仕事で報われない6つの原因と抜け出すための7つの解決策

公開日: 2021.04.30
更新日: 2024.01.11
仕事で報われない6つの理由と抜け出すための7つの解決策

「こんなに働いているのに全然給料が上がらない」
「頑張っていても評価されないからやるせない」

と思うことはありませんか?

仕事で報われないと感じながら働き続けるのは、不満が溜まってしまいますよね。

では、報われない状況を変える方法はあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • 仕事で報われない人の共通点
  • 仕事で報われない理由
  • 報われない状況を解決するためにすべき行動

について詳しく解説します。

この記事を見れば仕事が報われない原因がわかり、現状を打開する方法が必ず見つかります

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

当てはまると要注意。仕事で報われない人の5つの特徴

仕事で報われない人の特徴

その会社に働いているすべての人が、仕事で報われないわけではなく、なかなか思いどおりに結果が出せない人には共通する特徴があります。

ここでは仕事で報われない人に共通する特徴を5つ解説します。

  1. 完璧主義
  2. 仕事の背景や目的を理解していない
  3. 積極性がない
  4. 評論家タイプで行動しない
  5. 仕事を断れない

この特徴に当てはまると、いつまでも報われないまま仕事を続けてしまう可能性があります。

自分を振り返りながらみていきましょう。

1.完璧主義

すべてが完璧でなければ気がすまない完璧主義なタイプです。

この特徴を持つ人は、仕事によって最適な対応ができないため、良い成果が上がりにくいです。

  • 仕事が遅い
  • 融通がきかない
  • 他人のアドバイスを聞けない

完璧主義の仕事にはこのような特徴があります。

つまり、要領が悪いのです。

すべての仕事に完璧を求めるため、ひとつの仕事にかける時間も労力も大きくなります。

それでは、上司からの評価が上がらず、報われないでしょう。

2.仕事の背景や目的を理解していない

言われた通りに仕事をしていれば大丈夫と思っている人は、どれだけ仕事をしても報われません。

  • 何のために議事録をとるのか
  • なぜこの資料を作る必要があるのか
  • この会議は何の目的でおこなわれているのか

これらの内容を把握できていないまま仕事をしていると、結果に結びつかないときも多々あるでしょう。

すべての仕事には、何かしらの意味があります。

その意味を理解しているのかいないのかによって、アウトプットの質が全く異なるものになります。

仕事の背景や目的を理解していない人は、上司の求めるアウトプットができません

3.積極性がない

指示されたことしかやらない受動的な人は、会社に求められる人ではありません。

積極性や向上心がなければ、良い成果は出せません。

  • 必要な仕事に気づこうとしない
  • 指示されたことしかやらない

こういった部分に目を向けず、自分の頭を使って積極的に動けないと、いずれ必要とされなくなります

指示されたことを完璧にしようといくら努力を重ねても、それだけでは報われないでしょう。

4.評論家タイプで行動しない

他人の行動を評論してばなりで自分では何もしない、評論家タイプです。

口ばかりで行動しないのですから、成果が出るわけがありません。

  • 批判やうんちくなど口だけ達者
  • やる前からいつも否定的
  • 言いわけが多い

言っているだけで行動がともなわないので「口だけ」の人だというレッテルがはられます。

いくら正しいことを言っていても、それだけでは認められないことが多いため、報われないと感じるでしょう。

5.仕事を断れない

仕事が報われない人の特徴として、どんな仕事でも断れない人があげられます。

ドラマでもよくいる「これやっといてね」と押し付けられるタイプです。

こういったタイプのビジネスパーソンは、どのドラマでも「仕事が評価されている人」としての描写では出てこないでしょう。

仕事を断れない状況が続くと、以下のような問題も生じてしまいます。

  • 自分でできるかどうかの判断ができない
  • 本当にやるべき仕事のスピードが落ちる
  • 扱いが雑になる

すべての仕事をこなせるほどの時間と体力はありません。

できないことはできないと判断できることも大切です。


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仕事の頑張りが報われないと感じる3つの瞬間

頑張りが報われないと感じる瞬間

どれだけ仕事を頑張っていても、報われない現実を思い知る瞬間があります

この瞬間に遭遇することで、思いが強くなり大きなストレスを感じてしまうでしょう。

ここでは、仕事の頑張りが報われないと感じる瞬間を3つご紹介します。

  1. 昇進できないとき
  2. 仕事量と給与が見合っていないとき
  3. 他の人が評価されているとき

それぞれがどんなときなのか具体的にみていきましょう。

1.昇進できないとき

会社を信じて長年働いてきたのに、一向に昇進できなかったときには、報われないと感じます。

昇進の基準や采配は、その部門の上司の評価によります。

部門によって差が出てくるものなので、以下のように周りと比べてしまうこともあるでしょう。

  • 同期入社の中で自分だけ昇進できていない
  • 頑張って成果をだしたのに昇進できなかった
  • 自分より働いていない他部門の後輩が先に昇進した

他人の評価によるものなので、自分の努力や貢献度、まわりの状況と比較して不満がたまります

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2.仕事量と給与が見合っていないとき

毎日膨大な仕事量をこなしているのに全然年収が上がらない、など仕事量に対して給与が見合っていないと報われないと感じるでしょう。

  • 仕事量は評価されず、残業代も払われない
  • 難易度の高い仕事が評価されるシステムがない
  • 優秀な人ほど後輩育成まで頼まれる

このようないくら努力しようが年収は増えず、仕事だけが増えていく状況です。

仕事量が多すぎる人は、処理能力が高いゆえに、周りから多くの仕事を押し付けられがちです。

隣のぼーっとしているだけの定年間近の人より、ハードな仕事をしている自分のほうが年収が低い、ということはざらにあります。

3.他の人が評価されているとき

仕事をしていて報われないと感じるのは、自分ではなく他の人ばかりが褒められ、評価されているときです。

  • 自分の貢献度が高かった仕事で他の人が評価された
  • どれだけ努力しても自分の上司からは認められない
  • 真面目に働いている人よりもうまく手を抜いている人が評価されている

こんな状況では、モチベーションも上がらないでしょう。

上司やまわりは仕事の過程まですべてを見ているわけではありません

見えない部分の努力が汲み取られない状況はたくさんあります。

「こんなに一所懸命働いているのに認められない」とネガティブに考えてしまいます。

覚えておきたい、仕事で報われない6つの原因

仕事で報われない原因

どれだけ仕事をしても報われないと思っていても、まわりには評価されている人もちゃんといるはずです。

仕事が報われない人によく見られる原因を、6つご紹介します。

  1. 成果を出していない
  2. 努力の方向性を間違えている
  3. 成果は出しているがアピールできていない
  4. 上司から嫌われている
  5. 年功序列で頑張りが報われにくい
  6. 見返りを期待しすぎている

原因を正しく理解することで、いまの状況を変えることも可能です。

自分がどの状況に当てはまるのかみていきましょう。

1.成果を出していない

どれだけ頑張っていても、成果が出ていないと評価はされません。

会社が欲しているのは「真面目に働く人間」よりも「成果を出す人間」です。

  • 結果より過程
  • 労働時間に対しての成果物が少ない
  • 頑張ることが美徳だと信じている

このような状態で、ただただ頑張って働いているだけでは報われません。

「あの人より真面目に働いているのに、評価されない」と感じている人は、成果がきちんと出せていないことが原因でしょう。

2.努力の方向性を間違えている

努力は、ただがむしゃらにしていても報われるものではありません

たとえば、サッカー選手になりたい人が、必死に毎日腕立て伏せばかりしていても成果は出しにくいです。

  • 求められているものを分かっていない
  • プランの立て方が悪い
  • 目標と行動がズレている

もしあなたが「報われない」と感じるのであれば、上記のポイントを振り返ってみるといいでしょう。

努力の方向性を間違えると、どれだけ頑張っても報われません。

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3.成果は出しているがアピールできていない

明確な成果を出していても、分かってもらえていないパターンがあります。

その場合、しっかりとアピールできてないことが原因です。

  • 自分の話をするのが苦手
  • 上司がいつも職場にいない
  • 面談の機会がない

このような場面に心当たりがある人は、仕事で報われないと感じても無理はありません。

成果に気付いてもらえるまで待っているだけでは、いつまでたっても報われません。

自分のことをちゃんとみてない上司が悪いと、甘えていてはいつまでも報われないままです。

4.上司から嫌われている

上司から嫌われていて、あなたを認めたくないと思っている可能性もあります。

上司も人なので、好き嫌いがあったとしても仕方ありません。

  • 上司が冷たい
  • 批判されることが多い
  • 会話ができていない

このような場合は嫌われていている可能性が高いです。

いくら頑張っても、低い評価しかしてもらえないので、報われないと感じるでしょう。

5.年功序列で頑張りが報われにくい

会社の風土が古く年功序列な会社では、いくら成果を上げようが、認めてもらえないでしょう。

会社の制度なので、上司の一存ではどうしようもない部分があります。

  • まわりで若くして昇進した人がいない
  • 年齢を気にする人が多い
  • 成果を処遇に反映するシステムがない

会社によっては、働いた時間が同じなら、ぼーっとしている社員と頑張って働いた社員とで差がつかないということもざらにあります。

頑張って働いている自分が報われないと感じても仕方ないことです。

6.見返りを期待しすぎている

自分のおこなった努力に対して必要以上見返りを期待している場合があります。

見返りばかりを期待して仕事をしても精神的に疲れてしまいます。

そもそも雇われている時点で働いている時間に対して賃金が発生しているため、その時間内で出した成果は出すべき成果なのです。

  • あんなに努力したのになんで昇給しないのか
  • あの仕事を成功させたのに褒めてもらえなかった

こういった気持ちでいると、仕事の意欲も高まらないでしょう。

見返りを期待したプレゼントが嬉しくないように、見返りを求める仕事も気持ちよくありません。


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仕事で報われない人が持つべき4つの考え方

報われない人が持つべき考え方

仕事で報われるためには新しい視点を持ち、違う角度で状況を見ることが必要です。

ここでは仕事で報われないと思っている人が持つべき考え方を4つご紹介します。

  1. 会社に利益をもたらしたかどうか
  2. 自分基準で考えない
  3. 会社の制度自体に問題があることもある
  4. 受け身でいても何も変わらない

この考え方を持つことで、報われない現状を正しく把握し、原因を理解できるようになります。

それではひとつずつみていきましょう。

1.会社に利益をもたらしたかどうか

自分が会社に貢献できているかどうか、という視点を持つべきです。

会社に利益をもたらし、貢献できていないのであれば、評価されず報われなくても仕方ありません。

  • 数字でわかりやすい利益を出せているか
  • 業務効率を改善できているか
  • 会社での目標を達成できているか

上記のような形で、自分が会社側の視点に立ったときに、自分は評価されるべき貢献をしているのか考えてみると良いでしょう。

貢献できていない場合は、貢献できるよう仕事のやり方を変えてみるのもいいかもしれません。

2.自分基準で考えない

自分基準で「努力している」と思っていても、まわりはそうは感じていない場合があります。

まずは以下のような観点から、自分を客観的に見てみましょう。

  • 自分が頑張っていると思っているだけだった
  • まわりの人の方が努力していた
  • 自分に甘かった

努力しきれていない部分を会社のせいにし続けていては今の状況は改善されません

自分基準ではなく、客観的に見てどう感じるのか考えてみる必要があります。

3.会社の制度自体に問題があることもある

会社の評価制度には問題がないか、もう一度確認してみましょう。

どれだけ努力をしても評価制度に問題があり、必然的に報われない状況になっている可能性もあります。

  • 年功序列が絶対的
  • 出身大学が重要視される
  • ロールモデルがない

このような環境では、いくら頑張っても自分の能力や結果が評価に結びつきません

自分の会社の評価制度をよく理解することで報われない状況を正しく把握できます。

4.受け身でいても何も変わらない

仕事が報われないのも仕方がないと諦めて、受け身でいるだけでは何も変わりません。

状況に不満があるのならば、自分から行動を起こさなければ何も変わらないことを理解しましょう。

  • 状況が良くなるのをただ待っている
  • 誰かが状況を変えてくれるのを期待している

上記のようなマインドでは何も変わらず、ずっと不満なまま会社生活を送ることになります。

仕事で報われたいのであれば、受け身ではなく積極的に変化させる意識を持つべきです。

仕事の頑張りが報われないときの7つの解決策

頑張りが報われないときの解決策

仕事を頑張っても報われない、と嘆いていても状況は変わりません。

報われるためには、いまの状況を変えていく必要があります

ここでは、仕事の頑張りが報われないときの解決法をご紹介します。

  1. 自分の頑張りをアピールする
  2. 会社の利益に貢献する行動をする
  3. 仕事の優先順位をつける
  4. 評価されている人の行動を真似してみる
  5. 評価されない理由を分析する
  6. 上司と積極的にコミュニケーションをとる
  7. 転職する

自分のアプローチでいまの状況を大きく変えることもできます。

まずはできそうなことからとりかかれるよう、ひとつずつ詳細をみていきましょう。

1.自分の頑張りをアピールする

気づいてもらえていないなら、気づいてもらえるようにアピールをしましょう。

上司の部下はあなただけではありませんから、すべての成果を見れているわけではありません。

  • 面談のときにアピールする
  • 普段から上司とコミュニケーションをとる
  • わかりやすい目標管理をする

こういった具体的な手段をおこなう必要はあるでしょう。

アピール上手は重要なスキルのひとつです。

就活でも面接で自己アピールが必要なように、会社に入っても自己アピールが必要な場面がたくさんあります

2.会社の利益に貢献する行動をする

会社にとって有益な人材になれば、おのずと評価が上がるため、仕事が報われないという事態を解決できます。

利益無くしては会社を経営できません。

  • 利益を上げる努力をする
  • 無駄な支出を減らす
  • 効率を上げて回転数を上げる

上記を意識して、仕事に取り組んでみてください。

同じ仕事でも意識が変わるだけで、今まで気づけなかった改善ポイントに気づけます

3.仕事の優先順位をつける

優先順位をつけて注力的に取り組むことを決めましょう。

優先順位がはっきりすることでロスタイムがなくなり、仕事のスピードもあがります。

  • 緊急度の高いものをリストアップする
  • 作業の順番をあらかじめメモにまとめる

こういった工夫を凝らしつつ、何から手をつけるべきかを決めるようにしましょう。

すべての仕事を優先させようとすると、本当に注力すべき仕事が埋もれてしまい、自分の評価を落としてしまうことがあります。

仕事の性質を考え、何を優先させるか決めることで、努力に見合った成果が期待できるでしょう。

4.評価されている人の行動を真似してみる

スポーツでも強い選手の動きを真似することからはじめるように、評価されている人のやっていることを真似してみましょう。

よく観察することによって、自分との差分にも気づけます。

  • 仕事のやり方を真似してみる
  • 上司との話し方を真似してみる
  • 時間管理を真似してみる

「まねる」は「学ぶ」と言われているように、真似することはスキルの土台をつくることです。

しっかりとした土台ができれば、上に経験を積み重ねることができます。

5.評価されない理由を分析する

仕事が報われないと感じているなら、まずは原因を突き止め分析しましょう。

正しく原因や理由を把握すれば、最短距離で解決までたどりつけます

  • 現状を紙に書いてみる
  • 同僚と話す中で質問してみる
  • 評価されている人と比べてみる

上記のことを実施してみてください。

間違った方向で努力をし続けないためにも、原因や理由の正しい理解、分析は重要です。

6.上司と積極的にコミュニケーションをとる

会社は人の集合体なので、コミュニケーションが必要不可欠です。

その人の印象は少なからず評価に影響するため、上司と積極的にコミュニケーションをとりましょう。

  • 挨拶を丁寧にする
  • 食事に誘う
  • 仕事やプライベートの話をする

このような形で、まずは好意を持って接してみてください。

好意を持って接すると、相手も好意で返してくれることが多いです。

まずは上司に興味をもち、積極的にコミュニケーションをとりましょう。

仕事上のコミュニケーション上手とは!求められる3つの能力や10個の改善方法を紹介仕事上のコミュニケーション上手とは!求められる3つの能力や10個の改善方法を紹介

7.転職する

今の会社で仕事が報われないのであれば、報われる会社に転職するという解決法があります。

自分自身はコントロールできても、残念ながら会社制度まで変えられません

  • 希望年収を達成する
  • ワークライフバランスを追求する
  • 福利厚生を充実させる

など、転職することで今の環境を大きく改善でき、努力に見合った評価をうけることも可能です。

会社の制度による問題が多く、報われないという方におすすめの方法です。

まとめ:仕事で報われないなら、環境を変えるのもあり

仕事で報われない状況にいつまでも悩むより、環境を変える努力をしましょう。

報われない思いを抱えたまま待つだけでは、何も変わりません。

  • わかりやすい成果を出す
  • 自己アピールをしたりコミュニケーションをとったりして、イメージアップをはかる
  • 転職して環境を変える

今の会社で努力しても報われない状況が続くのであれば、転職をして環境を変える選択も大事な一手です。

自分にとって最適な環境を探すためにも、できることから行動してみましょう。

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