プログラミングの読みやすいコードの書き方のコツ5つを解説!練習方法3選も紹介

2024.01.06
プログラミング コードのアイキャッチ画像

「どうすれば完結でわかりやすいコードが書けるようになるの?」
「プログラミングのコードがまったくわからなくてつらい…」
「プログラミングのコードを効率よく書けるようになりたい」
と、悩んでいませんか?

いざプログラミング学習を始めようと思っても、「コード」が原因でつまづいてしまう人も多くいます。
そこでこの記事では、

  • 押さえておきたいコードの基本的な知識
  • 読みやすいコードの書き方
  • コードのベストな勉強方法

などについてくわしく解説していきます。

この記事を読めば誰が見てもわかりやすいコードを書くコツや、その大切さがわかりますよ!
エンジニアとして効率よくレベルアップしたい方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

プログラミングの「コード」とは?

プログラミングの「コード」とは?

プログラミングを行ううえで基本となる「コード」。
ソフトウェアの分野では、人工言語を用いてコンピューターに実行させるための指示をコードと呼びます。

プログラミングへの理解を深めるためにも、まずは2種類のプログラミングのコードについて見ていきましょう。

1.ソースコード

「ソースコード」とは、プログラミング言語で記述されたテキストのことです。

「ソース」「ソース・プログラム」「原始プログラム」などともいいます。二進数や十六進数で表される機械語と異なり、人間でも理解しやすいプログラム言語で記述され、それぞれの言語の文法に従って書かれる。

(出典:コトバンク)

このように、コンピューターよりも人間が理解しやすい言語をソースコードといいます。

2.オブジェクトコード

ソースコードとは反対に、コンピューターに合った機械語に変更したコードがオブジェクトコードです。

コンピューターの自動プログラミング用の言語で、アセンブラーやコンパイラーなどによって翻訳され、機械語で表されたプログラム。

(出典:コトバンク)


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「プログラミング」と「コーディング」の違いは?

「プログラミング」と「コーディング」の違いは?

プログラミングとコーディングは一見、同じような意味を持っていそうですよね。
しかし実際には、少し意味が異なります。

コーディングは、プログラミング言語を使ってソースコードを作成すること。
そして、プログラミングはプログラムを作成する作業全般を指します。

言い換えると、コーディングはプログラミングの作業の一部ともいえるのです。

また、両者では使用するプログラミング言語も異なります。

  • コーディング:HTML/CSS/JavaScript
  • プログラミング: Java/PHP/Rubyなど

使用するプログラミング言語が違えば、目的も異なります。
コーディングはWeb上に表示プログラミングはプログラムを動作させることを主な目的としているのです。

ソースコードの読み方3ステップ

プログラミングを勉強する人

プログラミング初心者にとっては、暗号のようにも見えるソースコード。
実は、少しの工夫で読みやすさが劇的に変わります。

ここでは、3つのステップ形式でソースコードを読みやすくする方法をご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。

  1. 上から順に読む
  2. 目的を定めながら読む
  3. どこで何をしているかを押さえる

それでは順番に見ていきましょう!

1.上から順に読む

コンピューターはソースコードに書かれた処理手順にしたがって上から下へと順番に実行していきます。

ただし、上から下へと実行する必要のない例外もあるので注意してください。

複雑なコードの場合、最初は細部を読まないことも効率よく進めるためには大切です。
理解が難しい場所を読んで時間を消費するよりも、まずは全てに目を通すことを優先しましょう。

2.目的を定めながら読む

上から順番に読んで全体像を掴んだら、「何を知りたいのか?」を考えてみてください。
わからないポイントを明らかにすれば、読む必要のない部分にまで目を通す必要がなくなります。

具体的には、

  • 「そのコードは何をしているのか?」
  • 「このクラスは何を目的にしているのか?」

などを把握してから実装の詳細を読み解いてく、ということです。

場合によっては大規模なプロジェクトなど、全体を順番に読むことが逆効果となってしまう可能性もあります。
効率よく読み進めるためにも、「クラス」や「メソッド」単位で何をしているかを確認するようにしましょう。

3.どこで何をしているかを押さえる

ソースコードの書き方は人によってそれぞれなので、慣れないうちは処理内容をすぐに把握するのは難しいです。
そのため、まずはどの部分で目的が達成しているのかを確認しましょう。

たとえば「このメソッドは〇〇の目的を達成するためにある」そのため「このクラスを用いて実装している」という形です。

さらにいうと、コードをいきなり読む前に外部仕様を正確に理解しておくことも大切です。
ドキュメントや設計書などの情報を事前に集めておけば、よりソースコードへの理解が深まります。


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プログラミングで読みやすいコードを書く3つの理由

プログラミングをかく人たち

プログラミングを学びたての頃は、ソースコードを書くこと自体に精一杯になってしまいがち。
できれば、ただ正常に動くだけでなく、読みやすいきれいなコードを書けるようになりたいですよね。

そのためにもまずは、読みやすいコードを書かなくてはいけない理由についても知っておきましょう。
ここでは3つにまとめてご紹介していきます。

  1. チーム開発
  2. ソースコードレビュー
  3. 機能改修

それではさっそく見ていきましょう!

1.チーム開発

一般的に、システム開発はチームで行うことがほとんどです。
コードがわかりにくいと解読に時間がかかり、チーム開発全体の生産性が落ちてしまいます。

プログラミングは書かれた時から、不特定多数のエンジニアに読まれるもの。
他の人にとって読みにくいコードは、実装後の工程で生産性を低下させてしまうのです。

チームで円滑に作業を進めるためにも、「他者に読まれること」を強く認識しておく必要があります。

2.ソースコードレビュー

プログラマーが作成したソースコードには、バグなどの多くの不安点があるもの。
その不安要素を取り除くためにも、ソースコードレビューは必要な作業の1つです。

ソースコードレビューを行う際にも、コードが読みにくいと修正作業が発生します。
そうなると、わかりやすいコードに修正する作業にも多くの時間がとられてしまう結果に。

読みにくいコードは、ソースコードレビューの際にも生産性を下げてしまう原因となってしまうのです。

3.機能改修

機能改修とは、現状のソースコードをより使いやすい仕様に変更すること。
一般的には、システムが古くなってきた時などに機能改修が行われることが多いでしょう。

一定期間ごとに行う機能改修の際にも、理解しにくいコードは読み手の負担になります。
機能改修を効率よく行うためにも、わかりやすいコードを書く必要があるのです。

プログラミングの読みやすいコードの書き方のコツ5つ

プログラミングの読みやすいコードの書き方のコツ

では、どうすれば「誰が見てもわかりやすいきれいなコード」が書けるようになるのでしょうか?

ここからは、読みやすいコードを書くための5つのコツをご紹介していきます。

  1. 情報量の多い名前をつける
  2. 誤解のない名前をつける
  3. 一貫性のあるコードを書く
  4. コメントはわかりやすく書く
  5. マジックナンバーの使用を回避する

ぜひ実際に試してみてくださいね!

1.情報量の多い名前をつける

変数や関数は、内容を表現するための重要な要素の1つです。
この名前が不適切だと、読んだ人が理解しにくいおそれがあります。

たとえば、「name」だけではどんな名前が入るのかが判別できません。
それなら「userName」にするなど、誰もが一目で理解できるような情報量の多い名前をつけましょう。

コメントを書かなくても意味がわかる変数名は、作業の生産性を高めます。

2.誤解のない名前をつける

適切な名前をつけないと、読む手によっては解釈が異なり誤解が生じるおそれがあります。
そのため関数や変数の名前は、「意味」や「目的」の誤解がないように名前をつけましょう。

たとえば、範囲指定に使用する変数に名前をつける場合。
この際には、「a〜z」ではなく「first〜last」といったように、始まりと終わりが明確にわかる名前にします。

誰が見ても同じ解釈になるかどうかを意識したうえで名前をつけるようにしましょう。

3.一貫性のあるコードを書く

一貫性のあるあるコードは、作業効率を高めます。
とくにチーム開発を行う際には、コーディング規約に基づいてコードを書くようにしましょう。

具体的には、

  • 関連するコードをまとめる
  • インデントやコメントの位置を規則正しくする
  • 関数や変数の命名規則を統一する

などです。

コードに一貫性を持たせるためにも、企業や特定のプロダクトごとに定められたルールを事前に確認しておきましょう。

4.コメントはわかりやすく書く

コメントを書けばコードの内容を補足できるため、プログラミングを始めて間もない頃には多くの情報を書こうとしがち。

しかし、コメントはできるだけ少なく完結であることが望ましいです。
なぜならコメント量が多くなればなるほど、ソースコードを読む時間が増えてしまうから。
単純に量が多くなればなるほどそれだけ情報量が増えて、混乱を招く原因にもなってしまうのです。

コメントを書く時には、本当に必要かどうかを自分に問いかけてみてください。

5.マジックナンバーの使用を回避する

プログラミングにおける「マジックナンバー」とは、ソースコードの中に直接埋め込まれた何らかの意味を持つ数値のこと。
「ハードコーディングされた値」ともいわれます。

マジックナンバーはネガティブな表現方法でもあり「数字の意味はよくわからないが、とにかくプログラムは正しく動く。まるで魔法の数字だ」という皮肉を含むそうです。

(出典:Wikipedia)

製作者以外は数字の意味を正しく判断するのが難しいため、マジックナンバーの使用は避けるのが望ましいです。

プログラミングのコードを書く練習方法3選

プログラミングのコードを書く練習方法

プログラミングは練習を続けることで、だんだんと上達していきます。
とはいえ、「どうやって練習すればいいかわからない」と困ってしまう方もいるでしょう。

そこでここからは、具体的なプログラミングのコードを書く3つの練習方法をご紹介していきます。

  1. 写景
  2. 模写
  3. 学習サイト

1.写景

プログラミングにおける写景とは、教科書のソースコードなどをそっくりそのままキーボードで打ち出してみることを意味します。
一見、ものすごく無駄にも思える作業ですがその効果ははかりしれません。

模写をするメリットには、

  • コードを覚えられる
  • コードの知識が増える
  • 正しいコードの流れを理解できる

などがあります。

たとえば英語を勉強する時にも、まずは単語を何回もノートに書いて練習しますよね。
それと同じように、ソースコードを何度も打ち込んでみることで自然と知識を増やし理解を深めていけるのです。

2.模写

何度か写景を行い、ソースコードに慣れてきたら模写に挑戦してみましょう。

プログラミングにおける模写とは、Web上に公開されているWebサイトのページを真似して作ってみることです。
写景と違い模写をする際には、ソースコードを見ずに練習をしてください。

模写を繰り返すメリットは、デザインを見ただけでコーディングのイメージを持てるようになることです。
実践に近い練習ができるうえ、反復練習を行うことでコーディングのスピードアップが期待できるでしょう。

3.学習サイト

学習サイトを活用してプログラミングコードを練習する方法もおすすめです。
プログラミングの学習サイトなら自分に合った勉強方法が選択できるため、より効率よく知識やスキルを身につけていけます。

学習サイトを選ぶ際の注視事項は、自分のレベルに合ったものを選択すること。
初心者がいきなり中級者向けのサイトを利用すれば、理解ができないまま挫折してしまう危険性があるからです。

初心者なら、プログラミングの基礎から勉強できるサイトから始めるようにしましょう。

おすすめの学習サイト3選

プログラミングを学習している女性のイメージ

プログラミングの学習サイトはいくつもあり、どれがいいのか迷ってしまう人も少なくありません。
初心者の方なら、できるだけ効率よく学べるサイトが知りたいと思うのではないでしょうか?

そこでここでは、厳選したおすすめのプログラミング学習サイトを3つご紹介していくのでぜひ参考にしてください。

1.Progate

Progate

(出典:Progate公式サイト)

Progate(プロゲート)は、ゲーム感覚でプログラミングが学べる初心者向けの学習サイトです。
「アウトプットの機会が多い」「ビジュアル解説で内容が頭に入ってきやすい」などの理由から人気を集めています。

たとえば参考書なら、文章がひたすら並んでいたり、内容が難しいなどの理由から挫折してしまう人も少なくありません。
一方Progateなら、重要な内容がコンパクトにまとめられているため、初心者であってもスムーズに理解できるでしょう。

基礎の学習であれば無料で利用できます。
さらにしっかりと学びたい場合は、月額980円の有料コースもおすすめです。

ゲーム感覚でプログラミングを学べる学習サイトをさらに知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

プログラミングゲーム・学習サイト26選!プログラミングゲーム・学習サイト26選!作成方法とサンプルコードも紹介

2.ドットインストール

dotinstall

(出典:ドットインストール公式サイト)

ドットインストールはProgateと並んで人気のあるプログラミング学習サイトです。

ドットインストールの特徴は、全ての学習動画が約3分で終わること。
1つ1つの動画が3分と短いため、飽きずに集中できます。

また、ちょっとした隙間時間にも学習できるため、時間がない忙しい人にもおすすめです。

基礎的な内容は無料で利用でき、さらに応用的な内容を学びたいなら月額1,080円の有料版に登録が可能。
有料版では全6,605本の動画の視聴はもちろん、現役のエンジニアから質問できる機能も利用できます。

3.Schoo

Schoo

(出典:Schoo公式サイト)

Schoo(スクー)は、どこにいても勉強ができるオンライン学習サービスです。

Schooでは、プログラミングの知識はもちろん、仕事で活かせるその他のスキルも同時に学べます。
具体的には、マーケティングスキルやビジネススキルなどです。

基本的には無料で学べますが、さらに幅広いサービスを利用したいなら有料のプレミアムサービスの利用もおすすめ。
プレミアムサービスなら、公開されている全4,600本の動画を視聴できます。

プログラミング言語だけでなく、Webデザインや企画・マーケティングなど、より幅広い分野を学びたい人は、Schooを利用するとよいでしょう。

まとめ:コードは意識して読む・書くことでレベルアップする

今回は、プログラミングのコードの基礎知識や読みやすいコードを書くためのコツや練習方法などについて解説していきました。

プログラミングは繰り返し練習をすることで徐々に知識が増え上手に書けるようになっていきます。
まずはプログラミングの基礎知識をつけたうえで、自分に合った練習方法で何度も練習してみましょう。

プログラミングの学習方法に悩んでしまった時には、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

プログラミング学習でおすすめのロードマップとはプログラミング学習でおすすめのロードマップとは?初心者向け学習サイトも紹介!

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