プログラミングに必要なものは?学習環境や知識・スキルを細かく解説
「プログラミングを始めたいけど必要なものがわからない」
「プログラミング初心者だから、学習の始め方がわからない」
と思うことはありませんか?
初心者がプログラミングをやってみようとしても、何から始めたり準備したらいいかで迷ってしまいますよね。
では、プログラミングを始める際の準備はどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- どのように学習していくかといいった「目標設定」
- 最低限準備しておきたいプログラミングに必要なもの
- プログラミング学習と切っても切れない「学習環境」について
について詳しく解説します。
この記事を見ればプログラミング学習に必要なものがわかり、初心者でも安心して学習を始められます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
プログラミングを始める前に用意しておきたい2つのこと
プログラミングの学習を始めるにあたって、あらかじめ用意しておきたいことは以下の2点です。
- 目標設定を明確にする
- 学ぶべきプログラミング言語を決める
まずは学習前に、なぜプログラミングを学習するのかを自問自答した上で、学習したことで何を達成したいかを決めましょう。
そして、決めた目標を達成するために必要なプログラミング言語を選択しましょう。
これらを以降で解説していきます。
1.目標設定を明確にする
プログラミング学習を始める前には、
- なぜ学習するのか
- 学習によりなにを達成したいのか
を、明確にするようにしましょう。
なぜなら、これらを考えずに学習すると、学習の途中で挫折してしまったり、せっかくの学習が無駄となってしまうからです。
たとえば以下ように、目標が設定されていないと挫折したり、学習が無駄となってしまいます。
- 学習がつらくてやめてしまった
- 学習こそしたがやりたいことが実現できなかった
そのため、プログラミング学習前には目標を設定するようにしましょう。
2.学ぶべきプログラミング言語を決める
プログラミング学習の目標設定をした後は、学ぶべきプログラミング言語を決めましょう。
なぜなら、プログラミングにはいろんな言語が存在しており、言語によってできることが異なるからです。
たとえば以下のように、やりたいことにより、選択するプログラミング言語は異なります。
- Webアプリを作りたい:Ruby,PHP
- iOSアプリを作りたい:Swift
- ロボット、自動車を制御したい:C言語
そのため、プログラミング学習の目標設定をした後は、学ぶべきプログラミング言語を決めましょう。
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最低限準備しておきたいプログラミングに必要なもの4選
プログラミング学習を始める上で、最低限準備したおきたいものはなんでしょうか。
以下の4つです。
- PC
- インターネット環境
- エディタ
- IDE(統合開発環境)
4つも用意するのは大変に見えますし、何をどう用意すればいいかわからないと感じても大丈夫です。
なぜなら、4つともプログラミング学習の段階では「あれば大丈夫」なものだからです。
つまり、用意したものが悪くてプログラミング学習ができなくなることはありません。
順に解説していきます。
1.PC
どのようなPCを用意すればいいのかがわからない人が多いですが、結論を先に言うと、家にあるPCで大丈夫です。
プログラミングは基礎を学ぶ程度の内容なら、高性能なPCでなくてもストレスなく動作します。
- ノートPCかデスクトップPCか
- WindowsかMacか
これらはどちらでも大丈夫です。
もちろん、以下のようなことも事実です。
- 高性能であるに越したことはない
- Macのほうがネット検索の際に知見が多い
とはいえ、それでもプログラミングの基礎程度ですと高性能でなくてもMacでなくても問題ないでしょう。
2.インターネット環境
プログラミングにはインターネット環境も必要となります。
理由は2つあります。
- 学習でわからないことを検索するのに使うから
- (後述する)エディタやIDEのクラウドサービスを使う場合、ネットがないと何もできないから
とくに、学習のわからないことを調べるのにネットを多用することになります。
というのも、プログラミング学習は、学校の勉強と違い、調べながらの学習となるからです。
もちろん、書籍で調べることもあるのですが、ネット検索のほうが早いです。
インターネット環境が万全ではない場合は、まずは自由にインターネットが使える環境を整備することから始めます。
3.エディタ
エディタとは、簡単にいいますと「プログラミングのコードを書くツール」です。
たとえば以下のような機能があります。
- 入力補完
- コードの視覚化
- スペルミスの警告
このように、メモ帳アプリを使うよりもプログラミングがしやすいのがエディタの特徴です。
代表的なエディタは以下となります。
- Atom
- Sublime Text
- VSCode
メモ帳アプリでもコードを書くのは可能ですが、プログラミング学習を容易にするためにも、エディタを用意するようにしましょう。
プログラミングにおすすめのテキストエディタ【21選】ジャンル別に紹介4.IDE(統合開発環境)
IDEとは、簡単にいいますと「プログラミングしたコードを動作させるためのもの」となります。
たとえば以下です。
- 作成したコードに誤りがないかをチェックする(ビルド機能)
- ビルドしたコードを動かす(デバッグ機能)
- エラーのあるコードの表示とコード入力機能
代表的なIDEとしては、
- Ecripse
- Xcode:
- cloud9
が挙げられます。
自分のプログラミングしたコードが正常に動作するか確認するためにも、IDEを準備しておきましょう。
プログラミング学習に必要なもの(スキルや知識編)
プログラミング学習において、スキルや知識に関して必要なものを解説していきます。
結論を先にいうと以下となります。
- アプリケーションのフレームワーク
- データベースに関する知識
- サーバーに関する知識
- コマンドに関する知識
ここにきて「フレームワーク」「データベース」など、聞き慣れない言葉が増えてきました。
これらを突き詰めていくほど、エンジニアとしてのレベルが上がっていきます。
しかしながら、プログラミング初学者としては、まずはこれらがどのようなものであるかがわかれば大丈夫です。
1.アプリケーションのフレームワーク
アプリケーションのフレームワークとは「これから作成するプログラミングコードの土台となるもの」です。
少し具体的にいうと以下となります。
- 土台(フレームワーク)の上にアプリケーションを作っていく
- 土台があるからこそ、アプリケーションの作成に集中できる
なお、代表的なフレームワークは以下となります。
- Ruby:Ruby on Rails
- PHP:Laravel、CakePHP
- Python:Flask、Django
このように、選択するプログラミング言語によりフレームワークは異なります。
プログラミング学習前ですとなかなかイメージできませんので、ひとまずは「フレームワークとは何か」を知っておくようにしましょう。
2.データベースに関する知識
データベースとは「プログラミングにより作成、修正、使用されたデータの集まり」です。
たとえば、アカウント登録の際のアカウント情報(氏名、アドレス、パスワードなど)が挙げられます。
そして、データベースを操作するには、プログラミング言語とは別に、「データベース言語」なるものがあり、以下の種類があります。
- データ操作言語 (DML)
- データ定義言語 (DDL)
- データ制御言語 (DCL)
プログラミング学習前ですと、データベース言語の理解は容易ではありません。
なので、ひとまずは「データベースとは」と「データベースを扱う言語があること」を知っておくようにしましょう。
3.サーバーに関する知識
サーバーとは、簡単に言いますと「データを保管するもの」です。
では、なぜこれがプログラミングで必要なのでしょうか。
それは、プログラミングで扱ったデータを保存する必要があるからです。
たとえば、Twitterのようなアプリを例にすると、
- ツイートそのもの
- フォロワー
- いいねしたツイート
このような情報は、どこかに保存しておかないと、ユーザーが見たいデータがアプリを閉じる度に消えてしまいます。
なので、プログラミングをする上でサーバーが必要となるのです。
4.コマンドに関する知識
コマンドとは「アプリケーションやシステムの操作のための命令」のことです。
たとえば、Linux/Unixという代表的なOS(オペレーティングシステム)を制御する命令(コマンド)は以下があります。
- mkdirコマンド:フォルダを作成する場合に使うコマンド
- lsコマンド:ファイル、フォルダの情報を表示するコマンド
- pwdコマンド:今いるフォルダを示すコマンド
普段のPC操作でしたら、上記のコマンドはマウス操作で可能なのですが、たとえばサーバー制御の際はそれができないため、コマンド操作が必要となるのです。
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プログラミング学習に必要なもの(情報収集編)
プログラミング学習の際は、情報収集をすることがとても多いです。
理由としては、以下が挙げられます。
- プログラミング言語は暗記するものでなく、常にネット検索するから
- プログラミング初学者の場合、わからなくなって手が止まるから
- プログラミング学習中に、そのとき学習しているのとは別の言語を学ぶ機会があるから
このように、プログラミング学習は1人で問題を解決できなかったり、学習中に新たな知識が必要となることがあります。
そこで、覚えておくべきサイト3選、アプリ5選を以降で解説していきます。
覚えておくべきサイト3選
プログラミング学習の際、覚えておくべきサイトは以下の3つとなります。
- teratail:質問サイト
- Github:コードの格納サイト
- Qiita:ノウハウサイト
これらは、プログラミング学習後、実際にプログラミングの仕事や作業をする際にも使うこととなります。
そのくらい有益なサイトであり、プロのエンジニアにとっても必要不可欠なものだからです。
以降で1つずつ内容を解説していきます。
1.teratail
teratailとは「プログラミングについて無料で質問ができるサイト」です。
- プログラミングに不明点はつきもの
- 不明点が解決できずにそのまま挫折する人が多い
- プログラミング中級者でも利用している
こういった理由から多くのユーザーがteratailを利用しています。
なので、学習をスムーズに進めるためにも、まずはアカウント登録をしておきましょう。
2.GitHub
GitHubとは「ソースコードを管理するツール」です。
これは「バージョン管理ツール」と呼ばれており、以下の機能があります。
- ソースコードの変更履歴を管理
- 前に保存した状態に戻すことが可能
- ソースコードの共有
これだけの機能があるにも関わらず、個人利用であれば無料で使えます。
なので、作成したソースコードの管理用として、アカウント登録しておきましょう。
3.Qiita
Qiitaとは「プログラミングのノウハウ集」です。
内容としては、
- コードの実装の仕方
- プログラミング関連のツールの使い方
- 「〇〇をやってみた」などの実践報告
このように、多くのユーザーの試行錯誤が溜まったサイトです。
使い方は以下となります。
- 最初は自分の悩みを解決するために使う
- 慣れてきたら、自分の経験のアウトプットとして使う
インプット、アウトプット両方で利用できるので、積極的に活用していきましょう。
覚えておくべきアプリ5選
プログラミングを学習する際に覚えておくべきアプリは以下となります。
- Progate
- ドットインストール
- Schoo
- codebelle
- Paizaラーニング
どのサービスも、まずは無料で始められるので、気に入ったら課金すればOKです。
また、スマホでも利用可能なので、空き時間でも進められるでしょう。
下記で詳細を解説していきます。
1.Progate
Progateは、ゲーム感覚でプログラミング学習していくサイトです。
特徴は以下となります。
- スライドを使ったわかりやすい解説
- 1つの項目の解説後に演習問題あり
- 「道場編」というコース全体の理解度テストが難しい
まずはProgateからプログラミング学習を始める人も非常に多いです。
Web制作のコンテンツが中心なので、Web制作に興味がある方は一度みてみましょう。
2.ドットインストール
ドットインストールは、動画のプログラミング学習サイトです。
特徴は以下となります。
- 1つの動画が約3分のためサクッと視聴できる
- Web制作、アプリ制作と幅広く学習可能
- 中上級者用のコンテンツもある
動画による解説のため「書籍やテキストベースの学習だとどうしても集中力が持たない」という方にとってはぴったりな学習サイトです。
また、コンテンツの内容も多彩かつ詳細であるため、複数のプログラミング言語を学ぶ方は一度みてみるとよいでしょう。
3.Schoo
Schoo(スクー)は、動画で学べるサイトです。
特徴は以下となります。
- プログラミングに限らず、働き方、お金などの多彩なコンテンツがある
- 動画の時間は約60分と長い
- 課金すれば過去動画も閲覧できる(無料の場合は生放送のみ)
動画で学ぶという点では、前述したドットインストールと同じです。
ただ、ドットインストールと異なるのは、動画時間が長いことと、プログラミング以外のコンテンツがあることです。
なので、プログラミングを学んだ後のことまで学習したい方は一度閲覧してみてもよいでしょう。
4.codebelle
codebelle(コードベル)は「いつでもどこでも隙間時間で上手にプログラミングを学べるアプリ」です。
特徴は以下となります。
- 1レッスン約3分の動画
- チャット形式によりレッスンを進める
- コンテンツに難しい言葉が使われていない
学習できる内容は、iOS開発の際に使われるSwift言語となります。
チャット形式での学習という非常に珍しい学習サイトであるため、隙間時間で効率よくSwiftを学びたい方は一度みてみましょう。
5.Paizaラーニング
Paizaラーニングは、動画を見ながらコードを書いて学ぶサイトです。
特徴は以下のとおりです。
- 動画での解説後にブラウザ上でコードを書く
- 不明点をエンジニアに質問することが可能
- スキルチェックによりプログラミング能力を可視化できる
プログラミング初学者が学習を始めたころは、なにかと慣れない言葉や内容ばかりが続くので、解説がわからないまま演習に入ってしまう恐れがあります。
その点、Paizaラーニングは「動画を見る⇄コードを打ってみる」を繰り返せるので、自分のペースでコードを書くことが可能です。
なので、こまめに動画を止めてコードを打ちたい方は一度みてみましょう。
プログラミング学習に必要なもの(学習環境編)
プログラミング学習をする際には「学ぶ環境」にも目を向ける必要があります。
結論を先にいうと以下2点です。
- 切磋琢磨できる仲間
- メンターや講師など、相談できる相手
プログラミングは1人でもできますし、ネット検索すれば膨大な知見を調べることも可能です。
にも関わらず、仲間や相談できる相手が必要なのはなぜでしょうか。
それは「挫折しにくくなるから」です。
以降で解説していきます。
1.切磋琢磨できる仲間
プログラミング学習をする上で、切磋琢磨できる仲間は必要です。
理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 学習がつらいときにお互い励まし合えるから
- ライバル意識によりサボらず学習できるから
- ビジネスにつながるきっかけとなる場合があるから
具体的に仲間を増やす方法としては、SNSのコミュニティを利用するのが手っ取り早いです。
たとえば、Twitterで「#駆け出しエンジニアと繋がりたい」で検索すれば、すぐに学習者同士でつながりを持てます。
なので、切磋琢磨できる仲間をつくりましょう。
【初心者向け】プログラミング仲間ができる!コミュニティに行こう!2.メンターや講師など、相談できる相手
プログラミング学習の際には、メンターや講師など、相談できる相手をもちましょう。
- 学習で使用しているコンテンツ通りにやってもうまくいかないことがあるから
- 1つの不明点の解決に数時間、下手したら数日かかることもあるから
- 不明点が解決できないまま挫折してしまう人が多いから
こういった理由が挙げられるため、相談できる相手を探すことは大切でしょう。
相談できる相手を作るのにてっとり早い方法としては、プログラミングスクールを利用することです。
現役エンジニアやフリーランスが在籍する質問に答えてくれるため、スピード感のある学習ができるようになります。
なので、プログラミングスクールを利用することで、学習の相談をできる相手をもちましょう。
まとめ:必要なものを揃えて、効率よくプログラミングを学ぼう
これまで、プログラミングを始めようと考えている方向けに、プログラミングを学習する上で必要なものを解説してきました。
まとめると以下となります。
- 目標設定と、目標に合った言語選択
- PC、ネット環境を揃える
- 学習サイト
- 仲間、相談相手
これらが1つでも欠けてしまうと、せっかくプログラミング学習を始めたのに、結果として学習が無駄となってしまう恐れがあります。
挫折したり、学んだ内容が活用しきれないまま終わらないためにも、これまで解説してきたことを参考に、効率よくプログラミングを学びましょう。
その一環として、挫折をしない環境に身を置くことも大切です。
周りの環境を良好な状態に整えたいのであれば、プログラミングスクールに通うことも視野にいれておきましょう。