仕事でトラブルが起きたら早めに対処を!解決するための手順とミスを減らすための対策を解説
「仕事でトラブルを起こしてしまってつらい」
「度重なるトラブルには、もううんざり」
と思うことはありませんか?
トラブルを解決しようとしても、どう行動したらいいのか迷ってしまいますよね。
では、仕事で起こったトラブルにはどのような改善策があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 仕事でトラブルを起こしてしまう原因
- トラブルを起こしてしまった後にすべき行動
- トラブルを抱えすぎたときの対処法
について詳しく解説します。
この記事を読めば仕事のトラブルに対処できるようになり、トラブルが発生しにくい方法がわかります。
仕事でトラブルに巻き込まれることが多いと悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
仕事のトラブルが多い人が見直すべき2つの原因
仕事のトラブルが多い人は、現状をしっかりと見つめ直す必要があります。
いわゆる「トラブル体質」になっている人には、そうなっている原因がある可能性が高いでしょう。
- 部下や上司とのコミュニケーション不足
- ヒューマンエラーが起きやすい環境にいる
たとえば、上記のような問題が考えられます。
解決策を見つけるためにも、自分がこのような問題を抱えていないか必ず確認しましょう。
1.部下や上司とのコミュニケーション不足
部下や上司とのコミュニケーション不足は、トラブルを引き起こす原因になります。
上司は部下の悩みや問題を解消してあげる必要があります。
ですが、コミュニケーションが不足していると、部下の問題を解決に導くことは難しいでしょう。
- 上司が把握していない業務を部下がやっていた
- 上司が伝えた指示を部下が誤って解釈していた
- 部下が上司に伝えた内容が正しく伝わっていなかった
コミュニケーションが足りない状態では、上記のような問題が生じるのも無理はありません。
仕事上のコミュニケーション上手とは!求められる3つの能力や10個の改善方法を紹介2.ヒューマンエラーが起きやすい環境にいる
もともとトラブルが起きやすい状況だという場合もあります。
この場合、自分の意図しない行動によってトラブルが起きてしまいます。
- タスクを管理する仕組みがない
- クライアントとの間に仲介役がいて、直接連絡をとれない
- 多忙で、ひとつの業務に集中して取り組めない
- 上司に確認が取りづらい
このような状況だと、うっかりミスを引きおこしやすいです。
思い違いや自己判断での業務は、トラブルに繋がるのも無理はありません。
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仕事でトラブルが起きた時に絶対にやってはいけない3つのこと
いくら仕事で問題が多発したとしても、やってはいけないことがあります。
行動1つであなたの信頼を大きく崩すこともあるので、注意しておきたいものです。
なかでも、以下の3つの内容は、今後の信頼関係に大きく関わる問題でしょう。
- 感情的になる
- 仕事を途中で投げ出す
- 不平不満を言う
それぞれの項目を、細かくみていきましょう。
1.感情的になる
仕事で焦りが生まれる環境だったとしても、感情的になってはいけません。
論理的なコミュニケーションが取れないと周囲が判断してしまうと、今後の信頼関係も傷ついてしまうでしょう。
- 注意や指導を超えた怒り
- 突然泣き出す行為
このような形で個人の感情が絡んでしまうと、ビジネスパーソンとしてはネガティブな評価を与えてしまいます。
もちろん人間なので、たまには感情的になりたい場面もあります。
ですが「仕事」という場面では自分の感情を過度に見せてしまうと、悪い印象につながってしまうでしょう。
2.仕事を途中で投げ出す
トラブルが起きたときに、仕事を放棄してしまうと社内に大きな迷惑がかかります。
故意であった場合は、損害賠償を求められることもあるでしょう。
もしあなたが今の企業に勤めるうえで身元保証人を立てて入社していた場合は、その人にも多大な迷惑がかかります。
- 自分では改善できない問題だったから諦めた
- 会社の仕事を連絡なしに逃げた
- 自社からの連絡に応じない
こういった態度をとっていると、小さなトラブルがさらに大きくなる原因となります。
今の状況がどれだけつらくても、会社から任されたプロジェクトから逃げることはリスクが大きすぎるのです。
3.不平不満を言う
もしあなたが、どれだけ今の待遇に満足していなかったとしても、ネガティブな発言を口にしてはいけません。
というのも、その不平不満が、周囲に広まってしまう可能性があるからです。
たとえば、あなたがなんの悪気もなく口にしてしまった文句が上司やクライアントに伝わってしまうと、どうしても仕事はやりづらくなるでしょう。
不平不満を聞いた上司の中には気を遣う人も出てくるでしょうし、仕事がうまく回らない危険を孕んでいるともいえます。
仕事でトラブルが起きた時に対処するための4つの手順を解説
仕事でトラブルを発生させた場合は適切な手順を踏んで対処する必要があります。
ここからは万が一トラブルが起きてしまったときの対応をご紹介します。
- 隠さずに上司へ報告・相談をする
- 関係者へ謝罪をする
- トラブルの解決策を考えて実行
- 再発防止策を検討する
どのポイントも、疎かにしてしまうと問題を悪化させかねません。
具体的に理解することでトラブル対処のスキルがつくため、以下の項目を意識してみましょう。
1.隠さずに上司へ報告・相談をする
「報連相」というように、まずは上司に報告し、相談をすることが大切です。
自分だけで対処しようと考えてしまうと、事が悪化した際にリカバリーできる周囲の人間がいないことは、リスクが大きすぎるでしょう。
悪い内容であればあるほど報告する「早さ」が求められます。
「バッドニュース・ファースト」(悪い知らせほど早く伝えよ)という言葉もあるように、1秒でも早く上司に報告・相談をすることが大切です。
2.関係者へ謝罪をする
上司から今後の立ち回りの相談を受けたら、その指示を踏まえて関係各所に謝罪しにいきます。
この際、大切なことが「心からの謝罪」が必要ということです。
内容によっては自社の言い分・言い訳をしたいこともあるでしょう。
しかし、それでは相手側の怒りは収まらないものです。
- なぜそのような問題になったか
- 今後はどのような改善策を講じるか
誠意をこめて謝罪するとともに、上記の項目を意識しつつ、謝るようにしましょう。
3.トラブルの解決策を考えて実行
関係者に連絡が済んだら、次におこなうべきは、問題解決策の実行です。
このとき、基本的には自分で発生させた問題なので、自分の力で解決させる必要があります。
- 早急に解決策を練って実行
- 上司から相談を仰ぐことも問題ないが、必ず自分の意見を伝える
おもに、上記のような考え方で取り組めば問題ありません。
とくに2つ目に紹介したスタンスは、今後の社内の関係性を良好に保つうえでは重要な考え方です。
上司・先輩に「おんぶにだっこ」の状態では、今後の評価にも関わるため、必ず主体性を持って動くことを意識しましょう。
自分の判断に迷ったときに、周囲のリソースを借りることを意識することが大切です。
4.再発防止策を検討する
問題解決に至ったら「そもそもなぜ該当の問題が発生したのか」を考え直す必要があります。
発生したトラブルを沈めたことで、何がいけなかったかが明確になることもあるでしょう。
- ヒューマンエラー
- 従業員の怠惰
- 事業計画がタイトすぎる
原因を深掘りすると、上記のようなさまざまな問題がある可能性があります。
今回起こった問題が、どのような経緯で発生してしまったのかを理解し、その打開案を立てることが、今後のトラブル防止につながるのです。
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「仕事でトラブルばかり」な人必見!ミスを未然に回避する予防法10選
「トラブルメーカー」という言葉もありますが、仕事でトラブルを起こしやすい人も存在します。
もし自分がその心当たりがあるのなら、以下のような予防法を実践してみるとよいでしょう。
どれも忘れてはならない行動です。
では「どのようにしていけばいいのか」を細かくみていきましょう。
1.規則正しい生活を心がける
今回発生したトラブルが「勤務状況」が原因であった場合は、生活リズムを正すことはもっとも改善すべきポイントといってもよいでしょう。
生活リズムがガタガタになっていると、体調を崩してしまうリスクが高まります。
- 毎朝決まった時間に起きる
- 朝昼晩3食必ず食べる
- 夜更かしをしない
当たり前のことのように見えますが、スケジュールが過密状態だと、どうしても疎かになりがちな要素です。
体調不良が続いているのであれば、これらの項目に再度意識を向ける必要はあるでしょう。
2.適度な休憩を入れる
トラブルが発生しがちな職場環境で「休憩」の概念が曖昧だった場合は、適度に休憩を入れるように促すことも大切です。
「働きっぱなし」という職場環境の場合は、業務のメリハリがついていない問題点が考えられます。
- デスクで昼食を摂らない
- 休憩時間を決まった時間にする
- 休憩時間中に仕事はしない
こういった考えを徹底することで、仕事と休憩のオンオフが明確になります。
いわゆる「仕事モード」のように集中できる時間が増やせるので、適度に休憩をとることも大切です。
3.報連相で問題点を共有する
職場のコミュニケーションが不十分だった場合は「報連相」の意識共有をすることから始めましょう。
なぜなら、人によっては「報連相」をしなくてもよいと思っている人もいるからです。
とくにありがちなことは「これは伝える、これは伝えない」の線引きがわからないことです。
- 「絶対に伝えるべき項目」をルール化して決めておく
- どんな些細なことでも報連相するようにする職場環境を作る
- 報連相をした部下をほめる
このような対策を講じて、積極的に報連相ができる職場環境をつくることが大切です。
またもし、あなたが部下だった場合は、以下のようなポイントを踏まえれば問題はありません。
- できる限り積極的に
- 早急に対応する必要があるものを除いて、相手の時間を過度に奪わないように
これらの項目を意識しつつ、上司とコミュニケーションを取れば、相手も状況を理解してくれるようになるでしょう。
4.取り掛かる前に作業内容を確認する
実際に作業に取り掛かる前に、タスクの全体像を確認することは大切です。
「今すべきタスク」だけを追っていると「そもそもの目的」を見失ってしまいがちです。
ですが、最終的な目的を反映できないでいると、認識のズレを生じるリスクがあることも覚えておくべきでしょう。
- なんのためにするのか
- どこと連携する必要があるか
- いつまでに終わらせるべきか
こういった観点から、作業内容を理解することが大切です。
目の前の作業に気を取られてしまい、そもそものタスクを見誤らないようにしましょう。
5.自分の判断で仕事を進めない
一度でもトラブルが発生したのであれば、次回以降は極力慎重になって仕事を進めたいものです。
そのため、個人の判断に依存しすぎないように意識しておきましょう。
少しでも日々の仕事で手が止まる場面があれば、上司や関係者に状況を共有するぐらい慎重になっても問題はないでしょう。
独断で動いた内容でミスがさらに大きくなるよりは、石橋を叩いて渡る形式で取り組む方が、周囲にも安心感を与えられます。
6.きちんとスケジュールを把握しておく
作業の全体像を把握するためにも、スケジューリングの徹底も忘れてはなりません。
誤ったスケジュール管理から、社員の焦りが生まれ、新たなトラブルを生み出すこともあるでしょう。
- カレンダーアプリを社内で共有する
- 日報や月報の提出を徹底する
こういった日々のおこないを見直すことも大切です。
プロジェクト全体を見渡して、予定を立てられるようにしましょう。
7.タスク管理をしっかりおこなう
日々のタスク管理を明確にできるようにしましょう。
管理が曖昧な状態であれば、誤った仕事の割振を生むこともあるでしょう。
- タスク管理アプリの活用
- 進捗が芳しくない場合は上司に相談
こういった対策を取りつつ、予定どおりタスクを進められるようにしましょう。
8.困った時は1人で抱え込まない
たしかにトラブルを発生してしまい、また同じようなミスが発生しそうなときは、周りに相談しにくいものでしょう。
ですが、たとえ同じようなミスであったとしても、1人で抱え込んでしまうのは得策ではありません。
- 上司に連絡してリカバリーに関する策を練る
- 信頼できる部下に状況を伝え、リソースを割いてもらう
こういった工夫を凝らし、問題を自分1人で抱え込まないようにしましょう。
また、上司が部下から同じようなミスの相談があったとしても過度に責めるべきではありません。
無理に攻めてしまうと報告が疎かになる可能性があり、想定外のミスを生む逆効果になることもありえるのです。
9.大切なことはメモに残しておく
プロジェクトを進める上でキーポイントとなる項目は、積極的に記録しておくほうがよいです。
メモに残しておかないまま進めてしまうと、時間が経つにつれて取り決めの内容が曖昧になってしまいます。
- 議事録を作る
- 報告した内容を改めてメールで送る
ポイントは「何かしらの媒体で保存しておく」ということです。
ここを徹底できれば「言った」「言わない」の問答も起こらなくなるでしょう。
プロジェクトを進めるうえで重要だと感じるポイントは、必ずメモとして残しておきましょう。
10.普段から適切なコミュニケーションをとる
トラブル発生時だけでなく、普段からコミュニケーションをとっておくこともおすすめです。
「仲がいい相手」であれば、万が一の際に話を聞いてくれるでしょう。
そういった意味では、定期的に飲み会やお昼のランチなどで一緒の時間を過ごすことも重要ではあります。
仕事を円滑にするためには、このようなコミュニケーションも意識すべきでしょう。
仕事のトラブルでストレスに押しつぶされたときの5つの対処法
もしあなたが現時点で「トラブルに追われてストレスに押しつぶされそう」と思っているのであれば、まずはストレス解消にフォーカスすべきです。
冷静な状態で物事を考えられなければ、思わぬミスを新たに生み出してしまうものです。
そうならないためにも、以下のような心持ちで仕事をしましょう。
- いつもと違うモチベーションで仕事に取り組む
- オンとオフを切り替える
- 適度に体を動かす
- 声に出して笑える時間を作る
- 心や体に異変が起きたら仕事を休む
これらの対処法を把握しておくことで、万が一のときにも冷静に行動できるでしょう。
ここからは、ストレスの対処法について紹介していきます。
1.いつもと違うモチベーションで仕事に取り組む
今の仕事の取り組み方を変えることで、ストレスから距離をおくことにつながります。
普段と同じルーティンワークで仕事をしていてモチベーションが上がらないときは、こういった意識を取り入れるのもよいでしょう。
- このタスクを倍の速さで終わらせるには何が必要かな?
- 普段は取り入れてないけど、この仕組みを使えばもっと早く仕事ができるのでは?
こういった好奇心を持ちながら、日々の仕事に取り組んでみましょう。
そうすることで、今までの仕事とは違い「自主的に作り上げる仕事」になります。
「やらされている仕事」では、モチベーションはなかなか上がらないものです。
積極性を持てる仕事ができるようにする方法を模索してみましょう。
2.オンとオフを切り替える
ストレス解消を目指すのなら「オンオフの切り替え」は積極的に考えたい視点です。
とくに「オフ」についての考え方を強めることで、普段の仕事(オン)にもメリハリが生まれるでしょう。
- 休日の使い方に目を向ける
- 仕事上がりにできる「生きがい」を探す
こういった目線で、仕事時間外におこなうことを見つめ直してみましょう。
日々の生活の「質」を高めることで、毎日の仕事のモチベーションにも繋がります。
3.適度に体を動かす
毎日の生活に「運動」を取り入れることもおすすめです。
とくにデスクワークが続いている人は、体を動かす機会から遠ざかっている人も多いでしょう。
体調を整える意味でも有効ですが、気持ちの切り替えにも有効な手段です。
- 自宅の周りをジョギングしてみる
- 軽い筋トレを取り入れてみる
内容は軽いものでも構いません。
「仕事しかやることがない」という状況であれば、こういった運動を取り入れることで、業務にも張りが生まれるでしょう。
4.声に出して笑える時間を作る
日々のルーティンワークで「感情の揺さぶり」が少なくなっている方は、思いっきり笑う機会を作ることも検討すべきです。
「笑うこと」はエンドルフィンという物質を生み出し、幸福感を生み出しやすくなります。
- 無料の動画サービスを活用し、笑える動画をチェック
- お笑いライブに参加してみる
- 仲のいい友達と積極的にコミュニケーションを取る
たとえば、上記のような方法を意識するとよいでしょう。
科学的にも「笑い」は取り入れることが有効なので、積極的に笑える環境を作ってみましょう。
5.心や体に異変が起きたら仕事を休む
もし現状でメンタルや体に異変を感じるレベルであれば、環境自体を見直す必要があります。
まずは今の環境から距離をおき、時間を取って回復させることを検討してみましょう。
- 上司や人事部に連絡し異動の申し出をする
- 休職を検討する
- 新たな転職先を考える
方法としては色々ありますが、ポイントとしては「いかにして今の環境から離れるか」ということです。
今の環境に居続けてしまって、体調をさらに悪化させてしまっては元も子もありません。
復帰ができなくなる前に、できることから行動してみましょう。
まとめ:どうやってトラブルを予防するか考えながら仕事をすることが重要
もし仕事でトラブルを抱えてしまった場合は、自身や周囲の状況によって、対処法を検討しておくべきです。
間違っても問題を抱え込みすぎてしまい、取り返しのつかないことにならないようにしましょう。
- 現時点でトラブルが発生しているなら周囲への報連相を徹底する
- 問題の解決ができたら再発生を防止する策を考える
- トラブル続きでストレスが溜まっているなら、ストレス解消の方法も用意する
もし、現職ではストレス解消の手立てがないのであれば、今の環境から離れるために転職することも視野にいれるべきです。
さらなるトラブルを生み出さないように、現状を把握しながら適切な行動を取れるようにしましょう。