仕事中に起こるパワハラはどうすべき?被害に遭う人の特徴と対策を徹底解説

2024.01.04
仕事 パワハラ

「もしかしたら今パワハラを受けているかもしれない」
「パワハラに対してどうやって対策を取ればいいのか分からない」

と悩むことはありませんか?

会社の上司や同僚に嫌がらせのような行為を受けているけど、どこからパワハラなのか、どう対処すればいいのかわからなくて悩みますよね。

そこで今回は

  • パワハラにはどういったものがあるのか
  • パワハラを受けないためにはどうすればいいのか
  • 現在パワハラを受けている場合はどうすればいいのか
の3つについて紹介します。

この記事を読めば、パワハラに関する解決法がわかり、もう仕事のパワハラについて悩まずに出社できるようになりますよ。

上司からの厳しい指導に耐えられない方は、ぜひ最後までご覧ください。

「これってパワハラ…?」仕事中に起こるパワハラの5つの定義とは

パワハラの定義

まずはパワハラの定義を確認しましょう。

定義を知っておかないと、あなたが世間から見れば立派なパワハラ被害にあっているにもかかわらず、無駄に我慢してしまうことになるかもしれないからです。

パワハラで心に深い傷を負うと、社会に復帰するのは難しくなりますから、早いうちから対策するためにも以下の定義は知っておいてください。

  • 同じ職場で働く者である
  • 上司や先輩が職場での地位を利用している
  • 業務の範囲を超えた指示や命令をする
  • 身体的・精神的に苦痛を与える
  • 継続的な行為である

それでは、1つずつ詳しく見ていきます。

1.同じ職場で働く者である

パワハラは基本的に働く場所が同じ人から受けるものです。

同じ職場で働く人とは、下記のような人を指します。

  • 正社員・アルバイト・パート社員などの会社が直接雇用している者
  • 派遣社員や請負社員といった雇用形態の者

基本的に、営業先の相手や提携先の企業に勤める人は、この同じ職場で働く人には含まれません。

パワハラをしてくる相手は同じ会社の人であることが一般的です。

2.上司や先輩が職場での地位を利用している

加害者側が地位の優位性を利用してくるのもパワハラの定義の1つです。

ここでいう地位はもちろん社内での肩書きもありますが、それだけではなく、以下のようなものも含まれます。

  • 勤務年数が長いかどうか
  • 業績を出しているかどうか

彼らは肩書だけではなく、他人より自分が秀でている分野や領域で、あなたのことを攻撃してくるという可能性も覚えておきましょう。

3.業務の範囲を超えた指示や命令をする

与えられた仕事が、あなたの実力や経験からあまりにも外れている場合はパワハラといえるでしょう。

ただ、新人や転職したばかりの人は仕事を任されると、期待されていると勘違いしやすくもなるので注意が必要です。

以下に当てはまるようであれば、単なる業務の押しつけと考えましょう。

  • 日中どれだけ頑張っても毎日残業をさせられる
  • 次から次へと仕事を任せるだけで、上司が何もフィードバックをしない
これらに当てはまる場合は、あなたへの期待の表れではなく、単なる嫌がらせやパワハラに該当します。

任された仕事量や命令が常軌を逸してないかは、パワハラを判断する上での重要なポイントになるのです。

4.身体的・精神的に苦痛を与える

身体的にも精神的にも攻撃を受けたときは、パワハラと考えてほぼ間違いありません。

これには以下の行為が当てはまります。

  • 素手による暴力はもちろん、書類や小道具などを介しての身体的な攻撃
  • 大勢の前で人格を否定するような罵声を浴びせられるといった精神的な攻撃
こうした攻撃は目に見えやすく、パワハラの定義ではもっとも分かりやすいため、された場合にはすぐに対処も取れることもあるでしょう。

こうした心身の面での苦痛を与えられる行為は、パワハラの重要な判断材料となるのです。

5.継続的な行為である

ある行為をパワハラとして定義するには、その嫌がらせが継続的におこなわれている必要があります。

しかし、以下のような場合は当てはまりません。

  • 一度だけみんなの前で怒鳴られる
  • 月に一度残業を命令させられる

また、単発的な行為では本当に相手に原因があるのかもわからず、法的にもパワハラを立証しづらくなります。

明確に期限があるわけではありませんが、行為が継続的であるのがパワハラの定義ということは知っておきましょう。


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仕事中に起こるパワハラの種類は6つの型に分類される

パワハラの種類

仕事中に起こるパワハラにもいくつかパターンがあります。

それぞれのパターンを知っておくことで、嫌がらせ行為を見逃さずに迅速な問題解決にもつながるので把握するとよいでしょう。

主なパワハラのパターンは以下の6つです。

  1. 殴る・蹴るなどの「身体的攻撃」
  2. 脅す・怒鳴るなどの「精神的攻撃」
  3. 仲間外れなどの「人間関係からの切り離し」
  4. 実力以上の仕事を押し付ける「過大な要求」
  5. 実力以下の仕事を命じる「過小な要求」
  6. プライベートに口出しする「個の侵害」
ここからは1つずつ具体例付きで紹介していきます。

1.殴る・蹴るなどの「身体的攻撃」

嫌がらせの行為としてもっともわかりやすいのが、身体的な攻撃です。

以下のような暴力が続くようであれば、パワハラにあたります。

  • ミスをしたときに小突かれたり手で叩かれる
  • 書類を持っていたらその書類で頭をはたかれる
  • 遠方から灰皿などのものを投げられる
  • 直接体には触れられなくても座っているイスなどを蹴られる
注意したいのが、暴力は直接体に触れられなくても成り立つということです。

そもそも暴力は社内外に関わらず許されませんが、こうした行為を受けたときはパワハラと考えて間違いないでしょう。

2.脅す・怒鳴るなどの「精神的攻撃」

精神的な攻撃も、もちろんパワハラの1つです。

精神的な攻撃には、以下のようなものがあるでしょう。

  • 上司から皆のいる前で「使えない奴」や「無能」といった呼ばれ方をする
  • 「あいつのほうが仕事できるな」といった屈辱的なことを言われる
  • 会議や打ち合わせで発言をしたら、周囲が馬鹿にしたような目で見たり嘲笑する
こうした行為は、あなたの精神面に悪影響を与えます。

深い精神的な攻撃を受けると立ち直りにくくなり、仕事の復帰も難しくなるでしょう。

そのため、精神的な攻撃を受けたときは、早めのうちからパワハラをされていると考えておきましょう。

3.仲間外れなどの「人間関係からの切り離し」

人間関係の嫌がらせも立派なパワハラ行為にあたります。

会社とは組織で動くものですから、組織から孤立させられると仕事もしにくくなりストレスが溜まる一方です。

例えば、以下のような行為が当てはまります。

  • 昼休憩にチームのみんなが食事に行くのに自分は誘われない
  • 忘年会や送別会などの重要なイベントで誘われない
  • 打ち合わせや会議での発言権を貰えない
  • 情報共有が遅れたりメールが回ってこない
こうした行為が続くとあなたの業務にも支障が出ますので、放置しないようにしましょう。

人間関係を切り離されることもパワハラの1つなのです。

4.実力以上の仕事を押し付ける「過大な要求」

あまりにも実力以上の仕事を命令されるときは、パワハラを疑いましょう。

ただ、こちらは上司からの期待による業務の振り分けもあるので、すべてが当てはまるとはいえません。

とはいえ、以下のような場合はパワハラの可能性を頭に入れておくべきです。

  • 「絶対に残業してこの仕事を明日までに終わらせろ」と上司が命令だけして帰る
  • 業務にまったく関係のないプライベートなお願いまでされる
  • ほかの同期とは仕事の量が比べ物にならないようなとき
  • 仕事が増えるだけでフィードバックをされない
上記のような場合は、上司はあなたに期待しているのではなく、単に仕事を押しつけたいだけの可能性が高いです。

理不尽な業務の与えられ方をした際は、パワハラかもしれないと疑うとよいでしょう。

5.実力以下の仕事を命じる「過小な要求」

「過大な要求」とは反対に、実力以下の仕事ばかりを命じるパワハラもあります。

このパターンの場合だと、あなたが仕事で満足感を得られずにストレスが溜まってしまいます

実力以下の仕事を与えられるとは、具体的には以下のとおりです。

  • 営業としての才能があるにもかかわらずデスクワークばかりをさせられる
  • 経験の活かせる仕事を貰えずずっと雑務だけさせられる
  • 仕事をほとんど与えられない部署に配属させられる
上司や組織のこうした行為の裏には、あなたが仕事に不満を持って自主退職するのを待っている意図が潜んでいる可能性もあります。

あまりにも仕事に充実感が得られないときは、パワハラの可能性を考えましょう。

6.プライベートに口出しする「個の侵害」

仕事以外のプライベートについて話すことで仲が縮まることもありますが、度が過ぎる話を強要されたときはパワハラの可能性を考えてください。

とくに立場の関係を利用して、執拗にプライベートについて聞くような行為は立派なパワハラ行為です。

ほかにも、以下のような行為も「個の侵害」にあたります。

  • 仕事後でもLINEやメッセージなどをしつこく送ってくる
  • 上司という立場から彼女や彼氏などの有無を聞いてくる

仲良くなるための話との区別が難しいですが、自分のなかで聞かれたくないことを何度も聞かれるようならパワハラとして考えてもよいでしょう。

仕事でパワハラされやすい人の特徴7選

パワハラされやすい人の特徴

仕事でパワハラを受けやすい人とそうでない人の違いは知っておくとよいでしょう。

ここを把握しておけば、あなたがパワハラをされやすい性質かどうかが分かります。

また、仮に自分が下記の項目に心当たりがあるのなら、改善にも繋げられます。

  1. 相手の要求を受け入れる真面目さ
  2. 言いたいことを言えない
  3. 自分に自信がない
  4. 会社のルールに従わない
  5. 周囲とのコミュニケーションが苦手
  6. 言い訳が多い
  7. 仕事ができない・覚えられない
それではそれぞれの特徴を細かく見ていきましょう。

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1.相手の要求を受け入れる真面目さ

「真面目でいること」は人として素晴らしいことですが、仕事では真面目過ぎるとかえって損をする可能性もあります。

パワハラをする人は真面目なあなたを見て、仕事を大量に押しつけてくる可能性があります。

  • あなたなら仕事を大量に与えても全部こなしてくれそう
  • 真面目だし言い返したりはしてこないだろう

また真面目であればあるほど、押しつけられた仕事もやらなければと義務感にかられたり、失敗しても責任を重く感じたりと余計に苦しく感じてしまうものです。

真面目過ぎることは、パワハラの対象にもなりやすく、苦しい思いもしやすくなります。

2.言いたいことを言えない

他人に気を使いすぎて何も言えない人は、パワハラの格好の的になります。

仕事を押しつけても何も言い返さないため、周りからのお願いや要求がエスカレートして、やがて自分では対処できないレベルにまでなってしまうのです。

何も言い返せない人はおそらく優しすぎるため、以下のように感じている可能性が高いです。

  • 仕事を断った人間関係を悪くしたくない
  • もしかしたら自分のためを思って言ってくれているのかもしれない

しかし、このような言いたいことが言えない性格の人の多くはパワハラの対象になりやすく、精神的に追い込まれやすくなります。

3.自分に自信がない

自分に自信が持てない人も、他者から攻撃の対象になります。

性格の悪い人は、いつも自信なさそうに振る舞うあなたを見て、自分のストレスのはけ口に利用しようとするのです。

彼らは自分より弱そうなあなたを傷つけて、優位に立つことで快感を得ようとしていています。

とくに、以下のような態度をとっていると、嫌がらせ行為はますますエスカレートするでしょう。

  • 何か悪口を言われ、馬鹿にされても苦笑いするだけ
  • 少し強めに言われると怯えてしまう

自信を持たない人はパワハラの対象にもなりやすいのです。

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4.会社のルールに従わない

会社は組織で動くため、会社のルールに反した行為をしていると、目をつけられやすくなります。

  • チームに問題を起こさないか
  • もっと地位が上の人間から説教されないか

上司からすると、このような心配にもつながり、あなたをよく思わなくなるのも当然でしょう。

そうすると、あなたに対しての上司の風当たりもきつくなります。

また、組織の規律を守らないあなたを、仲間が助けてくれる可能性は低いでしょう。

ルールを守れない人は、組織から嫌がらせを受ける対象にもなる危険性もあるのです。

5.周囲とのコミュニケーションが苦手

コミュニケーションの能力が低い人も、パワハラを受けやすくなります。

普段から周りとコミュニケ―ションを取らないため、理不尽なことで叱られやすい状況があるからです。

  • 意思表示がうまくできない
  • 周囲にかばう人がいないため容赦なく攻撃する

このようにコミュニケーションが苦手な人は、上記のような状況から簡単には抜け出せません。

職場における良好な人間関係はパワハラの抑止力にもなりますが、こうした誰ともつながりのない人は攻撃の対象になりやすいのです。

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6.言い訳が多い

仕事中に言い訳ばかりしている人は、パワハラの的になりやすいです。

言い訳をしていると仕事ができない人のように見えますし、上司からの印象もよくありません。

そうなると上司は、以下のような行動をとる可能性もあります。

  • あえて重要な仕事を割り当てない
  • あなたを無視するようにチームのメンバーに言う

言い訳は仕事においていいことはまったくなく、パワハラの原因にもなりかねません。

7.仕事ができない・覚えられない

仕事ができない・覚えられない人もパワハラの対象となります。

性格の悪い人からすれば、あなたに嫌がらせをする大義名分になりうるからです。

  • 資料などの納期遅れ
  • 新規顧客の獲得数の低下
  • 仕事のマニュアルが理解できずに質問する

上記のようなことが起き続けてしまうと、それがパワハラへとエスカレートすることは十分に考えられます。

新人などの場合はある程度は仕方ありませんが、仕事ができなかったり覚えてないことは、パワハラの原因になる可能性が高いのです。

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仕事中のパワハラを防ぐために個人でできる対策5選

パワハラを防ぐための対策

仕事中に少しでもパワハラかもしれないと思ったら、個人でできる対策を始めましょう。

なぜなら、本当に辛くなってからパワハラを訴えたくなっても証拠がなく、泣き寝入りに終わってしまう可能性もあるからです。

もし、現在パワハラを受けている気がするという人は、以下の5つを実践してみましょう。

  1. 暴力や暴言の証拠を残しておく
  2. 味方を作る
  3. 断る勇気を持つ
  4. ストレスを溜めない工夫をする
  5. 叱責されたら大きな声で言い返す
以下ではそれぞれを個別に確認していきます。

1.暴力や暴言の証拠を残しておく

身体的・精神的な攻撃に対する効果的な対策の1つは証拠を残しておくことが重要です。

暴力はひどい場合は刑事事件に、暴言の場合は侮辱罪や名誉毀損にあたる可能性もありますので、しっかり記録しておきましょう。

暴力や暴言を受けたときの証拠の残し方としては、以下のものがあります。

  • いつどこで暴力や暴言を受けたかメモに記録する
  • 怪我をしたときは病院に行き診断書を残しておく
  • 信頼できる人に協力をお願いして録音や録画をしてもらう
上記のことをしておけば、パワハラとして十分な証拠になり、労働基準監督署や労働組合も動いてくれるのです。

ただ、注意しておくべきことは絶対やり返してはいけません。

暴力や暴言に関する証拠だけ残して、しかるべきときまで耐えましょう。

2.味方を作る

パワハラかもしれないと感じたら、信頼できる味方を作りましょう。

もし社内で同じようなパワハラ被害を受けている人がいれば、その人も心強い味方になるでしょう。

信頼できる味方としては以下が挙げられます。

  • 友人
  • 家族などの身内
  • 職場の同僚

1人で作戦や対策を練るのは不安もありますし、パワハラの悩みは複数人で解決することがおすすめです。

3.断る勇気を持つ

パワハラの対策の1つとして断る勇気をもつことも重要です。

意見を言わない限り、相手はあなたに過剰な仕事の量や、到底できないような業務を押しつけてきます。

何らかの理由でいきなり断るのは難しいという方は、以下のことを参考にしてみてださい。

  • 自分の言いたいことを事前にメモに書いておく
  • クッション言葉を利用して相手への気遣いを示す
  • 最初に残念な気持ちを表現してから断る内容へと入る
上記のことを意識するだけで、仕事を断るのも少しは楽になるでしょう。

あなたがしっかりと意見を述べることで、仕事の押しつけも避けられます。

割り当てられる仕事に不満を感じている人は、断る勇気を持つことがとくに有効です。

4.ストレスを溜めない工夫をする

パワハラによるストレスは少しでも軽減させましょう。

ストレスを軽減させることで、パワハラに対する耐性も上がり、少々の嫌がらせでは何も効かなくなります。

そうなると、相手もあなたへの嫌がらせが無駄だと分かり、面白くなくないから辞めるでしょう。

ストレスを減らす方法としては、以下のようなものがあります。

  • 何を言われても無心で受け流す
  • 信頼できる仲間に愚痴を聞いてもらう
  • 週末などに思いきりスポーツや趣味に没頭する
ストレスを溜めこまないようにうまく凌いでいれば、いつの間にかパワハラも終わっている可能性もあるのです。

5.叱責されたら大きな声で言い返す

理不尽な叱責や注意には、大きな声ではっきりと言い返しましょう。

パワハラ加害者はあなたが嫌がらせに怯えている姿や自信なさそうにする姿を見て、余計に攻撃してきます。

そのため、少し勇気が必要ですが、そうした叱責に怯えないことが重要です。

言い返すときは、以下の点を意識しましょう。

  • とにかくはっきりと言う
  • 相手より冷静であることをアピールする
  • ある程度言われるセリフを予想して練習しておく
  • むきになって単なる激しい言い争いにまでエスカレートさせない
パワハラ加害者は基本的にあなたより優位に立ちたい心情から、ストレスのはけ口にしたいだけなので、少し予想と違った返答をするだけで嫌がらせはおさまります

いつも怯えてしまっている人はまずは、はっきりと言い返す努力をしましょう。

仕事のパワハラ対策が難しいときにやるべきこと5選

対策できない男性が試行錯誤している様子

個人でできる限りの対策をしてもパワハラがおさまらないときは、法的機関などに頼る判断をしてください。

こうした場合は、パワハラの加害者と真っ向から立ち向かうか、環境を変えるかしかないでしょう。

有効で強力な問題解決策として、以下の5つがあります。

  1. 上司より上の立場の人に相談する
  2. 本社に相談し異動を希望する
  3. パワハラ労災を認定してもらう
  4. パワハラに関する相談機関を頼る
  5. 改善されない場合は転職する
ここからは5つの対策方法について具体的に見ていきます。

1.上司より上の立場の人に相談する

上司からのパワハラに悩まされている場合は、さらに上の立場にいる上司に相談しましょう。

より上の立場の人間を味方につけてしまいさえすれば、パワハラをする上司のことなど悩まなくて済みます。

ただし根拠もなしに相談するのは、相手に時間を取らせるだけとなってしまうので、以下のことを意識してください。

  • 暴言や暴力などの録音・録画や記録したメモを持っていく
  • きちんとパワハラを目撃した同僚に同伴を依頼する
これだけの証拠があれば、さらに上の上司も動いてくれるでしょう。

パワハラがおさまらないときは、まずはさらに立場が上の上司に相談するのが有効です。

2.本社に相談し異動を希望する

本社に相談して上司の異動を希望する、もしくはあなたが部署を異動するというのも1つの手段です。

理想としては相手が異動してくれることですが、原因は相手にあるので、どうしても離れたい場合は自分が異動することも視野に入れる必要はあります。

とはいえ、相手と距離を取れればパワハラについて悩まなくてすむでしょう。

「環境を変えること」を優先して考えるのであれば、自分自身が動いて新たな環境を手に入れる方法もおすすめです。

3.パワハラ労災を認定してもらう

業務中の起きたパワハラが原因で実際に怪我をしたり精神病になった場合は、労働災害になります。

労災認定されるためには、下記の3つの手続きをおこなう必要があります。

  • 労働基準監督署に申請
  • 病院から診断書をもらう
  • 再び労働基準監督署に書類の提出

こうなれば、会社側も動かざるをえず、パワハラをする上司を放っておくわけにいきません。

パワハラ解決に関して社内の人間が頼りにならないときは、法的機関に動いてもらいましょう。

4.パワハラに関する相談機関を頼る

いきなり労働基準監督署に申請して会社にばれるのが不安な方や、まずは相談からしたいという人は、相談機関を頼りましょう。

以下ではパワハラに関するトラブルの相談を受けている機関を紹介しておきます。

  • 総合労働相談コーナー
  • 都道府県労働委員会
  • 法テラス
  • みんなの人権110番
  • かいけつサポート
相談機関は場合によっては、パワハラ解決に向けて個別労働紛争のあっせんもおこなってくれます。

また、これらの相談機関は基本的にどれも無料ですから、パワハラ解決について社内に頼る人がおらずまずは誰かに聞いてほしい方におすすめです。

5.改善されない場合は転職する

上記の対策もおこなったが改善が見られない、もしくは社内や部署全体から嫌がらせを受けているような場合は、転職をおすすめします。

そうした会社にいたところでストレスが溜まるだけですし、あなたに1つもメリットはありません。

そのうえ、嫌がらせが常態化している企業を対策するために、あなたが時間と労力を割くのは非常にもったいないですから、転職が有力な選択肢となるでしょう。

転職するときは、下記の行動をとることをおすすめします。

  • 転職エージェントを活用する
  • すぐに退職したい場合は退職代行サービスを利用する

パワハラが横行している会社は見切りをつけて一刻も早く転職するとよいでしょう。

まとめ:対策をしても仕事中のパワハラがおさまらなければ転職も視野に入れて考えよう

会社におけるパワハラ問題は、まず個人で解決できそうなレベルなら努力をしてみましょう。

現状でパワハラを受けているかもしれない、あるいは受けているといった人は次のことを意識してください。

  • まずは自分の言動を変えてみて嫌がらせがおさまらないか確認する
  • それでも嫌がらせが続くなら証拠を集め本格的に解決に向けて動きだす
  • どう頑張っても解決しなさなそうなら早めに転職する
上記のことを意識できればある程度のパワハラに関する悩みは解消されます。

とはいえ、パワハラが容認されるようなどうしようもない会社に勤めている場合は早めに転職を検討することをおすすめします。

この記事を読んだあとに、まずはできることから始めてみましょう。

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