仕事で役に立つノート術7選を解説!活用のメリットやおすすめの書籍も紹介

公開日: 2021.03.26
更新日: 2024.01.04
仕事で役に立つノート術7選を解説!活用のメリットやおすすめの書籍も紹介

仕事でノートを使うという方は意外と多いです。

ノートをうまく活用することで、あらゆるメリットが得られ、仕事の効率化に役立ちます。

「仕事でノートを使うとどんなメリットがあるの?」
「ノートをどう仕事に役立てるの?」
「ノート術を詳しく知りたい!」

そんな方のために、今回は

  • 仕事でノートを活用するメリット
  • 仕事で役に立つノート術
  • 仕事のノート術が学べる書籍

についてご紹介しましょう。

「仕事に役立つノート活用術が知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

仕事におけるメモ活用術についての記事もおすすめです。

仕事 メモ【必見】仕事が捗るメモのとり方9選|メモをとるべきタイミングや実用的なテクニックも解説

仕事でノートを活用するメリット5つ

仕事でノートを活用する女性

まずは、仕事でノートを活用するメリットについて見ていきましょう。

ノートというと、「学生のとき以来使っていない」「授業で使うイメージが強い」という方もいるでしょう。

仕事でノートを使うことに、一体どんな意味があるのでしょうか。

ここでは、仕事でノートを活用するメリット5つをご紹介します。

  1. 情報が整理できる
  2. 客観的になれる
  3. 自律神経のバランスが整う
  4. 言語処理の能力が活性化する
  5. 記憶力や発想力が高まる

良いことづくめですね。

さっそく見ていきましょう。

1.情報が整理できる

ノートを書く習慣をつけていると、書くことで情報を整理する力が身につきます。

重要な情報をピックアップし、適切に関連付け、活用できるように整理しておく力です。

仕事をする上で、情報を整理する力はとても役立ちます。
必要な情報を取りこぼすことによるミスが減り、業務を効率的に進められるためです。

書くことで情報の扱い方に慣れれば、次第に頭のなかで情報を整理する力も身につくでしょう。

仕事をスムーズに進める、円滑なコミュニケーションをはかるなど、目的達成のために情報は大切なもの。
ノートを書くことで、情報をうまく活用できますよ。

2.客観的になれる

考えや感情は、自分の頭のなかで考えているだけではつい主観的になります。

ノートに書いてアウトプットすることで、物事を客観的に考えることができますよ。

例えば、自分では正しいと思っていた考えも、ノートに書き出してみると別の視点に気づいたり、盲点を見つけたりするでしょう。

また、仕事で感情的になることがあるときは、ノートに書くと落ち着きます。

意識して客観的になるのは意外と難しいものです。
ノートをうまく利用して、客観的に考えられるようにすると、仕事でも役立ちます。

3.自律神経のバランスが整う

ノートに自分の考えや気持ちを書くと、ストレス発散になり、自律神経のバランスが整うことも期待できますよ。

社会人として日頃あらゆるストレスを抱えていると、自律神経が乱れて気分や体調に影響が出ます。

ストレス発散の方法は人それぞれですが、ノートに書くのは気軽にできる方法の1つでしょう。

その日の良かったことを書いて自己肯定感を高めたり、不満な気持ちを書きくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に捨てて気持ちを切り替えたりなど、おすすめです。

また、書くことは自分の内面と向き合うことになり、リラックスした時間を過ごせます。

4.言語処理の能力が活性化する

日常的に仕事でノートを活用していると、言語処理の能力が活性化します。
つまり、言語の理解度や理解するスピードが高まるのです。

ノートを書くことは、あらゆる情報を自分で一度咀嚼してまとめなおすことになります。

情報を処理する工程を何度もおこなうため、次第に語彙力や読解力、情報を整理する能力などが磨かれるということです。

ノートを書くことで得られる力は、仕事でのコミュニケーションや課題解決で役立ちます。

5.記憶力や発想力が高まる

ただ情報を耳で聞くことに比べて、ノートをとることは記憶力や発想力を鍛えることにつながります。

ノートをとるためには情報を一度自分の頭で理解しなければなりません。
そのため、脳を刺激し、記憶に残りやすくなります。

また、情報を関連づけて整理することは、発想力を磨きます。
新しい発想とはつまり、既存のアイデアを組み合わせたものだからです。

ビジネスでは、記憶力や発想力は役に立ちます。

豊かな知識や経験の引き出しを持ち、企業に貢献する提案ができるようになるでしょう。


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仕事で役に立つノート術7選

仕事で役に立つノート術

仕事でノートを活用するメリットについてお伝えしました。
ノートを使うと、仕事でも求められる情報処理能力や言語化能力が高まります。

「実際にどうやってノートを使えばいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

仕事でノートを使うには、いくつかのポイントがあります。
ポイントに沿ってノートを活用することで、効果的に仕事に役立てますよ。

ここでは、仕事で役に立つノート術7選をご紹介します。

  1. ノートは1冊にまとめる
  2. 表と裏から両方同時に使う
  3. 方眼ノートを選ぶ
  4. 図解を入れる
  5. 付箋を使うのは一時的にだけ
  6. 見返した際にわかるように書く
  7. 情報を得た直後に書く

上記のことを意識することが大切です。

順番に見ていきましょう。

1.ノートは1冊にまとめる

まず、ノートは1冊にまとめることが大切です。
いきなり何冊も用意すると、面倒になって挫折します。

ノートは必要なときに手元になければいけません。
何冊もあるとかさばるため持ち歩かなくなり、活用できないでしょう。

また、ノートを見返すときにも1冊なら必要な情報をすぐに見つけられます
ノートに書いた情報は、書いて終わりではなく、活用することも考えるのです

仕事で使用するノートは、きれいに書くことや内容に統一感を出すことが目的ではありません。

情報を活用して仕事に役立てるために、どう使えばいいかを考えましょう。

2.表と裏から両方同時に使う

ノートの使い方に悩む方は多いでしょう。
おすすめは、使い方に応じて表と裏から両方同時に書いていく方法です。

ノートは、記録のために書く場合と思考のために書く場合があります。

それぞれのノートの使い方は次のとおりです。

  • 記録のため:前のメモの下に線を引くなどして区分し、連続してメモをする
  • 思考のため:見開きを使い、余白を多くとる

しかし、ノートの前から順に上記の書き方をまぜこぜに書くと、まとまりがなく読み返しにくいノートになるでしょう。

そこで、記録のために書くときはノートの表紙側のページから、思考のために書くときはノートの裏表紙側のページから書くのです。

使い方によってノートに書く部分を分ければ、読み返して活用しやすいノートになります。

3.方眼ノートを選ぶ

ノートには横罫線のあるものや無地のものなどがあります。
おすすめは、方眼ノートを選ぶことです。

方眼ノートは縦横に罫線が引かれ、書き込み方の自由度が高いことが特徴。

マス目がガイドになり、行間や文字の大きさを揃えやすく、表やイラストを書きやすいです。

方眼ノートは仕事用として利用する人も多く、さまざまなメリットが挙げられています。

  • きれいな文字を書ける
  • 行頭、行間を揃えやすい
  • 表やグラフ、イラストを書きやすい
  • アイデアを書くのに向いている

情報がまとまり、見返したくなるようなノートが書けるでしょう。

4.図解を入れる

文章だけの長いメモだと、わかりにくいです。
ノートには図解を入れて、視覚的に理解できるようにしましょう。

文章ばかりのメモは読みづらく、「見返そう」とはなかなか思えません。
しかし、ノートは見返すために書くものです。

図解を入れると、ひと目見て何が書いてあるのかがわかります。

書き込むページ数が増えたときでも、図解が目印になるのであとから見返すときに見つけやすく、便利ですよ。

5.付箋を使うのは一時的にだけ

ノートを開かなくてもどこに何が書いてあるかをわかりやすくできる付箋。

しかし、付箋をつけたままだと見栄えが悪く、粘着力がページに残って使いにくくなることもあります。

付箋は便利ですが、使い方が大切です。
おすすめは、一時的にだけ付箋を使うこと。

疑問に思ったことや調べたいことをメモしたときに、すぐ開けるように付箋をつける。
解決したら付箋をはがすようにすると、ノートをきれいで効果的に使えます。

6.見返した際にわかるように書く

ノートは見返して書いたことを仕事に活かすことが大切です。
見返したときにわかるように書くことを意識しましょう。

文字が判別できない、単語ばかりで何の情報かわからないなど、見返しても活用できないようなメモでは意味がありません。

  • 文字は読みやすく書く
  • 短すぎず、長すぎない文量で書く
  • ペンは何色も使いすぎない
  • 必要に応じて図やイラストを書く
  • 長くなる場合は重要なことに印をつける

上記のように、読み返しやすい工夫をするといいですよ。

7.情報を得た直後に書く

人は時間が経つほど記憶が薄れ、忘れていきます。
ノートには情報を得た直後に書くことがポイントです。

せっかく有意義な情報を得ても、忘れてしまったら活用できませんよね。

情報はできるだけ記憶に残っているうちにノートに書きたいもの。

普段からノートを持ち歩き、メモする習慣をつけるといいでしょう。

仕事のノート術が学べる書籍おすすめ7選

仕事のノート術が学べる書籍を読む人

仕事で役に立つノート術についてお伝えしました。
ノートを使うときにはぜひ取り入れてみてくださいね。

「もっと詳しくノート術や効果を知りたい!」という方は、書籍を読むことをおすすめします。

仕事でノートを活用することについて書かれた書籍は多いです。

ここでは、仕事のノート術が学べる書籍おすすめ7選をまとめました。

  1. メモの魔力 The Magic of Memos
  2. 仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術
  3. 会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン
  4. 7つの習慣に学ぶ手帳術
  5. 世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術
  6. 超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方
  7. 図解すごいメモ。

どれも仕事でノートを活用する上で大変参考になります。

1冊ずつご紹介しましょう。

1.メモの魔力 The Magic of Memos

起業家の前田裕二氏が執筆したのが『メモの魔力 The Magic of Memos』です。

本書では、普段からメモを活用することでさまざまなアイデアを実現している前田氏が実践する、渾身のメモ術がまとめられています。

  • メモで、目にする情報すべてをアイデアに変える
  • メモで、本当の自分を見つめ直す
  • メモで、夢をかなえる

メモには上記のことを可能にする力があると主張し、日常にある情報をメモによって活かす方法をご紹介。

「事実」を「抽象化」し、「転用」するという手法で、情報の扱い方を教えてくれます。

「仕事に対する取り組み方を改善したい」と感じている人におすすめの1冊です。

2.仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術

仕事でのノート術にフォーカスをあてたのが、鈴木真理子氏の『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』です。

仕事をしていて、「予定を忘れていた」「気づいたら期日を過ぎていた」ということはないでしょうか。

本書は、ミスなし、モレなし、遅れなしを実現するための記録術をご紹介しています。

パソコンやスマートフォンではなく、手書きで記録することの意味を説明しながら、書き方の技術とメモで失敗を減らす技術を教えてくれますよ。

「仕事で何度もミスしてしまう」という方に手にとっていただきたい本です。
仕事でのミスに悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

仕事 忘れる仕事を忘れる原因を5つに分けて解説!対策やおすすめの本も紹介

3.会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン

職場でも周囲と比べて仕事が速い人っていますよね。

『会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン』は仕事が速い人のノート活用術を紹介しています。

仕事においてメモを活用することは仕事のミスを減らし、効率的に進めるために役立つもの。
しかし、会社ではどのようにメモを活用すればいいのかは教えてくれません。

本書は、ただ予定を書き込むだけだった手帳を、どのように使えばいいのかについて教えてくれます。

「仕事用の手帳を使いこなせない」と感じている方でも、仕事ですぐに実践できる時間管理のテクニックを学べますよ。

仕事 スピード仕事スピードの速い人だけがやっている!誰でも真似できる9つのテクニックを紹介

4.7つの習慣に学ぶ手帳術

「時間がない」と悩む方におすすめなのが『7つの習慣に学ぶ手帳術』です。

本書は、全世界で3000 万部のベストセラー『7つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士が監修しています。

『7つの習慣』で紹介されている「第3の習慣 最優先事項を優先する」をもとに、手帳による時間管理について学べますよ。

手帳を用いた時間管理法を6つのステップでご紹介。

仕事における時間管理や目標管理を実践したい方は、こちらの記事もおすすめです。

仕事の時間管理方法を5ステップに分けて解説!おすすめのツール10選も紹介仕事の時間管理方法を5ステップに分けて解説!おすすめのツール10選も紹介

5.世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術

とにかく実践的なノート・メモのコツを知りたいなら『世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術』があります。

  • 会議の成果が10倍になる「3つのメモ」
  • 手帳を仕事・人生のバイブルに育てる方法
  • 経費の精算・名刺の整理のポイント
  • 忙しくても余裕のあるスケジュールの立て方

上記のようなコツを丁寧な説明と図解でわかりやすく紹介していますよ。

ノートはフォーマットに沿って書き取るだけ、手帳は1日の終りに10秒で書けるものだけなので、「自分はズボラだから」という人でも続けやすいです。

世界の超一流の人々から仕事を受ける著者が、「執事」という立場で手帳やノートをどのように活用しているかがわかります。

6.超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方

あらゆるノート術を試し、極めた人気クリエイター・佐藤ねじ氏が著す『超ノート術 成果を10倍にするメモの書き方』

アナログなメモによって「自分の強み」を作る方法を伝授してくれます。

仕事でのアウトプットが劇的に変わり、広く、深く、速く考える技術を身につけられるでしょう。

  • ノートを見返すだけでアイデアが思いつく方法
  • 急な締切でも慌てない「1軍ノート」の作り方
  • ノートは「公私混同」すべし
  • 「自分らしさ」をアウトプットする

上記のようなコツをはじめとして、ノートによって発想力や自己管理力を磨く方法がわかりますよ。

「ノートを活用して自分らしく成果を出したい」と感じている方におすすめです。

7.図解すごいメモ。

豊富な15の事例で仕事に役立つメモについて解説しているのが『図解すごいメモ。』です。

本書は話題作『すごいメモ。』に対する読者の方の「著者のメモをもっと見たい!」という要望に応えた1冊。

実際のメモを図解でわかりやすく説明しており、具体的なメモの仕方を学べます。

  • 3つの「◯」
  • 矢印「→」
  • 記号
  • 吹き出し
  • ブラック三角メモ
  • あまのじゃくメモ

など、気になるメモのコツが一挙に紹介され、すぐに取り入れられますよ。

「学習や仕事のスピード・質を高めたい!」という学生から社会人、シニアまで幅広い世代におすすめです。


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まとめ:ノート術を取り入れて仕事の効率を高めよう

今回は、仕事に役立つノート術についてご紹介しました。

ノートはあなたの思考を整理し、言語化する上でとても役に立ちます。

さらに、ノートを使うことで得られることは、仕事でも有用です。
仕事でのミスを防ぎ、効率アップにつながるでしょう。

「いきなりノート1冊を用意するのはちょっと」という方は、普段使っている手帳やちょっとしたメモ帳に書き込むといいですよ。

ノートを仕事に取り入れて、あなたの仕事をより効率的にしてくださいね。

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