ベンチャー企業とは?後悔しない企業選びや働くメリットがすぐ分かる
ニュースや新聞、会話の中で「ベンチャー企業」ということばをよく耳にするかと思います。
また独自の新しいビジネスを行うことから、ベンチャー企業をとても魅力的に感じている方もいるのではないでしょうか。
近年は特にITが普及したことで、IT業界でのベンチャー企業がかなり増えています。
TikTokなどのSNSや、Uber Eatsやメルカリなどの新しいサービスも多くはベンチャー企業で提供されているものです。
一方で、みなさんは「ベンチャー企業とは」何なのか正しく認識していますか?
なんとなく知っていても、自信を持って言葉で説明するのは難しいと感じる人が多いでしょう。
そこで今回の「DMM WEBCAMP MEDIA」では、以下のポイントについて解説していきます。
- ベンチャー企業とは?混同されやすい言葉も解説
- ベンチャー企業に就職・転職するメリット・デメリット
- ベンチャー企業で働くのに向いている人
- 失敗しないベンチャー企業の選び方
- おすすめのサービス
本記事はかなり力を入れて書かれているため、ボリュームのある内容になっています。
以下から特定の場所に飛ぶことができるので、ぜひ知りたい部分から読み進めてみてください。
この機会にベンチャー企業について理解を深め、今後のキャリアに役立てていきましょう!
ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業の定義とは?
ベンチャー(venture)とは、「冒険・冒険的な企て(デジタル大辞泉より)」という意味の英語です。
その名の通り、ベンチャー企業は冒険的でクリエイティブな独自の製品や事業を創り出し、新規にビジネスを展開する企業を指します。
実はベンチャー企業に明確な定義はありません。一般的には「設立から年数が経って居ない若い会社」や「IT関連などの新しいサービスを展開している」といったベンチャー企業に多く当てはまる特徴もあります。
また新興企業と同じ意味で用いられ、主に成長過程にある企業を指してベンチャー企業と称することもあるようです。
さらに、投資機関から資金援助を受けている企業などを指してベンチャー企業と呼ぶこともあり、資金面で自立していないのも特徴の一つです。
ほとんどが小規模から中規模ですが、大手と勘違いされるような大規模企業のケースもあります。
そのような大規模ベンチャー企業のことを「メガベンチャー」と呼びます。
成長段階によって呼び名が分かれる
出典:VEC『ベンチャー白書2018』
ベンチャー企業は成長段階によって呼び名が変わります。
シードがサービスの開発段階で、成長していくごとに アーリー → エクスパンション → レーター と変化していきます。
この先まで成長し、大きな組織となった会社がメガベンチャーと呼ばれます。
あまり気にしない人も多い点ですが、どの成長フェーズに入るかで得られるものは全くと言っていいほど違います。
シードの段階からマーケティングでお金を使うのはかなり厳しいですし、本当に色んなことをやらなければいけません。
逆にエクスパンションやレーターの状態で入ると、専門スキルをフルに活かしながら仕事することができますが、シードに比べ上の立場に行きにくいというデメリットもあります。
スタートアップと何が違う?混同されやすい言葉
ベンチャー企業に明確な定義はありません。
その分ベンチャー企業と混同されがちな言葉がいくつかあります。
ベンチャー企業について詳しく触れていく前に、混同されやすい言葉について確認しておきましょう。
スタートアップ
スタートアップ企業は、ベンチャー企業の中でも特に「新しいビジネスを短期間で成長させる」という意味合いの強い企業のことです。
人びとの生活やビジネスに影響を与えるような、新しい価値を生み出すビジネスを開発することもあります。
既存サービスではなく、新しいビジネスという点にスタートアップ企業の特徴があります。
企業と言いますが、組織形態はさまざまで定義はなく、法人設立をしていない場合もあります。
中小企業
中小企業とは、そもそも会社の規模を意味する言葉で、資本金額や従業員数で明確に定義が決まっています。
よってベンチャー企業で中小企業に属するものもありますが、属さないような大規模のベンチャー企業もあります。
定義はあくまで会社の規模なので、設立からの年数や事業の新しさは関係ありません。
中小企業は経営が不安定というイメージを持たれますが、歴史ある優良中小企業も多く存在するのです。
社内ベンチャー
社内ベンチャーとは、既存の企業の中で新規事業を立ち上げた組織のことを指します。
既存の企業の資金やノウハウ、社員などを活用し、新しい事業を行うために作られる組織です。
あくまでも社内なので、新たに別会社が誕生するわけではありません。
ユニコーン企業
ユニコーン企業とは、①評価額10億ドル以上の②非上場、③設立10年以内の④テクノロジーに関連した企業という条件があります。
つまりユニコーン企業は、ベンチャー企業の中でも急激に発展している企業のことを意味しています。
ユニコーン企業についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になります。
ユニコーン企業とは?意味と日本や世界の代表的なサービスを紹介ジョイントベンチャー
ジョイントベンチャーとは、複数の企業が出資をしあうことで作り出した新しい企業を指します。
出資したそれぞれの会社が、自社の強みを利用し、足りないスキルや資金、情報を補い合えることがジョイントベンチャーを作るメリットです。
またジョイントベンチャーは、日本語で「合弁会社」とも呼ばれます。
ベンチャーキャピタル
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャー企業やスタートアップ企業などの未上場企業などへ出資を行う組織・会社を指します。
ベンチャーキャピタルからの出資は、資金額が少ない企業にとっては大きなよりどころとなります。
ベンチャー企業の例
ここまでベンチャーの定義について詳しく説明してきました。
次は実際の企業を見ながら、どの分類に当てはまるのかみていきましょう!
LINE
LINEといえば、今やほとんどの人が使っているアプリですよね。
最近ではコミュニケーションツールとしての事業だけでなく、QR決済や保険など、ライフスタイルにまつわる事業も数多く展開しています。
もちろんLINEはメガベンチャーに当たるのですが、実は東証だけでなくニューヨーク証券取引所にも上場しています。
他のメガベンチャーでもニューヨーク証券取引所に上場することは簡単ではないので、かなり珍しい会社です。
Retty
Rettyはグルメアプリを開発している会社です。
ちょうど2020年の今年で黒字化しています。
Rettyはまだ未上場ですが、サービスとしてはかなり成長しているのでレーターに当てはまるでしょう。
今後上場する可能性も考えられる、注目の会社です。
スマートニュース
スマートニュースはテレビCMでもよく話題になりましたよね。
ニュースのキュレーションメディアです。
スマートニュースはかなり高い業績を誇っていて、創業年が2012年と新しく、未上場にも関わらず時価総額が1,000億円以上あります。
このような未上場で創立10年以内、時価総額が10億ドル以上あるベンチャーをユニコーン企業と言います。
また、優良なベンチャーを100社紹介しているベストベンチャーというものもあります。
毎年発表されているものなので、興味がある人はぜひ見てみて下さい。
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ベンチャー企業に入社するメリット7選
ベンチャー企業は、人手不足のため採用に力を入れる傾向があります。
大手企業と比べて、ベンチャー企業に入社すると多くの経験を積むことができるでしょう。
なるべく早く新たな就職先を見つけたい場合は、大手企業だけでなくベンチャー企業も選択肢に入れることをおすすめします。
大手企業との違いを比較しつつ、ベンチャー企業ならではのメリットを確認しましょう。
1.たくさんの仕事に挑戦できる
分業制が敷かれている大手企業では、個人の仕事の幅が決められています。
一方、ベンチャー企業の場合は、個人が幅広い仕事を担当する場合が少なくありません。
なぜなら、立ち上げ間もない企業なので十分な人材が確保できていないからです。
そのため、成長意欲が強い人にとっては、以下のようなメリットがあります。
- 人数が少ないので仕事の幅が広がる
- 仕事量が多いのでタスク管理能力が身につく
- 事業が成長するにつれて責任感のある仕事につける
ベンチャー企業は、少数精鋭で多くの仕事をこなします。
たくさんの仕事をこなすということは、自分のスキルアップにも繋がるといえるでしょう。
大手企業では入社数年後にできる業務が、ベンチャー企業では1年目でできることもあります。
2.経営幹部との距離が近い
大手企業は、社員が数万人いる企業もあります。
そのため、以下のような場合でしか経営幹部とは関わることはありません。
- 経営会議に参加する
- 年に一度の新年会や忘年会に参加する
大手企業で経営会議に参加するには、長い年月をかけて幹部になる必要があります。
しかし、ベンチャー企業は社長や経営幹部との距離が非常に近いです。
距離が近いということは、毎日経営に関する情報が得られるともいえます。
将来起業を目指す人にとって、社長と近い距離で働けることは大きなメリットといえるでしょう。
3.意思決定のスピードが速い
ベンチャー企業は組織の分母が小さいため、最短最速で意思決定ができます。
企業の規模が大きくなるほど、意思決定の速度が遅くなりがちです。
例えば、大手企業では以下のような形で意思決定をすることがよくあります。
- 新しい企画は定期的な会議で決める
- 仕事の内容によって決裁者が変わる
- 複数の決裁者に意思確認をする必要がある
社員数が多い会社だと、スピード感のある意思決定ができません。
しかし、ベンチャー企業は経営陣との距離が近いため、意思決定が容易にできます。
意思決定のスピードが速いと、比例して事業の成長スピードも速くなります。
4.若いうちからマネジメントの経験が得られる
大手企業の場合、30代を過ぎてから管理職に就任するケースが一般的です。
一方、少数精鋭のベンチャー企業では早くからマネジメント経験を得られます。
具体的な事例としては、以下のようなケースです。
- 外注先の人材複数人を管理
- 企業が急成長して子会社の社長に就任
- 社内で実績を残し入社2年目から部下数十人をマネジメント
若いうちからマネジメント経験があれば、転職にも有利になります。
早期にマネジメント経験が得られることは、ベンチャー企業の大きなメリットといえるでしょう。
5.スキルアップにつながる
ベンチャー企業は、経営陣との距離が近く、少数の社員で仕事をこなします。
そのため、スキルアップできる機会も必然的に多いのです。
- 社長が近くにいるので経営者視点で物事を考えられるようになる
- 会社のフットワークが軽いため若手社員の企画も積極的に採用される
- 大手企業の社員より幅広い仕事に触れることができる
成長意欲がある人は、ベンチャー企業への入社がおすすめです。
6.ビジネスの立ち上げに関われる
ベンチャー企業とは、事業立ち上げ間もない会社を指します。
そのため、ビジネスの成長に大きく関わることが可能です。
- 新規事業立ち上げのノウハウを得られる
- ビジネスを成長させる技術が身につく
将来起業をしたい人にとっては、いずれも身につけたいスキルです。
また、立ち上げ期は戦略が流動的になるので、変化に対応する力もつくでしょう。
7.学歴に関係なく、能力で評価される
ベンチャー企業は、成果主義の会社が多いです。
そのため、社員の評価は年功序列ではなく実績で判断されます。
もちろん、学歴はまったく関係ありません。
能力で評価がされると、以下のようなメリットがあります。
- 高収入を目指せる
- 入社1年目でも役員を目指せる
- 会社が成長すれば子会社の社長を任されることもある
目標意識を高く持てば、新入社員でも、大きく成長できる環境といえるでしょう。
とくに、ベンチャー企業はインセンティブ制度を導入している場合が多いです。
実力によっては、大手企業ではもらえないほどの高収入が期待できます。
ベンチャー企業に就職するデメリット5選
ベンチャー企業は、多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。
新規立ち上げの企業であることや、人材不足によるハードワークが原因です。
よってベンチャー企業に入社するには、注意点も知らなければなりません。
入社を検討している人は、デメリットを確認していきましょう。
1.会社が倒産するリスクがある
大手企業と比較すると、ベンチャー企業は倒産のリスクがあります。
倒産リスクが高い理由は、以下のとおりです。
- 大手企業と比べて資金力がない
- 新しい商品やサービスが世の中に認められない
「資金力不足」「サービスの認知不足」、いずれも大手企業ではあまり問題にならない要素です。
しかし、ベンチャー企業はこれらのような課題を解決しながら業務をおこなう必要があります。
最悪、企業が倒産しても転職できるよう、日々スキルを磨くことを意識しましょう。
実力さえつけてしまえば、転職で給料が大幅に上げることも不可能ではありません。
2.仕事が忙しくなりやすい
大手企業では複数人が担当する業務も、ベンチャー企業では1人で担う場合があります。
ベンチャー企業は忙しいからこそ、以下のようなデメリットがあるのです。
- 上司が忙しくて質問に答えてくれない
- アシスタントがいないので雑務もこなす必要がある
大手のように人員は割けないため、ベンチャー企業では多くのタスクを1人でこなせるだけの馬力が必要といえます。
ベンチャー企業の多忙さに慣れれば、タスク管理能力が身につきます。
膨大な仕事をこなすとともに、タスク管理能力も身につける気概で取り組むことが大切です。
スケジュールやタスク管理がうまくなりたいという方は、以下の記事も確認してみてください。
スケジュール管理のメリットや成功させる9つのコツ!おすすめのアプリも紹介3.教育体制が整っていない
ベンチャー企業は立ち上げ間もない会社なので、教育制度が整っていないケースが存在します。
新卒採用の人には少々厳しいですが、以下のような制度がない企業も多いのです。
- マニュアルができていない
- OJTの制度が整っていない
教育制度が整っていないため、個人で問題解決能力を養うことになります。
最初は能力を身につけるのに苦労しますが、役職につくと問題の打開能力が必須です。
将来のキャリアアップを見据えて、早期に問題解決能力を習得してしまいましょう。
4.福利厚生が弱い
ベンチャー企業は、福利厚生が整っていない会社も多くあります。
その代表的な例として、以下の項目が挙げられます。
- 住宅手当がない
- 家族手当がない
- 退職手当がない
大手企業だけで見れば、上記3つとも福利厚生に含まれている会社は決して少なくありません。
しかし、ベンチャー企業は事業の急成長を目指している会社のため、上記のような手当が薄いこともよくある話なのです。
会社が成長すれば福利厚生の制度も確立されていくため、「将来への投資」と思って仕事に取り組んでいくことが大切です。
5.給料やボーナスが安い傾向にある
大手からベンチャー企業に転職する場合は、一時的に給料は下がることを想定しておくことをおすすめします。
あくまでベンチャー企業の状況にもよりますが、入社するタイミングによっては人件費に十分な費用を割くことができない可能性があるからです。
ですが、今後会社の売り上げが伸びることで給料が上がる可能性は大いにあります。
「お金は後からついてくる」という前向きな気持ちで仕事に打ち込む姿勢が大切です。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
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ベンチャー企業に向いている人の5つの特徴
ベンチャー企業は、人によって向き不向きがあります。
以下がベンチャー企業に向いている人の特徴です。
- 速いスピードでスキルアップしたい人
- 将来的に起業を目指している人
- 仕事にやりがいを求めている人
- チャレンジ精神が旺盛な人
- 最新技術やトレンドに敏感な人
総じて、成長意欲がある人はベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業は、スキルアップには最適な環境です。
将来プランとして、現状より豊かな生活を求めている人は、入社を検討してみましょう。
1.速いスピードでスキルアップを図りたい人
ベンチャー企業に入社したら、必ず早い段階でスキルアップできます。
とくに新入社員にとっては、非常に成長しやすい環境です。
- 社員数が十分でないため、さまざまな仕事を担うことになる
- 会社が成長するとともに、責任が伴う仕事を任せられる
- 社員全体の成長志向が強いため、仕事環境としても最適
大手企業では数年かけて習得するスキルも、ベンチャー企業では1年目から習得できます。
仕事に対して強い意欲がある人であれば必然的にスキルアップが可能です。
2.将来的に自分で起業したい人
将来的に起業するプランがある人は、ベンチャー企業での就職はおすすめです。
なぜなら、大手企業と比べて起業に関する情報を得やすいからです。
- 会社の立ち上げ方がわかる
- 会社を成長させるノウハウがわかる
- 常に社長と話す機会がある
- ビジネス上の人脈を獲得しやすい
いずれも、大手企業ではなかなか習得しにくいスキルや環境です。
上記のような機会を得たい人は、ベンチャー企業に就職するメリットは大いにあるといえるでしょう。
3.仕事にやりがいを求めている人
仕事に対して、将来の目標を持っている人も多いはずです。
たとえば、以下のような目標を持っている人はベンチャー企業が最適です。
- 高収入を得たい
- 実績を残したい
- 将来起業をしたい
ベンチャー企業は、結果を出せばそれにともなった見返りがあります。
年功序列ではない分、しがらみのない環境で仕事に集中できる点もポイントです。
4.チャレンジ精神が旺盛な人
大手企業よりも、ベンチャー企業の人がさまざまなことにチャレンジできます。
理由としては以下のとおりです。
- 入社1年目でも有用な企画であれば採用される
- 会社の意思決定が速いため、さまざまなことに挑戦できる
- 企業が急成長を目指しているためチャレンジできる環境にある
新しいことに挑戦したい人は、ベンチャー企業に向いています。
日常の業務がルーティーン化しないため、好奇心旺盛な人にはベンチャー企業はうってつけでしょう。
5.最新技術やトレンドに触れたい人
ベンチャー企業の定義は、革新的なサービスを提供する事業です。
よって、新しい技術に触れる機会は、大手企業より多くあります。
とくに、IT系のベンチャー企業はトレンドに敏感です。
最新技術が好きな人は、ベンチャー企業への入社を検討してみましょう。
後悔しないベンチャー企業選び!判断のポイントとは
ここまで、ベンチャー企業の特徴や働くメリット・デメリット等について説明してきました。
ここまで読んできて「自分はベンチャー企業に向いているかも?」と思った方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際にどんな企業を選べば良いのか悩んでしまうかと思います。
ベンチャー企業で働くことは、豊富な経験ができる絶好の機会ですが、資本がないことから倒産などの危険も孕んでいます。
そんなリスクを回避するために、就職先は後悔のない選び方をしたいですよね。
ここではベンチャー企業を選ぶときに、これだけは気をつけて欲しい判断のポイントは以下の4つです。
- 財政が安定している
- 企業の成長段階が自分に合っている
- 成長する市場で勝負をしている
- 社員が働きやすい環境づくりに力をいれている
それでは、以上の4つについて詳しく観ていきましょう。
1.財政が安定している
現時点で黒字化し、財政が安定していることはかなり重要です。
資金力、成長の見通し、新規事業への投資力、社長やメンバーの能力が揃っていることが伺えます。
オフィスの費用や人件費よりも利益が上回り、会社が潤うというのは想像以上に大変なことです。
それでも黒字化しているということは、今いる社長やメンバーが優秀であると言えます。
よって仕事環境も学べるスキルも高いレベルが期待できるでしょう。
2.企業の成長段階が自分に合っている
ベンチャー企業といっても、成長具合にはかなりに差があります。
記事の冒頭でもお伝えしたように、ベンチャー企業は冒険的でクリエイティブな独自の製品や事業を創り出し、新規にビジネスを展開する企業の総称です。
特に規模や創業年数などは関係ないので、いろんな段階があっても問題はありません。
ただ、企業の成長段階によって求められている人材や入社後の待遇も変わってきます。
初期段階であれば、ある程度経験と実績がある人物が求められる傾向が高いという傾向や、企業としてある程度の段階にあり、経営が安定しているようなところでは、新人でもしっかりとした研修が受けられる場合などです。
そこはしっかりと頭の片隅に入れて、どういったところで自分は求められていて、どういった仕事がしたいかを考える必要があります。
3.成長する市場で勝負をしている
経営者が成長する事業を見極められているか、というのはとても大切なポイントです。
例えば今さら大手企業が市場を独占している事業に参入し、そこで他社と差別化を図ることはかなり難しいです。
ニッチな分野である、そして今後需要があると考えられる事業に参入していれば、今後成長する可能性が高いでしょう。
この見極めをするためにも、業界研究や社会動向を確認などの情報収拾も大切になってきます。
4.社員が働きやすい環境作りに力を入れている
社員が働きやすい環境作りをしていることは、かなり重要です。
Googleなどの大手企業が先駆者として取り入れた社員が楽しくなるようなオフィスづくりが、社員の働きやすさに繋がるのはいうまでもありません。
しかし残念ながら、社員の働きやすさ考えられていない経営者もいます。
社員のパフォーマンスを上げることが会社の業績に結び付くという長期的な目線を持つ会社を選びましょう。
ベンチャー企業へ入社するのにオススメのサービス
それでは最後に、ベンチャー企業を探すのにオススメのサイト・エージェントを紹介してきます。
就職か転職かで分けて紹介しますので、当てはまる方を参考にしてみてください!
Wantedly
【引用】Wantedly https://www.wantedly.com
まず就職・転職どちらにもおすすめなのがWantedlyです。
Wantedlyはベンチャー企業の多くが登録しているのですが、その理由は「採用コストがかなり低く抑えられるから」です。
基本的にかかる費用は掲載料のみで、一人採用しても追加の料金がかかるわけではありません。
そのため採用ブランディングの一環として登録している企業も多く、企業をよく知る上でもおすすめできるサービスです。
Goodfind
【引用】Goodfind https://www.goodfind.jp
次は新卒向けで、厳選した企業だけを紹介している Goodfind がおすすめです。
コンサル出身の経営陣が将来性や経営者の人柄を見て判断し、企業をかなり絞って紹介しています。
サイトに載っていない企業も多数存在するので、エージェントについてもらうのも良いでしょう。
自身の就活軸に合った企業を紹介してくれます。
キャリトレ
【引用】キャリトレ https://www.careertrek.com
転職したい人向けにおすすめなのがキャリトレです。
転職サービスで有名なビズリーチが運営していて、CMも見ていた方も多いのではないでしょうか?
キャリトレはAIによるレコメンド機能がついていて、良いと思った企業に「♡」を送ると、それに近い企業をおすすめしてくれます。
20代をターゲットにしているのでベンチャー企業も多く、手軽に探せるので時短で良い企業を見つけることができます。
まとめ:自分に合いそうかをしっかり吟味しよう
いかがでしたか?
ベンチャー企業の定義から特徴、どんな人が向いているかを解説しました。
先述した通り、ベンチャー企業といっても成長フェーズによって得られるものは全然違います。
また、大手企業で勤めていた人にとっては不満な点も多く感じるかもしれません。
それでも、ベンチャー企業で働く魅力はたくさんあります。
今までベンチャー企業の定義をうまく説明できなかった人は、十分に理解して頂けたのなら幸いです。
ベンチャー企業への就職・転職を考えている人は、ぜひベンチャー企業へ入社することは自分にとって良いのか、吟味してみてください。
あなたの就職・転職活動が上手くいくことを願っています。