「夜勤を辞めたい…」つらい仕事に耐えられない人におすすめしたい事前準備や解決策を解説
「夜勤がつらいから辞めたい」
「夜勤のない仕事がしたい」
と思うことはありませんか?
夜勤を辞めたいと思っても、本当に自分は辞めるべきなのかと悩んでしまいますよね。
では、夜勤を辞めたくなった時にはどういった対処法があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 夜勤がつらくて辞めたくなる理由
- 夜勤のつらい気持ちを軽減させる対処法
- 夜勤を辞めたい時に試したい解決策
について詳しく解説します。
この記事を見れば、夜勤に頼らずとも意欲的に働ける方法がわかるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
夜勤がつらくて辞めたくなる6つの原因
夜勤がつらくて辞めたいと思う原因は、昼夜が逆転して心身ともにバランスが取れなくなってしまうからです。
具体的には、以下の6つの理由が挙げられます。
- 生活リズムが不規則になり、体が慣れない
- 体に負担がかかり、体調を崩しやすくなる
- 睡眠時間がしっかりとれないので、寝不足になりがち
- 家族や友人、恋人と生活パターンが合わない
- 精神状態が不安定になる
- 食生活が乱れて、栄養が偏りがちになる
それでは、ひとつずつ順番に解説していきます。
1.生活リズムが不規則になり、体が慣れない
夜勤は慣れだという人もいますが、昼と夜が逆転するために、生活リズムが乱れて体がなかなか適応しづらいものです。
もともと人間は、太陽が昇る時から活動し始め、太陽が沈むと休むサイクルができています。
しかし、このサイクルの逆を行くというのは完全に体内時計が狂ってしまうため、体がついていけないのです。
ある程度の期間夜勤をこなしても、体内に刻まれたサイクルを変えるのは、決して簡単なことではありません。
2.体に負担がかかり、体調を崩しやすくなる
夜勤で働く人は日勤で働く人より、睡眠の質が下がったり食生活が乱れたりするので、体調が万全でいられないことがよくあります。
夜勤で働くことにより起こりうる体調不良とてし、以下のようなものがあります。
- 自律神経の乱れによる片頭痛
- ホルモンバランスの乱れによる慢性疲労や肌荒れ、生理不順
- がん、脳卒中、心臓疾患などのリスクが高まる
- うつ病
健康な人でも夜勤で働くようになると、体にかなりの負担がかかり、体調を崩しやすくなってしまうのです。
3.睡眠時間がしっかりとれないので、寝不足になりがち
夜勤明けから帰宅して寝たいのに、なかなかすぐには眠りにつくのが難しいことが起こります。
部屋が真っ暗でないと眠れなかったり、周囲の生活音などの物音が気になって寝付けなかったりすることがあるからです。
また、夜勤後は体が疲れている一方で、考え事が色々と浮かんで熟睡できないこともあります。
睡眠時間が足りないために、常に意識が散漫になりがちになります。
4.家族や友人、恋人と生活パターンが合わない
夜勤の仕事をしていると、家族や交友関係のある人たちと活動の時間帯がずれてしまいます。
すると、1人でいることが多くなり、孤独感に襲われてしまうこともあるでしょう。
家と仕事の往復に明けくれ、プライベートの時間が楽しめなくなることで、夜勤を辞めたくなることに繋がります。
5.精神状態が不安定になる
生活リズムが乱れることから、精神状態が安定しないことがあります。
そうなると、何もやる気が起こらなくなったり、気持ちがふさぎ込みがちになってしまいます。
最悪の場合には、うつ病にかかる人もいるのです。
夜勤の生活パターンに慣れない人にとっては、精神的に悪影響をおよぼしかねません。
6.食生活が乱れて、栄養が偏りがちになる
少しでも体を休ませたいことから、夜勤に慣れない人の中には、日々の食事を簡単なもので済ませる人もいるでしょう。
コンビニのお弁当やカップラーメンなどの手軽に食べられるものばかりを選んでいると、栄養バランスが崩れてしまうことがあります。
また、食生活が疎かになると、疲れやすくなったり体がだるく感じたりするなどが体調不良として現れてくるのです。
食生活が乱れると心身ともにバランスが取れずに、健全な生活が送れなくなるおそれがあります。
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夜勤を辞めたい気持ちを軽減させる5つの対処法
夜勤を辞めたいと思っても、生活のために行動に移せない人も少なくありません。
そういった方は、まずは「辞めたい気持ちを減らす」ことに目を向けてみることを検討してみましょう。
具体的には以下の方法を取り入れてみることで、夜勤を辞めたい気持ちを抑えることにつながります。
- 夜勤明けの楽しいことを考えて、モチベーションを上げる
- 夜勤前には、体や頭を使うことはしない
- 体調がすぐれない時のために、常備薬を準備しておく
- 休みの時は自分がリラックスできる過ごし方をする
- 生活リズムを崩さない
ひとつずつ解説していきますので、自分に合った対処法を見つけてみてください。
1.夜勤明けの楽しいことを考えて、モチベーションを上げる
夜勤の仕事に行きたくないと思った時には、夜勤明けに自分が楽しめることを計画してみましょう。
何か楽しいことを考えれば、ストレスも減り辛いことでも乗り切れるものです。
- 好きなドラマや映画を観る
- マッサージやスパに行き、体の疲れを癒す
- 街で買い物をする
- 友人と食事をする
などが挙げられます。
夜勤明けには楽しいことが待っていると考えて、業務を乗り切れるように気持ちを上げていきましょう。
2.夜勤前には、体や頭を使うことはしない
夜勤をする前は、体力を消耗することや頭を使う作業をすることは避けましょう。
なぜなら、心身ともに疲れていると夜勤中に眠くなってしまうからです。
夜勤の仕事のある日は、ゆっくりと自宅でくつろぎながら心地よく過ごすことをおすすめします。
出勤前には、心も体も万全な状態で仕事に臨むことが大切です。
3.体調がすぐれない時のために、常備薬などを準備しておく
夜勤を辞めたいと思うのは、体の不調を感じるため、心も前向きになれないことが多いです。
体調がすぐれなかったり、疲れている時には、いつも服用している薬やドリンクなどを用意しておきましょう。
例えば、
- 頭痛薬
- 胃腸薬
- 滋養強壮ドリンク
などを使って、体調を立て直すのです。
体調が悪い状態のまま夜勤を続けるのは大変なので、常備薬などの助けを借りて乗り切ることも時には必要です。
4.休みの時は自分がリラックスできる過ごし方をする
休みの時は、仕事のことは忘れてリラックスして過ごしましょう。
家にばかりいないで外に出掛けることは、気分転換ができるのでよいリフレッシュになります。
外で過ごすといっても、人混みなどを避けるだけも気持ちがゆったりとしてきます。
- 花見や紅葉をしながら、ゆっくりと散歩をする
- 動物園や水族館へ行く
- 美術館や博物館を訪れる
- 近場へ日帰り旅行をする
などをおこなってみると心持ちが前向きになるはずです。
心豊かに休日を過ごすことで、ネガティブな感情から解き放たれて、仕事へのエネルギーをチャージできます。
5.生活リズムを崩さない
夜勤明けや休みの日には、ダラダラと過ごすことは避けて、生活リズムを崩さないようにしましょう
疲れていて何もする気が起きなくても、以下のような過ごし方はおすすめできません。
- 寝だめをする
- 一歩も外に出ないで家の中に籠っている
- 誰ともコミュニケーションを取らない
このような過ごし方は、夜勤のつらい気持ちがますます募り、自分を追い詰めてしまうことになるからです。
習慣としている時間に決まった行動をすることで生活リズムが保てます。
夜勤を辞めたい時に試してみたい解決策4選
どうしても夜勤を辞めたいのであれば、立ち止まっていないで思考や行動を変えてみるのも打開策のひとつです。
そこで、夜勤から抜け出すためにすることは、以下の4つです。
- 夜勤で働く期間を決めておく
- 無理をしないで、休みを取ってリフレッシュする
- 資格取得をして、キャリアアップを目指す
- どうしてもつらかったら転職を考えてみる
順番に見ていきましょう。
1.夜勤で働く期間を決めておく
「いつまで夜勤の仕事をするのか」決めておきましょう。
ずっとつらい気持ちを持ち続けながら夜勤で働くのは、精神的にも肉体的にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
現在、夜勤を続けざるをえない状況に置かれていたとしても、辞めてからの計画を立てる準備をするのです。
これからやるべきことが明確になれば、あとは次のステップに向かって行動するのみです。
2.無理をしないで、休みを取ってリフレッシュする
時には1週間単位の長めの休みを取って、リフレッシュすることも大事です。
長めの休みが取れた場合には、日常生活から離れて過ごすことがよいリフレッシュになるでしょう。
具体的には、
- キャンプをして自然の中で過ごす
- 文化も生活様式も異なる海外へ旅行をする
- 湯治をして疲労回復をする
- 各地の寺社仏閣を訪れて、心を清める
などが挙げられます。
休暇中には、仕事のことを忘れて自分を見つめ直す時間にしましょう。
そうすれば、本当に自分がやりたいことが見えてくるはずです。
3.資格取得をして、キャリアアップを目指す
夜勤を辞めたいのであれば、資格を取得して自分が本当にやりたい仕事に就く選択肢もあります。
今は経験や知識がなくても、学ぶ気持ちがあれば資格を取得することで、さらなるキャリアアップにつながります。
今後のキャリアにつながる資格には、以下のようなものがあります。
- 電気工事士
- 日商簿記
- 医療事務
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- CAD利用技術者
上記のような資格は独学で取得できるものも多くあります。
「まずは何か始めてみたい」という方は、上記のような資格の学習から取り掛かってみてもよいでしょう。
4.どうしてもつらかったら転職を考えてみる
できることをやっても夜勤がつらいのであれば、転職を検討することもおすすめです。
限界を超えてまで夜勤を続け、体を壊してしまったら元も子もありません。
転職を考えた時に、起こすべき行動は以下の4つです。
- 求人情報を集める
- 転職エージェントに相談する
- 転職サポートのあるプログラミングスクールに通う
- 友人や家族に相談する
どれもすぐにできるものばかりです。
自分に合った働き方を見つけるためにも、転職を考えてみましょう。
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夜勤の仕事をスムーズに辞めるための5つの事前準備
ここからは、転職すると決めてからすべきことを解説していきます。
夜勤の仕事をスムーズに辞めるために、事前に準備しておかなくてはいけないことがあります。
その準備とは、以下の5つです。
- 会社の就業規則を確認しておく
- 退職の意思は1ヶ月以上前におこなう
- 退職届を提出するタイミングも1ヶ月以上前
- 飛ぶ鳥跡を濁さずで、しっかり引き継ぎをする
- 退職を引き止められたら、退職代行サービスに頼ってみる
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
1.会社の就業規則を確認しておく
夜勤を辞める準備段階として、会社の就業規則を確認する必要があります。
なぜなら、希望する退職時期のどのくらい前までに申し出するべきなのかを、知っておかなければならないからです。
もし、就業規則に記載されている退職に関するルールを確認しておかないと
- 会社の都合次第で退職日が決められてしまう
- 有給休暇が消化できずに辞めざる負えなくなってしまう
など、不利な条件で退職手続きが進められることもあります。
退職する際には、こういったトラブルを避けるためにも、就業規則を確めておくことが大切です。
2.退職の意思は1ヶ月以上前におこなう
上司に退職の意思を伝えるのは、最低でも1ヶ月以上前におこないましょう。
労働基準法では、退職を申し出てから2週間で退職可能とされています。
とはいえ、業務の引き継ぎを考えて、早めに伝えることが円満な退職につながるでしょう。
また、有給休暇が残っている場合には、有給休暇分も考慮したうえで上司に相談することが望ましいです。
3.退職届を提出するタイミングも1ヶ月以上前
退職届も、上司に退職の意思を伝えるタイミングと同様に、退職日の1ヶ月前をめどに提出する必要があります。
ただし、退職届は会社もしくは上司との退職交渉が終わった後に提出することが一般的です。
ドラマでよく見るシーンのように、いきなり退職届を差し出して意思を伝える、ということはあまりありません。
退職届の提出後は、人事担当と相談しながら、退職手続きを進めることになります。
4.飛ぶ鳥跡を濁さずで、しっかり引き継ぎをする
心置きなく転職先の仕事に集中するためには、退職する日までに引継ぎを完了させたいものです。
退職後に、後任者が困ることがないように、スケジュールを立てて引継ぎをおこないましょう。
引継ぎをする際のポイントとなるのは、以下の3つです。
- 退職日の2~3日前までに、引継ぎを完了させる
- 引継ぎの内容は、整理しながら文章または書類として残す
- 社内および社外の関わりのあった方たちに退職の挨拶をする
退職後に、勤務していた会社から連絡が来ないように、ぬかりなく引継ぎをしましょう。
5.退職を引き止められたら、退職代行サービスに頼ってみる
退職を申し出ると直属の上司に「人手不足だから辞められたら困る」と、引き止められる可能性があります。
あまりにも執拗に引き止められることがあったら、退職代行サービスに頼ってみてもよいでしょう。
退職代行サービスは、退職したい人に代わって会社に対して退職の手続きをしてくれるサービスです。
ただし、基本的には退職代行サービスには頼らず、必要な場合のみ取り入れましょう。
夜勤を辞めたい人におすすめな日勤で働ける仕事4選
夜勤の仕事を辞めて次の仕事を探す際に、日勤の仕事で比較的取り組みやすいおすすめの仕事を紹介していきます。
おすすめの仕事は、以下の通りです。
- 日中の勤務が基本の事務職
- 将来性の高いWebデザイナー
- Uber Eatsなどのデリバリー業務
- スキルを身に付けて社内SEなどのITエンジニア
それでは、順番に見ていきましょう。
1.日中の勤務が基本の事務職
事務職は、勤務時間が9時から18時が基本です。
ひと口に事務職と言っても、さまざまな種類があります。
- 一般事務
- 経理事務
- 営業事務
- 貿易事務
- 法律事務
などです。
また、一般的に事務職で必要とされる基本的なスキルは、以下の3つです。
- PCスキル
- コミュニケーションスキル
- 作業を正確でスピーディに処理するスキル
事務職の経験がなくても、基本的なパソコンのスキルがあれば採用条件に満たしていることがあります。
事務職を狙うのであれば、最低限の基本操作ができるPCスキルを身に付けて応募してみましょう。
2.将来性の高いWebデザイナー
将来性があり、これからもますますニーズが高まることが予想されるのがWebデザイナーです。
Webデザイナーとは、企業などから依頼されてWebの制作やデザインをする仕事です。
Webデザイナーになるためには、以下のスキルや知識が必要とされます。
- Photoshop
- Illustrator
- JavaScript
- HTML
- CSS
これらのスキルや知識は、書籍などで学んだり無料で学べる学習オンラインサイトがあるので、独学で身に付けることも可能です。
Webデザイナーの働き方には、2種類あります。
- Web制作会社や事業会社などの企業に就職する
- フリーランスとして働く
フリーランスとして働くには、クラウドソーシングなどで仕事を受注して自宅で働くことができます。
時間に縛られず、マイペースで働きたい方におすすめです。
3.Uber Eatsなどのデリバリー業務
Uber Eatsの配達員は、首都圏では見かけない日がないほど需要のある仕事です。
今後は地域も拡大していくことが予想されるので、今のうちから経験を積んでおくことも悪くないでしょう。
Uber Eatsの配達員として働く魅力は、以下の3点です。
- 決まった勤務時間がなく自由な時間に配達できる
- 配達員になるための面接はなく、登録するだけですぐに仕事が始められる
- 自転車やバイクに乗るのが好きであれば、趣味の延長といて働ける
自分のペースで働けるため、生活リズムにあった形で続けられる仕事です。
4.スキルを身に付けて社内SEなどのITエンジニア
さまざまな企業でIT化が進んでおり、エンジニアの需要はこれからも増すばかりです。
ITエンジニアは、社内SEであれば日勤の勤務時間で働けます。
また、プログラミングを組むエンジニアであれば、フリーランスとして働くことも可能です。
- ITに関する基礎知識
- PC操作スキル
- プログラミングの言語スキル
- プログラミングを組むための知識
ITエンジニアになるためには、上記のスキル習得は必須となるでしょう。
これらのスキルを学ぶためには、書籍やプログラミングスクールがあります。
ITエンジニアには、さまざまな種類があるので、自分が希望する働き方が選べます。
まとめ:夜勤がつらくて心身ともに壊れる前に、ほかの働き方を探ってみよう
これまで、夜勤を辞めたい方に、つらい気持ちを軽減する方法や夜勤から日勤に転職する方法についてお伝えしてきました。
毎日毎日、夜勤がつらいと思いながら働き続けるのは、精神的にも肉体的にも悪影響をおよぼすばかりです。
- なぜ夜勤を辞めたいのか分析する
- 夜勤でもモチベーションを維持できる方法を考えてみる
- 今の環境を変えられないかを考えてみる
色々と試してみて夜勤を辞めたい気持ちが無くならないのであれば、夜勤ではない働き方を考えてみるべきです。
そのためには、まずは必要なスキルを身に付けて、自分が求める働き方を目指してみましょう。