プログラミングのセンスがある人の共通点7つとは?磨く5つの方法も紹介
近年は社会人が身に着けておきたいスキルとして、プログラミングに注目が集まっています。
しかし、プログラミングは専門的なスキルであり、センスが必要なのではないかと思われることが多いです。
確かにプログラミングをする上で、センスの有無が習得しやすさに関係することはあります。
この記事を読んでいる方のなかにも、
「自分にはプログラミングのセンスがない気がする」
「プログラミングのセンスを磨くにはどうすればいいんだろう」
と悩む人がいるのではないでしょうか。
そこで今回は、
- プログラミングのセンスがある人の共通点
- 「プログラミングのセンスがない」と悩む人が知っておくべきこと
- プログラミングのセンスを磨く方法
についてご紹介します。
プログラミングのセンスは磨くことが可能です。
「自分はプログラミングセンスがない」と悩んでいる方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
プログラミングのセンスがある人の共通点7つ
まずは、プログラミングセンスがある人の特徴について見ていきましょう。
プログラミングセンスがあり、向いている人には共通する特徴があります。
特徴を知ることで、プログラミングを学習するときにどんな意識を持つといいかを見直してみるといいですよ。
ここでは、プログラミングのセンスがある人の共通点を7つご紹介します。
- すべてを理解しようとしない
- 暗記ばかりをしない
- 検索が速い
- コピペをうまく利用する
- 基本構文から応用できる
- 過去の経験を活かせる
- 無駄のないコードを書く
順番に見ていきましょう。
1.すべてを理解しようとしない
プログラミングのセンスがある人は、すべてを理解しようとしていません。
「なぜプログラミングをするのか?」という目的に合わせて、必要なだけの学習をする意識を持っています。
プログラミングは言語だけでも200種類以上あり、常に新しい機能が追加されてアップデートされています。
つまり、すべてを理解することは不可能です。
プログラミング初心者は「プログラミング学習でスキルを身につけたい!」と意気込みやすいですが、目的を明確にしてやるべきことを絞ることがポイントですよ。
2.暗記ばかりをしない
暗記ばかりをしないこともプログラミングセンスがある人に共通しています。
「プログラミング学習」というと、受験勉強のように文法などの知識をたくさん暗記するイメージがあるかもしれません。
しかし、プログラミングの現場では、基本的にわからないことは調べながらコードを記述していきます。
ベテランの技術者でも、すべてを暗記していて何も見ずにプログラムを組むということはほとんどないのです。
頻繁に出てくる知識は繰り返し目にするので、自然に覚えます。
センスがある人は暗記に力を入れるより、繰り返し学ぶことを意識しているのです。
3.検索が速い
プログラミングのセンスがある人は、とにかく検索が早い傾向にあります。
プログラミングでは暗記をしないとお伝えしましたが、そのぶんわからないことは検索して調べます。
検索のスピードが作業効率を左右するのです。
繰り返し検索していると、検索の仕方や見るべきサイトなどが次第にわかってきて、検索スピードが早くなります。
センスのある人は、素早く検索して疑問点を解消しながらプログラミングを進めているのです。
4.コピペをうまく利用する
コピペを上手く利用していることも、プログラミングのセンスがある人の特徴です。
プログラミングでは、使いやすい構文やコード集などがインターネット上でたくさん共有されており、コピー&ペーストによって簡単に使えるようになっています。
ゼロから自分でコードを書くのではなく、すでにあるコードを上手く活用することも、プログラミングでは重要です。
センスがある人は、自分が使いやすいコードをまとめておくなど、すぐに使える工夫をしてコピペを上手く利用していますよ。
5.基本構文から応用できる
プログラミングでは、基本的な構文を覚えたのち、自分で基本構文を応用して活用します。
そのため、基本を自ら応用できる人は、プログラミングのセンスがあると言えるでしょう。
プログラミングのセンスがある人は、構文を応用するときも無駄なコードを追加することなく、シンプルな記述で応用できます。
そのような人は、どんなプログラミング言語を学んでも、基本をおさえれば自分で応用して使いこなせるのです。
6.過去の経験を活かせる
過去の経験を活かせることも、プログラミングセンスがある人に共通する特徴です。
自分の経験を次に活かし、常により良い方法を模索しているので、スキルアップしやすい傾向にあります。
また、自分の経験だけでなく、優秀な技術者の経験から学んで自分のやり方に取り入れることができます。
プログラミングスキルの習得はコツコツと積み重ねることが大切です。
過去の経験を生かせることは、効果的な上達につながります。
7.無駄のないコードを書く
プログラミングセンスがある人は、無駄のないコードを書いています。
学生時代、ノートをきれいにとっていた人っていますよね。
プログラミングでは、無駄なくきれいに記述することが重要です。
無駄なくコードをかけるということは、最小限の時間や手間で、短く簡潔にまとまったコードを書くことにつながります。
短時間でコードを書ければ、生産性を高められるでしょう。
また、短く簡潔なコードは、自分以外があとから書き直しやすくなります。
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「プログラミングのセンスがない」と悩む人が知っておくべき5つのこと
プログラミングのセンスがある人の特徴をお伝えしました。
自分自身にも取り入れてみると、プログラミングが身につきやすくなるでしょう。
プログラミングを学んでいると、学習が上手くいかずに「プログラミングのセンスがない」と悩むことってありますよね。
ここでは、「プログラミングのセンスがない」と悩む人が知っておくべき5つのことをご紹介します。
- センスの有無はプログラミングに限ったことではない
- そもそもプログラミングの習得には時間がかかる
- 他人と比較する必要はない
- 文系と理系はプログラミングに関係ない
- 経験を積むことでプログラミングのセンスは磨かれる
認識を改めると、これまでとは違った味方ができるようになりますよ。
さっそく、それぞれ見ていきましょう。
1.センスの有無はプログラミングに限ったことではない
センスの有無はどんな物事においても言えることで、プログラミングに限ったことではありません。
また、誰にでも向き不向きはあります。
センスの有無や向き不向きは、特に挑戦し始めて間もない段階で感じやすいです。
しかし、実際はやり続けることで上達し、失敗や成功を繰り返して得意になります。
センスの有無はありますが、プログラミングの習得に大きく影響を与えるほどのことではないでしょう。
2.そもそもプログラミングの習得には時間がかかる
「自分はプログラミングのセンスがない」と感じる人は多いでしょう。
しかし、そもそもプログラミングの習得には時間がかかるものです。
一般的に、プログラミングを習得するには1,000時間の学習が必要と言われています。
1日2時間の学習時間とすると、1年半ほどかかる計算になりますね。
もし1,000時間に満たない状態なら、センスの有無ではなく学習時間が足りないだけである可能性が高いです。
センスがないと落ち込むのはまだ早いかもしれません。
3.他人と比較する必要はない
プログラミング学習のペースや能力を他人と比較する必要はありません。
どんなに優れた技術者であっても、誰もが初めは初心者です。
それぞれのタイミングや得意なことが違うのですから、比べても意味がないでしょう。
プログラミングを習得したいなら、他人と比べるよりも、過去の自分と比較してできることや知っていることが増えているかどうかが大切です。
昨日の自分より1つでも新しい知識や技術を身につけることを意識しましょう。
4.文系と理系はプログラミングに関係ない
「自分は文系だからプログラミングのセンスがない」と思っていないでしょうか。
実は、文系か理系かはプログラミングにそれほど関係ありません。
プログラミングというと、理系のほうが得意だというイメージを持たれがちです。
しかし、情報工学などプログラミングを専攻する学部でない限り、文系と理系に差はありません。
実際に、文系からプログラミングを学んでプログラマーやエンジニアとして活躍している人は多くいます。
文系か理系かでプログラミングのセンスがないと決めつけるのは、とてももったいないことです。
自分の可能性を狭めず、プログラミングに前向きに取り組んでみましょう。
5.経験を積むことでプログラミングのセンスは磨かれる
実は、プログラミングのセンスは経験を積むことで磨き上げられます。
いま「センスがない」と落ち込んでいたとしても、これからの行動次第で変われるのです。
長期に渡って学習を継続し、経験を積むと、プログラミングへの取り組み方がわかってきます。
プログラミングに触れているうちに、センスのある人の行動が自然とできるようになりますよ。
プログラミング習得においては、継続して経験を積むことで、スキルもセンスも高められます。
プログラミングのセンスを磨く5つの方法
「プログラミングのセンスがない」と悩む人が知っておくべきことについてご紹介しました。
そもそもプログラミングはすぐに身につくものではないので、気長に取り組むことが大切です。
センスがないと悩む人のなかには、「プログラミングを学ぶなら、センスも磨きたい」と前向きに考えている人もいるでしょう。
経験を積むことでセンスは磨くことができるとお伝えしました。
具体的な方法さえ知れば、誰でもプログラミングのセンスを磨き上げられるのです。
ここでは、プログラミングのセンスを磨く5つの方法をご説明します。
- 基本構文を復習する
- センスのある人のコードを写経する
- エラーメッセージ・ログを読む
- コピペを避けてまずは自分で書く
- プログラミングスクールを活用する
さっそく、1つずつ見ていきましょう。
1.基本構文を復習する
プログラミングセンスを磨くには、基本構文を復習することが大切です。
基礎がしっかりと身についていることが、センスにつながります。
プログラミングセンスは「記述したコードの内容」で判断されるため、短すぎても長すぎても「センスがない」とみなされるでしょう。
自分でコードを記述したときに、過不足なく基本構文を書けているかを意識するといいですよ。
無駄なコードが書き足されている、あるいは必要なコードが不足しているという状態をなくすよう心がけることで、プログラミングセンスを磨けます。
2.センスのある人のコードを写経する
プログラミングセンスを磨く効果的な方法として、センスのある人のコードを写経することが挙げられます。
写経とは字の通り、書き写すということです。
「他人のコードを書き写すことでセンスを磨けるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、写経は次のようにたくさんのメリットがありますよ。
- プログラミングに慣れる
- タイピングに慣れる
- コードのきれいな書き方を学べる
- 簡単な関数を覚えられる
特にプログラミング学習を初めたばかりの頃は、知識や慣れが不十分になので、自分でゼロからコードを書くのは難しいです。
そこで、センスのある人のコードを書き写すことで、効果的にスキルやセンスを磨けますよ。
3.エラーメッセージ・ログを読む
プログラミングをしているときにエラーが発生したら、エラーメッセージやログをよく読みましょう。
コードを書いていると、うまく動作せずにエラーになることはたくさんあります。
そんなときは、コンピュータがエラーメッセージでどこが間違っているかを教えてくれますよ。
読み解いて自分のコードとサンプルコードを見比べ、修正を繰り返して上達します。
このようにコードを修正する能力はデバッグと呼び、プログラミングで欠かせない能力の1つです。
自分が書いたコードを見直して修正することで、次第にセンスのあるコードを書けるようになります。
4.コピペを避けてまずは自分で書く
プログラミングのセンスを磨くなら、コピペを避けてとにかく自分で書くことを意識しましょう。
学び始めたばかりの頃にコピペばかりでは、自分の技術力やセンスを磨き上げることはできません。
コピペを利用するのは、あくまで自分が十分に理解したものを効率よく使いこなすときです。
最初のうちは、自分で書く力を高めましょう。
自分でコードを書いていると、コードが多すぎる、少なすぎるということが起きます。
しかし、繰り返し書いて修正するうちに、センスのあるきれいなコードを書けるようになりますよ。
5.プログラミングスクールを活用する
自分1人でプログラミングのセンスを磨くのは不安だという方は、プログラミングスクールを活用するのがおすすめです。
プログラミングスクールでは、学習に最適な環境が整っており、スキルとセンスの向上に集中できます。
また、未経験から目的に合ったカリキュラムで学習できるため、センスの有無にかかわらず着実に実力を身につけられますよ。
プログラミングスクールで学べば、センスのある技術者が講師として身近で教えてくれるので、効率的にセンスを磨けます。
一緒に学ぶ仲間ができ、モチベーションを維持しやすいので、しっかり習得できるでしょう。
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まとめ:プログラミングはセンスよりも継続が大切
今回は、プログラミングのセンスについてご紹介しました。
「プログラミングのセンスがない」と悩む人は多いですが、センスは経験によって磨き上げることができます。
つまり、プログラミング学習において重要なことは、センスよりも継続的な学習から得られる経験です。
悩んで学習を辞めてしまうのではなく、「学びながらセンスもスキルも高めていこう」と前向きな気持で、学習を継続することがスキル習得に最も効果的です。
今回の記事を参考に、センスを高めながら、プログラミング学習を続けてくださいね。