仕事でのLINE(ライン)の使い方とは?マナーや注意点を5つに分けて徹底解説
プライベートではもちろん、最近では「仕事の連絡もLINEで行っている」という人も少なくないのではないでしょうか?
メールや他のビジネスチャットに比べて、LINEは慣れているぶん、使いやすいと感じている人も多いでしょう。
しかし、LINEは気軽に利用しやすい反面、注意するべきこともあります。
そこでこの記事では、
- 仕事でLINEを活用するメリットとデメリット
- ビジネスにおけるLINEを活用するマナー
- 仕事でLINEを使うときの注意点
などについてくわしく解説していきます。
この記事を読めば、LINEの特性を理解し上手く活用する方法がわかりますよ。
これから仕事でLINEを使う予定のある方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
仕事でLINE(ライン)を使うメリット5つ
現代では、LINEをプライベートでも活用している人は多いでしょう。
使い慣れているぶん、仕事でも問題なく活用できますよね。
LINEは使い方しだいで、ビジネスにも有効活用できます。
まずは、仕事でLINEを使う具体的な5つのメリットについて見ていきましょう!
1.手軽に連絡できる
LINEの1番の魅力は手軽に連絡できることでしょう。
まるで、会話をしているような感覚でやりとりができるのは大きな魅力ですよね。
また、ビジネスメールは、大事なメールが不要なメールに埋もれて気がつけない恐れがあるデメリットがあります。
その一方でLINEなら普段も使うため、通知を見落とすこともありませんよね。
さらに、無料で電話ができるのもLINEならではの魅力的なポイントです。
2.画像のやりとりが楽
画像のやりとりが簡単なのも、LINEのメリットです。
メールなら容量の大きさによって送信できないケースもあります。
しかし、LINEなら画像の大きさに関係なく簡単に送信可能です。
複数の画像を選択して一気にアルバムを作ることができるのも便利なポイントですよね。
さらにLINEなら画像だけでなくpdfなどのファイルや動画も簡単に送信できます。
メールよりも多くのことができるぶん、LINEはビジネスでも利用するメリットが大きいといえるでしょう。
3.複数人でのやりとりができる
複数人で同時にやりとりができるのも、LINEの便利なポイントです。
チャットでのトークはもちろん、
- 画像の送信
- アルバムの作成
- 通話
- ビデオ通話
なども複数人で共有できます。
1度でやりとりができるため、手間や時間が省けるのも大きなメリットです。
4.相手が読んだかわかる
LINEでは相手がメッセージを読むと「既読マーク」がつきますよね。
既読マークによって、相手が読んだかどうかをひとめで判断できるのもLINEのメリットです。
たとえ返信がこなくても、既読マークがつけば「読まれた」ということがわかります。
送信して相手が読んだことがわかるため、必要以上に心配せずにすむでしょう。
ただし、既読マークがついたからといって、必ずしも内容を読んでいるとは限らない点には注意が必要です。
急ぎの用事なら、電話で確認するようにしましょう。
5.距離が縮まりやすい
一般的なメールでは、「かしこまってしまう」「本題になかなか入りづらい」などのデメリットがありますよね。
その一方で、LINEならまるで職場で会話をしているようなカジュアルなやりとりが可能です。
フランクなやりとりができるため、距離も縮まりやすくなります。
コミュニケーションが上手くいけば、仕事がしやすくなり人間関係もよくなるでしょう。
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仕事でLINE(ライン)を使うデメリット3つ
LINEにはさまざまなメリットがありますが、その反面デメリットがあることも忘れてはいけません。
ここでは、仕事でLINEを使う際の3つのデメリットについてご紹介していきます。
1.上司世代とは感覚に差がある
若手ビジネスパーソンの多くは、10代からLINEをフル活用してきたのではないでしょうか?
しかし、そんな若手ビジネスパーソンの上司世代における40代以上の人にとっては、LINEへの印象や扱いに違いがあります。
上司世代の人にとってのビジネスメールといえば、形式的であるのが当たり前の感覚です。
そのためチャット形式のLINEに対しては、「遊び感覚」や「軽いイメージ」といった印象を持っている人も少なくありません。
持っている印象の違いから、同じ世代に送る感覚でスタンプなどを送信すると、失礼だと思う上司世代の人もいます。
若い人は、上司世代とはLINEに対する感覚や印象、扱い方に違いがあることを大前提として認識しておきましょう。
2.仕事とプライベートが分けにくい
LINEは会話感覚で利用できるため、便利なのは間違いありません。
しかし、LINEはプライベートでも活用するツールです。
そのため、あまりにも頻繁に会社の人とのやりとりを行うと、仕事とプライベートとの区別がつきにくくなります。
会社の人とのやりとりが続くと、人によっては1日中仕事から開放されていないような気持ちになってしまうでしょう。
ストレスを溜めないためには、業務時間以外は仕事関係の人とのLINEを控えるなど、自分でメリハリをつける必要があります。
3.長文は読みにくい
LINEはチャットツールであるため、短い会話に適しています。
そのため、長文となると非常に読みづらいです。
しかし、ビジネスシーンでは連絡次項など、どうしても長文となってしまうケースが多々ありますよね。
長文のやりとりが多いなら、一般的なメールの方が適しているでしょう。
仕事でLINE(ライン)を使うときのマナー5つ
自分にとっては普通の感覚でも、受け取る側にとっては「マナー違反」だと思ってしまうかもしれません。
ビジネスとプライベートでの付き合い方は異なります。
そのため仕事でLINEを活用する際には、マナーに気をつけることも大切です。
そこでここからは、仕事でLINEを使うときの5つのマナーをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
それではくわしい内容を順番に見ていきましょう!
1.返信はできるだけ早くする
LINEは読んだら既読マークがつくため、「読んでいるのがわかるなら、返信はしなくてもいい」と考える人もいるようです。
しかし、業務時間内のLINEであればできるだけ早く返信するべきです。
なぜなら業務内容がLINEで送られてくる時には、すぐに伝えたい内容であることが多いから。
目を通したら、できるだけ早く返信するようにしましょう。
2.送信する時間に気をつける
LINEはプライベートでも活用するため、通知がくればすぐに確認しますよね。
それがLINEのメリットでもあるのですが、ビジネスとなると話は変わってきます。
夜間や休日など、相手のプライペートの時間に送信するのはマナー違反です。
LINEは既読がつくツールであるため、読んだ相手は「すぐに返事をしなければ」と思ってしまうもの。
変なプレッシャーを与えないためにも、送信する時間には気をつけましょう。
3.既読スルーをしない
基本的にLINEが送られてきたら、何らかの返信をするべきです。
プライベートの友達なら「返信を忘れていた」と謝ってすむかもしれませんが、ビジネスでは違います。
業務時間内であれば、既読スルーではなくきちんと返事をするようにしましょう。
4.登録名はわかるようにする
LINEの登録名をニックネームにしている人も多いのではないでしょうか?
本人だとわかりにくい登録名は、会社の人とつながる前に変更しておきましょう。
また、プロフィール画像やステータスメッセージにも注意が必要です。
会社関係の人が見たら驚くような内容になっている場合は、すぐに修正した方がよいでしょう。
5.スタンプの取り扱い方
LINEのスタンプといえば、それだけで気持ちや状況を表現できる便利なアイテムのひとつですよね。
しかし、スタンプの取り扱いにも注意が必要です。
たとえばあまりにもジョークがすぎるスタンプは、上司世代にとっていい印象を与えない可能性があります。
ビジネスでスタンプを使うなら、敬語が使われているなどビジネスシーンでも問題ないものを選択しましょう。
仕事で断りメールを入れるときに気をつけるべきポイントや関係を悪くしないコツについて興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
【例文あり】仕事の断りメールの作り方を徹底解説!関係を悪くしないポイント7つを紹介
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仕事でLINE(ライン)を使うときの注意点5つ
LINEは本当に便利なツールですが、気をつけなくてはいけないこともあるので注意が必要ですよ。
そこでここからは、仕事でLINEを使うときの5つの注意点について以下の通りにご紹介していきます。
- 機密情報のやりとりをしない
- 謝罪はLINEで送らない
- 友だちの追加機能はオフにする
- 誤送信をしない
- ハラスメントに注意する
それではくわしい内容を順番に見ていきましょう!
1.機密情報のやりとりをしない
残念ながら、LINEはセキュリティが万全とはいえません。
アカウントが乗っ取られたり、うっかり第三者に見られてしまうケースも0ではないからです。
何らかのトラブルが起きて、会社の情報が漏れてしまったら大変なことになります。
そのため、LINEでは社内の機密情報のやりとりはしないように注意しましょう。
常に情報漏洩の危険性があることを前提に、やりとりをするようにしてください。
2.謝罪はLINEで送らない
すぐに送信できるからといって、LINEを通して謝罪を行うのはマナー違反です。
LINEでの謝罪は誠意がないと思われてしまう可能性があるため、やめておきましょう。
仕事でミスをしてしまったときなど、謝る必要がある場合には相手のところへ出向くのが基本です。
それができないなら、LINEではなくせめて電話で謝罪をするのが社会人としてのマナーといえます。
3.友だちの追加機能はオフにする
友だち追加機能とは、「連絡先(電話帳)」に登録されている電話番号でLINEを利用している相手を、「友だち」リストに自動で登録する機能です。
オンにしていると、意図せぬ相手を自動で登録してしまう可能性があります。
LINEでつながりたくない相手や見知らぬ人など、不特定多数の人が自動で登録される恐れがあるのです。
不要なトラブルを避けるためにも、友だちの追加機能は必ずオフにしておきましょう。
4.誤送信をしない
LINEはメールよりも気軽に送信できるぶん、誤送信もしてしまいがちです。
とくに、LINEの友だち一覧の表示では、フォルダやタグなどで「仕事相手」と「プライベートの友達」を分けることができません。
そのため、「うっかり友達へのメッセージを上司に送ってしまった」なんて可能性もあるのです。
メッセージの内容によっては印象が変わってしまう恐れや、今後の関係性にトラブルが生じる危険性もあります。
また、誤って仕事の情報を社外の人に送信してしまう危険性も考えられるでしょう。
このような事態を防ぐためにも、プライベートと混合しないように注意をする必要があります。
5.ハラスメントに注意する
ハラスメントとは、「人を困らせること」や「嫌がらせ」を意味します。
モラルハラスメントやセクシャルハラスメントなど、さまざまな種類があるのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
その中に、「ソーシャル・ハラスメント」という言葉があります。
辞書には以下のように記載されていました。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用者間で行われる嫌がらせ行為。職場の地位や立場の優位性を背景に、フェイスブックをはじめとするSNSで友人登録を強要し、投稿を逐一チェックしてコメントする、自分の投稿に対するコメントを強要するなどの行為をさす。ソーシャルメディア・ハラスメントsocial media harassmentを略したもので、ソーハラともいう。
(出典:コトバンク)
つまり、LINEなどを利用して相手に迷惑をかける行為を意味します。
LINEは気軽にやりとりが行えるため、気をつけないとハラスメントに巻き込まれる危険性があるのです。
やりとりが必要ない人には安易にLINEを教えないことも、トラブルの防止につながります。
頻繁に連絡をとる必要がある人だけと交換をするなど、仕事や生活に支障がでないように上手に工夫しましょう。
まとめ:LINE(ライン)は便利だからこそ注意が必要
LINEはメールよりも機能が豊富で、できることも多く便利ですよね。
しかし、だからこそ注意をしなければいけません。
とくに、LINEのセキュリティ面が万全でないことには細心の注意をはらいましょう。
うっかり会社の大事な情報を誤送信する危険性や、アカウントが乗っ取られる可能性が0ではないことを忘れないようにしてください。
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仕事上のコミュニケーションをとるのにおすすめのツールについて興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。