Webデザイナーは海外で需要が高い?必要な準備や求人の探し方を詳しく解説
スキルアップのために、海外への就職を視野に入れているWebデザイナーも少なくありません。
そんな人の中には、
「Webデザイナーとして海外で活躍できる?」
「海外でのWebデザイナーの需要や将来性ってどうなの?」
「どうやって仕事を探せばいいの?」
と、疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- 海外のWebデザイナーの需要
- 日本と海外Webデザイナーの年収比較
- 海外でWebデザイナーとして活躍するために必要なスキルや準備
- 海外でWebデザイナーとして働く方法や求人の探し方
などについて、詳しくご紹介していきます。
この記事を読めば、Webデザイナーとして海外で活躍する方法がわかるでしょう。
海外就職を考えているWebデザイナーの方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
海外のWebデザイナー需要は高い
Web市場が拡大している中で、日本のWebデザイナーの需要も高まり続けています。
海外では、日本以上にWebデザイナーの需要が高いことをご存知でしょうか?
毎月1,000万人以上のアクセスがあるアメリカの人気Webサイト「Lifewire」を参考に見てみましょう。
Lifewireでは現在のWebデザイナーの需要について、以下のように説明しています。
If you’re considering becoming a web designer, now is the perfect time to make that leap. Every organization from large corporations to small non-profits needs a website, so the outlook for web design jobs will remain promising for the foreseeable future.
(出典:Lifewire 「Web Design Jobs Outlook Through 2022」)
(出典:Lifewire 「Web Design Jobs Outlook Through 2022」)
翻訳すると、
「今がWebデザイナーとして活躍するために絶好の機会です。
大企業から中小企業までのすべての組織がWebサイトを必要としています。
そのためWebデザイナーの仕事は今後も残り続ける見通しです。」
となります。
つまり、「Webデザイナーは海外においても求められている仕事」ということですね。
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日本と海外のWebデザイナーを年収で比較
Webデザイナーは日本よりもさらに、海外での需要が高いことがわかりました。
そんな将来性のあるWebデザイナーですが、海外と日本での年収に違いはあるのでしょうか?
働くうえで年収は気になるポイントですよね。
そこでここでは、日本と海外のWebデザイナーの平均年収を比較していきます。
1.日本
まずは、日本の平均年収について見ていきましょう。
「求人ボックス給料ナビ」によると、日本で正社員として働くWebデザイナーの平均年収は約447万円とありました。
月給で換算すると37万円、派遣社員やアルバイトは平均時給がそれぞれ1,790円です。
全体の給与幅は318万〜787万円。
Webデザイナーはスキルや経験、勤める企業によっても年収に差が生まれる職業であるため、年収の幅も比較的広いです。
(出典:求人ボックス給料ナビ)
日本の平均年収は436万円なので、Webデザイナーの平均年収は平均よりも少し高いといえるでしょう。
(出典:国税庁 平成30年分民間給与実態統計調査)
2.海外
では、海外で働くWebデザイナーの平均年収はどれくらいなのでしょうか。
ここでは、海外で働くWebデザイナーの平均年収を国別に見てみましょう。
- アメリカ:約780万円
- カナダ:約580万円
- イギリス:約420万円
- オーストラリア:約670万円
- ニュージーランド:約590万円
(出典:JobQ)
いかがでしょうか。
物価や景気、休暇の取り方や労働時間などは国よって変わるため、一概に年収だけを比べることはできません。
しかし、このデータからはほとんどの国が日本のWebデザイナーよりも高い年収であることがわかります。
海外でWebデザイナーとして活躍するために必要なスキル2つ
海外で働くWebデザイナーの給与水準が高いのは、非常に高いレベルと幅広いスキルが要求されるためです。
では、どのようなスキルがあれば海外でも活躍できるのでしょうか?
ここでは、海外でWebデザイナーとして活躍するために必要な2つのスキルをご紹介します。
- 高いレベルのデザインスキル
- 仕事に支障がない語学力
それでは順番に見ていきましょう。
1.高いレベルのデザインスキル
海外では非常に高いレベルのデザインスキルが求められます。
海外で活躍するためには、
- 独自のデザインを作れる
- デザインに最新の技術を取り入れられる
など、最前線で活躍できるスキルが必要です。
デザイン力に自信があるWebデザイナーは海外でも活躍できるでしょう。
反対に言えば、海外で活躍するためにはまわりと差別化できるようなデザインスキルが必要と言えます。
デザインのアイディア作りに役立つおすすめのギャラリーサイトに興味がある方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
Webデザインのサンプルに最適!ギャラリーサイト30選をジャンル別に紹介2.仕事に支障がない語学力
海外で仕事をするためには、当然ですが語学力が必要です。
企業によっても求められるレベルは異なりますが、仕事や生活に支障がないほどの語学力は求められるでしょう。
どれだけWebデザイナーとしてのスキルがあっても、コミュニケーションが上手くとれずに仕事に支障がでてしまいます。
ビジネスで通用するレベルの語学力は必要になるでしょう。
語学力に自信がない人は、海外拠点の日本企業を選ぶなど日本語がメインで仕事ができる企業を探す必要があります。
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海外でWebデザイナーとして活躍するために必要な準備2つ
Webデザイナーとして海外での就職を考える際には、事前に行っておくべきことがいくつかあります。
ここでは、海外でWebデザイナーとして活躍するために必要な2つの準備を見ていきましょう。
- 作り込まれたポートフォリオ
- SNSで情報発信をする
1.作り込まれたポートフォリオ
海外の企業では、学歴や経歴よりもWebデザイナーとしてのスキルが重要視される傾向があります。
Webデザイナーとして、どんなことができるのかを証明するのがポートフォリオです。
就職を有利に進めるためにも、ポートフォリオは自分のスキルを最大限に伝えられるものを作りましょう。
行きたい国がまだ決まっていない場合は、英語で作るのが無難です。
Webデザインのポートフォリオの作成方法やデザインの参考サイトが知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
Webデザインのポートフォリオを徹底解説!作る手順を3ステップに分けて紹介2.SNSで情報発信をする
SNSでの情報発信もしておきましょう。
海外での就職を目指す方におすすめなのが、「LinkedIn(リンクトイン)」。
LinkedInはアメリカ生まれのビジネスシーンに特化したSNSです。
LinkedInを活用すれば、興味がある業界や会社の人と一対一で話す機会を作れるなど、就職活動を進めるうえで多くのメリットがあります。
海外での就職を目指すなら、ぜひアカウントを作っておきましょう。
海外でWebデザイナーとして働く方法3つ
海外でWebデザイナーとして働くためにはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、海外でWebデザイナーとして働く3つの方法を以下の通りにご紹介していきます。
- 海外展開をしている日本企業で働く
- 外資系企業で働く
- 外の現地企業で働く
それでは順番に見ていきましょう!
1.海外展開をしている日本企業で働く
1つ目は、海外にも拠点のある企業に勤める方法です。
海外に支店を持つ企業なら、海外に異動できる可能性があります。
日系企業であれば、それほど高い英語力を求められないケースが多いです。
まずは日本で仕事をして、そこから海外への異動を狙う方法なら就職のハードルも低くなるでしょう。
もっとも現実的な方法と言えます。
2.外資系企業で働く
外資系企業で働くのもひとつの方法です。
外資系企業に勤めていれば本社や他の国の支店など、海外勤務ができるチャンスがたくさんあります。
チャンスが多い一方で、高い英語スキルやデザインスキルが求められるなど就職のハードルは高いです。
難易度が高いぶん、外資系企業で海外勤務を実現すれば、今後のキャリアにもよい影響を与えるでしょう。
3.海外の現地企業で働く
海外の現地企業に直接応募して就職する方法もあります。
求人に応募するためには高い英語力や交渉力が必要ですが、採用されれば自信にも繋がるでしょう。
ハードルは高いですが、挑戦してみる価値はあるはずです。
フリーランスだとビザが取得できない場合もある
海外で仕事をしたいと考える人の中には、企業に勤めるのではなくフリーランスとして働きたいと考える人もいるでしょう。
フリーランスとして働く際には、海外に行く前に自分で就労ビザを用意しなければいけません。
ただし、国よってはフリーランスだとビザが取得できない場合もあります。
就労ビザを取得せずに、勝手にフリーランスとして仕事を始めるのは違法です。
最悪の場合、強制送還や高額な追徴課税を要求される場合もあります。
このような事態を避けるためにも、事前に希望する国のビザをしっかりと確認しておいてください。
海外でフリーランスとして働く際に知っておくべきビザ取得のポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
フリーランスでビザを取り、海外で活躍に出来る!今一番アツい国はどこ?Webデザイナーの海外求人を探す方法2つ
Webデザイナーとして海外で働くためには、求人情報を見つける必要があります。
では、海外求人を探すにはどうしたらよいのでしょうか?
ここでは、Webデザイナーが海外求人を見つける2つの方法をご紹介します。
1.転職サイトを活用する
1つ目は、転職サイトで求人情報を探す方法です。
海外就職向けの転職サイトを活用し、条件の合う求人を探します。
転職サイトにはさまざまな種類があり、中にはSNSのように扱えるサービスも。
転職サイトを通してさまざまな求人を見ることで、市場価値の理解にも繋がるでしょう。
海外求人を探すのにおすすめな転職サイトは次項でご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
2.転職エージェントを活用する
転職エージェントは、求職者の転職活動をサポートしてくれるサービスです。
転職エージェントを活用することで、
- 希望の求人を提案してくれる
- 非公開求人を紹介してくれる
- 条件の交渉を行ってくれる
- 就職に役立つ情報を教えてくれる
など、就職活動に役立つさまざまなサービスを受けられます。
外資系企業への転職活動の対策アドバイスなども行ってくれるため、初めて外資系への転職活動を行う人も安心です。
転職エージェントは、海外転職を成功させるうえで心強いサポートとなるでしょう。
おすすめの転職エージェントも次項でご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
海外就職に強い転職サイト5選
海外向けの転職サイトはたくさんあるため、どのサービスを活用するか迷ってしまうのではないでしょうか。
そこでここでは、Webデザイナーとして海外就職を目指す方におすすめな5つの転職サイトをご紹介します。
- iconicJob
- キャリアクロス
- Daijob
- Wantedly
気になるサイトがあれば、ぜひ活用してみてくださいね。
1.iconicJob
(出典:iconicJob)
「iconicJob(アイコニックジョブ)」は、アジアでの転職に特化したサービスです。
ベトナムなどアジアを中心とした海外勤務の求人や、日本のグローバル企業の求人などを数多く保有しています。
国内拠点、海外拠点それぞれに日本人スタッフが常駐しているのが特徴です。
海外転職支援で豊富な実績を誇る日本人キャリアアドバイザーが、海外での生活からキャリア相談まで対応してくれます。
海外への就職活動を行ううえで、日本語のサポートがあると心強いですよね。
アジアでの海外勤務を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
2.キャリアクロス
(出典:キャリアクロス)
「キャリアクロス」は英語やその他の言語に精通するバイリンガル人材が対象の転職サイト。
英文レジュメサンプルやカバーレターなど、外資系企業への転職を成功させるためのサポートが充実しているのが特徴です。
ハイクラスな求人がそろっているため、Webデザインのスキルや語学力を活かしたい方におすすめ。
3.Daijob(ダイジョブ)
(出典:Daijob(ダイジョブ))
「ダイジョブ」は国内最大級の、バイリンガルやグローバル人材に特化した転職サイト。
1998年に日本で初めてのバイリンガル専門サイトとして設立されてから、20年以上も続いている老舗の転職サイトです。
グローバルに強い企業であるため、外資系企業への転職に向いているサービスと言えます。
外資系企業からオファー直接が届く「スカウトサービス」があるのも魅力的です。
海外での自分の市場価値が知りたい方にもおすすめ。
4.LinkedIn
(出典:LinkedIn)
「LinkedIn(リンクトイン)」は、アメリカで生まれたビジネス上での繋がりを管理できるSNSです。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカをはじめとする海外ではSNSの使い分けが進んでいます。
プライベートはFacebook、ビジネスはLinkedInといったように使い分けて活用している人が多いのです。
LinkedInはSNS感覚で求人検索や面接の約束まで、転職活動を行えるおすすめのサービス。
他のSNSのようにいいね!やシェア、メッセージ機能などもあります。
LinkedIn上で、企業からスカウトメールを送信したり、ユーザー側は気になる求人に応募することも可能です。
海外では多くの人が活用しているため、登録しておいて損はないでしょう。
5.Wantedly
(出典:Wantedly)
「Wantedly」は、ビジネスSNSの一種でもある転職サイト。
求人の検索はもちろん、応募や企業とのやり取りもできる転職サービスです。
日本の企業はもちろん、海外の求人情報も数多く掲載されています。
他の転職サービスよりも気軽に転職活動を始められるがWantedlyの魅力。
「話を聞きに行きたい」ボタンで、気軽に転職活動ができます。
IT関連の求人が多いのも特徴です。
海外就職に強い転職エージェント4選
気になる転職サイトは見つかりましたか?
ひとつのサービスに絞るのではなく、自分に合いそうなサービスがあれば複数の会社に登録するのがおすすめですよ。
つづいては、海外就職に強い転職エージェントを4社ご紹介します。
- JAC Recruitment
- パソナキャリア
- マイケルペイジ
- ヘイズ
気になるエージェントがあれば、ぜひ登録してみてくださいね。
それでは順番に見ていきましょう!
1.JAC Recruitment
(出典:JAC Recruitment)
「JAC Recruitment」は、ロンドンで生まれた外資系転職エージェントです。
世界8カ国に展開しており、グローバルな転職のサポートが充実しています。
JAC Recruitmentは、30〜50代のキャリアを活かしたハイキャリア向けの求人が多いのが特徴。
ですが、20代でも語学力やスキルに自信がある方はぜひ活用してみてほしいサービスです。
ハードルは高くても、それだけ待遇のよい求人を紹介してくれます。
2.パソナキャリア
(出典:パソナキャリア)
「パソナキャリア」は大手人材派遣会社である「パソナ」が運営している転職サービス。
16,000社以上の取引実績がある信頼できる転職エージェントです。
質の高い求人が多く、手厚いサポート体制が整っているため、初めて海外への就職・転職活動を行う人も安心して利用できるでしょう。
3.マイケルペイジ
(出典:マイケルペイジ)
「マイケルペイジ」は外資系・日系グローバル転職に特化している転職エージェントです。
世界34ヶ国に拠点を持ち、日本では外資系企業に特化して転職支援サービスを行っています。
マイケルペイジでは、コンサルタントと英語でコミュニケーションをとるのが特徴。
そのため、ビジネスレベルの英語力がないと利用が難しいでしょう。
ハイキャリア向けの求人が多いため、語学力や高い専門性を持つ人はぜひ活用してみください。
4.ヘイズ
(出典:ヘイズ)
「ヘイズ」はイギリスで生まれた人材紹介・派遣サービス。
日本法人として2001年に東京で設立された3つの国内拠点を持つグローバル転職エージェントです。
インターネット・ソフトウェアなどのIT職種の求人が数多く掲載されています。
東京都内の求人が多いため、都市部での就職を考えている方におすすめです。
まとめ:Webデザイナーは海外で需要が高いが、簡単ではない
本記事では、Webデザイナーが海外で就職するための方法や活躍するために必要なスキルなどをご紹介しました。
Webデザイナーは海外でも需要の高い職種であるため、挑戦する価値はおおいにあるでしょう。
しかし、海外でWebデザイナーとして活躍するのは簡単なことではありません。
Webデザイナーとしての高い技術力はもちろん、語学力やコミュニケーションスキルも求められます。
さらに、持っている経験やスキルだけでなく、転職活動においてもハードルが高くなります。
簡単ではなくても海外や外資系企業での経験は、スキルアップはもちろん将来的にも役立つ実績となるでしょう。
グローバルに活躍するWebデザイナーを目指す方は、ぜひこの記事を参考に世界に羽ばたいてくださいね。
また、どの国に海外就職しようとかと迷っている方には、こちらの記事もおすすめです。
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