電子メールを使って読者に情報配信している方の中には、HTMLを使ってメールのデザインを整えたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

HTMLメールのテンプレートを利用することで、HTMLの知識がなくても綺麗なデザインのメールを作成できます。

今回、DMM WEBCAMP MEDIAは、HTMLメールの特徴や、簡単にHTMLメールが作成できるおすすめテンプレートを紹介していきます！

この記事を読むことで、HTMLメールのテンプレートをどのように利用するのか理解できます。

HTMLメールのテンプレートを利用したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください！

HTMLメールとは

HTMLメールとは、HTMLで作成されたメールのことです。HTMLメールを活用することで、画像の埋め込みや背景色の変更、レイアウトを変更して幅広いデザインを実現できます。

HTMLを使って見やすいデザインにすることで、メールの内容が読者に伝わりやすくなります。紹介した商品の購入率アップも期待できるでしょう。

たとえば、楽天のサービスである「楽天ビューティー」では、下記のようにクーポン券の発行や、美容室の予約方法をHTMLメールでわかりやすく配信しています。

上記のように、クーポンを利用する方法から予約方法まで、画像や文字を使ってわかりやすく表現できます。

HTMLメールはGmailやOutlookのように、身近で使われている電子メールで利用できるので、使い方さえ理解すれば誰でも作成できます。

HTMLについてより詳しく知りたい方は、下記の記事も参考になるでしょう。

【初心者向け】HTMLの正しい書き方まとめ｜各要素・タグの使い方を解説

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HTMLメールのテンプレートとは

HTMLメールのテンプレートとは、HTMLを使ってメール用に作成されたひな形のことで、さまざまなレイアウトが存在します。

中には、HTMLを触らず、ボタンや文章をWeb上で追加できるテンプレートも存在します。HTMLの知識がなくても作成できるのは、テンプレートを利用する最大の魅力といえるでしょう。

デザインやレイアウトがほぼ完成されているので、デザイン知識がない方でも、クオリティの高いHTMLメールが作成できるというメリットがあります。

以前は、セキュリティ面やレイアウト崩れの恐れからあまり利用されていませんでした。しかし近年では、レスポンシブ対応はもちろん、複数のメーラーに対応しています。

HTMLメールテンプレートのメリット

HTMLメールやテンプレートを利用することで、下記のようなメリットがあります。

メールを使って商品販売する方や、メルマガの満足度を高くしたい方からすると魅力的なメリットについて解説します。

HTMLメールが簡単に作成できる

HTMLメールのテンプレートは、デザインのひな形がすでに決まっているので、1からデザインする必要がありません。また、HTMLの知識がなくてもおしゃれなデザインを実現できるというメリットもあります。

中には、ヘッダーやフッターなど各項目にテンプレートが分断されており、項目の順序を切り替えて自分好みにデザインできるテンプレートもあります。

細かい部分をカスタマイズするには、HTMLの知識が必要になりますが、テンプレートだけでも十分読者の満足度を高められるでしょう。

作業効率が上がる

HTMLメールのテンプレートを使うことで、1からHTMLをコーディングする必要がなく、デザインに合わせて文字を差し替えるだけで作成できます。

HTMLメールのテンプレートはネット上に多数存在するので、発信するメールに合わせたテンプレートを探すのも簡単でしょう。

効果測定ができる

HTMLメールにGoogleアナリティクスを導入することで、メールを送ったユーザーの行動を数値化できます。

Googleアナリティクスとは、Googleが開発した無料のアクセス解析ツールのことです。Googleアナリティクスをhtmlメールに組み込むことで、以下の情報をチェックできるようになります。

効果測定できると、メールマガジンで商品が売れる特徴や、どれくらいの方が実際にメールを読んでくれているのか把握できます。

商品の購入率アップにつながる

HTMLメールを使うことで、効果測定と見やすいデザインが簡単にできるので、メールから商品を買ってくれる読者が増えることにもつながります。

テキスト中心のメールよりもHTMLメールの方が見やすく、情報が整理されているのでクリック率が高くなります。

また、HTMLメールで購入されたボタンや場所を測定できるので、効果測定の数値を見てメールの改善点を把握できます。

読者が反応していない点を改善することで、商品の購入率を上げることができるでしょう。

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HTMLメールテンプレートのデメリット

HTMLメールのてプレートは、利便性に優れているものの下記のようにデメリットに働くこともあります。

HTMLメールのテンプレートは、ひな形が決まっているので簡単に作成できますが、自分好みにカスタマイズするにはHTMLの知識が必要になります。

また、テンプレートにボリュームがあり、画像が多くなるとメールの容量が大きくなります。

容量の大きさが原因でメール到達が遅れる可能性もあるので、画像を利用する際は圧縮し、長すぎないテンプレートを利用することをおすすめします。

HTMLメールのテンプレートを選ぶときのポイント

HTMLメールのテンプレートは多数あり、どれを選んだらよいのか迷う方もいるのではないでしょうか。

HTMLメールを作成しやすく、表示崩れのないテンプレートを選ぶためにチェックするべき3つのポイントについて解説します。

レスポンシブ対応の有無をチェック

レスポンシブ対応とは、ユーザーが利用している端末にデザインを対応させることです。

レスポンシブ対応していないと、スマホやiPadで見たときにレイアウトが崩れていたり、文字サイズが小さくて見づらくなります。

読者にストレスなくメールを読んでもらうためにも、HTMLメールテンプレートのレスポンシブ対応は必須と言えるでしょう。

テンプレートの種類をチェック

HTMLのメールテンプレートには、HTMLの内容が公開されているテンプレートと、Web上で編集できるテンプレートの2種類あります。

HTMLの内容が公開されているテンプレート

HTMLを直接コピペするだけで作成できるテンプレートです。

たとえば、下記のように公開されているHTMLメールのテンプレートをコピーして、電子メールに貼り付けるだけでテンプレートを利用できるようになります。

上記は、GitHubという、Web上にプログラミングコードを保管できるサービスを利用して、HTMLメールのテンプレートが公開されています。

HTMLが公開されているテンプレートのレイアウトやデザインを変更するには、HTMLとCSSの知識が必要になります。

そのため、HTMLとCSSを使って画像を追加したり、レイアウトを変更できる方におすすめです。

Web上で編集できるテンプレート

HTMLメールのテンプレートを配布しているWebサービス上でテンプレートを編集できます。レイアウトから文字サイズ、画像まで幅広く変更可能です。

上記は、BeeFreeというWeb上で編集できるテンプレートの画面です。左側がメールのデザインで、右にあるアイコンを使ってテキストや画像を追加できます。

デザイン部分を直接クリックして、コンテンツの順序を変えることも可能。HTMLの知識がなくても自分好みのレイアウトにできるでしょう。

対応しているメールソフトをチェック

近年は3大キャリアの専用メールだけでなく、GmailやOutlookなど多数のメールソフトが利用されています。

各ソフトによってHTMLとCSSの役割が若干違うので、ひとつのメールで綺麗に表示されても、他のメールではレイアウトが崩れてしまうことがあります。

そのため、HTMLメールのテンプレートを選ぶには、対応しているメールソフトを確認することが大切です。

ほとんどのテンプレートは一般的に使われているメールに対応していますが、念のために対応しているメールソフトを確認することをおすすめします。

HTMLメールのおすすめ無料テンプレート10選

無料で使えるHTMLメールのテンプレートを知っておくことで、利用できるデザインも多くなり、読者の目を引くメール配信ができるでしょう。

無料で手軽に利用できる、HTMLメールのおすすめテンプレートを10つ紹介します。

ZURB

ZURBは、HTMLファイルをダウンロードすることで利用できるテンプレートで、シンプルな5つのデザインを利用できます。

ほぼ全てのメールソフトに対応しているので、テンプレートの文字と画像を差し替えて、HMTLをメールにコピペするだけで利用できます。

ZURBの公式ページからダウンロードしてすぐ利用できるので、画像と文字を差し替えるだけで利用できます。

デザインを変更するには、HTMLとCSSを直接編集する必要があるので、HTMLとCSSの知識があり手軽に利用したい方におすすめです。

ZURBのテンプレート

Dyspatch【Free Open Source HTML Email Templates 2020】

Dyspatchには12種類のテンプレートが用意されており、テンプレートの内容をドラッグ＆ドロップすることで直感的に操作できます。

上画像のように、左にあるタイトルやボタンのセクションを、右に移動させることで自分好みのテンプレートを作成できます。

テンプレートが完成したら、画面右上にある青いボタンの「Export」をクリックし、名前とメールアドレスを入力するとダウンロードできます。

テンプレートのボリュームを自分で決められるのも魅力のひとつ。簡単にレイアウトを追加できるので、コンテンツを詰め込みすぎないように注意しましょう。

Dyspatch公式サイト

Cerberus

Cerberusは、3種類のシンプルなレイアウトを利用できるテンプレートです。

テンプレートの種類によって対応している端末やOSが違うので、事前にチェックしておきましょう。

どのデバイスでもレイアウトを統一したい場合は、Fluid Templateがおすすめです。レスポンシブ表示したいときはHybrid Templateを選ぶと良いでしょう。

シンプルなレイアウトで作成したいときにおすすめのテンプレートです。

Cerberus公式サイト

Antwort

Antwortは、3種類のメールテンプレートを利用でき、GitHubにHTMLが公開されています。テンプレートは下記の3つが用意されています。

3種類ともシンプルな作りになっているので、カスタマイズを前提として利用したい方に適しているでしょう。

全て英語表記ですが、利用されているHTMLとCSSの解説もされています。

AntwortのGitHub

BeeFree

BeeFreeは、HTMLの知識がなくてもレイアウトを変更できる、HTMLのメールテンプレートです。

無料プランとフリーランス用や会社用の有料プランがありますが、無料でも下記のように豊富な数のテンプレートが利用できます。

テンプレートは画像や文字を差し替えるだけでなく、自分の好きな場所にドラッグ&ドロップで移動できます。

テンプレートの画面幅を調節したり、カラム数を自分で設定して好きな位置にコンテンツを追加することも可能。BeeFreeを初めて利用する方でも、直感的に利用できるでしょう。

有料プランを利用すると、編集中のテンプレートを保存したり、PDFとしてダウンロードできるようになります。

BeeFree公式サイト

99designs

99designsはオーストラリアにあるデザイン会社で、3種類のHTMLメールのテンプレートを提供しています。

HTMLだけでなく、Photoshopデータもダウンロードできるという特徴もあります。

海外の企業ではありますが、全て日本語で説明されているので、ダウンロード方法に迷うことなく利用できるでしょう。

99designsのHTMLメールテンプレート

Free newsletter templates by CakeMail

CakeMailは、7つのジャンルから55種類以上のテンプレートを無料提供しています。

Webサイトの作りはシンプルで触りやすく、ジャンル選びからダウンロードまで迷うことなく操作できるでしょう。

ビジネスジャンルから、ハロウィンやクリスマスなどのシーズンに応じたテンプレートまで、幅広く利用できるのがCakeMailの魅力とも言えます。

色鮮やかで完成されたデザインが多いので、画像や文字、色合いを変えるだけでもおしゃれなHTMLメールとして活用できるでしょう。

CakeMailのテンプレートページ

Benchmark

Benchmarkは、無料トライアル会員になることで、500種類以上のテンプレートから選んで利用できます。

HTMLメールエディターを使って、Web上でドラッグ&ドロップしてレイアウトを変更できます。また、画像の編集もできるので、Benchmarkひとつでメール作成が完結します。

レスポンシブにも対応しており、どの端末でもレイアウトが崩れることなく表示されます。

無料トライアル期間が無期限なのも嬉しいポイントです。

テンプレートだけでなく、ステップメールの配信も行っているので、ビジネス目的でHTMLメールのテンプレートを利用する方におすすめです。

Benchmark公式ページ

CampaignMonitor

CampaignMonitorは、80種類以上のテンプレートを無料で利用できます。

8種類のジャンル別に分けられてるので、目的に合ったテンプレートをスムーズに見つけられるでしょう。

また、Web上のエディターで簡単に編集ができ、下記のようにプレビュー画面でPCとスマホ画面でどのように見えるのかチェックできます。

SNSボタンや動画の埋め込みなども可能なので、HTMLメールの幅を広げてくれるでしょう。

CampaignMonitorのテンプレートページ

Free Responsive Email Template – Part I

テンプレートの数は1つだけですが、シンプルかつ論理的に作られたデザインで、SNSで人気になるほどのテンプレートです。

HTMLファイルをダウンロードして利用するので、HTMLを編集できる方におすすめです。シンプルながらも綺麗で整ったレイアウトなので、色合いや画像を変えるだけでも十分活用できるでしょう。

Free Responsive Email Template – Part I

HTMLメールのおすすめ有料テンプレート5選

HTMLメールの中には、有料で販売されているテンプレートもあります。その中でも、比較的容易に利用できる有料テンプレートを5つ紹介します。

GreatMail

GreatMailは、Web上でレイアウトを変更できる有料テンプレートで、18ドルで購入できます。

Web上でデザインを編集して、好きなレイアウトに組み換えることが可能です。また、データの保存もできます。

画像を主体としてデザインされているので、利用するときは画像を圧縮してデータ量が大きくないように注意しましょう。

GrateMailのデモサイト

Market

Marketは、下記のように8種類のレイアウトが用意されており、24種類の色合いから好きな色を選んでテンプレートに反映できます。

価格は20ドルで、HTMLファル以外にも、PNGとPSD形式でダウンロードできます。

テンプレートビルダーを利用して、ドラッグ&ドロップで簡単にレイアウトを変更できる点も魅力的です。

Market公式ページ

Presenta Marketing Email-Template + EmailBuilder

Presentaは、商品ページから購入ページまで、それぞれ役割の違う8つのテンプレートを利用できます。

HTMLメールを使って、商品の紹介から販売まで行いたい方に適しているでしょう。

上記のように、テンプレートの色合いや背景、レイアウトを直感的に変更できます。価格も18ドルと良心的な値段です。

Presenta商品ページ

Storesletter HTML email-marketing template to sell

Storesletterは、3つのレイアウトを4種類の色合いで調節できるので、合計12パターンのテンプレートを利用できます。

30種類以上のメールソフトで実際の動きを確認しているので、安心して利用できます。

価格は15ドルと低価格なので、安くてレイアウト崩れの心配がないテンプレートを利用したい方におすすめです。

Storesletter公式サイト

Business Email Marketing Templates – EBusiness Newsletter

EBusiness Newsletterは10つのレイアウトが利用でき、デザインの色合いを11通り変更できるので、合計110種類のテンプレートを活用できます。

また、幅広いメールソフトに対応しており、古いソフトだと、Outlookの2020年バージョンから対応しています。

公開されているメールアドレスに質問を送ることもできますが、説明表記は全て英語なので、英語を理解できる方におすすめです。

EBusiness Newsletter公式ページ

自分好みのHTMLメールテンプレートを探す方法

「無料のテンプレートを見たけれど、自分好みのサービスが見つからない」

このような方におすすめなのが、Envato Market（エンバト・マーケット）という世界最大の素材サイトです。

有料にはなりますが、HTMLメールのテンプレートも数多く販売されています。

Envato Marketの利用手順は下記になります。

約1,000種類以上のテンプレートが販売されているので、自分好みの商品を見つけることができるでしょう。

HTMLメールのテンプレートを使って読者の満足度を上げよう

今回、DMM WEBCAMP MEDIAでは、HTMLメールを簡単に作成できるおすすめテンプレートについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

HTMLメールの作成には、HTMLの知識が必要です。しかしテンプレートを利用することで、HTMLの知識がなくても利用できるようになります。

復習として、HTMLのテンプレートを選ぶときは、下記の項目をチェックして選ぶことをおすすめします。

ぜひ参考にしてみてくださいね！

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