仕事に最適なディスプレイサイズとは?選ぶポイント7つ・おすすめ9選も紹介
仕事をしていると、目が疲れたり肩が凝ったりしますよね。
もしかすると、ディスプレイが小さいことが原因かもしれません。
作業に合ったディスプレイサイズを選ぶことは、疲れにくく仕事の効率を上げるために重要です。
「ディスプレイのおすすめのサイズは?」
「ディスプレイを選ぶときにサイズ以外のポイントはある?」
「仕事におすすめのディスプレイが知りたい!」
そんなふうに感じている方もいるでしょう。
今回は、
- 3種類のディスプレイサイズ
- サイズ以外で仕事のディスプレイを選ぶポイント
- 仕事でおすすめのディスプレイ
などについてご紹介します。
自分に合ったディスプレイを選んで、仕事環境を快適に整えましょう。
「適切なディスプレイサイズが知りたい」と感じている人は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
仕事のディスプレイサイズは主に3種類
さっそく、仕事で使うディスプレイのサイズについて見ていきましょう。
ディスプレイサイズは大きすぎても小さすぎても使いにくいので、適切なサイズを選ぶことが大切です。
仕事に適しているディスプレイサイズは、主に次の3種類があります。
- 省スペースな22インチ以下
- 標準で使いやすい24インチ程度
- 大画面の27インチ以上
作業内容に合わせて3種類のうちから選ぶのがおすすめですよ。
それぞれのサイズについてご説明します。
1.省スペースな22インチ以下
コンパクトなディスプレイを選びたい方は、省スペースな22インチ以下を選ぶといいでしょう。
「設置スペースがあまりとれない」という場合におすすめです。
ただし、画面が小さめなので、長時間の作業や細かい作業では使いにくく感じます。
画面サイズがあまり必要ではない作業に適しているサイズです。
22インチ以下のディスプレイなら1万円前後で購入できますよ。
2.標準で使いやすい24インチ程度
標準的なサイズのディスプレイがいい方は、24インチ程度がおすすめです。
使い勝手がよく、次のような一般的なデスクワークに適しています。
- Wordを使った書類の作成
- Excelを使った表の作成
- PowerPointを使ったプレゼン資料の作成
また、プライベートならネットサーフィンやゲームをするのにもぴったりでしょう。
大きすぎないので、目線を移動させる回数も少なく、眼精疲労を感じにくいですよ。
24インチ程度の標準的なサイズなら、安くて1万円台で見つかります。
幅広い製品があるので、自分に合ったディスプレイを探しやすいです。
3.大画面の27インチ以上
大きめのディスプレイがいい方は、大画面の27インチ以上を選びましょう。
27インチ以上なら、仕事で使用することの多いA4サイズの書類も余裕を持って原寸大で表示できます。
A4見開き、またはA3も表示できるのは嬉しいですね。
大画面なので、複数のウィンドウを同時に開いて作業するのにも適しています。
画面分割で、画面の片側でA4サイズの資料を表示させながら、もう片側でWordの文書を作成するのも快適です。
大きな資料などもスクロールせずに一覧で見られるので、作業効率がぐっと高まります。
文字も大きく表示でき、表なども見やすいです。
27〜28インチなら、安いもので3〜4万円、画質にこだわるもので5〜6万円で購入できます。
大画面は画質の低下が気になりやすいので、解像度が高い4Kモニターがおすすめですよ。
サイズ以外で仕事のディスプレイを選ぶポイント7つ
3種類のディスプレイサイズについてご紹介しました。
作業内容に合わせて選んでくださいね。
「ディスプレイを購入しようと思ったら、商品がたくさんあって選べない」という方もいるでしょう。
ディスプレイには、サイズのほかにもさまざまな性能の違いがあります。
目的に応じて必要な機能を備えたディスプレイを選ぶことで、より快適な環境を手に入れられますよ。
ここでは、サイズ以外で仕事のディスプレイを選ぶポイント7つについてご紹介します。
- パネルの種類
- 解像度
- 目が疲れにくい
- 高さ調節・画面回転
- 接続端子
- スピーカー
- 価格
詳しく見ていきましょう。
1.パネルの種類
ディスプレイに使用されているパネルは「TN」「VA」「IPS」の3種類に分けられます。
3種類の違いは次の通りです。
パネルの種類 | メリット | デメリット |
TN | ・価格が安い ・応答速度が速い |
・色の再現性が低い ・見る角度で色味が変化する |
VA | ・コントラスト比が高い ・黒色がくっきり |
・TNより応答速度が遅い ・IPSより色の再現性が劣る |
IPS(ADS) | ・色の再現性が高い ・見る角度で色味が変化しない |
・価格が高い ・応答速度が遅い |
TNのモニターは、価格が安く応答速度が速いことが特徴です。
素早い応答が求められるゲームなどに向いています。
VAのモニターは、コントラスト比に優れており、特に黒色が鮮明に表示されるのが特徴です。
動画編集、鑑賞に向いているでしょう。
IPSのモニターは色の再現性が高く、角度によって色味が変化しません。
写真やイラスト、デザインなどの視覚的な創作作業に適しています。
2.解像度
解像度はディスプレイの画質を左右するポイントです。
高い解像度のものを選ぶほど、画質がより鮮明で表示領域が広範囲になります。
解像度の主な種類については次の通りです。
解像度 | 特徴 | おすすめのディスプレイサイズ |
フルHD(1920×1080px) | ・文字が大きい | 21.5〜23.8インチ |
WUXGA(1920×1200px) | ・フルHDより上下に120px広く表示できる | 21.5〜23.8インチ |
2K/WQHD(2560×1440px) | ・表示領域がフルHDの約1.8倍 ・文字がやや小さい ・画面分割に適している |
27〜31.5インチ |
4K(3840×2160px) | ・表示領域がフルHDの4倍 ・文字が小さい ・画面分割に適している ・拡大表示が必要なこともある |
31.5インチ以上 |
一般的に仕事のディスプレイでは、FHD・フルHDと呼ばれるフルハイビジョンが標準で製品展開も幅広いです。
2Kや4Kなど解像度の高いディスプレイは、同じ画面サイズでも広い範囲を表示できるため、複数のウィンドウを表示するのに適しています。
しかし、そのぶん文字やアイコンが小さく表示されます。
高い解像度を選ぶなら、27インチ以上のサイズが大きいディスプレイが使いやすいでしょう。
ディスプレイサイズが大きいからといって、自動的に解像度が高くなるわけではないので注意が必要です。
サイズにかかわらず、作業に適した解像度かどうか、しっかりとチェックしましょう。
3.目が疲れにくい
ディスプレイによっては目が疲れにくい機能を搭載しているものもあります。
長時間の作業を想定している場合は、目の疲れを軽減する機能に注目して選びましょう。
ディスプレイに搭載される目が疲れにくい機能には、次のようなものがあります。
機能 | 特徴 | おすすめの人 |
フリッカーフリー | LEDバックライトに起因する画面の細かな点滅(チラつき)をなくした製品 | ・長時間の作業をする人 |
輝度自動調整 | 部屋の明るさに応じて画面の明るさを自動で調整する機能 | ・ディスプレイが眩しいと感じやすい人 ・こまめにディスプレイの明るさを調整するのが面倒な人 |
ブルーライト軽減 | 画面の黄色みが増し、ブルーライト(青色の光)を減らす機能 | ・長時間の作業をする人 |
フリッカーフリーは、チラつきがないことで眼精疲労を軽減できます。
画面のチラつきは長時間の作業になるほど目に負担をかけるので、パソコンを使った作業時間が長い人におすすめです。
輝度自動調整は、時間帯によって変化する作業環境の明るさに合わせて、ディスプレイの明るさを調整します。
いつも見やすい明るさを保てるので、目が疲れにくいですよ。
ブルーライト軽減は、人体への影響があるブルーライトを軽減できます。
ドライアイの人などはブルーライト軽減機能を使用するといいでしょう。
4.高さ調節・画面回転
ディスプレイを選ぶときには、高さ調節や画面回転ができるかもポイントです。
位置が合っていないと、身体に負担がかかって疲れやすく、肩や首の痛みの原因になります。
高さ調節では、高さを変えられるスタンドが付属したディスプレイを選びましょう。
上下に10cmほど動かせるものが一般的ですよ。
ただし、リーズナブルなディスプレイにはスタンドが付属していないことも多いです。
別売りのスタンドを購入することで対応する方法もあります。
画面回転(ピボット)は、画面を回転して縦表示できるもの。
特に文書作成など、縦長の資料を表示させたいときには、画面を回転して縦長にできるので便利です。
高さ調節や画面回転は、作業の負担を軽減し、効率アップに効果的ですよ。
5.接続端子
ディスプレイ選びでは、接続端子も要チェックです。
手持ちのパソコンや接続ケーブルに適した接続端子でなければ、接続ができません。
主に使用される接続端子は次の4種類です。
- DVI端子:映像のみを転送
- Display Port:映像のみを転送
- HDMI端子:映像と音声を同時に転送
- USB端子:映像と音声を同時に転送
パソコンの種類によって使用できる接続端子が異なるので、必ず事前に確認しておきましょう。
もし合わない接続端子を選んでしまった場合は、別に接続ポートを使用する必要があります。
6.スピーカー
ディスプレイから音声を出したい場合は、スピーカーの有無を確認しましょう。
映像と音声を同時に転送する「HDMI端子」「USB端子」で接続でき、スピーカーがついているディスプレイなら音声を出せます。
ただし、ディスプレイについているスピーカーは、音質にあまり期待ができません。
次のような希望がある方は、ヘッドホンやイヤホンなどを別途購入しましょう。
- 音質を重視したい
- ゲームや映画を楽しみたい
- 音漏れさせたくない
ディスプレイに内蔵されているスピーカーはあくまでも音が出せる程度になります。
音質にこだわらない方におすすめです。
7.価格
ディスプレイを購入するときに気になるのが価格です。
できるだけコストパフォーマンスの良いものを選びたいですよね。
ディスプレイの価格は、1万円台で購入できるリーズナブルなものから、10万円以上の高価なものまでさまざまです。
サイズが大きくなるごとに価格も高くなります。
また、ゲーミング用など専門性に特化した製品も高価な傾向です。
仕事での用途に応じて、性能や機能を考えて選びましょう。
仕事でおすすめのディスプレイ9選
ディスプレイを選ぶポイントについてお伝えしました。
ポイントをおさえることで、あなたに合ったディスプレイを選べますよ。
この記事を読んでいる方のなかには、「1つ1つを見比べるのは面倒」「おすすめが知りたい」という方もいるかもしれません。
ここでは、仕事でおすすめのディスプレイ9選についてご紹介します。
それぞれの性能も記載しているので、あなたの用途にピッタリのディスプレイを見つけてくださいね。
1.Acer モニター ディスプレイ 23インチ
使い勝手の良いサイズで、スマートな作業環境にマッチします。
フレームレスデザインを採用しており、マルチディスプレイ環境にも最適。
フリッカーレスやブルーライト軽減機能を搭載しており、疲れにくい仕様です。
ブルーライト透過率は80%、70%、60%、50%まで4段階で調節できます。
サイズ | 23インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、D-Sub(スピーカー非搭載) |
疲労軽減 | フリッカーレス、ブルーライト軽減 |
2.PHILIPS モニターディスプレイ 23.8インチ
標準的なサイズで、全体を見やすく作業効率の高い製品です。
低価格でありながら、色の再現性が高いIPSパネルを採用しています。
フレームレスデザインで、マルチディスプレイでもフレーム幅が邪魔しません。
高さ調整機能はないものの、市販のアームやスタンドを取り付けるVESAマウントの規格に対応しているので、カスタマイズが可能です。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、D-Sub、DVI(スピーカー非搭載) |
疲労軽減 | フリッカーフリー、ブルーライト軽減 |
3.HP モニター 23.8インチ
さまざまな角度から見ても美しいIPS・フルHDディスプレイです。
天板や左右のベゼルは、幅を極限まで細くしたマイクロエッジディスプレイを採用しています。
マルチディスプレイの作業でもシームレスに使えるでしょう。
長時間の作業でも目に優しい非光沢パネルなので、仕事に集中しやすいです。
ステレオスピーカー内蔵で、動画やゲームの音声を楽しめます。
ディスプレイ本体も超薄型パネルとスリムなスタンドで、設置する場所を選びません。
省スペースでコンパクトに設置できますよ。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、D-Sub(スピーカー搭載) |
疲労軽減 | − |
4.I-O DATA モニター 23.8型
サイズ感がちょうどよいスピーカーつきのディスプレイです。
黄色みをおさえつつブルーライトをカットするので、色味の変化が少なく、より自然な見た目でブルーライト軽減機能を利用できます。
また、ブルーライトの低減率はは5段階で調節可能です。
ケーブルをすっきりとまとめられるケーブルホルダーがついた台座なので、デスクの上もかさばりません。
持ち手付きで書斎やリビングなどに運びやすいのも嬉しいポイントですね。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | ADS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、D-Sub(スピーカー搭載) |
疲労軽減 | フリッカーレス、ブルーライト軽減 |
5.Dell モニター 23.8インチ
リーズナブルな価格が魅力の23.8インチディスプレイです。
IPS・フルHDでくっきりとした色彩をあらゆる角度から楽しめます。
フレームレスですっきりした使用感を得られますよ。
同じサイズで縦横回転や高さ調節が可能なモデルもあるので、用途に合ったものを選べます。
メーカー3年保証、万が一の修理時には交換品を先にお届けなど、充実したアフターサービスもついており安心です。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、VGA(スピーカー非搭載) |
疲労軽減 |
6.マウスコンピューター モニターディスプレイ 23.6型
コントラスト比が高く、深みのある黒や鮮やかな色彩が特徴のVAパネルを採用したディスプレイです。
また、メーカーオリジナルのi-Style Color機能で、動画やゲームなどの表示するモードに合わせて最適な画質を簡単に選択できます。
さらにオーバードライブ回路機能により、動画表示時に応答速度を改善し、残像感が少ないクリアな映像を可能にしますよ。
アスペクト比固定拡大モードも搭載しており、入力された映像ソースのアスペクト比が異なる場合に画面縦横比を保ったまま拡大表示が可能です。
パネルやバックライトを含むディスプレイの24時間365日国内サポートと、3年間無償修理保証がついているのも魅力ですね。
サイズ | 23.6インチ |
液晶パネル | VA |
解像度 | フルHD |
接続端子 | DP、HDMI、D-Sub(スピーカー搭載) |
疲労軽減 | フリッカーレス、ブルーライト軽減 |
7.LG フレームレス ゲーミングモニター UltraGear 24GN600-B 23.8インチ
ゲーミングモニターとして最適な性能を持つディスプレイです。
IPS・フルHDにより、鮮やかで美しく、高速な映像を実現しています。
明るい部分をより明るく、暗い部分をより深い黒で再現するHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応。
さらに、映像出力のタイムラグを抑えるDASモードや、暗いシーンの視認性を高めるゲーム機能も搭載しています。
ゲームを楽しみたいという方におすすめのディスプレイです。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、DP(スピーカー搭載) |
疲労軽減 | − |
8.EIZO FlexScan EV2480-WT 23.8型
USB Type-Cケーブル1本で接続できるディスプレイです。
接続と同時にパソコンのバッテリーを充電できます。
昇降・チルト・スウィーベルの可動範囲が広く、快適な画面位置に調節できますよ。
ブルーライトは約80%カット、チラつきは完全カットで、長時間の作業でも目にやさしく疲れにくいです。
塗料不使用でプラスチック素材だけで均一な質感を実現しているため、環境にやさしく洗練されたデザインとなっています。
サイズ | 23.8インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | USB Type-C, DisplayPort, HDMI (スピーカー非搭載) |
疲労軽減 | 明るさを自動調整、フリッカーカット、ブルーライト軽減 |
9.ASUS フレームレス モニター 23インチ
パネル幅がわずか7mmという超薄型デザインのディスプレイ。
重量も2.7kgと軽量です。
コンパクトなボディは場所を取らないので、置き場所を選びません。
圧倒的な薄さでありながら、IPS・フルHDなのでどの角度から見ても色変化が少なく、美しい色彩表現を実現しています。
3年間の日本国内保証がついており、安心です。
サイズ | 23インチ |
液晶パネル | IPS |
解像度 | フルHD |
接続端子 | HDMI、D-sub(スピーカー搭載) |
疲労軽減 | フリッカーフリー、ブルーライト軽減 |
まとめ:自分に合ったディスプレイサイズを選んで作業効率アップ
今回は、仕事で使用するディスプレイのサイズや選び方についてご紹介しました。
ディスプレイのサイズやそのほかの性能は、用途に応じて適切なものを選ぶことで作業効率をアップさせられます。
あなたの作業に適したサイズや性能のディスプレイを選び、快適な作業環境を整えましょう。
デスク周りの作業環境を整えるポイントについては、こちらの記事もご覧くださいね。
エンジニアのデスク環境を徹底解説!快適にするおすすめアイテム9選も紹介ぜひ自分に合ったディスプレイを見つけてくださいね。
プログラミングやパソコンを使って働きたい!
そのように考え、成長しているIT業界への転職を考えている方も増えてきました。
『IT業界に興味はあるけど、よくわからない…』
『パソコンとかそもそも苦手なのに私なんかにできるのかな』
『エンジニアって聞くけど難しそう』
反対にこのような声も聞く事があります。
そう考えている方は、一度ぜひ転職に成功したエンジニアの方のインタビューをご覧ください!