エンジニアの適性がある人とない人の特徴とは?理想のエンジニア像に近づくためにできることを解説

公開日: 2021.06.12
更新日: 2024.01.11
エンジニアの適性がある人とない人の特徴とは?

「エンジニアになりたいけど、自分に向いているのだろうか」
「エンジニアの適性って、どういうものがあるんだろう」

と思うことはありませんか?

エンジニアになろうと思っても、自分にその本当に向いているのか気になってしまいますよね。

では、エンジニアの適性にはどのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、

  • エンジニアの適性がある人、ない人の特徴
  • エンジニアの適性があるかどうか検査する方法
  • 自分にはエンジニアの適性がないと感じたときの対処法

について詳しく解説します。

この記事を見れば、自分にとってエンジニアが向いているかどうかが必ずわかります。

これからエンジニアとしては働こうと考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

エンジニアの適性がある人の特徴10選

エンジニアとして適性がある人

エンジニアを目指す際に、まずどんな人にエンジニアの適性があるのかを知っておくべきです。

エンジニアの適性がある人の特徴は以下のとおりです。

パソコン関係の興味関心だけでなく、それ以外のスキルも含まれているのがわかります。

どんな特徴があるのか、詳しくみていきましょう。

1.プログラミングに関心がある

まずエンジニアの適性がある人は、プログラミングに関心がある人です。

当然ですが、エンジニアはプログラミングの技術を身につけていることが必要です。

  • プログラミングを習得したい
  • いろんなプログラミング言語を使えるようになりたい
  • プログラミングでいろんなプログラムを組めるようになりたい

このようにプログラミングを通して、成長したい意欲がある人は、適性があるといえてしまうでしょう。

エンジニアにはプログラミングが必要不可欠です。

2.パソコンで長時間作業ができる

エンジニアは長時間のデスクワークが求められます。

そのため、パソコンを使った作業に抵抗がない人に適性があるといえるでしょう。

  • 仕事時間中は常にデスクにいても苦にならない
  • 周りの人とコミュニケーションを取らなくても仕事が捗る

プログラミングに興味があったとしても、上記のような性質を持っていないと長続きするものではりません。

集中力を途切らせずに長い時間の作業ができるビジネスパーソンに適性があるといえるでしょう。

3.論理的思考(ロジカルシンキング)ができる

論理的に物事を考える力も、エンジニアには必要です。

プログラムにエラーが出た際に、以下のように考えられるといいでしょう。

  • エラーの発生源はどこか
  • なぜエラーが起きてしまったのか
  • どの部分を修正すれば、エラーが解消されるのか

はじめのうちは、エラーの原因がわからないことが多いです。

そんなときでも、トライ&エラーを繰り返して正しいプログラムを組めるようになるのが大事です。

ロジカルシンキングを身につける5つのメリットを解説!フレームワークや注意点も紹介ロジカルシンキングを身につける5つのメリットを解説!フレームワークや注意点も紹介

4.コツコツと作業を進めるのが得意

日々コツコツと作業を続けられる人も、エンジニアの適性があります。

エンジニアの仕事は、地道な作業が多いです。

  • コードを書く
  • プログラムを実行する
  • エラーが出る
  • 修正する

エンジニアは上記の作業の繰り返しです。

どんなに大きなプロジェクトでも、エンジニアの仕事は裏方の仕事です。

目立たない作業を、コツコツと続けられるといいでしょう。

5.ソースコードを見ても苦にならない

ソースコードに取り組む人

初めて目にするソースコードに対して抵抗を感じないかどうかもポイントです。

見覚えがないソースコードを見ても、それを難なく動かせるようにならなければシステムは機能しません。

  • 知らない情報を見るとワクワクする
  • 知識欲が強く、知っていることばかりだと面白さを感じない

こういった気持ちがある人はエンジニアの資質があるといえるでしょう。

文字や数字の羅列を見ても嫌な気持ちにならず、コードを書き続ける力が求められます。

6.日進月歩の進化にも柔軟に対応できる

常に最新のITトレンドや知識を取り入れる必要があります。

IT業界は、さまざまな情報がアップデートされているからです。

日々起こる変化に対してフレキシブルに対応できなければ、次第に重要なプロジェクトを任されなくなるでしょう。

昨日の常識が通用しなくなってしまうIT業界では、変化に柔軟に対応できる人に適性があるといえます。

7.コミュニケーション能力が高い

エンジニアは、チームのメンバーと密なコミュニケーションを取れることが必要です。

ひとつのプロジェクトを1人でおこなうことは、ほとんどありません。

個人でのスキルよりも、チームワークによる結束力を重要視するのがエンジニアなのです。

チームワークを持って行動できる協調性が大事になってきます。

8.体力がある

意外と思われるかもしれませんが、エンジニアには体力が不可欠です。

エンジニアなどの多くのIT職は、納期が定められていることがほとんどで、納期に応じて仕事をこなしていきます。

必ず納期に間に合わせるために帰りが遅くなることも出てくるでしょう。

繁忙期の多忙さにも対応できるだけの体力を持っていることも、エンジニアに必要なスキルです。

9.問題解決能力がある

問題解決能力が高いことも、エンジニアに必要な適性に挙げられます。

エンジニアの仕事は、クライアントから解決したい問題を解決するためのプログラムを書くことです。

エンジニアは設計書を書き、チームのメンバーに仕事を割り振ります。

クライアントやチームに迷惑をかけないためにも、問題解決能力は必要になってきます。

10.忍耐力がある

エンジニアには試行錯誤を繰り返せる忍耐力が求められます。

プログラムを書いていると、エラーは必ず起きてしまうからです。

エラーを常に見逃さず、改善していく必要があります。

そのエラーのたびに修正し、粘り強く動作を検証していく力が必要です。

以上のような特徴に当てはまる人は、エンジニアに向いています!
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エンジニアの適性がない人の特徴5選

エンジニアの仕事に向いていない人

どんな仕事にもいえる話ではありますが、エンジニアにも向き不向きがあります。

適性がない人の共通項を知っておくことで、自分が本当にエンジニアを目指すべきかがわかったり、あるいは改善すべき部分の把握につながります。

適性がない人の特徴は、以下の5つです。

  1. 勉強を続けていくのが苦痛
  2. IT業界に関心がない
  3. 急なトラブルに対応できない
  4. 物事を多角的に捉えない
  5. 効率よく作業を進めるのが苦手

これらのポイントに心当たりがある方は、エンジニアとして活動する際に難しさを感じやすいでしょう。

自分に当てはまっている部分がないかどうか、確認していきましょう。

1.勉強を続けていくのが苦痛

日々、新しい情報を取り入れ、学習する意欲が低い人は適性がないといえます。

変化のスピードが速いIT業界では、新しく学んだことは、覚えたそばから古くなってしまいます。

エンジニアは、知識をインプットすることの連続です。

エンジニアとして学び続けることを楽しめなくては、エンジニアとして働くのは難しいでしょう。

2.IT業界に関心がない

エンジニアとして働き続けるためには、IT業界に対して常にアンテナを張り続けている必要があります。

IT業界は変化のスピードが激しい業界だからです。

新しい言語やシステムが開発されていく中で、最新のトレンドを取り入れたプログラム開発が必要です。

最新のトレンドを素早く取り入れて、クライアントのニーズに応えられないとエンジニアになるのは難しいです。

3.急なトラブルに対応できない

エンジニアには、トラブルや予定変更に対応するスキルが求められます。

急なトラブルに対応できないと、クライアントの要望に応えられません。

  • クライアントの希望によって、仕様の変更があった
  • テスト段階でバグが見つかった
  • 納品したものに不具合があった

このような状況が起きれば、一度開発したものをやり直さなければいけません。

予定変更はあるものだと割り切って仕事ができない人は、エンジニアの適性がないといえてしまうでしょう。

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4.物事を多角的に捉えない

疑問を抱かないことも、エンジニアに向いていない人の特徴です。

なぜだろうと、分析をする習慣がエンジニアには必要だからです。

  • ネット上に書かれていることを、すべてそのまま受け入れてしまう
  • 裏付けのデータが無くても、信じてしまう

このように、何の疑いもなくすべて信じてしまう人は危険です。

ひとつの物事に関して自分でいろいろな角度から考えられない人は、挫折する傾向があります。

5.効率よく作業を進めるのが苦手

どうすれば効率よく進められるかを考えられない人は、エンジニアの適性がないといえます。

エンジニアは、人が手動でおこなっている作業を効率よくシステム化する仕事でもあるからです。

将来の効率を考えずに、いまが楽な方法で仕事を進めるような人は、エンジニアに向いていません。

効率重視の考え方ができなくては、クライアントの気持ちに寄り添ったシステムを開発することは難しいでしょう。

しかし、エンジニアの適性の有無は、実際にプログラミングを学び始めてからの方が判断しやすいです。

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エンジニアの適性があるか検査できる3つの方法とは

自分の適性を知る方法

エンジニアになるために必要な適性が自分にあるのかを調べる方法があります。

代表的なものは、以下の3つです。

  1. 多くの企業で採用されている「CAB」
  2. 文章の読解力が問われる「GAB」
  3. 4種類の適性検査がある「SPI」

検査方法によって、測定・出題内容が異なります。

IT業界での採用試験としても取り入れられています。

エンジニアとしての転職活動の際にも役立ちますので、ひとつずつ特徴を見ていきましょう。

1.多くの企業で採用されている「CAB」

CAB適性検査は、エンジニアの適性検査としてIT企業で採用されている検査です。

測定項目は、以下のとおりです。

  • 四則演算をおこなう「暗算」
  • 図形から規則を見出す「法則性」
  • 提示された条件から結論を導き出す「命令表」
  • 暗号を図形の並びをもとに解読する「暗号」

とくにエンジニアには論理的思考能力、作業速度、ひらめき、忍耐力といった能力を求められます。

その人の性格が、社会人やエンジニアとしてIT企業が求めている人材として適しているかどうか評価されます。

2.文章の読解力が問われる「GAB」

GABは新卒の就職活動で採用されている検査です。

出題される問題の内容は、おもに下の4つです。

  • パーソナリティ(OPQ)
  • 英語
  • 言語理解
  • 計数理解

GABは大手総合商社やメーカー、証券・投資・総研など高い知能を要する業界で用いられています。

大学受験までで培った国語力や数学力だけでは対処できない独特な問題が多いのも特徴です。

3.4種類の適性検査がある「SPI」

SPIはシェアナンバーワンの適性検査で、多くの企業が採用しています。

検査項目は以下の4つです。

  • 言語
  • 非言語
  • 英語
  • 性格適性検査

とくに、非言語分野では、数的処理能力や論理的思考力が求められます。

IT業界では、この非言語分野の検査を通して、正確で効率的な業務がおこなえるかを見られています。

エンジニアの適性がないと感じたときの対処法7選

適性がないと感じた人が取り組むべきこと

エンジニアになりたかったけれど、自分に適性が無いと思っている人もいるでしょう。

その場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. 自分の課題を見つける
  2. 書籍やWeb講座でスキルアップを目指す
  3. 勉強会や講座に参加する
  4. エンジニア仲間と情報交換をする
  5. 期限を決めて本気で取り組む
  6. 資格取得に向けて勉強する
  7. プログラミングスクールに通う

適性が無かったとしても、これからの努力次第でエンジニアになることは可能です。

エンジニアへの夢を諦める前に、以下の方法を試してください。

1.自分の課題を見つける

エンジニアになるために、まずは自分の課題が何なのかを知る必要があります。

適性検査を受けることで、自分の課題が見つかります。

自分に足りていない能力が何かがわかれば、苦手を重点的に学習することで、エンジニアの適性を高められます。

まずは、自分の適性を分析することから始めましょう。

2.書籍やWeb講座でスキルアップを目指す

参考書やWebの講座を利用することで、エンジニアを目指して勉強できます。

自分にあった学習方法を見つけて、成長することが大切です。

  • ドットインストール
  • Progate
  • YouTube
  • note教材
  • Udemy

例えばWebサービスにもこのように種類がたくさんあります。

動画やわかりやすいイラストで説明してもらうことで、理解がしやすいものばかりです。

参考書やWeb講座を利用して、エンジニアへの挑戦を続けましょう。

3.勉強会や講座に参加する

エンジニアになるのが難しいと感じたら、人に教えてもらうのもいいでしょう。

独学での勉強には限界があります。

  • TwitterなどSNSで募集している勉強会に参加する
  • 有料の講座を申し込む

勉強会に参加することで、技術を習得できるだけでなく、スキルの高い人たちと知りあえます。

また、お金をかけて講座に申し込むことで、やらなくてはいけない状況にできる点も、学習のうえでは大切な要素となるでしょう。

身銭を切ってコストをかけることで、エンジニアへの覚悟を高められます。

4.エンジニア仲間と情報交換をする

仲間と情報交換をして繋がることは、挫折を防げます。

仲間がいることで、以下のような影響をお互いに与えられます。

  • 学習進捗を共有することでサボれなくしたり、やる気を高める
  • わからないことを相談して、つまずきを防ぐ
  • コードの書き方や調べ方など情報共有をできる

エンジニアを目指している友達が身近にいなければ、TwitterなどのSNSで仲間を探すのもいいでしょう。

仲間と切磋琢磨しあうことで、エンジニアを目指していけます。

5.期限を決めて本気で取り組む

目標や期限を決めて頑張ることもいいでしょう。

方向性が定まり、これまでよりも頑張りやすくなります。

  • あと半年は頑張る
  • このプログラムが書けるようになるまで
  • この参考書を終わらせる

まずはこのように、目標を立ててみましょう。

そして人に相談したり、調べたり、勉強会に参加したりと、これまでやっていなかった行動をするように、本気で取り組んでみてください。

6.資格取得に向けて勉強する

資格取得をすることで、対外的なアピールやスキルの証明ができるようになります。

未経験からエンジニアを目指す人にとっては、企業への転職に役立つでしょう。

企業によっては、資格を取得している場合に手当や報酬をもらえることもあります。

資格を取得することは、エンジニアとしての転職に有効な手段です。

7.プログラミングスクールに通う

独学での学習に限界を感じていたら、プログラミングスクールを検討しましょう。

自分1人での学習は、以下のようにデメリットも多くあります。

  • どこでエラーを起こしているのか気づけない
  • 勉強の手順や、どの言語を習得すればいいのか、学習の方向がわからなくなる
  • 途中で諦めて、挫折してしまうことがある

一方で、プログラミングスクールの講師はプロなので、初心者がどこで挫折しやすいのかも把握しています。

また、卒業後のエンジニア就職を支援してくれるスクールもあります。

これらは独学では得られない恩恵のため「転職成功率を高める」という意味でも、プログラミングスクールに通うことは検討の余地があるといえるでしょう。

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まとめ:エンジニアにとって1番の適性は惜しみない努力ができること

ここまで、さまざまなエンジニアの適性を見てきましたが、1番大切なのはエンジニアに向けて努力を継続できるかどうかです。

エンジニアという職業は、エンジニアになる前も、エンジニアになってからも、努力が必要な職業です。

  • エンジニアに向けてのプログラミング学習を続ける
  • IT業界の情報収集を続ける
  • パソコン作業をコツコツと続ける

このような努力を続けられるように、場合によってはお金をかけて学習する機会を設けることも大切です。

本気でエンジニアを目指すのならば、プログラミングスクールに通うことが1番の近道です。

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