エンジニアの就職を海外にする際に必須となる「3つの要素」とは?内定までにすべきことも細かく解説
「エンジニアとして海外で働きたいけれど難しそうだな」
「英語力や技術力が低いと海外で働くのは無理だろうな」
と思うことはありませんか?
エンジニアとして海外で就職したいと思っても、自分にできるはずがないと迷ってしまいますよね。
では、就職を海外にする際に必要な要素にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- エンジニアが就職を海外にするために必要な3つのポイント
- エンジニアが海外で就職する際に求められる英語力
- エンジニアが就職先を海外にする際の3つの注意点
について詳しく解説します。
この記事を見ればエンジニアとして海外で就職する際のポイントが必ずわかります。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
エンジニアが就職先を海外にする4つのメリット
エンジニアが海外で働くメリットはいくつもあります。
同じエンジニアでも日本と海外では待遇や働き方が大きく異なるのです。
- 給料が高い
- 残業が少ない
- 語学スキルを鍛えられる
- 技術力アップが望める
このようなメリットが挙げられます。
1つずつ見ていきましょう。
1.給料が高い
日本に比べて海外のエンジニアは給料が高い傾向にあります。
特にアメリカの給与水準は高いです。
IT人材の30代平均給与を見ても日本526万円、アメリカ1,238万円と2倍以上の差があります。
- アメリカではITが非常に発展していてエンジニアの地位が高い
- Google、Appleなど世界を代表する企業があり、平均給与が高い
- アメリカでは大学で情報工学を学んでからエンジニアになる人が多く、新卒から給与水準が高い
上の例はアメリカのものですが、他の国でも環境は似ています。
日本に比べて給与水準が高いことは海外に就職するメリットです。
2.残業が少ない
海外は日本に比べて残業が少ないメリットがあります。
日本では残業が当たり前ですが、ヨーロッパでは残業の概念がない国もあるのです。
- ヨーロッパでは長時間働くことは優雅ではないという考えが根強い
- 日本と違いサービス残業がなく、残業代がきちんと支払われる
このように長時間働くことが美徳と考えられている日本とは残業に対する考え方が違います。
残業が少なく、よい労働環境だといえるでしょう。
仕事の持ち帰りはなぜ起きる?3つの原因や対策・残業代についても詳しく解説3.語学スキルを鍛えられる
海外に就職すれば語学スキルが鍛えられます。
当然ですが、日本語とは異なる言語でコミュニケーションをとる必要があるからです。
- プロジェクトメンバーとコミュニケーションをとるとき
- クライアントからの依頼や提案時
- わからないことを質問するとき
上のようなときにすべて日本語以外の言語で対応しなければなりません。
通常の仕事を進めていくうちに自然と語学力が身につきます。
4.技術力アップが望める
日本で働いてもスキルアップは望めますが、海外で働かなければ身につかない技術もあります。
IT先進国で働くことは技術力を高めたい人にはよい環境です。
- その国特有の技術を取得できる
- 各国から優秀なエンジニアが集まる会社が多い
- シリコンバレーで働き、常に新しい技術が生まれる環境に身を置く
このように自分が働く環境によってさまざまなチャンスがあります。
日本にいては得られない技術でスキルアップできるのは海外で働くメリットです。
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エンジニアが就職先を海外にする4つのデメリット
海外で就職することは当然メリットだけでなく、デメリットもあります。
仕事以外のプライベートでも慣れない海外生活が待っているからです。
- 家賃が高い場合がある
- 食生活が合わない可能性がある
- プライベートに支障をきたすことがある
- 雇用形態が変わるケースもある
上の4つのデメリットを紹介します。
デメリットをきちんと把握し、海外での就職に後悔しないようにしましょう。
1.家賃が高い場合がある
働く場所によっては家賃が高い場合があります。
働くためには住居を探す必要がありますが、物価が高い国では日本より家賃が高いです。
- 治安が心配なので、セキュリティの高い住居に住まなければならない
- 海外で車の運転が不安なので、交通網が発達した都会に住まなければならない
このように日本で働くよりも住居費にお金をかける必要があります。
そのため、家賃が高くなりやすいのがデメリットです。
2.食生活が合わない可能性がある
海外で生活すると食生活が合わない可能性があります。
食事が合わず、体調を崩してしまうと仕事にも悪影響です。
- おいしい日本食レストランがない
- 日本の食材が手に入るお店がない
- 外食しても同じようなメニューで食べたいものがない
仕事において、体調管理は基本です。
食生活が合わない可能性があることは、就職において大きなデメリットになります。
3.プライベートに支障をきたすことがある
プライベートの場面でも気を付けなければならないことがあります。
生まれ育った日本を離れることは仕事以外にもさまざまなリスクがあるのです。
- 日本とは違う気候で体調を崩す
- 家族や友人と離れているため、孤独を感じる
- 言葉や保険の問題で医療サービスを安心して受けられない
このようなことが想定されます。
プライベートが充実していなければ仕事はうまくいきません。
4.雇用形態が変わるケースもある
海外では雇用形態が変わるケースもあります。
終身雇用が根底に根付いている日本とは考え方が全く違うのです。
この文化の違いは、たとえば以下のような場面で顕著に見られます。
- 解雇になる可能性が日本よりも高い
- キャリアアップのための転職が当たり前
- 完全実力主義で給料に波がある
自分の実力によっては大きな報酬を得られる一方、リスクも伴います。
きちんと雇用形態は確認したうえで、就職しなければなりません。
エンジニアが就職を海外にするために必要な3つのポイント
エンジニアが海外に就職するためにはいくつかポイントがあります。
難しいことのように思えますが、それだけ海外で就職するのは簡単なことではないのです。
- 最低限の英語力の習得
- 学位の獲得
- 企業にプレゼンできるレベルのプログラミング技術の習得
1つずつ見ていきましょう。
1.最低限の英語力の習得
海外で就職するために最低限の英語力は必須です。
世界の共通言語である英語はさまざまな場面で使う必要があります。
- 働くために企業の面接を受ける時
- システム開発に関する社内会議
- クライアントとの交渉
これらすべて英語を使っておこなわなければなりません。
最低限の英語力がなければエンジニアが海外で就職することはできないのです。
IT業界で活躍するには英語力は必要不可!必要な英語レベル・英語学習法を解説2.学位の獲得
海外ではIT系の学位も重要なポイントです。
日本とは違い独学でのプログラミング経験はあまり評価されません。
- IT系の学位がなければビザがおりないこともある
- IT系の学位がなければ就職の面接も受ける権利がない
これほどまでに海外では学位が重要視されています。
エンジニアとして海外で就職したい場合、学位の取得は絶対条件ともいえるのです。
3.企業にプレゼンできるレベルのプログラミング技術の習得
海外で就職するためには、高いレベルの技術が必要です。
日本のように経験や実績不問の会社は少なく、実力がものを言います。
- 自分でアプリを開発する技術
- 過去に自分で開発したシステムの技術
このような独自の技術は大きなポイントとなります。
海外での就職には企業にプレゼンできるレベルの技術は必要です。
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エンジニアが海外で就職する際に求められる英語力
エンジニアが海外で就職するにあたって必要な英語力には基準があります。
働き方や自分が目指すポジションによって求められる英語力も異なるのです。
- 会社員の場合に求められる英語力
- フリーランス・個人事業主の場合に求められる英語力
それぞれでどの程度の英語力が必要か見ていきましょう。
1.会社員の場合に求められる英語力
会社員として働く場合はコミュニケーションとしての英語力が求められます。
仕事上、社内のメンバーとコミュニケーションを円滑にとることが大切です。
- プロジェクトチーム内で自分の意見を発言する
- 電話やメールで社内の人と連絡をとる
このように社内のメンバーと連絡を取る機会が多くなります。
会社員の場合、コミュニケーションとしての英語力を意識しましょう。
2.フリーランス・個人事業主の場合に求められる英語力
フリーランスや個人事業主として働く場合、高い英語力が必要です。
クライアントとの交渉や提案など、すべて1人でやらなければなりません。
- クライアントの要望を正確に理解する力
- クライアントへプレゼンする力
- 外注先へ正確に依頼する力
このようにビジネスの場面で英語が必要となります。
フリーランスや個人事業主の場合、日常会話以上の高度な英語力が必要です。
エンジニアが就職先を海外にする際に覚えておくべき3つの英語勉強法
エンジニアが海外で就職するときの勉強法は覚えておく必要があります。
自分の進むべき道に合わせた勉強をしなければなりません。
- 英会話スクールなどの学習
- 外国籍のエンジニアとの仕事を増やす
- 生活で英語を使う場面を増やす
自分にあった勉強法はどれなのか見ていきましょう。
1.英会話スクールなどの学習
まずは英会話スクールでの学習が一般的です。
お金はかかりますが、さまざまな英会話スクールがあるので、選択肢は広がります。
- 短期間集中して学習する
- 目的に合わせて学習する
- オンラインスクールで学習する
以前はハードルが高かったスクールでの学習も最近は手軽に始めることができます。
上のような短期間のカリキュラムや、オンラインスクールが充実してきたからです。
自分に合わせたスクールを見つけて、学習しましょう。
2.外国籍のエンジニアとの仕事を増やす
外国籍のエンジニアとの仕事を増やすことも英語の勉強法として効果的です。
英語を習得する上で実践の中で学ぶことが1番の近道になります。
- エンジニアが集まるコミュニティに参加する
- クラウドソーシングで外国籍のエンジニアと仕事をする
- SNSで外国籍のエンジニアと交流して一緒に仕事をする
企業に所属しなくても、このように外国籍のエンジニアと接点を持つことは可能です。
実践で英語力を鍛える工夫をしてみましょう。
3.生活で英語を使う場面を増やす
意識的に生活の中で英語を使う場面を増やすことも効果的です。
生活の中に英語を取り入れることができれば勉強のハードルが下がります。
- 英語のゲームで遊びながら身につける
- 英語で書かれている漫画を読む
- アニメ動画を見ながら英語を覚える
このようにエンターテイメントを取り入れることで楽しみながら英語を勉強できます。
まずは英語に親しむところから始めるのもよいでしょう。
エンジニアの就職先を海外にする4つの流れ
エンジニアとして海外で就職するための流れをきちんと押さえておく必要があります。
海外で働くためには、しっかり時間をかけて準備をしなければなりません。
- 海外企業に対応している転職エージェントにエントリー
- 英文の職務履歴書やポートフォリオを用意する
- 面接を受けるために現職の休暇を確保
- 内定後に就労ビザを取得
具体的な手順を順番に見ていきましょう。
1.海外企業に対応している転職エージェントにエントリー
まずは海外企業に対応している転職エージェントにエントリーしましょう。
自分の条件に合う求人情報を調べるには転職エージェントを使うべきです。
上のようなサイトであれば希望の職種と勤務地で検索できます。
エージェントを有効活用して、求人情報を集めましょう。
2.英文の職務経歴書やポートフォリオを用意する
就職するためには、職務履歴書やポートフォリオを英文で用意する必要があります。
日本の履歴書は異なる点もあるので、注意が必要です。
- 住所、学歴、職歴といった個人情報
- 希望職種、資格やスキル
- アピールポイントなどの特記事項
上のような項目を英文のルールで書けなければなりません。
日本との違いをきちんと理解して用意しましょう。
3.面接を受けるために現職の休暇を確保
就職活動において面接を受けるために、現職を休まなければなりません。
海外の現地で面接の場合が多いので、長期間の休暇を確保すべきです。
- 事前に上司や同僚に伝えておく
- 面接の前にプロジェクトが終わるように段取りする
- 長期休暇のためのお金を確保しておく
このように事前の準備が大切です。
準備をしっかりしたうえで、休暇を確保しましょう。
4.内定後に就労ビザ取得
内定後に就労ビザを取得します。
勤務先が決まらなければ、就労ビザは申請できません。
- 就労ビザ取得に職務経験が含まれる国がある
- ビザ発行枠の関係で受け付けてもらえないタイミングがある
このように国やタイミングによって、ビザを簡単に取得できないこともあります。
内定が決まったら、すぐに就労ビザの取得に動くべきです。
エンジニアが就職先を海外にする際の3つの注意点
エンジニアとして海外で就職するためにはさまざまなことに注意しなければなりません。
海外での就職を成功させるためにも、事前に理解しておく必要があります。
- 給与の通貨がどうなっているか確認する必要がある
- 文化の違いを受け止めないとトラブルを招く
- プログラミングの基礎は盤石にしておく
1つずつ見ていきましょう。
1.給与の通貨がどうなっているか確認する必要がある
受け取る給与の通貨を確認することが重要です。
為替レートの動きによっては、想定していた金額を大きく下回る可能性があります。
- 受け取る給与の為替の動向をチェックしておく
- 現地の銀行口座の開設方法や使いかたを調べておく
生活の基盤となる給与なので、事前に確認すべきです。
海外で働くのであれば、為替の動きは注意しなければなりません。
2.文化の違いを受け止めないとトラブルを招く
海外で働くのであれば、その国の文化を受け入れることが重要です。
日本の文化を突き通そうとすると、トラブルを招くことにもつながりかねません。
- 仕事やお金に関する価値観の違い
- 勤務態度に関する考え方の違い
- 職場のメンバーとの関わり方の違い
これらはそれぞれの国で大きく異なります。
働く国の文化をきちんと受け入れなければ、その国で働くことはできません。
3.プログラミングの基礎は磐石にしておく
プラグラミングの基礎を盤石にしておくことは最低限必要です。
海外で働くことは言葉や生活に不慣れな点で、既に現地の人からハンディキャップがあります。
そのため、プログラミングの最低限の知識がなければ、会社から必要とされないでしょう。
- 長期休暇をとってプログラミングスクールに通う
- コミュニティに参加してプログラミングを勉強する
もし、プログラミングに自身がなければ上のような方法で勉強しましょう。
英語が不十分でもプログラミングスキルは絶対に必要です。
まとめ:海外で働くためにはスキルは必要!どのエンジニアも学ぶ姿勢を持ち続けよう
海外でエンジニアとして働くことは自分自身の成長に大きくつながります。
しかし、さまざまな問題があり、簡単に働けるものではありません。
- 海外で働くメリット、デメリットはどこにあるのか?
- 海外で働くためにはどの程度の英語力が必要なのか?
- 海外で働くために気をつけなければならないポイントはなにか?
これらの知識を持った上で行動しなければなりません。
事前準備をしっかりし、考えた上で海外で働くことはとても有意義でしょう。