仕事に寝坊しがちな人が覚えておくべき6つの改善策を解説。原因を見据えた正しい対処法を把握しよう
「また寝坊してしまった!会社にどう言い訳しよう…」
「どうしたらちゃんと朝起きられるだろうか?」
と思うことはありませんか?
目覚まし時計が鳴っても、すぐに起き上がれずに二度寝してしまうことがありますよね。
では、どうしたら寝坊しなくなるでしょうか?
そこで今回は、
- 朝寝坊してしまう原因
- 会社に寝坊して遅刻した時の上手な報告の仕方
- 朝寝坊しないためのおすすめの対処法
について詳しく解説します。
この記事を見れば、寝坊で仕事に遅れず、出勤できる方法がわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
当てはまったら要注意!そもそも寝坊してしまう4つの原因とは
目覚まし時計が鳴ったら起きなくてはならないとわかっていても、なかなか布団から出られなかったり、ついつい二度寝してしまいます。
寝坊してしまう原因として、以下の4つが挙げられます。
- 睡眠不足
- 疲労が蓄積している
- 心配事や不安がある
- 会社に行きたくない
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
1.睡眠不足
前の日に寝る時間が遅いと、どうしても寝不足になり、起きなくてはいけないと思いつつ体がついていかないことがあります。
十分な睡眠時間が取れずに、心も身体もしっかりと休息できないからです。
そのため、目覚まし時計が鳴ってもすぐに起き上がることができなかったり、うとうととしたまま二度寝したりするのです。
睡眠不足が続くと、日中の活動にも悪影響を及ぼすことがあるので、注意しなければいけません。
「仕事するとなぜか眠い…」放置することで起こるリスクとは?強烈な眠気の対処法も紹介2.疲労が蓄積している
日々の疲れを癒すには十分な睡眠時間が必要ですが、熟睡できないと疲れが溜まってしまいます。
なぜなら、睡眠によって心身の疲れを回復させる働きがあるからです。
睡眠時間が足りないことで体が十分な睡眠を必要とするため、寝過ごしたり二度寝したりする原因となります。
体の疲労回復と睡眠時間は密接な関係にあるので、朝起きて疲れがとれていなければ、睡眠が足りていない証拠です。
3.心配事や不安がある
心配事や不安があると、夜になっても神経が緊張状態になるため交感神経が優位になり、不眠や浅い眠りを引き起こします。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれが優位になる時間帯は以下のとおりです。
- 交感神経 :人が起きて日中に活動する時間帯
- 副交感神経:リラックスしたり、夜に寝ている時間帯
睡眠時には副交感神経が優位になりますが、さまざまな考えが巡って気持ちが高ぶると交感神経が優位になってしまいます。
そのため、なかなか眠りにつくことができません。
眠る前にいろいろと考えすぎてしまうことで、睡眠サイクルが乱れる結果として、朝起きられなくなるのです。
4.会社に行きたくない
仕事に対して前向きになれずに逃げ出したいという思いから、寝坊に繋がるケースもあります。
仕事から逃れたいという理由は、以下のようなものです。
- 仕事にプレッシャーを感じていて逃げ出したい
- 上司や同僚と合わずに、人間関係に問題を抱えている
- 仕事がつまらない
などです。
会社に行くのが嫌になるために、朝起きられないだけでなく、時には体の不調を感じることも起こります。
仕事に行きたくない。心や身体のSOSサインの対処法13選
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
覚えておきたい!仕事に寝坊したときに使える上手な言い訳4選
寝坊した時に、まず考えるのはどのように会社に言い訳しようかということではないでしょうか。
ここでは、上司に伝える際の上手な言い訳を4つのパターンで紹介していきます。
- 体調不良だったことを伝える
- 公共交通機関の遅れ
- 予期せぬアクシデント
- 正直に寝坊したことを謝罪する
寝過ごしても、事前に言い訳を考えておくことで慌てずに済みますので、ぜひ覚えておきましょう。
それでは、順番に紹介していきます。
1.体調不良だったことを伝える
寝坊の言い訳として、よく使われるのが体調不良です。
ただし、体調不良の症状によっては、嘘がバレやすいこともあるので注意が必要です。
もっともらしい具体的な症状の伝え方は、以下のようなものです。
- 目が覚めた時から、頭痛がひどくて起き上がれなかった
- 食あたりして、腹痛と下痢がひどくてトイレにこもっていた
- めまいや吐き気で、まともに歩けなかった
これらの症状は、薬を服用したり、時間が経てば回復する場合が多いので、さほど怪しまれることもないはずです。
しかし、いつも体調不良を言い訳にすると、常に体調が悪い人だと思われてしまうのでほどほどにしておきましょう。
2.公共交通機関の遅れ
電車やバスなどの公共交通機関の乱れは頻繁に起こることなので、言い訳として使えます。
交通渋滞が起こりうるバス利用者や、待ち時間が伴う電車の乗り継ぎをする人であれば、遅刻の理由として有効でしょう。
気をつけなければならないのは、公共交通機関が遅れた場合には、遅延証明書を求める会社がほとんどであることです。
また、ネットでも運行情報をだれでも確認できるので、嘘だとバレやすいので、安易に使うのは注意が必要です。
3.予期せぬアクシデント
思いもよらないトラブルが発生したために、遅刻せざるをえない事情であったことも言い訳に使えます。
この場合は、あくまでも不可抗力であることが起きたと強調するのです。
- キッチンの排水口が詰まって、修理の手配しなければならなかった
- 家族が急病になり、病院に付き添っていた
- 前日の台風で雨漏りがひどく、家中が水浸しになってしまった
たとえば、上記のような内容は。もっともらしく聞こえる言い訳です。
事情を伝える時は、トラブルや予期せぬ出来事が起きて大変だったことを話してみましょう。
4.正直に寝坊したことを謝罪する
嘘をつくのが得意でない方は、言い訳をせずに、寝坊したことを率直に伝えるのが得策です。
誰しも寝坊することはあるので、年に1回から2回ぐらいは致し方がないことだと受け入れてくれるはずです。
日頃から真面目に仕事をしていれば、上司にも多めに見てもらえるでしょう。
下手に嘘がバレて、信頼を失うのであれば、正直に伝えて謝った方がすっきりした気持ちでいられます。
怒られる可能性大!NGな遅刻の言い訳3つ
遅刻する理由として使わない方がよい言い訳もお伝えしていきます。
なぜなら、人としての良心や上司からの信用を失いかねず、嘘がバレやすいからです。
言い訳にすべきでない例として、以下の3つが挙げられます。
- 交通事故に巻き込まれたという言い訳
- 自己管理ができていないと思われる言い訳
- 明らかに嘘だと分かる言い訳
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.交通事故に巻き込まれたという言い訳
通勤時に交通事故に巻き込まれて遅刻したという言い訳は、嘘だとバレやすいです。
通勤途中に事故に遭ったとなれば、会社が労災に当たるのかを判断するために、診断書の提出が求められるからです。
また、交通事故を目撃したことを理由する場合も、警察が関わってくるので自体が問題になりかねません。
このように、病院や警察などの第三者が関わる嘘はバレるので、真実でない限り言い訳にするのは止めましょう。
2.自己管理ができていないと思われる言い訳
上司に自己管理能力を疑われるような言い訳も避けた方がいいでしょう。
なぜなら、生活習慣の乱れや社会人としての自覚の欠如を疑われることにもなりかねないからです。
上司からの評価を下げる言い訳は、以下のとおりです。
- 前日に飲み過ぎてしまった
- 不眠症で、一睡もできなかった
- 夜通しついついDVDを観てしまった
人それぞれさまざまな事情があったとしても、自分を律して生活することが大切です。
それができないこれらの言い訳は、単なる寝坊以上に、あなたに対するマイナスイメージがつく可能性があります。
3.明らかに嘘だと分かる言い訳
見え透いた嘘をつくことで、なんとかその場を取りつくろう姿勢で言い訳をするのはやめましょう。
そんなことをしても、上司に受け入れてもらえるはずもなく、かえってあなたの信用はガタ落ちになるだけです。
とくに、あり得ないような嘘や人の生死にかかわる嘘、事故にかかわる嘘などはもってのほかです。
- 電車の中で、産気づいた妊婦に病院まで付き添っていた
- 隣の家が火事になり、救援活動をしていた
たとえば、上記のような内容などです。
面白おかしく嘘をついて、和やかな雰囲気に持ち込めば許してもらえるだろう、という甘い考えを持つべきではありません。
「今の働き方に不満はあるけど、日々の業務が忙しくてゆっくり考える時間がない…」
そんな悩みを持つ方に向けて【DMM WEBCAMP】では無料のキャリア相談を実施しています。
ビデオ通話で相談をすることができるため、仕事で忙しい方でもスキマ時間に気軽にカウンセリングを受けることも可能です!
プロのキャリアカウンセラーと一緒に、今後のキャリアについて考えてみませんか?
覚えておくと使える、遅刻を会社に報告するときの4つの注意点
寝坊して会社に遅刻の連絡を入れる際に、報告の仕方や対処方法で気をつけるべきことがあります。
遅刻して会社に出勤した時の対応次第で、上司の評価を大きく落としかねないからです。
注意すべき点は、以下の4つです。
- できるだけ早く連絡をする
- 会社に到着する時間を伝える
- 出社したら必ず謝罪する
- 自身の評価に影響する可能性がある
それでは、順番に見ていきましょう。
1.できるだけ早く連絡をする
目が覚めた時に、出勤時間に間に合いそうもないと思ったら、すぐに会社に連絡することが大切です。
また、同僚に遅刻の旨を上司に伝言してもらうのではなく、できる限り直接上司に話しましょう。
大事な会議やプレゼンが予定されている日であれば、ほかの人に迷惑をかけてしまう可能性が高いのでなおさらです。
上司に怒られるかもしれませんが、素早く連絡することで、遅刻によるトラブルを最小限に留められます。
2.会社に到着する時間を伝える
寝坊して遅刻することを連絡する時には、会社に到着するおおよその時間も伝えましょう。
出社時間に間に合わないことで、上司や同僚に迷惑をかけることがあるかもしれないからです。
また、会議や取引先とのアポイントが入っている場合であれば、誰かががあなたのフォローをしなければなりません。
確実に会社に着く時間を伝えることで、周りへの迷惑を最小限に抑えられます。
3.出社したら必ず謝罪する
遅刻のいかなる理由に関わらず、出社したらまずは上司や周りの人に、出社が遅くなったことを伝えましょう。
電話で遅刻の旨をすでに伝えたからと言って、黙って自分の席に着いて仕事を始めるのは、社会人としてのマナーに欠けます。
会社という組織の中で働いている以上は、遅刻して周りに迷惑をかけたかもしれないことを詫びるのは当然です。
遅刻をしたというバツの悪さを感じていても、まずは周囲に謝罪してから仕事に取りかかりましょう。
4.自身の評価に影響する可能性がある
寝坊による遅刻が月に1回~2回と頻繁に起こるようでは、勤務時間を守れない人とみなされてあなたの評価が落ちかねません。
たとえ業績を上げていて仕事ができても、時間にルーズであることはかなりのマイナスポイントになります。
また、社会のルールに沿った行動ができない人という印象を持たれて、誰にも信用されなくなる可能性もあります。
少しぐらい出社が遅れても大したことはないと思っていると、自分で自分の評価を下げて墓穴を掘ることになってしまうでしょう。
【焦らないために】仕事で寝坊を繰り返す人におすすめの対処法6つ
朝起きるのが弱い人や苦手な人は、なんとか決まった時間に起きるようにする工夫や努力が必要です。
ちょっとした生活習慣や生活態度を変えることで、朝スッキリと目覚めることができます。
寝坊しないための6つの対処法は、以下のとおりです。
- 湯船につかる
- 寝る前にスマホを見ない
- 目覚ましを複数個セットする
- モーニングコールをお願いする
- 起きたら太陽光を浴びる
- 生活スタイルが合う会社を探す
上記の6つから、ひとつでもすぐに取り入れられるものがあれば、早速行動に移してみましょう。
それでは、ひとつずつ解説していきます。
1.湯船につかる
普段からシャワーだけで済ませている人は、湯船にゆっくりとつかることをおすすめします。
温かいお湯に入ってリラックスすることで、副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。
湯船につかる際のポイントは、以下のとおりです。
- 38度~40度のぬるめのお湯で、15分~20分ほど湯船につかる
- リラックス効果が期待されるアロマオイルをお湯に入れる
- 湯船の中で、マッサージをして血流を良くする
寝る前にしっかり体を温めることで、入浴後に体内温度が下がっていくことで眠気が起こるメカニズムが働きます。
しっかりとバスタイムに時間をかけることにより、体の疲れを回復させるだけでなく、熟睡効果も期待できます。
2.寝る前にスマホを見ない
寝る前にニュースやSNSをチェックするために、スマホを見てしまいがちですが、睡眠の質に悪影響を及ぼすので止めましょう。
スマホから発するブルーライトが目に入ると、体内時計の睡眠と覚醒のリズムが乱れてしまうからです。
また、ちょっとの時間だけと思ってスマホを見始めたら、いつのまにかに長時間になってしまうこともあるのではないでしょうか。
スマホを目覚まし時計代わりに枕元に置く人もいますが、スマホは起き上がらない手に取れない場所において寝るようにしましょう。
3.目覚ましを複数個セットする
目覚まし時計が鳴った時に、いったんは目を覚ますものの、ついつい二度寝してしまう人は、2つ以上の目覚まし時計を使ってみましょう。
複数の目覚まし時計をセットするポイントは、以下のとおりです。
- 目覚まし時計は、それぞれ並べずに分散して置く
- 起き上がらないと、アラームを止められない位置に置く
- アラームが鳴る時間を少しずつずらしてセットする
こうすることで、ベッドから体を起こして目覚まし時計を置いた位置まで何度か歩くことになります。
すると、交感神経が刺激され、脳が覚醒しやすくなるので、すっきり目が覚めやすくなるでしょう。
4.モーニングコールをお願いする
どうしても自分1人で起きるのが苦手な人は、モーニングコールを利用する方法があります。
モーニングコールには、以下の3種類の方法があります。
- 家族や親しい友人、恋人に協力してもらい、毎朝電話をかけてもらう
- 有料のモーニングコールサービスを利用する
自分だけではどうにもならない場合は、これらの方法を試してみる価値はあります。
第三者のサポートを受けながら、朝決まった時間に起きる習慣をつけていくことが大切です。
5.起きたら太陽光を浴びる
朝目覚めたら、カーテンを開いて、明るい光を部屋に取り込みましょう。
太陽光を浴びることで、頭が少しずつ冴えてきて、スムーズな1日を始められます。
もしくは、朝起きたら窓から1m以内の明るいところへ移動して、しばらく過ごすことも効果的です。
朝の光を浴びることで、睡眠と覚醒のリズムが整い、質の良い睡眠が得られるようになるのです。
6.生活スタイルが合う会社を探す
会社でのストレスや多忙すぎるために、十分な睡眠がとれなかったり、よく眠れないのであれば、仕事が合ってない可能性もあります。
この場合、いくら寝坊しないように対処したり工夫してみても、根本的な解決にはなりません。
さらに、きちんと睡眠が取れないことで、生活リズムを崩してしまうだけでなく、心身ともに悪影響を及ぼしかねません。
会社が原因であることを自覚しているのであれば、転職することが解決策になることもあります。
まとめ:遅刻をしないためには環境を変えてみるのもあり
これまで、寝坊する原因や寝坊して遅刻しないための対処方法をお伝えしてきました。
寝坊しないためには、以下のような生活習慣や環境を変えることが大切です。
- バスタイムを利用して、自律神経を整える
- 睡眠前にスマホを見ることを止めて、入眠しやすくする
- 目覚まし時計やモーニングコールを有効利用する
生活習慣を見直してみてもなかなか寝坊が改善されないようであれば、生活スタイルそのものを変える方法もあります。
リモートワーク可能や出勤時間および退勤時間を自由に決められるフレックスタイム制を導入している会社への転職を考えるのです。
自分に合った働き方を見つけることで、ストレスも軽減し、寝坊して言い訳を考える必要もなくなるでしょう。