スクリプトとは?元々の意味やIT業界で使われる「スクリプト言語」について紹介
プログラミングを学習していると「スクリプト」という言葉を見る機会が増えると思います。
その中で、
「スクリプトの意味が理解できない」
「IT業界で使われるスクリプトって?」
「そもそもスクリプト言語って何?」
と困っている方も少なくないのではないでしょうか?
そこでこの記事では、
- 「スクリプト」と「スクリプト言語」の概要
- スクリプト言語のメリットとデメリット
- 代表的なスクリプト言語
- 「スクリプト言語」と「コンパイル言語」の違い
などについて詳しくご紹介していきます。
この記事を読めば、スクリプト言語の意味がしっかりと理解できるはずです。
スクリプト言語をマスターしたい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
スクリプトとは
スクリプト(script)とは、もともと「手書き」「台本」といった意味を持つ言葉です。
IT業界では、書いてすぐに実行できる簡易的なプログラムとして用いられています。
IT業界の中でもとくにプログラマーの間では、「スクリプト言語」という言葉がよく使われます。
これからITエンジニアを目指すのであれば、しっかりと理解しておきましょう。
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スクリプト言語とは
では、「スクリプト言語」とは具体的にどういった言語なのでしょうか?
スクリプト言語は、機械語への翻訳をせずにプログラムを実行できる言語です。
そのため、他の言語よりも簡単にできるプログラミング言語と言われています。
一般的なプログラミング言語は、
- プログラミング
- コンパイル(機械語への翻訳)
- 実行
という手順で動いています。
スクリプト言語では、2番のコンパイルの工程を飛ばせるため、プログラムを書いてすぐに実行することが可能なのです。
スクリプト言語は自然言語に近い簡単なコード記述だけで済むため、コーディングの負担が少ない言語と言えます。
スクリプト言語のメリット2つ
スクリプト言語は、コンパイルを必要としない言語であることがわかりました。
ここからはさらに理解を深めるためにも、スクリプト言語のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
まずは、スクリプト言語の2つのメリットからご紹介します。
- 開発効率がいい
- 初心者でも挫折しにくい
それでは順番に見ていきましょう!
1.開発効率がいい
スクリプト言語は、プログラミング言語の中でも簡単な記述で実行できるのが特徴です。
コンパイルが不要となるため開発が行いやすいことはもちろん、デバッグもしやすいです。
デバッグとは、バグと呼ばれるプログラムの間違いを見つけ排除する作業を指します。
開発やデバッグなど開発に必要不可欠な業務が行いやすいことから、スクリプト言語は開発効率がよいと言われているのです。
2.初心者でも挫折しにくい
初心者でも挫折しにくいのもスクリプト言語のメリットです。
スクリプト言語は、プログラミング言語の中でも比較的学習しやすいと言われています。
その大きな理由には、
- 比較的コードが短くわかりやすい
- コンパイルが不要である
などの理由が挙げられます。
プログラミングは言語によって難易度が異なります。
その中でもスクリプト言語は比較的初心者から学習しやすい言語なのです。
プログラミング初心者は、まずはスクリプト言語から習得を目指すことでスムーズに学習を進めていけるでしょう。
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スクリプト言語のデメリット3つ
スクリプト言語は他の言語と比較しても理解しやすい言語であるため、開発効率がよいメリットがあることがわかりました。
では、反対にスクリプト言語にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、以下の3つのデメリットについてご紹介していきます。
- 実行環境が限定されるケースがある
- 実行速度が比較的遅い
- 大規模開発には不向き
それでは順番に見ていきましょう!
1.実行環境が限定されるケースがある
言語によっては実行環境が限定されるケースがある点は、スクリプト言語のデメリットと言えます。
プログラミング言語はそれぞれ特徴があり得意なことも異なります。
たとえば、JavaScriptはWebブラウザ上でしか実行できません。
このように、言語によって利用には一定の制約がある点も覚えておきましょう。
2.実行速度が比較的遅い
スクリプト言語は1行ずつ実行するのが一般的。
そのため他のプログラミング言語よりも実行速度が比較的遅いと言われています。
スピード感が求められる開発現場には向いていないと言えるでしょう。
3.大規模開発には不向き
小規模開発では開発効率が高いなどのメリットがある反面、スクリプト言語は大規模開発には向いていません。
実行速度が比較的遅いため、大量のデータや高速な処理が求められる開発には不向きなのです。
スクリプト言語は習得しやすいなどのメリットもあるものの、デメリットもあります。
そのため目的によってプログラミング言語を選択するようにしましょう。
代表的なスクリプト言語6選
スクリプト言語は、利用目的によって使い分ける必要があります。
使い分けるためには、どのようなスクリプト言語があるのかを把握する必要があります。
では、どのようなスクリプト言語があるのでしょうか?
ここでは、代表的な6つのスクリプト言語をご紹介していきます。
- JavaScript
- Python
- PHP
- Ruby
- Lua
- Perl
それでは詳しい内容を順番に見ていきましょう!
1.JavaScript
「JavaScript(ジャバスクリプト)」は、Webブラウザ上で実行できるスクリプト言語。
Webサイトに動きをつけられるのが特徴です。
ホームページ上で画像がスライドしたり、動くアニメーションを見たことがありませんか?
このような動きのあるものは、JavaScriptによって作られています。
JavaScriptはほとんどのWebサービスで使われている言語であるため、日本に限らず世界中で人気がある言語のひとつです。
さらに、初心者でも比較的学びやすく挫折しにくい言語と言えます。
JavaScriptの特徴や習得するメリットなどについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
JavaScriptはプログラミングの入門に最適な言語!特徴や記述方法を初心者向けに解説2.Python
「Python(パイソン)」は、AI(人工知能)開発に使用されるケースが多いプログラミング言語。
近年のAIブームとともに、今後も高い需要が予想できる言語のひとつです。
PythonはAI開発の他にも、
- アプリケーション開発
- システム管理
- 科学技術計算
- Webシステム
など、汎用的な用途に用いられます。
さらに、「わかりやすさ、読みやすさ」を重視して開発されているため、初心者でも習得しやすいでしょう。
AI開発に興味がある方にはぜひ習得していただきたい言語です。
Pythonについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
Pythonはどんなプログラミング言語?メリットやおすすめの学習サイト5選も紹介3.PHP
「PHP(ピーエイチピー)」は、WebサービスやWebアプリ開発に多く使用されるプログラミング言語。
スクリプト言語の中でも、世界中で人気の高い言語として有名です。
PHPは日本だけでなく世界中に多くの利用者がいるため、インターネットで検索すれば豊富な情報を得られます。
情報量が多ければ、エラーや不明点が出たときにも調べれば解決策が見つかりやすいです。
これは、プログラミング初心者にとって嬉しいポイントと言えるでしょう。
さらに、PHPはコードがわかりやすいことから、初心者でも理解しやすい言語です。
習得難易度が比較的低いにもかかわらず、需要が高い言語であるため学習するメリットは大きいと言えるでしょう。
PHPについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
プログラミング言語「PHP」を徹底解説!おすすめの学習サイト5選も紹介4.Ruby
「Ruby(ルビー)」は、日本人のまつもとゆきひろ氏によって1995年に開発されたプログラミング言語です。
Rubyは、「楽しさ」に焦点をあてて作られたプログラミング言語。
実際に、コードがとてもシンプルでわかりやすく初心者にも人気があります。
日本で生まれた言語であることから、日本語で得られる情報が多いのもメリットのひとつ。
さらに、Rubyは開発のスピード感や効率性の高さから近年では需要が高まってきています。
一方で、Rubyを扱える技術者は少ないため、企業が高年収を提示するケースも少なくありません。
これから習得するメリットは大きいと言えるでしょう。
Rubyについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
Rubyとは?3つの特徴や学びやすい理由を解説!メリットとデメリットも紹介5.Lua
「Lua(ルア)」は、主にゲーム業界で使われるプログラミング言語。
C言語に組み込んで利用すること想定して作られました。
Luaは、スクリプト言語の中でも最速のプログラミング言語と知られています。
軽量で組み込み系に使えるのが特徴です。
また、WindowsやLinux、Macなど幅広いOSに対応しており、汎用性の高いプログラミング言語でもあります。
人気絶頂時に比べて需要は減っているものの、今後は高まっていくことが予想されます。
なぜなら、IoTの登場によりC言語の需要がここ数年で増加傾向にあるからです。
C言語の需要が高まれば、C言語の組み込みに最適なLuaの需要も増える可能性は高いでしょう。
ゲーム開発に興味がある方におすすめのプログラミング言語です。
6.Perl
「Perl(パール)」は、Web開発に用いられることが多いプログラミング言語。
1987年に生まれた長い歴史を持つプログラミング言語として知られています。
Perlはテキスト処理に優れているのが大きな特徴です。
他のスクリプト言語と比較して、高速でテキスト処理を行えます。
また、記述がシンプルで読みやすいためプログラミング初心者でも比較的習得しやすいでしょう。
歴史が長く利用者も多いため、たくさんの情報を得られる点も魅力的です。
スクリプト言語とコンパイル言語の違い
スクリプト言語とよく混乱してしまう言葉に「コンパイル言語」があります。
そもそもコンパイル言語とは何なのでしょうか?
プログラミング言語をコンピューターが理解し、処理を実行するためには機械語に翻訳する必要があります。
この、機械語に翻訳することを「コンパイル」と言います。
コンパイルをスクリプト言語は行いません。
一方で、コンパイル言語は実行ファイルを作成する段階でコンパイルを行います。
このように、スクリプト言語とコンパイル言語とは実行方式において違いがあるのです。
また、コンパイル言語はコンパイルを行うため実行スピードが速いのが特徴です。
スクリプト言語は大規模なシステムに不向きですが、コンパイル言語は向いています。
スクリプト言語とコンパイル言語の違いをしっかりと理解して、目的に合わせて使えるようにしましょう。
まとめ:スクリプトは身につけておきたいスキル
今回は、スクリプト言語の概要やメリット・デメリットなどについてお伝えしました。
スクリプト言語は、コンパイルが不要でコードが比較的簡単なことから初心者でも習得しやすい言語です。
これからプログラミング学習を始めるなら、まずはスクリプト言語から学習してみるとよいでしょう。
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