ネットワークエンジニアを徹底解説!仕事内容や必要なスキル、平均年収まで

2024.01.29
ネットワークエンジニアを徹底解説!

エンジニアにはさまざまな職種があります。

そのなかでも、

「ネットワークエンジニアってどんな仕事内容なんだろう?」
「ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアってどんな違いがあるの?」
「ネットワークエンジニアになるために必要なスキルや資格は?」

と疑問に思っていないでしょうか。

今回は、

  • ネットワークエンジニアの仕事内容
  • ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの違い
  • ネットワークエンジニアに必要なスキル
  • ネットワークエンジニアに有利な資格

などについてご紹介します。

「ネットワークエンジニアについて詳しく知りたい!」という方は、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

ネットワークエンジニアとは

パソコンで仕事をしている人

ネットワークエンジニアとは、コンピューターネットワークのシステム構築や保守運用などを行う技術者です。

企業内のコンピューターや電子機器同士をつなぐために最適なネットワーク(通信環境)のシステムを作り、長期的に管理します。

クライアント企業のニーズや状態に合わせて、「セキュリティをどうするか」「誰にどんな権限を与えるか」を検討し、ネットワーク環境を作るのです。

ネットワークエンジニアは、エンジニアではあるもののプログラムを書くことは少なく、ルーターやLANケーブルなどの電子機器を扱うことが多いという特徴があります。

具体的な仕事内容や業務範囲は企業によって異なるため、求人内容をよく確認することが大切です。


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ネットワークエンジニアの仕事内容4つ

ネットワークを扱う人

ネットワークエンジニアとはどういう仕事かについてお伝えしました。
インターネットが仕事に必要不可欠となった現在、企業内のネットワークシステムの構築は重要です。

では、ネットワークエンジニアの仕事内容にはどんな業務があるのでしょうか。

ネットワークエンジニアの仕事内容は、大きく4つに分けることができます。
企業によってすべての業務を一貫して担当する場合や、部分的に担当する場合があるでしょう。

ここでは、ネットワークエンジニアの仕事内容4つについてご紹介します。

  1. ネットワークの要件定義
  2. ネットワークの設計
  3. ネットワークの構築
  4. ネットワークの運用・保守

詳しく見ていきましょう。

1.ネットワークの要件定義

ネットワークエンジニアの1つ目の仕事は、ネットワークの要件定義です。

ネットワーク環境を求めているクライアントに対して、まず現状の課題やニーズをヒアリングし、「どんなネットワーク環境が必要か」を決めていきます

具体的には、

  • ネットワーク環境を導入する目的はなにか
  • 必要な規模はどれくらいか
  • どんな機能がほしいのか
  • 誰が扱えるようにするのか

など、ネットワークシステムの範囲や拡張性、信頼性、性能などの要件を決定

ここで定義づけた要件に沿って、ネットワークを設計・構築していくため、重要な仕事です。
クライアントと認識にズレがあっては一大事なので、丁寧に要件定義を進めます。

要件定義では、セキュリティや各種OS、サーバーなどに関する幅広い知識が必要です。
また、ヒアリング力や提案能力も求められます。

ネットワーク構築のなかでも最も上流の仕事であり、経験豊富なネットワークエンジニアが担当することが多いです。

2.ネットワークの設計

ネットワークエンジニアの2つ目の仕事は、ネットワークの設計です。

要件定義で決定した要件をもとに、ネットワークを構築するための設計を行います。

設計とは、最適なネットワークを構築・導入するために

  • どの回線を使うか
  • どの製品を使うか
  • 必要な製品の数はどれくらいか
  • 導入事例はあるか

ネットワークエンジニアの3つ目の仕事は、

などを検討し、決定する工程です。

ネットワークに導入する技術や製品が適しているかをテストする場合もあります。
問題がないよう、入念なチェックが必要です。

また、ネットワークの運用にかかるコストを算出するのも仕事のうち。
構築するネットワーク環境が運用コストに見合うかどうかも重要です。

技術や製品が決定したら、具体的なスケジュールや構築工程を書いた作業計画書(設計書)を立案して、ネットワーク構築に進みます。

3.ネットワークの構築

ネットワークエンジニアの3つ目の仕事は、ネットワークの構築です。

設計段階で作られた作業計画書をもとに、ネットワーク構築を行います。
実際に機器を設置して回線をつなぎ、ネットワークのインフラを作り上げるのです。

ネットワークの構築にかかる時間は規模によります。
多くの拠点をつなげる大規模ネットワークを構築する場合は、数ヶ月かかることも少なくありません。

ネットワークの構築では、最新の製品や技術、ケーブリングや機器の設置に関する知識が必要です。

構築が完了すれば、運用テストを行います。
問題がなければ、運用開始です。

4.ネットワークの運用・保守

ネットワークエンジニアの4つ目の仕事は、ネットワークの運用・保守です。

運用・保守の仕事では、ネットワークを監視して、トラブルが起きたときにすぐ原因を突き止め、解決します

クライアント企業が安心してネットワーク環境を使い続けられるよう、サポートするのです。

ネットワーク環境は、企業の業務に欠かせないものとなっています。
良好なネットワーク環境を維持することは、地道ながらとても重要な役割です。

ネットワークエンジニアとして経験が浅いうちは、運用・保守を担当することが多いでしょう。

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの違い

インターネットで社員とつながるイメージ

ネットワークエンジニアの仕事内容についてお伝えしました。
実は、ネットワークエンジニアに似ている仕事として、サーバーエンジニアがあります。

「ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアって何が違うの?」と疑問に思う方は多いです。

両者の違いは、ネットワークエンジニアの仕事が「ネットワークシステム」の構築・運用であるのに対して、サーバーエンジニアの仕事は「サーバー」を構築・運用すること

  • ネットワークエンジニア:個々のコンピューターをつなげる「ネットワークシステム」を構築・運用
  • サーバーエンジニア:リクエストに応じてデータを提供するコンピューターやプログラムである「サーバー」を構築・運用

構築・運用の対象が「ネットワークシステム」「サーバー」という点で異なります。

サーバーエンジニアが作るのはサーバーで、複数のサーバー同士をつなぐネットワークを作るのがネットワークエンジニアです。


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ネットワークエンジニアの平均年収は460万円

こちらを向くビジネスマン

ネットワークエンジニアの仕事について、サーバーエンジニアとの違いからお伝えしました。
仕事の流れは似ている両者ですが、構築・運用する対象によって区別して理解しましょう。

ネットワークエンジニアについて、気になるのが年収ではないでしょうか。
収入面は仕事の大きなモチベーションですよね。

ネットワークエンジニアの平均年収は460万円です。

エンジニアの平均年収のグラフ

(出典:doda職種図鑑)

日本国内の平均年収が436万円なので、高い水準にあります。

(出典:国税庁「民間給与実態調査」)

ネットワークエンジニア全体の約半数が300万円以上500万円未満という状況です。

ネットワークエンジニアに必要なスキル3つ

タブレットを扱う人

ネットワークエンジニアの平均年収についてお伝えしました。
比較的高い年収であるネットワークエンジニアですが、どんなスキルが必要なのでしょうか。

「ネットワークエンジニアに興味がある」という方は、まずはスキルを身につけることが大切です。

ネットワークエンジニアは専門性のある技術職なので、スキルが重視されます。
どんなスキルが必要なのか見ていきましょう。

ここでは、ネットワークエンジニアに必要なスキル3つをご紹介します。

  1. ネットワークエンジニアリング技術
  2. コンピューター関連の知識
  3. コミュニケーションスキル

詳しくご説明しましょう。

1.ネットワークエンジニアリング技術

ネットワークエンジニアに必要なスキルの1つ目に、ネットワークエンジニアリング技術があります。

具体的には、

  • ネットワーク階層
  • ネットワークプロトコル
  • アドレス体系
  • 符号化
  • データ送受信の仕組み

などの知識が最低限必要でしょう。

ネットワークに関する知識を身につけ、活用できることが重要です。

2.コンピューター関連の知識

ネットワークエンジニアに必要なスキルの2つ目に、コンピューター関連の知識があります。

たとえば、

  • クラウドコンピューティング
  • エッジコンピューティング
  • IoT
  • ビッグデータ
  • AI

など、最新のコンピューターの動向を押さえておく必要があるでしょう。

企業でも、上記のIT技術を導入したいと考えているところは多いです。

3.コミュニケーションスキル

ネットワークエンジニアに必要なスキルの3つ目は、コミュニケーションスキルです。

ネットワークエンジニアの仕事は、クライアントのヒアリングから始まります。
相手のニーズを汲み取り、正確に理解するコミュニケーションスキルは重要です。

クライアントの意図を汲み取れず、認識がズレた状態では、クライアントの満足するネットワークを提供できません。

クライアントは、ネットワークやシステムについての知識がない場合が多いです。

専門的なこともわかりやすく説明し、クライアントが求めているものを把握することが求められます。

ネットワークエンジニアに有利な資格5選

頂点で喜ぶ人

ネットワークエンジニアに必要なスキルについてお伝えしました。

ここでは、ネットワークエンジニアに有利な資格5選をご紹介します。

  1. 基本情報技術者試験
  2. ITパスポート試験
  3. ネットワークスペシャリスト試験
  4. 情報処理安全確保支援士試験
  5. シスコ技術者認定資格

順番に見ていきましょう。

1.基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」は、IPAが認定するIT技術者としての国家資格です。

IT業界で働くエンジニアがまず取得したい資格試験として注目されています。

取得することで、エンジニアに求められる基礎的な知識・技術が一通り身についていることを証明できるでしょう。

さらに高いレベルを目指すなら、「応用情報技術者試験」もあります。

2.ITパスポート試験

「ITパスポート試験」は、IPAが実施している、ITに関する基本的な知識があることを認める国家資格です。

IPAとは、経済産業省書簡の独立行政法人である情報処理推進機構のこと。
さまざまな国家資格を設置し、あらゆるIT技術の能力を認定しています。

ITパスポート試験は、エンジニアに限らず、IT技術を活用する幅広い人を対象とした資格です。

IT関連の知識以外にも、

  • 経営戦略
  • マーケティング
  • 財務
  • 法務
  • プロジェクトマネジメント

など、総合的な知識を問う内容となっています。

ネットワークエンジニアとしての専門性を証明するほどではないものの、知名度が高い資格で評価する企業も多いため、取得しておくと役立つでしょう。

3.ネットワークスペシャリスト試験

「ネットワークスペシャリスト試験」は、IPAが認定するネットワーク分野の国家資格です。

本資格を取得すれば、ITスキル標準のレベル4以上の知識・技能を持つことを証明できます。

資格取得に向けた学習では、

  • ネットワーク設計
  • 要求仕様の作成
  • 論理設計
  • 物理設計
  • ネットワーク構築

などに関する知識を学べるでしょう。

ただし、合格率は平成30年時点で15.4%と低く、難易度が非常に高い資格です。

ネットワークエンジニアとして実務経験を積んでから挑戦することをおすすめします。

4.情報処理安全確保支援士試験

「情報処理安全確保支援士試験」は、セキュリティ分野の国家資格です。

セキュリティ全般に関する知識が中心ですが、次のようなネットワークセキュリティの知識も問われます。

  • 暗号
  • 認証
  • PKI
  • IDS・IPS
  • WAF
  • プロコトル

平成30年時点の合格率は17.7と、難易度が高い資格です。

近年は、IT技術を導入する企業も増え、ネットワークセキュリティの需要が高まっています。

ネットワークエンジニアとして、セキュリティの知識も身につけると、仕事の幅が広がり、市場価値も高められるでしょう。

ネットワークセキュリティ分野に携わるネットワークエンジニアは取得を目指したい資格です。

5.シスコ技術者認定資格

「シスコ技術者認定資格」は、世界最大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズが実施している資格です。

取得すれば、同社の製品であるネットワーク機器を扱う技術はもちろん、ネットワーク関連の知識やスキルがあることを証明できます。

シスコ技術者認定資格には次の4つのグレードがあり、自分のレベルに合わせて受験可能です。

  • CCENT
  • CCNA
  • CCNP
  • CCIE

難易度が易しいのは「CCENT」ですが、ネットワークエンジニアとして知識があることを証明するなら、「CCNA」以上の取得がおすすめです。

転職や社内面談などのシーンでも役立ちます。
資格を活用して能力をアピールし、待遇アップやキャリアアップにつなげましょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス3つ

自信にあふれるビジネスマンたち

ネットワークエンジニアに有利な資格についてお伝えしました。
資格取得は、体系的な知識の習得や能力のアピールに役立ちます。

「ネットワークエンジニアになったら、その後のキャリアはどうなるの?」と気になる方もいるでしょう。

キャリアの選択肢を知ることで、より具体的にネットワークエンジニアとして働くイメージがつくはずです。

ここでは、ネットワークエンジニアのキャリアパス3つをご紹介します。

  1. スペシャリスト
  2. ゼネラリスト
  3. フリーランスとして独立する

さっそく見ていきましょう。

1.スペシャリスト

ネットワークエンジニアのキャリアパスの1つ目は、スペシャリストです。

スペシャリストとは、特定分野における専門家のような存在のこと。
ネットワークエンジニアとしての技術を極めて到達するキャリアと言えます。

ネットワークエンジニアとして実務経験を積み、さまざまな分野で専門性の高い知識やスキルを極めるのです。

たとえば、ネットワークセキュリティ分野の専門性を持つスペシャリストなどがあります。

2.ゼネラリスト

ネットワークエンジニアのキャリアパスの2つ目は、ゼネラリストです。

ゼネラリストは、プロジェクト全体を統括する役職になります。
より具体的には、プロジェクトマネージャー、ITコンサルタントがあるでしょう。

クライアントと交渉し、現場に指示をする能力が求められます。

  • コミュニケーションスキル
  • プレゼンテーションスキル
  • マネジメントスキル

など、高い対人スキルが必須です。

ネットワークエンジニアリングの現場で作業するのではなく、全体を見る立場といえます。

十分な経験とキャリアを積み、それらを活かして進むキャリアです。

3.フリーランスとして独立する

ネットワークエンジニアのキャリアパスの3つ目は、フリーランスとして独立することです。

ネットワークエンジニアとして十分な経験やスキルを積み、個人でも案件をこなせるようになれば、独立して働くこともできます。

フリーランスとして独立すると、自由に仕事を選ぶことができ、希望する分野に携わることもできるでしょう。

高いスキルや実績があれば、会社員時代よりも高収入を得ることも可能です。

まとめ:ネットワークエンジニアはニーズの高い仕事

今回は、ネットワークエンジニアについてご紹介しました。

ネットワークエンジニアは、企業のITシステム導入や運用に欠かせない存在です。

ITシステムを取り入れる企業は増えているため、今後も高い需要が続くでしょう。

ネットワークエンジニアになるには、ネットワークやコンピューターの知識が必要です。

興味がある方は、ネットワークエンジニアに向けて行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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