してしまいがちなプログラミング学習ですが、正しい学習ステップを踏みながら効率的に学習することで継続率は格段にあがります。この機会に是非学習してみてください。