スクレイピングとは?APIとの違いや導入方・5つの注意点も徹底解説
近年、IT業界ではスクレイピングという技術に注目が集まっています。
「スクレイピング」は聞いたことがあるけれど、どういうものかよくわからないという方は多いでしょう。
スクレイピングでデータを効率的に収集すると、仕事の効率化に役立ちますよ。
しかし、
「スクレイピングって具体的にどういうもの?」
「どうやってスクレイピングを導入すればいいの?」
と疑問に感じている方もいるかもしれません。
そこで今回は、
- スクレイピングの概要や活用事例
- スクレイピングのメリット・デメリット
- スクレイピングを行う際の注意点
- スクレイピングの導入方法
などについてご紹介します。
データ収集には注意点やルールがあり、守った上で行わなければなりません。
「スクレイピングを正しく活用して、業務を効率化したい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
スクレイピングとは?概要を解説
まずは、スクレイピングがどういうものかをご説明します。
スクレイピングに似ている技術として、クローリングやAPIがあるため、それぞれの違いについても見ていきましょう。
1.スクレイピングとは、Webサイトの情報を取得・抽出・加工する技術
スクレイピングは、Webサイトにある情報を取得し、必要な情報を抽出して使いやすく加工する技術のことです。
スクレイピングによってデータ収集を効率化でき、手間や時間を大きく削減できます。
一般的には、HTMLフォーマットから取得したデータをデータベースやスプレッドシートに格納して、分析可能な構造化データに変換する場合に使われることが多いです。
Webサイト上に表示されるデータを保存したいときには、それまで手動によるコピー&ペーストしか方法がありませんでした。
しかし、スクレイピングによってデータの取得から抽出、加工ができるようになり、より簡単にデータを保存できるのです。
2.スクレイピングとクローリングの違い
スクレイピングと似た技術の一つに、クローリングがあります。
両者の違いは、「データの抽出・加工をするか」という点です。
クローリングは、Web上からデータを収集することを意味します。
つまり、データの抽出・加工までは含まれません。
一方で、スクレイピングはデータを収集した上で、使いやすく抽出・加工します。
ただし、両者には明確な定義があるわけではありません。
スクレイピングと言ってもデータを収集することを指している場合もあります。
3.スクレイピングとAPIの違い
スクレイピングと似た技術としてもう一つ、API(Application Programming Interface)があります。
両者の違いは、「サービス側が情報を提供しているかどうか」という点です。
APIは、サービス側が情報を提供する機能のことで、情報が他者から取得されることを許可しています。
一方で、スクレイピングは公式に提供された情報を取得しているわけではありません。
許可のないスクレイピングを行っていると、利用規約や不正アクセス防止法に違反することもあるので、注意が必要です。
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スクレイピングの活用事例
スクレイピングの概要、似ている技術との違いについてお伝えしました。
Webサイトの情報を取得・抽出・加工する技術であるスクレイピングですが、具体的にどのように活用されているのでしょうか。
スクレイピングは意外と身近なところで使われています。
活用事例を知り、スクレイピングの理解を深めましょう。
ここからは、スクレイピングの活用事例を5つご紹介します。
- 自社サイトや競合サイトの検索順位
- ショップサイトの商品・価格・商品レビュー
- 宿泊サイトから掲載されている空室情報
- ネットオークションの価格変動
- 株価の変動
順番に見ていきましょう。
1.自社サイトや競合サイトの検索順位を定期的に自動収集
自社サイトや競合サイトの検索順位を自動収集するのに、スクレイピングは非常に役立ちます。
検索順位を見れば、どんな記事が検索上位に表示されているのかを即座に把握できるでしょう。
SEO対策に効果のあるコンテンツを見分けられ、より効果的な施策を立てられます。
また、競合他社のサイトを調査する際にも役立ちますよ。
スクレイピングは自社サイトや競合サイトの分析を効率化するのに欠かせない技術と言えます。
2.ショップサイトの商品・価格・商品レビューを自動収集
スクレイピングは、ショップサイトの商品や価格、商品レビューを自動収集するのに活用されています。
どんな商品が掲載されているのか、また価格やレビューもあわせて情報を見られるので、ショップサイトの調査に役立ちますよ。
ショップサイト運営者であれば、人気のある商品のラインナップを増やしたり、商品レビューの悪い商品は取り扱いを中止したりといった対応ができるでしょう。
室の高いショップサイトを運営するために、スクレイピングは業務の効率を高めてくれます。
3.宿泊サイトから掲載されている空室情報を自動収集
宿泊サイトから掲載されている空室情報を自動収集するためにスクレイピングが活用されます。
宿泊サービスを行っている場合、できるだけ部屋を満室にすることで、売上につながりますよね。
空室情報をリアルタイムに公開すれば、お客さんを逃さずに案内できるでしょう。
効率的に部屋の回転数を上げ、余っている部屋を出さないために、スクレイピングは有効です。
4.ネットオークションの価格変動を自動収集
スクレイピングは、ネットオークションの価格変動を自動収集するのにも活用されています。
ネットオークションの価格変動を見ることで落札価格が予測でき、商品の需要や市場価値の調査に役立つのです。
手動で価格変動を把握するには時間も手間もかかります。
その点、スクレイピングを活用すれば、市場調査の効率化ができますよ。
5.株価の変動を自動収集
特定の株価の変動を自動収集するのにスクレイピングが用いられています。
株価の変動は経済の動きを見るために重要な要素の一つです。
また、株の投資においては価格の変動を見極めることがポイントになります。
スクレイピングを使えば、株価の動きをリアルタイムで見ることができますよ。
これにより、株価の動きをすぐに知れて、さらに未来の予測も立てやすくなります。
ただし、サービスによっては株価のスクレイピングを禁止しているサイトもあるため、注意が必要です。
スクレイピングのメリット3つ
スクレイピングの活用事例をご紹介しました。
ショップサイトの商品レビューや宿泊サイトの空室情報は、利用している方も多いでしょう。
生活のあらゆる場面でスクレイピングを活用した機能を見つけることができますね。
では、スクレイピングにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
スクレイピングの3つのメリットをご紹介します。
- 業務の効率化ができる
- 自社にないデータを活用できる
- APIでは手に入らない情報が得られる
それでは見ていきましょう。
1.業務の効率化ができる
スクレイピングの大きなメリットは、業務の効率化ができることです。
手動でWeb上の情報を収集するのは、時間も手間もかかりますよね。
スクレイピングなら自動取得ができて、使いやすく加工できるので、時間も手間も一気に削減できるのです。
業務の効率化によって生まれた時間や手間はほかの業務に回せるため、生産性も上がります。
仕事でより早く高い成果を出せるようになりますよ。
2.自社にないデータを活用できる
スクレイピングではWeb上にある多くの情報が集められるので、自社にはないデータを活用できます。
自社にあるデータは限られており、目的のためには不十分な場合もありますよね。
Web上なら膨大な情報のなかから必要なデータを集めて活用できますよ。
幅広い種類や量のデータを集めなければならないときは、スクレイピングが役立ちます。
Web上でデータを集めることで、ビジネスの新たな可能性も広がるでしょう。
3.APIでは手に入らない情報が得られる
APIによって提供されている情報では不十分なときもあります。
スクレイピングを活用することで、APIでは入手できない情報も得られますよ。
Web上の情報には、APIが提供されているサイトもあれば、提供されていないサイトもあるでしょう。
また、提供されているからと言って、求めている情報が公開されているとは限りません。
スクレイピングはAPIの提供に関わらず情報を取得・加工できます。
求めている情報のAPIが提供されていない場合に、スクレイピングは重宝するでしょう。
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スクレイピングのデメリット3つ
スクレイピングのメリットをお伝えしました。
業務を効率化でき、幅広く情報を集められるスクレイピングは有益な技術と言えます。
しかし、スクレイピングのデメリットも無視できません。
場合によっては、大きな問題にも発展しかねないので、デメリットを理解しておきましょう。
スクレイピングの3つのデメリットをご紹介します。
- Webサイトの構造が変更されると影響を受ける
- セキュリティのリスクがある
- 法律や取得元Webサイトの利用規約に触れる可能性がある
詳しく見ていきましょう。
1.Webサイトの構造が変更されると影響を受ける
スクレイピングはWebサイトの構造が変更されると影響を受けてしまいます。
HTMLを利用して情報を取得するスクレイピングは、HTMLの構造が変わると変化に対応できません。
構造が変わった場合、スクレイピングのプログラムの修正が必要です。
もし、Webサービスやアプリなどに組み込んだスクレイピングの情報取得先のHTMLは変更されてしまうと、大きな影響を受けてしまうでしょう。
スクレイピングは情報取得先のHTMLに依存しているということを覚えておく必要があります。
2.セキュリティのリスクがある
スクレイピングにはセキュリティ面のリスクがあります。
それは、認証が必要なデータを取得するときに、IDやパスワードをサーバーに登録しなければならないという点です。
サーバーにIDやパスワードを登録してしまうと、他の利用者に見られる可能性があり、悪用の危険にさらされます。
利用者にとっては大きなセキュリテイリスクとなるでしょう。
3.法律や取得元Webサイトの利用規約に触れる可能性がある
スクレイピングはルールやマナーを守って活用しなければ、法律や利用規約に違反する可能性があります。
たとえば、取得したデータをそのまま公開・販売すると、著作権法違反です。
また情報取得先のサイトに負荷を与えると、偽計業務妨害罪になることも。
知らずに悪意なくスクレイピングを行って違反した場合でも、処罰の対象となり逮捕された事例は存在します。
法律だけではなく利用規約に違反すれば民事訴訟に発展する可能性もあるでしょう。
たとえば、Twitterは利用規約によってTwitter社の同意のないスクレイピングを禁じています。
スクレイピングを行なう際は、サイトの利用規約やサイト内のrobots.txtというファイル、HTML内の「robots metaタグ」でサイト運営側の考えを確認しておきましょう。
スクレイピングを行う際の注意点5つ
スクレイピングのデメリットをお伝えしました。
特に法律や利用規約の違反は、大きなリスクとなります。
スクレイピングにはデメリットもあるため、行なう際には注意が必要です。
スクレイピングを行う際の5つの注意点を守り、安全に活用しましょう。
- スクレイピングを行う必要性を検討する
- 取得したデータはデータ解析以外に使わない
- 取得先のサイトで負荷による問題が発生しないか
- 法律を守る
- Webサイトの利用規約を守る
さっそく説明していきます。
1.スクレイピングを行う必要性を検討する
そもそもスクレイピングが必要なのかを検討しましょう。
サイトがAPIを提供していれば、スクレイピングをせずに済むこともあります。
- サイトがAPIを提供していない
- サイトがAPIを提供しているが、求めているデータがない
上記のケースでは、スクレイピングの必要性は高いです。
しかし、スクレイピングをせずにデータを取得する方法がないか、よく調べて考えてから判断しましょう。
2.取得したデータはデータ解析以外に使わない
スクレイピングによって取得したデータは解析以外に使わないようにしましょう。
- データをそのまま公開・販売する
- データを複製して頒布する
上記の使い方は著作権法違反にあたります。
法律違反は処罰の対象となり、大きな問題となってしまうでしょう。
また、利用規約でデータの取り扱いについて定めていることも多いです。
違反すると利用停止などの措置を取られてしまいます。
トラブルなく、安全にデータを取得・活用するためにも、解析以外には使わないことが大切です。
3.取得先のサイトで負荷による問題が発生しないか
スクレイピングでは、取得先のサイトで負荷による問題が発生しないか、十分に注意する必要があります。
もしスクレイピングによる負荷がかかり問題が起きた場合、偽計業務妨害罪にあたると判断されかねません。
実際に起きた事件として、2010年に岡崎市立中央図書館で所蔵システムにアクセスして情報を取得していた男性が、システムアクセス障害の発生により逮捕されました。
悪意のないスクレイピングでも、犯罪とみなされて逮捕される可能性はあります。
スクレイピングを行う際には、サイトの負荷に注意し、問題が発生しないようにしましょう。
4.法律を守る
スクレイピングでは法律の遵守を徹底しましょう。
特に「著作権法」「動産不法侵入」の違反に注意が必要です。
著作権法においては、次の場合であれば利用が認められています。
- 私的利用のための複製
- 情報解析のための複製
つまり、情報を取得して解析するだけならば、スクレイピングは何の問題もありません。
また、動産不法侵入は次のときに該当してしまう場合があります。
- Webサイトが提示している条件を守らない
- サーバーに負担をかける
情報の利用に関する法律をよく確認し、法律の範囲内でスクレイピングを行いましょう。
5.Webサイトの利用規約を守る
スクレイピングではWebサイトの利用規約を守りましょう。
一般的にWebサイトには利用規約が定められています。
利用規約でスクレイピングに関する事項や、掲載情報の利用に関する事項が定められている場合、規約を守って利用しなければなりません。
もし利用規約を違反すると、民事訴訟に発展し、処罰の対象となる可能性があります。
利用規約をよく確認し、内容を理解した上でスクレイピングを行いましょう。
スクレイピングの導入方法
スクレイピングを行なう際の注意点をお伝えしました。
注意点を守れば、スクレイピングはとても便利な技術です。
現在の仕事に導入すれば、業務の効率化につながるでしょう。
ここからは、スクレイピングの導入方法をご紹介します。
- 無料ツールを利用する
- 有料ツールを利用する
- 自分でプログラムを構築する
それでは見ていきましょう。
1.無料ツールを利用する
スクレイピングを気軽に導入するなら、無料ツールを利用するといいでしょう。
コストをかけずに使えるので、まずは試してみたい人にはおすすめです。
スクレイピングの代表的な無料ツールには、次のものがあります。
- Octoparse
- 2つめ
- 3つめ
無料ツールを利用する場合、HTMLやCSSの知識がある程度必要です。
プログラミングの知識を身につけていない場合は、有料ツールがいいかもしれません。
2.有料ツールを利用する
スクレイピングをすぐに使いたいなら、有料ツールを利用するといいですよ。
有料ツールなら機能が充実しており、プログラミングの知識がなくとも利用できます。
初めてスクレイピングを使う人やしっかりスクレイピングをしたい人におすすめです。
スクレイピングの代表的な有料ツールには、次のものがあります。
- Octoparse
- 2つめ
- 3つめ
有料ツールはコストがかかるものの、安心して利用できますよ。
3.自分でプログラムを構築する
プログラミングスキルがあるなら、自分でプログラムを構築する方法もあります。
自分でプログラムすれば、求める機能を好きに備えられますよ。
プログラムの構築には手間と時間がかかります。
プログラミングのスキルがあり、時間に余裕のある人におすすめです。
自分で構築すれば、コストをかけずに必要な機能を備えたツールを手に入れられます。
プログラムを構築するときは、サンプルコードやライブラリを利用することで作りやすくなりますよ。
おすすめのスクレイピングツール5選
スクレイピングの導入方法をお伝えしました。
用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
なかには、「現在あるスクレイピングツールを導入したいけど、どれがいいのかわからない」というかたもいるかもしれません。
そこで、おすすめのスクレイピングツール5選をご紹介します。
それぞれの特徴を比べ、合うものを導入してくださいね。
- Octoparse
- 80legs
- Parsehub
- Mozenda
- Scraper
順番にご説明します。
1.Octoparse
「Octoparse」は無料プラン・有料プランを選べるスクレイピングツールです。
多機能を備えており、プログラミングができない人でも気軽にスクレイピングを導入できます。
海外のツールですが、日本語サービスも提供されているので安心して利用できるでしょう。
Octoparseの特徴は次のとおりです。
- コーディングが必要ない
- 無限スクロール・ログイン・ドロップダウン・AJAXなどから情報抽出できる
- CSV・Excel形式でデータを出力できる
- クラウドで365日24時間の自動収集ができる
- スケジュールを設定して自動取得できる
- 自動IPローテーションによりアクセス拒否を避けられる
無料プランの場合は一部のサービスのみですが、有料プランなら上記のサービスをすべて利用できますよ。
14日間の無料トライアルもあるので、試してみてはいかがでしょうか。
2.80legs
「80legs」も無料プランと有料プランを選べるスクレイピングツールの一つです。
80legsは、カスタマイズされた要素で構成できます。
大量のデータの取得とあわせて、抽出データを即座にダウンロードするオプションもありますよ。
高速に動作し、たった数秒で必要なデータの取得が可能です。
80legsの特徴は次のとおりになります。
- アプリをカスタマイズして構成できる
- 抽出されたデータを即時にダウンロードできる
- 専用線アクセスを許可して顧客が利用したぶんだけ支払う
- 適応性が低い
- 大量のデータ取得では、取得するデータ・API・クロールアプリケーションから選択
3.Parsehub
「Parsehub」は無料で使えるスクレイピングツールです。
コーディングが不要で、プログラミング知識がなくても利用できますよ。
デスクトップアプリを開き、データを取得するサイトを開いてクリックするだけで、データを収集できます。
Parsehubの特徴は次のとおりです。
- コーディングが必要ない
- Windows、Mac OS、Linuxなどあらゆる環境で使用できる
- Javascript、Ajaxなどを簡単に処理できる
- 抽出したデータをExcelとJSONでダウンロードできる
- 結果をGoogleスプレッドシートとTableauにインポートできる
- クラウドに自動的に情報を保存
- 定期収集できる
高度な機能が多いので、最大限に使いこなすには実際に使用して慣れていく必要があります。
4.Mozenda
「Mozenda」は有料のスクレイピングツールです。
最も古くから存在するスクレイピングツールの一つで、高度な機能を備えています。
Mozendaの特徴は次のとおりです。
- コーディングが必要ない
- 非構造化Webデータを構造化形式に変換できる
- Windowsの環境が必要
- 料金が比較的高め
- 大型Webサイトを扱う場合は不安定になる
Mozendaには、WebコンソールとAgent Builderの2つの要素があります。
WebコンソールはWebページのアプリケーションです。
スクレイピングのほかに結果の表示と整理、抽出したデータのクラウドストレージへの出力や公開をサポートしています。
Agent Builderはデータプロジェクトを構築するためのWindowsアプリケーションです。
5.Scraper
「Scraper」は無料で利用できるスクレイピングツールです。
Google Chromeの拡張機能であり、すぐに使い始められますよ。
Scraperの特徴は次のとおりです。
- Chromeの拡張機能である
- 複雑なWebサイトの情報取得には向かない
まとめ:スクレイピングは便利だが、ルールを守ることが重要
今回は、スクレイピングについてご紹介しました。
スクレイピングはデータ収集においてとても便利な技術です。
しかし、使い方を誤ると法律や利用規約を違反するリスクもあります。
スクレイピングを活用する際には、ルールを守って安全に使いましょう。
うまく活用すれば、現在の業務を効率化し、役立つデータを効果的に収集できるようになりますよ。
スクレイピングの理解を深め、ぜひ仕事に生かしてみてくださいね。